『Don Crawford』(FTS-3002)
最近知ったDon Crawfordという人。こういう音楽はフォーキージャズというのだろうか。ブルージーでもあるけれど、これまでに聴いたブルースとも違うタイトさがあって、新鮮だった。
もともとはLigutnin' Hopkinsの作品でハーモニカを吹いていたそうなのだけれど、66年にVerve Folkwayレーベルからシンガーソングライターとしてのアルバム『Don Crawford』(FTS-3002)をリリースし、71年までに4枚のアルバムを残している。ギターやパーカッション、俳優までこなす多彩な人物だったようだ。
When I Was A Young Man / Don Crawford
(『Don Crawford』)
1作目は西海岸で録音されたもので、Hal Blaineも参加している。
その後はRouletteレーベルに移り、NYやカナダで活動していたそうだ。70年リリースの2作目『Roots & Branches』(Roulette SR-4204)はNY録音でRon Carter、Chuck Rainey、Cornell Dupree、Eric Galeなど豪華なセッションメンバーが多く参加している。
続けて71年に『Another Shade of Black』(Roulette SR 3005)をリリース。もう1枚の『Would You Understand My Nakedness?』(Roulette SR-42055)も同年にリリースされていて、おそらくこちらがラスト作かと思われる。
『Would You Understand My Nakedness?』
(Roulette SR-42055)
このアルバムでは、伴奏はCrawford自身のアコースティックギター、パーカッションとRon Carterのベース、Robert Freedmanのオルガン、パーカッションが入るくらいのシンプルな編成。静かな迫力が漂う。
A Lady Like You / Don Crawford
(『Would You Understand My Nakedness?』)
【文:西岡利恵】
最後に、本記事の内容とは関連しないのだけれど、私の所属するバンドThe Pen Friend Clubのリリース予定について少し紹介させてください。
来月9/7に8thアルバム『The Pen Friend Club』をリリースします。収録曲のうち2曲「The Sun Is Up」「Beyond The Railroad」が現在サブスクリプションにて先行配信中なので聴いてみていただけたら嬉しいです。MVも公開中です。
The Sun Is Up / The Pen Friend Club
(Official Music Video)
Beyond The Railroad / The Pen Friend Club
(Official Music Video)
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