Pebbles Vol.1 や Psychedelic Unknowns などのコンピレーションにも収録され、ガレージクラシックスとして知られるThe Squiresの「Going All The Way」。ガレージサウンドの荒々しさに美しさも兼ね備えた名曲だと思う。気が遠くなるようなオルガンも魅力的。Farfisaのオルガンの音らしい。
ティーンガレージはあまりバンド単独のアルバムで聴くには適さないジャンルに思えるしThe Squiresに関しても「Going All The Way」だけで聴かれることが多いかもしれない。と言ってもアルバムが存在していれば他の曲も聴いてみたくなる。1986年にCRYPT RECORDSから出ていたアルバム、The Squiresのシングル曲の他、TheRogues名義でリリースした音源と、未発表のデモ音源、スタジオ音源から構成された『GOING ALL THE WAY WITH THE SQUIRES! 』 (CRYPT LP-008) を購入してみた。
「Going All The Way」のB面曲、The Byrdsに影響を受けたとされる 「Go Ahead」や、その他の未発表曲の多くも随所にセンスのいいメロディックさが感じられたり、と思えばThemの「Gloria」のカバーや、未発表デモのThe Originalなど、威勢のいい楽曲も含まれバンドの多様さを楽しめる。
【文:西岡利恵】
参考・参照サイト
http://ontheflip-side.blogspot.com/2011/07/song-of-week-going-all-way-squires.html?m=1
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