The Pen Friend Club(ザ・ペンフレンドクラブ 以下ペンクラ)の5代目ヴォーカリストMegumiが、2月18日の柏・Studio WUUでのライブをもってバンドを去ることになった。
20年3月にペンクラ加入後メインボーカルを務めライブ活動をはじめ、昨年9月にリリースした8thアルバム『The Pen Friend Club』(SZDW1105)では、同作のカラーを決定つけた見事な歌声を披露していた。筆者としてはこのアルバムから続く作品群を強く望んでいたので、約3年という期間での彼女のバンド卒業は非常に残念でならない。
参加したレコーディングした作品は、2020年8月の7インチ・シングル『一本の音楽/八月の雨の日』(SZDW-1086)をはじめ、翌年6月には同じく7インチの『Chinese Soup / Mind Connection』(SZDW-1105)、そして前出の『The Pen Friend Club』と決して多くはなかったが、その歌声と存在感はペンクラには欠かせない存在だった。
ここではそんな彼女の、ペンクラのボーカリストとして最後のインタビューをお送りする。
◎Megumi:個性豊かなメンバーと一緒に活動してきた3年間は印象に残ることばかりでした。
一つに絞るのは難しいですが、エピソードとしてパッと思いついたのは、リーダーが大阪/名古屋の遠征時、行きの新幹線に衣装を置き忘れてしまったことでしょうか。
もうすぐライブが始まるという時に気がついて、でも無事見つかって開演になんとか間に合ったのが奇跡でした。
というような濃い思い出が多々あります。
Megumi選ペンクラ・
フェイバリットソング・プレイリスト
●シングルやアルバム・レコーディングや多くのライブを通して、ご自分がフェイバリットとして挙げたいペンクラのナンバーをいくつか選んで、その理由を教えて下さい。
◎Megumi:もともとペンクラがカバーしている曲をあまり知らなかった私ですが、歌っているうちに好きになったり自然と口ずさんでいるようになったりしました。
フェイバリットとして挙げるとしたら、
・Do I Love You
は始まる感じが楽しく、
・Don’t Run Away
・Please Let Me Wonder
はしっとり歌いやすく、
・土曜日の恋人
・夏のペーパーバック
は山下達郎さんや大瀧詠一さんの独特なサウンドが心地よく、
・Wichita Lineman
・Goodbye to Love
のアンコール曲は特に気持ちを込めて歌えたかなという感じがします。
8thアルバムの曲は自分が関わったアルバムなのでどれも思い入れがありますし、全曲オリジナルという点でもメンバーの個性が光っていて良いなと思います。
また、私にとってはペンクラでデビューシングルとなった「一本の音楽/八月の雨の日」も思い入れがあります。
あと実は、「Sherry She Needs Me」は加入当初から歌いたいと思っていた曲だったのですが、ライブでの再現が難しいということでやる予定は無かったそうで。。
でも岩下の新生姜の岩下社長からリクエストを頂き、ぜひお応えしたい!ということで先日12月の岩下の新生姜ミュージアムでのライブで演奏できたのは嬉しかったです。
1月と2月でのライブでも演奏予定です。
一本の音楽 - 2023 Mix /
The Pen Friend Club - ザ・ペンフレンドクラブ
●ペンクラ卒業後はソロのシンガー・ソングライターとして活動されると思いますが、どのような展望があるでしょうか?
◎Megumi:ペンクラ加入以前から元々とシンガー・ソングライター、弾き語りという活動をしていたので、私としてはバンド活動が無くなって元に戻るイメージです。
今は自分のペースで楽しくずっと歌い続けていくことができたら良いなと思っています。
伸び代はいくらでもあると思うので、向上心を持って頑張りたいです。
◎Megumi:残り2つのライブとなって日が経つごとに寂しさもありますが、実は今が今までで一番純粋に楽しめている感じもします。
少し肩の力が抜けたのと、残り少ないライブを目一杯楽しみたいと思えているからだと思います。
ペンフレンドクラブは今後も続いて行きますが、1月と2月のライブもご都合良ければぜひ観に来てくださいね。
●では最後にペンクラ・ファンの方々に一言お願いします。
◎Megumi:ペンクラに加入してから約3年間、5代目ボーカルとして私を受け入れ歓迎して下さった皆さまの温かい言葉にいつも励まされました。応援して頂き本当にありがとうございました。
私がボーカルを務めた期間は始まりから今日までコロナ禍で、思うように活動ができなかったという部分もありましたが、その分ペンフレンドクラブの情熱が詰まった8thアルバムの制作にも携わることができ、私にとっては濃密な3年間でした。
今後の新しいペンフレンドクラブにもぜひご期待ください。
ついでに私の活動も「そう言えばあの子どうしてるかな?」という感じでも時々覗いて頂けたり、ライブなどにもお越し頂けたら嬉しいです。
【The Pen Friend Club(ザ・ペンフレンドクラブ)】
音楽家・平川雄一により2012年結成。ザ・ビーチ・ボーイズ、
フィル・スペクター周辺の60年代中期ウェストコーストロックを
ベースとした音楽性。
平川雄一(Gt,Cho)
Megumi(Vo)
西岡利恵(Ba,Cho)
祥雲貴行(Dr)
中川ユミ(Glo)
大谷英紗子(Sax)
リカ(A,Gt,Cho)
そい(Key,Cho)
【ソーシャル】
Twitter : https://twitter.com/PenFriendClub
【ライブ情報】
◆1月22日(日) 下北沢・Club Que
『SUNDAY GIRLS』
出演:CHILDISH TONES feat.宇佐蔵べに
The Pen Friend Club
Grenfelle
OPEN 17:15/START 18:00
ADV.¥3,000/DOOR.¥3,500 [1D別]
配信¥2,500
◆2月18日(土) 柏・Studio WUU
『Add Some Music To Your Day』
出演:The Pen Friend Club
Open 18:30 Start 19:00
前売¥3000 / 当日¥3500(共に+1ドリンク)
※入場整理番号付き
前売り予約
柏・Studio WUU:https://www.wuu.co.jp/
(設問作成・編集・テキスト:ウチタカヒデ)
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