12月の「音楽の館~Music Note」は、11月に続き「ジュリー・リクエスト特集」を放送しました。この特集が2回連続となったのは前回もお伝えしましたが、163曲ものご要望をいただき、さすがにこの数は2時半ではクリア出来るレベルのものではなく、ジュリー・マニアの皆さんのご期待に沿えるよう11月に「Part-2」を想定し、セット・リストを仕上げています。
その「Part-2」スタートは2008年開催還暦記念二大ドーム・コンサート「人間60年・ジュリー祭り」公演のオープニングを飾った<そのキスが欲しい>。
さて第1パートBGは2003年星野仙一監督が率いた阪神タイガース18年ぶりにセ・リーグを制覇した年の第40作『明日は晴れる』から<Rock 黄 Wind(六甲おろし)>。
本編は還暦ライヴの年に発表された<ROCK'N ROLL MARCH>。そして2年ぶりの最新曲ANIMA第一弾<LUCKY/一生懸命(一生懸命分のラッキー)>のカップリング曲「コロナ渦や災害、世界情勢でカオス(混沌/無秩序)となった東京が表現されている」といただいた<TOKIO 2022>。
第2パートのBGはEXOTICS を率いた<ストリッパー>のカップリング<Jan Jan Rock>。このパートではお馴染みのシングル・ナンバーを、1973年ソロ初No.1<危険なふたり>、1973年ロンドン録音による名作『JULIE VI ある青春』からシングル・カットされた<胸いっぱいの悲しみ>。1978年のNo.1ソング<ダーリン>、1987年のジュリー自作ナンバー<CHANCE>。
第3パートBGは<Most Beautiful>。このパートではアルバム収録の名曲で『JULIE VI ある青春』のタイトル曲<ある青春>。リクエスト8位の1985年第22作 『架空のオペラ』収録曲<砂漠のバレリーナ>。1989年平成年代の大復活作第26作『彼は眠れない』から<堕天使の羽音>。4曲目は2000年「20世紀の集大成」をコンセプトにした初の2枚組大作第37作『耒タルベキ素敵』から<遠い夜明け>。曲の作者は「平井夏美」、松田聖子さんの一大傑作<瑠璃色の地球>や井上陽水さんの<少年時代>共作者「川原伸司」のペンネーム。ラストは<渚のラブレター>。
第4パートBGはCO-CoLO時代の<女神>。まず1975年に発表された傑作アルバム『いくつかの場面』のタイトル・ナンバー。そして1991年第28作『PANORAMA』収録の<Don't Be Afraid To Love(Live)>を『91武道館コンサート”JULIE MANIA"』のライヴ・ヴァージョンから。
第5パートBGは1980年15作『架空のオペラ』収録<絹の部屋>。11月「ジュリー主演共演松たか子」による日活映画『土を喰らう十二ヵ月』の主題歌1996年デビュー30周年記念の 33作『愛まで待てない』収録<いつか君は>。「1989~1998年まで開催された一人芝居の音楽劇「ACT」シリーズ」から、1994年「ACT『エディット・ピアフ』」から<群衆>。
第6パートBGは1989年発表の作26作『彼は眠れない』から<ポラロイドGIRL (New Remix)>。ここではロッカー・ジュリーを象徴するナンバーから、1993年第30作『REALLY LOVE YA!!』収録<憂鬱なパルス>。1990年27作『単純(シンプル)な永遠』収録の<光線>。1994年『sur←(ルーシュ)』から<あんじょうやりや>。
第7パートBGは1977年トップ10ヒット<さよならをいう気もない>。まず2007年44作『生きてたらシアワセ』から「2019年のツアーで亡くなられた萩原健一さんに捧げた」<そっとくちづけを>。1986年に結成したCO-CóLOの初アルバム『CO-CóLO 1 〜夜のみだらな鳥達〜』から<流されて…>。そのデビュー曲<アリフ・ライラ・ウィ・ライラ 〜千夜一夜物語〜>。Hound Dogの八島順一さん作曲の1995年 32作『sur←』収録<さよならを待たせて>と1996年『愛まで待てない』収録曲<嘆きの天使>。
次の第8パートBGは、1994年『sur←』収録<銀の骨>。<危険なふたり>カップリング曲<青い恋人たち>。1978年12作『LOVE 〜愛とは不幸をおそれないこと〜』収録の<想い出をつくるために愛するのではない>。1987年24作CO-CóLOの2作目『告白-CONFESSION-』収録<護り給え>。
ラス前第9パートBGは1994年31作『HELLO』収録の作詞:ジュリー、曲:後藤次利・八島順一<溢れる涙>。本編は33作『愛まで待てない』のタイトル曲。そしジュリーの代名詞的ナンバー<気になるお前(Live)>を1999年CDS<鼓動(こどう)>のカップリング「199.1.10.渋谷公会堂」ヴァージョンで。
最後のパートBGは2013年にオリジナルメンバー勢揃いのThe Tigers 再結成<White Christmas>。1曲目は「NHKスタジオパークからこんにちは」の4代目テーマ曲で、2000年4月から2004年3月までオープニングを飾っていた<公園へ行こう >。続いて今回のツアーのラスト・ナンバー<あなたへの愛>。オーラスは<AMAPOLA>。
ということで今月もジュリー・ファンからのリクエスト162曲から先月お届けできなかったナンバーをPart-2としてお届けしました。リクエストを頂いた皆さん本当にありがとうございます。
さて2023年6月25日にはさいたまスーパー・アリーナでジュリーの『バースデーライブ!』が開催されます。何とその前日がこの番組の放送日になっています。そこで2023年6月号をその「前夜祭」として特集を組みます。
なお、新春の2023年1月号は、近年アジア圏で大ブームとなり、日本に逆輸入となり注目されている1970~1980年代にかけての「Japanese Pop」。2001年VANDAで私が主導して発刊した『Soft Rock In Japan』『林哲司全仕事』にてピック・アップした曲をベースにした特集です。本年も引き続き第4土曜日16時からの「音楽の館~Music Note」お楽しみください。
2023.1.28.(土)16:00~
(再放送)
2023.1.29.(日)8:00~
1.31.(火)~ 2.3.(金)1:52~
※FMおおつ 周波数 79.1MHz でお楽しみください。
<「ジュリー・リクエスト特集 Part-2」セット・リスト>
1. そのキスが欲しい
BG: Rock 黄 Wind(六甲おろし)
2. ROCK'N ROLL MARCH
3. TOKIO 2022
BG: Jan Jan Rock/ JULIE & EXOTICS
4.危険なふたり
5. 胸いっぱいの悲しみ
6. ダーリン
7. CHANCE
BG: Most Beautiful
8.ある青春
9. 砂漠のバレリーナ
10. 堕天使の羽音
11. 遠い夜明け
12. 渚のラブレター/ JULIE & EXOTICS
BG: 女神
13. いくつかの場面
14. Don't Be Afraid To Love(Live)
BG: 絹の部屋
15. いつか君は
16. 群衆~1994年「ACT『エディット・ピアフ』」
BG: ポラロイドGIRL (New Remix)
17. 憂鬱なパルス
18. 光線
19. あんじょうやりや
BG: さよならをいう気もない
20. そっとくちづけを
21. 流されて…/ 沢田研二/CO-CóLO
22. アリフ・ライラ・ウィ・ライラ 〜千夜一夜物語〜/ 沢田研二/CO-CóLO
23. さよならを待たせて
24. 嘆きの天使
BG: 銀の骨
25. 青い恋人たち
26. 想い出をつくるために愛するのではない
27. 護り給え
BG: 溢れる涙
28. 愛まで待てない
29. 気になるお前(Live)
BG: White Christmas / The Tigers 再結成2013
30. 公園へ行こう
31. あなたへの愛
32. AMAPOLA