2023年8月2日水曜日

The Pen Friend Club☆大谷英紗子・休団前ラストステージ・インタビュー


 The Pen Friend Club(ザ・ペンフレンドクラブ 以下ペンクラ)のサックス奏者、大谷英紗子(おおたに あさこ)が、8月26日の下北沢LIVE HAUSのライヴをもって休団することになった。
 2016年4月の加入以来7年余りの期間をペンクラ・メンバーとして支え、バンド・サウンドの幅を広げ、ヴィジュアル面からもその貢献度は極めて大きい。 

 ペンクラ加入は4代目ボーカリスト藤本有華とほぼ同時期で、レコーディングは4thアルバム『Wonderful World Of The Pen Friend Club』から参加しているが、筆者としては7月19日に最新リミックス・ヴァージョンが配信リリースされたばかりのシングル『ふたりの夕日ライン/微笑んで』での演奏が記憶に残っている。特に「微笑んで」は平川のビートルズ(ポール・マッカートニー)・オマージュが色濃く出た名曲で、平川によるアグレッシブなギター・ソロの後、大谷の緩やかで大らかなテナーサックス・ソロが続くといったコントラストが新鮮だった。今回のリミックスでは更に分離が良くなり、コーダへの展開が劇的にドラマティックにモディファイされたので、是非入手して聴いてみて欲しい。

『ふたりの夕日ライン/微笑んで』

 休団ということで一時的にペンクラでの活動を休むということらしいが、彼女の早期復帰を希望しているファンのために、ここでは独占ミニ・インタビューと彼女が選曲したプレイリストを紹介するので聴きながら読んで欲しい。


●そもそも現役音大生としてクラシックを学んでいた大谷さんが、ペンクラに加入することになった経緯をお聞かせ下さい。

◎大谷:私がクラシックの仲間と路上ライヴをしたことがきっかけで、ペンクラと繋がっていた方のSNSをフォローすることになり、その方のタイムラインにペンクラに関しての記述がありました。音源を聴くと自分の好きだなぁと思う音で、ペンクラを知ることになりました。リーダーはそういう「アンテナが向いている人」を見つけるのが上手なので(笑)、すぐにSNSをフォローされました。 
 そうしてライヴに自ら予約して聴きに行ったところ、サックス吹けるなら「夏のペーパーバック」のレコーディングだけ参加してほしい、という話から加入のお話しをしていただき、あれよあれよという間に今に至ります。


●7年以上の長い期間ペンクラのメンバーとして在籍した中で、最も印象に残っているエピソードをお聞かせ下さい。

◎大谷:台風の影響により代打でレコードのイベント(いいスピーカーで聴く会)でおしゃべりをさせていただいた時、経験がない中、率直な感想をいつもの調子でぺらぺらとお話しさせていただいたことです。
 レコードの聴こえ方などを自分の耳で体感することができ、とても貴重な経験でした。レコーディングした音ののり方がCDよりもよりリアルに、CDだと限界のある自分の吹いたままのダイナミクスやニュアンスが音に乗っていて感動しました。


●これまでの在籍期間、レコーディングや多くのライヴを通して、ご自分がフェイバリットとして挙げたいペンクラのナンバーをいくつか選んで、その理由を教えて下さい。 またペンクラ以外にご自身が好きで聴いている楽曲をジャンルレスでお答えください。

◎大谷: 
1.これまでの在籍期間、レコーディングや多くのライヴを通して、ご自分がフェイバリットとして挙げたいペンクラのナンバー
■君と僕のメロディ
■When The Night Goes Down In The City
■Crocodile Rock
■Do I Love You
■For Once In My Life

2.ペンクラ以外にご自身が好きで聴いている楽曲
■Paradigme / La Femme (『Paradigmes』 / 2021年)
■Fun(feat.Tove Lo) / Coldplay
 (『A Head Full of Dreams』 / 2015年)
■La Cuenta Por Favor / Jeffrey Osborne 
(『One Love-One Dream』 / 1988年)
■Chandelier / Sia(『1000 Forms Of Fear』 / 2014年)
■6,8,12 / Brian McKnight (『Back At One』 / 1999年)
■Just The Two Of Us / Grover Washington Jr , Bill Withers
 (『Winelight』 / 1980年)
■To Love You More / Celine Dion
(同名シングル / 1995年)



撮影(下記サクソフォンリサイタル分含む):©Ayane Shindo


●ペンクラ休団中は、サックス奏者として様々な活動をされると思いますが、どのような展望があるでしょうか?

◎大谷:新しい環境の中でどのように音楽と共に過ごしていけるのか、まだ未知数ではありますが、チャレンジすることを忘れず、高みを目指して精進したいと思います。 


●残り少ないペンクラでのライヴについてアピールをお願いします。

◎大谷:いつも本番はかけがえのない時間だなと思っておりますが、ひとつひとつのステージを大事に楽しみたいと思います。


●では最後にペンクラ・ファンの皆様に一言お願いします。

◎大谷:ステージから盛り上がっているファンの皆さんを見ていることが本当に大好きでした!何か演奏に変化があると気がついて下さったり、掛けて下さる言葉のひとつひとつが励みとなっておりました。
 音楽で繋がったご縁は途切れることはないと思っております。またすぐお会いしましょう! 

 
【ライヴ情報】

8月6日(日・昼) 
上野恩賜公園野外ステージ 
『ワイキキと雨のサマーコンサート』

開場:12:00
 開演:13:00
終演予定時間:18:30
出演:
ELEKIBASS
kiss the gambler
Smooth Ace
The Pen Friend Club
夢見る港
ナカムラハヤト(空中カメラ/ Magic, Drums & Love)
 出店:
Bar雨
AMOAKO FOODTRUCK

チケット代: 
・3,800円+1ドリンク
・小学生 1,000円
・未就学児童無料(ともに保護者同伴)
全席自由・整理番号順入場
※屋根付き・雨天決行
※入退場自由(受付時にリストバンドの着用をお願いします)

【観覧:e+】



8月26日(土・昼) 
下北沢LIVE HAUS
『SHE'S GOT RHYTHM!』

The Pen Friend Club
℃-want you! & 空中カメラ
Hazy Sour Cherry

【DJ】
キャロル・アイ
◆ご予約 
【ペンクラHPチケットご予約フォーム】
入場整理番号なし。


 
【大谷英紗子サクソフォンリサイタル】 

◇日 時 
2023年8月9日(水) 
開演:19:00(開場18:30) 
 
◇会場 豊洲シビックセンターホール(豊洲駅徒歩1分) 

◇プログラム
シューマン/3つのロマンス(アルトサクソフォン版) 
モリネッリ/ニューヨークからの4つの絵
トマジ/バラード
グラズノフ/サクソフォン協奏曲(サクソフォン8重奏伴奏版)

◇チケット
一般:3,000円
学生:2,000円
(当日券500円増)
特別応援チケット:10,000円
チケット予約フォーム🔻

 ◇出演者
サクソフォン 大谷英紗子
ピアノ AKIマツモト
グラズノフ8重奏メンバー
飯塚恭平、鏡 花音、髙橋龍之介、木村百花、
小熊祥太、甘利美侑、歌頭 諒、金山佑真

◇主催
大谷英紗子サクソフォンリサイタル実行委員会

◇協賛
株式会社ヤマハミュージックジャパン
株式会社ドルチェ楽器

◇後援
日本サクソフォーン協会



【クラウドファンディング開始】

【新体制ザ・ペンフレンドクラブ
NEWアルバム『Back In The Pen Friend Club』
制作&レコ発ツアー応援プロジェクト】

うぶごえ・プロジェクトページ


(設問作成・編集・テキスト:ウチタカヒデ


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