平川雄一率いるThe Pen Friend Club(ザ・ペンフレンドクラブ)が、本日ニュー・アルバム『Merry Christmas From The Pen Friend Club』をリリースする。
ここでは平川雄一へのインタビューの前編に続き、後編では、平川以外のペンフレンドクラブ・メンバーへのアンケート形式のインタビューをおおくりする。
●まずは本作『Merry Christmas From The Pen Friend Club』の前提無しに、各自がイメージしていたクリスマス・ソングを1曲挙げて下さい。
藤本有華:「All I Want For Christmas Is You」 とにかく大好きな曲で、車通勤していた頃は毎年車内で熱唱していました。笑
中川ユミ:ルロイ・アンダーソンの「そりすべり」 厳密にはクリスマスの曲ではないけれどこの曲です。
クリスマスの時期になると街やお店でこの曲が流れていることが多いので、小さい頃におもちゃ屋さんでクリスマスプレゼントをワクワクしながら選んでいたときの事を思い出します。
大谷英紗子:「All I Want For Christmas Is You(恋人たちのクリスマス)」ですね。
ヨーコ:「Saw Mommy Kissing Santa Claus(ママがサンタにキッスした)」 好きなクリスマス・ソングはこの曲で、私のiPodには色んなアレンジ、パターンのこの曲が数曲入っています。なので、クリスマス・アルバムを作るという話を聴いた時はこの曲が入ればいいなぁとぼんやり思っていました。
西岡利恵: 元々は、クリスマス・ソングをあまり家で聴いたりしてなかったので特にはないんですけど、街中で流れる童謡のクリスマス・ソングは好きでした。題名も分からず聴いていました。
リカ:「All I Want For Christmas Is You(恋人たちのクリスマス)」 やっぱりマライアのこの曲でしょうか。
クリスマスの時期はテレビでもラジオでも街中でもとにかく当たり前のように流れるので、個人的には特別好きとか嫌いとかも感じないくらいなんとなく聴き流していました。
でも去年くらいにシャッフルのリズムを勉強しようと思ってネットをウロウロしていたら例題曲としてこの曲の動画が貼ってあるページがあって。初めてイヤホンを通して丸々一曲聴いたら、「なんていい曲なんだ!!」と衝撃が走って、今まで何を聴いていたんだろうって反省しました。(笑)今ではとても大好きな曲です。 なので、今回のアルバムにこの曲が入ると聞いてとっても嬉しかったです。
祥雲貴行:「We Wish You A Merry Christmas」です。
●クリスマス・アルバムを制作するという案が初めて出た時の率直な感想を。
藤本:初めて聞いた時はまだ4thアルバムの製作中だったと思うのですけど・・・。 「All I Want For Christmas Is You」も候補に入っていたので「わー!嬉しい~~!!」とかなり興奮したものの、「いや、まだ目の前のアルバムすら録ってないのよ落ち着け私…」とすぐに我に返っていたと思います。
その後延期になり、5thを録っている頃に正式に決まったと記憶していますが、そのときは嬉しさ反面、次のレコーディングまで期間も無く、5thのレコーディングが終わっても休む時間はないなと、でも頑張ろうと腹をくくった感じでした。
中川:4年前に私がこのバンドに加入した頃からずっと、リーダーは「次はクリスマス・アルバムにする!」と言い続けていたものの、諸事情でなかなか実現できずにいたので正直あまり覚えていません。(笑)
でも、絶対に楽しいアルバムになると思いました。
大谷:想像できずにただ頷いていた気がします。ただ私の中でクリスマス・アルバムのイメージはマライア・キャリーのアルバムをずっと聴いていて、そのイメージが強くあったので、完成形など想像できませんでした。
ヨーコ:初めて聞いた時はステキだな!と思いました。それ以降は常々クリスマス・アルバムを作りたいと言っていたので驚きませんでしたが思っていたより早く時期がきたな、とは思いました。
勝手にまだまだ先のことだろうなぁと思い込んでいたので。
西岡:初めて聞いたのは確か第1期の頃で、だいぶ前なのでよく覚えていないです。その頃から平川はいずれクリスマス・アルバムを作りたいという話を時々していて、作ったらどんな感じになるのかなって、まだ実感はなかったけど楽しみでした。
リカ:単純に、素敵だなぁ!と思いました。 初めてその事を聞いたのが、私がペンクラのリハに初めて参加した時でした。
まだ自分がバンドに加入するのかどうかも未確定だと思っていたので、そのアルバムにコーラスで参加して欲しいと言われた時はかなりビックリしました。CDの発売とかレコーディングとか、その時の自分にとっては別次元の話過ぎて…まだ夢の中のような、他人事のような気分だった気がします。
余談ですが…そのリハの時、有華さんがキー確認の為に「Last Christmas」を先生(平川,以下同じ)のアコギ伴奏で歌われていて。
なんて素敵な歌声なんだろう!って、つい目をつぶってウットリ聴き惚れてしまったのを覚えています。
祥雲:またレコーディングするのかよ(笑)と思いました。コンセプトは面白いなと思いましたけど。
●レコーディング中で最も印象に残っている曲を挙げ、その時のエピソードを語って下さい。
藤本:一番は最後の最後に録った、「All I Want For Christmas Is You」の中間部の掛け合いコーラスの「ウ~」かな。
この一言だけ録り忘れてしまって、初めてレコーディングスタジオで後日録りました。いつもは練習スタジオで、メンバーや先生の顔が見えるところで録っているのですけど、レコーディングスタジオだと他の人たちの顔が見えなくて、歌いにくさを感じました。歌詞も無い「ウ~」だけだったのにです…。そしてそれが今回3度目の「レコーディング終了」でした。「4度目もあるかも」と内心思っていましたけどね。笑
中川:ダーレン・ラヴの「Christmas(Baby Please Come Home)」です。リーダーの「パンツまっ茶っ茶な感じで」という謎な要求にも的確に応えられる藤本さんの圧倒的な表現力に、横で聴いていてゾクゾクしました。
大谷:やはり自分の他のフィールドでの仲間をレコーディングに呼んで録った「Silent Night」が印象的です。
レコーディングの難しさと、自分の編曲のもどかしさと、サクソフォーンのよさがうまく伝わるか、ただただ不安の中でのレコーディングでした。でも、気の知れたクラシックでの仲間がペンクラ・メンバーと話していたりスタジオにいることが私にとっては不思議な空間でした。
私に関わってくれている人たちが音楽を通して繋がることに幸せを感じました。
ヨーコ:今回は特に無いな…と思っていましたが、ありました! 「Christmas (Please Baby Come Home)」です。実はこの曲、ラストの一番盛り上がる、一番大事なピアノのフレーズを録り忘れていて、最後の最後にレコーディングしました。
普段ペンクラでやるような曲は全く聴かない私ですが、この曲は毎年クリスマスの時期には必ず聴いています。それなのにこの大事なフレーズを忘れるなんて!改めて聴き込んで弾きましたが、弾いてみて素晴らしさを実感し、より一層好きになりました。弾いていてこんなにも楽しくテンションが上がり、高揚感を感じる曲はなかなかありません。
西岡:オリジナル曲の「Christmas Delights」は最初に聴いた時から徐々に印象が変わっていって、カンケさんに編曲して頂いたり、完成していくのが楽しかったです。
すごく難しかったですけど、弾いていても楽しい曲でした。
リカ:私は結構みんなのレコーディング風景をたくさん見る事が出来たので、みんなの頑張っている姿全てが感激でした。
自分に関して言えば、今回はコーラスとして参加させてもらいましたが、人生初のレコーディングでかなり緊張してしまって、ライブより緊張してしまって、歌っている時もずっと動悸が止まらなくて…正直プチパニック状態でした(笑)。自分の不甲斐なさとか、上手く出来ない悔しさで、レコーディング終わってから数日はかなり凹んでいましたね。
1番大変だった曲が「Christmas(Baby Please Come Home)」です。最高音部のコーラス・パートがかなり高くて、全身の力を振り絞って息も絶えだえ歌っていました。 でも出来上がりを聴いてみたら、この曲の世界観を盛り立てることが出来たかなぁと自分でも思えたので、頑張ってよかったと1番思えた曲でもあります。
祥雲:「All I Want For Christmas Is You」。
ドラムのレコーディング初日、13曲目ぐらいに録った曲で肩を痛めながら頑張って録りました。
●リスナー目線で本作の収録曲中最も好きな曲を挙げて下さい。
藤本:どれも好きだから難しい~~~! 強いて言うなら「All I Want For Christmas Is You」! とにかく好きな曲!
あとは「Rockin' Around The Christmas Tree」。当初可愛らしい感じで準備していたんですが、レコーディング当日「ロックな感じで!」という先生のオーダーで急遽歌い方変えたんです。それが意外と良くて、はまっています♪
中川:「Frosty The Snowman」が一番好きです。「Do I Love You」の印象的なフレーズが散りばめられていて、何度聴いてもニヤリとしてしまいます。
大谷:「Christmas Delights」ですね。
ヨーコ:「Saw Mommy Kissing Santa Claus(ママがサンタにキッスした)」をした、です。もともと大好きなクリスマス・ソングな上に、ペンクラではお気に入り曲の「How Does It Feel」のアレンジで、今後クリスマス・ソングとして欠かせないこと間違いなしだからです!
西岡:今回のアルバムは、この曲があってあの曲がより引き立つみたいな、全体で1つみたいなイメージがあるんですけど、しいて言えば、こういう曲がクリスマス・アルバムに入っているのっていいなあと思うのが「Silent Night」です。
リカ:うーん、1番難しい質問ですね…。 本当にどの曲も魅力的なんです。日によって好きな曲が変わってくるんですよね。
今の気分だと…ライブで演奏する為に最近聴く回数が増えている「Little Saint Nick」がお気に入りです。跳ねたベースラインがとっても可愛いですよね。シンプルな中に所々アクセントが効いているコード進行も凄く好きです。優しいボーカルやグロッケンの音色もピッタリで何度も聴きたくなる曲です。最も好きな曲だから1曲なんでしょうけど、(挙げたらキリがないですが)「Jingle Bell Rock」も捨てがたくて…。 このアレンジ最高ですね。ロックンロールしていて、可愛げもあって、絶妙なバランスだなぁと。だんだんと疾走感がアップしていって伸びやかに駆け抜けていく感じが好きです。間奏のオルガンとギターでテンションが最高に上がります。
祥雲:「Christmas Delights」です。
●最後に本作『Merry Christmas From The Pen Friend Club』の魅力を挙げてアピールして下さい。
藤本:とにかくとにかく力作です!私も相当頑張りました!クリスマス・ソングの魅力がたっぷり詰まっています☆
そして何よりペンフレンドクラブの魅力が満載です☆ぜひぜひ、まずは1度でも聴いてみてください☆☆
中川:誰でも知っているクリスマス・ソングばかりが収録されているので、ペンクラを知らない人でも楽しめるアルバムだと思います。是非クリスマスパーティーのお供にどうぞ。
大谷:ただクリスマス曲を並べているだけに見えて、実はそうではないところ、だと思います。 聴いたときに「ペンクラの音だ!」とわかることが本当に魅力的だと思います。
見え隠れする今までのレパートリーとペンクラにしかできないクリスマス・アルバムになったと思います。だからこそ今まで聴いてくださっていた方々以外の皆様の耳にも届くようになるといいなと願っています!
ヨーコ:誰もが知っている、誰もが大好きなクリスマス・ソングを、先生の素晴らしいアイデアで新鮮な気持ちで聴くことができる、一曲一曲全てに魅力が詰まっているアルバムです。
一曲一曲プレゼントを開けるような気持ちで聴くも良し!アドベントカレンダーのようにクリスマスまで毎日1日一曲ずつ聴くも良し(笑)です。
西岡:クリスマス・ソングは日常的には聴かない人も結構いると思うんですけど、私もそうでしたが、今回出来上がったアルバムは、クリスマスらしい空気を楽しめる季節感と、ペンクラらしい音楽表現とが両立された聴きごたえのあるアルバムだと思うので、色々な聴き方をしていただけたらいいなと思います。
リカ:美しい音が沢山詰まったザ・ペンフレンドクラブらしいクリスマス・アルバムなんじゃないかなぁと思います。ペンクラを知って間もない私が言うのもアレですが。(笑)
私はこのアルバムを聴いていると心が温かくなって、キラキラして、つい笑顔になって、幸せを感じられます。 真冬の雪が降りしきる中、地面に積もった雪を踏みしめながら聴いてお散歩したらどんなに素敵だろうと想像して今から楽しみにしています。重厚に積み重なったメンバーそれぞれの一音一音を楽しんで欲しいので、ぜひイヤホンやヘッドホンでもじっくり聴いてみて欲しいです。聴くたびに新しい発見があるのではと思います。
ペンクラの音楽と一緒に楽しいクリスマスを過ごしてもらえたらとっても嬉しいですし、クリスマス以外でも楽しめると思うので末永く愛聴してもらえたら嬉しいです。 名曲揃いの誰が聴いても楽しめる1枚ですので、ぜひ沢山の方に聴いていただきたいです!
祥雲:伝統的なクリスマス曲がベースになっているけど、ペンフレンドクラブのエッセンスもふんだんにあるので、クリスマスが終わった後でも楽しめてお得だと思います。
(インタビュー設問作成/編集:ウチタカヒデ)
ここでは平川雄一へのインタビューの前編に続き、後編では、平川以外のペンフレンドクラブ・メンバーへのアンケート形式のインタビューをおおくりする。
※写真前列左より→後列左より
藤本有華(Main Vo,Cho)/ 中川ユミ(Glocken,Per)/
大谷英紗子(Sax,Cho)
ヨーコ(Organ.Piano.Flute)/ 西岡利恵(Ba)
リカ(Cho)/ 平川雄一(Cho.Gt.Per.Various Instruments)
祥雲貴行(Dr,Bongo)
●まずは本作『Merry Christmas From The Pen Friend Club』の前提無しに、各自がイメージしていたクリスマス・ソングを1曲挙げて下さい。
藤本有華:「All I Want For Christmas Is You」 とにかく大好きな曲で、車通勤していた頃は毎年車内で熱唱していました。笑
中川ユミ:ルロイ・アンダーソンの「そりすべり」 厳密にはクリスマスの曲ではないけれどこの曲です。
クリスマスの時期になると街やお店でこの曲が流れていることが多いので、小さい頃におもちゃ屋さんでクリスマスプレゼントをワクワクしながら選んでいたときの事を思い出します。
大谷英紗子:「All I Want For Christmas Is You(恋人たちのクリスマス)」ですね。
ヨーコ:「Saw Mommy Kissing Santa Claus(ママがサンタにキッスした)」 好きなクリスマス・ソングはこの曲で、私のiPodには色んなアレンジ、パターンのこの曲が数曲入っています。なので、クリスマス・アルバムを作るという話を聴いた時はこの曲が入ればいいなぁとぼんやり思っていました。
西岡利恵: 元々は、クリスマス・ソングをあまり家で聴いたりしてなかったので特にはないんですけど、街中で流れる童謡のクリスマス・ソングは好きでした。題名も分からず聴いていました。
リカ:「All I Want For Christmas Is You(恋人たちのクリスマス)」 やっぱりマライアのこの曲でしょうか。
クリスマスの時期はテレビでもラジオでも街中でもとにかく当たり前のように流れるので、個人的には特別好きとか嫌いとかも感じないくらいなんとなく聴き流していました。
でも去年くらいにシャッフルのリズムを勉強しようと思ってネットをウロウロしていたら例題曲としてこの曲の動画が貼ってあるページがあって。初めてイヤホンを通して丸々一曲聴いたら、「なんていい曲なんだ!!」と衝撃が走って、今まで何を聴いていたんだろうって反省しました。(笑)今ではとても大好きな曲です。 なので、今回のアルバムにこの曲が入ると聞いてとっても嬉しかったです。
祥雲貴行:「We Wish You A Merry Christmas」です。
●クリスマス・アルバムを制作するという案が初めて出た時の率直な感想を。
藤本:初めて聞いた時はまだ4thアルバムの製作中だったと思うのですけど・・・。 「All I Want For Christmas Is You」も候補に入っていたので「わー!嬉しい~~!!」とかなり興奮したものの、「いや、まだ目の前のアルバムすら録ってないのよ落ち着け私…」とすぐに我に返っていたと思います。
その後延期になり、5thを録っている頃に正式に決まったと記憶していますが、そのときは嬉しさ反面、次のレコーディングまで期間も無く、5thのレコーディングが終わっても休む時間はないなと、でも頑張ろうと腹をくくった感じでした。
中川:4年前に私がこのバンドに加入した頃からずっと、リーダーは「次はクリスマス・アルバムにする!」と言い続けていたものの、諸事情でなかなか実現できずにいたので正直あまり覚えていません。(笑)
でも、絶対に楽しいアルバムになると思いました。
大谷:想像できずにただ頷いていた気がします。ただ私の中でクリスマス・アルバムのイメージはマライア・キャリーのアルバムをずっと聴いていて、そのイメージが強くあったので、完成形など想像できませんでした。
ヨーコ:初めて聞いた時はステキだな!と思いました。それ以降は常々クリスマス・アルバムを作りたいと言っていたので驚きませんでしたが思っていたより早く時期がきたな、とは思いました。
勝手にまだまだ先のことだろうなぁと思い込んでいたので。
西岡:初めて聞いたのは確か第1期の頃で、だいぶ前なのでよく覚えていないです。その頃から平川はいずれクリスマス・アルバムを作りたいという話を時々していて、作ったらどんな感じになるのかなって、まだ実感はなかったけど楽しみでした。
リカ:単純に、素敵だなぁ!と思いました。 初めてその事を聞いたのが、私がペンクラのリハに初めて参加した時でした。
まだ自分がバンドに加入するのかどうかも未確定だと思っていたので、そのアルバムにコーラスで参加して欲しいと言われた時はかなりビックリしました。CDの発売とかレコーディングとか、その時の自分にとっては別次元の話過ぎて…まだ夢の中のような、他人事のような気分だった気がします。
余談ですが…そのリハの時、有華さんがキー確認の為に「Last Christmas」を先生(平川,以下同じ)のアコギ伴奏で歌われていて。
なんて素敵な歌声なんだろう!って、つい目をつぶってウットリ聴き惚れてしまったのを覚えています。
祥雲:またレコーディングするのかよ(笑)と思いました。コンセプトは面白いなと思いましたけど。
●レコーディング中で最も印象に残っている曲を挙げ、その時のエピソードを語って下さい。
藤本:一番は最後の最後に録った、「All I Want For Christmas Is You」の中間部の掛け合いコーラスの「ウ~」かな。
この一言だけ録り忘れてしまって、初めてレコーディングスタジオで後日録りました。いつもは練習スタジオで、メンバーや先生の顔が見えるところで録っているのですけど、レコーディングスタジオだと他の人たちの顔が見えなくて、歌いにくさを感じました。歌詞も無い「ウ~」だけだったのにです…。そしてそれが今回3度目の「レコーディング終了」でした。「4度目もあるかも」と内心思っていましたけどね。笑
中川:ダーレン・ラヴの「Christmas(Baby Please Come Home)」です。リーダーの「パンツまっ茶っ茶な感じで」という謎な要求にも的確に応えられる藤本さんの圧倒的な表現力に、横で聴いていてゾクゾクしました。
大谷:やはり自分の他のフィールドでの仲間をレコーディングに呼んで録った「Silent Night」が印象的です。
レコーディングの難しさと、自分の編曲のもどかしさと、サクソフォーンのよさがうまく伝わるか、ただただ不安の中でのレコーディングでした。でも、気の知れたクラシックでの仲間がペンクラ・メンバーと話していたりスタジオにいることが私にとっては不思議な空間でした。
私に関わってくれている人たちが音楽を通して繋がることに幸せを感じました。
ヨーコ:今回は特に無いな…と思っていましたが、ありました! 「Christmas (Please Baby Come Home)」です。実はこの曲、ラストの一番盛り上がる、一番大事なピアノのフレーズを録り忘れていて、最後の最後にレコーディングしました。
普段ペンクラでやるような曲は全く聴かない私ですが、この曲は毎年クリスマスの時期には必ず聴いています。それなのにこの大事なフレーズを忘れるなんて!改めて聴き込んで弾きましたが、弾いてみて素晴らしさを実感し、より一層好きになりました。弾いていてこんなにも楽しくテンションが上がり、高揚感を感じる曲はなかなかありません。
西岡:オリジナル曲の「Christmas Delights」は最初に聴いた時から徐々に印象が変わっていって、カンケさんに編曲して頂いたり、完成していくのが楽しかったです。
すごく難しかったですけど、弾いていても楽しい曲でした。
リカ:私は結構みんなのレコーディング風景をたくさん見る事が出来たので、みんなの頑張っている姿全てが感激でした。
自分に関して言えば、今回はコーラスとして参加させてもらいましたが、人生初のレコーディングでかなり緊張してしまって、ライブより緊張してしまって、歌っている時もずっと動悸が止まらなくて…正直プチパニック状態でした(笑)。自分の不甲斐なさとか、上手く出来ない悔しさで、レコーディング終わってから数日はかなり凹んでいましたね。
1番大変だった曲が「Christmas(Baby Please Come Home)」です。最高音部のコーラス・パートがかなり高くて、全身の力を振り絞って息も絶えだえ歌っていました。 でも出来上がりを聴いてみたら、この曲の世界観を盛り立てることが出来たかなぁと自分でも思えたので、頑張ってよかったと1番思えた曲でもあります。
祥雲:「All I Want For Christmas Is You」。
ドラムのレコーディング初日、13曲目ぐらいに録った曲で肩を痛めながら頑張って録りました。
●リスナー目線で本作の収録曲中最も好きな曲を挙げて下さい。
藤本:どれも好きだから難しい~~~! 強いて言うなら「All I Want For Christmas Is You」! とにかく好きな曲!
あとは「Rockin' Around The Christmas Tree」。当初可愛らしい感じで準備していたんですが、レコーディング当日「ロックな感じで!」という先生のオーダーで急遽歌い方変えたんです。それが意外と良くて、はまっています♪
中川:「Frosty The Snowman」が一番好きです。「Do I Love You」の印象的なフレーズが散りばめられていて、何度聴いてもニヤリとしてしまいます。
大谷:「Christmas Delights」ですね。
ヨーコ:「Saw Mommy Kissing Santa Claus(ママがサンタにキッスした)」をした、です。もともと大好きなクリスマス・ソングな上に、ペンクラではお気に入り曲の「How Does It Feel」のアレンジで、今後クリスマス・ソングとして欠かせないこと間違いなしだからです!
西岡:今回のアルバムは、この曲があってあの曲がより引き立つみたいな、全体で1つみたいなイメージがあるんですけど、しいて言えば、こういう曲がクリスマス・アルバムに入っているのっていいなあと思うのが「Silent Night」です。
リカ:うーん、1番難しい質問ですね…。 本当にどの曲も魅力的なんです。日によって好きな曲が変わってくるんですよね。
今の気分だと…ライブで演奏する為に最近聴く回数が増えている「Little Saint Nick」がお気に入りです。跳ねたベースラインがとっても可愛いですよね。シンプルな中に所々アクセントが効いているコード進行も凄く好きです。優しいボーカルやグロッケンの音色もピッタリで何度も聴きたくなる曲です。最も好きな曲だから1曲なんでしょうけど、(挙げたらキリがないですが)「Jingle Bell Rock」も捨てがたくて…。 このアレンジ最高ですね。ロックンロールしていて、可愛げもあって、絶妙なバランスだなぁと。だんだんと疾走感がアップしていって伸びやかに駆け抜けていく感じが好きです。間奏のオルガンとギターでテンションが最高に上がります。
祥雲:「Christmas Delights」です。
●最後に本作『Merry Christmas From The Pen Friend Club』の魅力を挙げてアピールして下さい。
藤本:とにかくとにかく力作です!私も相当頑張りました!クリスマス・ソングの魅力がたっぷり詰まっています☆
そして何よりペンフレンドクラブの魅力が満載です☆ぜひぜひ、まずは1度でも聴いてみてください☆☆
中川:誰でも知っているクリスマス・ソングばかりが収録されているので、ペンクラを知らない人でも楽しめるアルバムだと思います。是非クリスマスパーティーのお供にどうぞ。
大谷:ただクリスマス曲を並べているだけに見えて、実はそうではないところ、だと思います。 聴いたときに「ペンクラの音だ!」とわかることが本当に魅力的だと思います。
見え隠れする今までのレパートリーとペンクラにしかできないクリスマス・アルバムになったと思います。だからこそ今まで聴いてくださっていた方々以外の皆様の耳にも届くようになるといいなと願っています!
ヨーコ:誰もが知っている、誰もが大好きなクリスマス・ソングを、先生の素晴らしいアイデアで新鮮な気持ちで聴くことができる、一曲一曲全てに魅力が詰まっているアルバムです。
一曲一曲プレゼントを開けるような気持ちで聴くも良し!アドベントカレンダーのようにクリスマスまで毎日1日一曲ずつ聴くも良し(笑)です。
西岡:クリスマス・ソングは日常的には聴かない人も結構いると思うんですけど、私もそうでしたが、今回出来上がったアルバムは、クリスマスらしい空気を楽しめる季節感と、ペンクラらしい音楽表現とが両立された聴きごたえのあるアルバムだと思うので、色々な聴き方をしていただけたらいいなと思います。
リカ:美しい音が沢山詰まったザ・ペンフレンドクラブらしいクリスマス・アルバムなんじゃないかなぁと思います。ペンクラを知って間もない私が言うのもアレですが。(笑)
私はこのアルバムを聴いていると心が温かくなって、キラキラして、つい笑顔になって、幸せを感じられます。 真冬の雪が降りしきる中、地面に積もった雪を踏みしめながら聴いてお散歩したらどんなに素敵だろうと想像して今から楽しみにしています。重厚に積み重なったメンバーそれぞれの一音一音を楽しんで欲しいので、ぜひイヤホンやヘッドホンでもじっくり聴いてみて欲しいです。聴くたびに新しい発見があるのではと思います。
ペンクラの音楽と一緒に楽しいクリスマスを過ごしてもらえたらとっても嬉しいですし、クリスマス以外でも楽しめると思うので末永く愛聴してもらえたら嬉しいです。 名曲揃いの誰が聴いても楽しめる1枚ですので、ぜひ沢山の方に聴いていただきたいです!
祥雲:伝統的なクリスマス曲がベースになっているけど、ペンフレンドクラブのエッセンスもふんだんにあるので、クリスマスが終わった後でも楽しめてお得だと思います。
(インタビュー設問作成/編集:ウチタカヒデ)
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