さて、いよいよオオトリの大滝詠一の全音源リストの紹介である。山下達郎・大滝詠一のどちらにしようかと思ったが、やはり実績からいっても今回が大滝、オーラスは山下が順当だろう。大滝に関してはナイアガラの信者が山ほどいて、様々な本も出ているので、リストは新鮮味に欠けるだろうが、音源コレクターの私なので、実際に聴いて違いがあるものを全て分かるようにリスト化した。レア盤かどうかは関係ない。大滝の場合、亡くなった後にレア盤のCD化が続き、今までのウルトラ・レア盤もみな聴けるようになったのは、嬉しい限り。アナログでしか聴けないものはごく僅かになった。私は「ナイアガラ派」ではなく「ロンバケ派」なので、大滝のソフトなヴェルヴェット・ヴォイス、大滝の書く転調を駆使した高度で美しいメロディ、そしてそれを膨らませせる極上のサウンド作り…「オリーブの午后」「ペパーミント・ブルー」を聴くと、日本のポップ・ミュージックの頂点はこれだ!と確信できる。ここで頂点を迎えた大滝は、フィル・スペクターをあやかったのか、以降、アルバムは作らず、シングル2枚リリースしただけでリタイアしてしまった。しかもそのシングルは長い大滝のキャリアの中で初めてオリコンのトップ10入りした2枚で、シングルチャート上で一番の成功を収め、まさに最盛期を選んで引退した大滝はレジェンドのままだ。以降は自分の音源を10年単位で整理してはAnniversary Editionを出して、リスナーはその細かな違いに驚愕し、そこに注目するとより楽しめるという無限ループにハマっていった。年に1回程度の「便り」だったが、十分だった。私は音源コレクターなのであの『Snow Time』も、大滝本人がプロモで限定200枚作ったLPを当時なんとか入手したが、リイシューされたのでもう処分してしまった今は無い。処分すれば他に大量のCDが入手できる。まだ資金不足の若い頃は、BeatlesとBeach Boys以外は、CD化されればレア盤、プロモは処分していた。大滝詠一は何といっても『A Long Vacation』、これが最高の衝撃だった。まさに、完璧な自分の好みのサウンドとメロディ、そして歌声。『A Long Vacation』『Niagara Triangle Vol.2』『Each Time』の3枚は全ての邦楽の最へヴィ・ローテーション、私と違ってロックやポップスに興味のないクラシック好きの妻ももこの時期の大滝は絶賛している。これが自分の大滝のコアなので、他のナイアガラ・ファンと違って、真に好きなのは「ロンバケ」以降で、その前のアルバムでも「ロンバケ風」サウンドの曲やメロディアスな曲(「Blue Valentine’s Day」など)を追い求めるので、コアなナイアガラ・ファンの方とはあまり話が合わない。ナイアガラ時代の大滝の曲に対する細かい引き出しやこだわりは、自分も相当詳しい?音楽ファンなのでよくわかるが、こだわりの凄さはわかっても、『Let’s Ondo Again』みたいな音頭もの、伝統邦楽との融合は特に苦手。哀愁のエレキ・インストもいらないわー。それならスプートニクスを聴くし。「ナイアガラ音頭」を聴いた時も苦手だった。ここから発展したのがビギンの「オモトタケオ」シリーズなのだが、ビギンの曲の方がずっと好きだ。ということで大滝詠一マニアの中では自分は異端なのかもしれない。そのためか、全てコレクティングしているはっぴいえんども、他のナイアガラ・ファン程の思い入れがない。この時代のポップ&ロック・グループで、シュガー・ベイブが飛び切り好きで、はっぴいえんどは大滝がいるのでコレクティングしたが、ティン・パン・アレー、YMOは持っていない。細野晴臣や坂本龍一の作る曲には興味が持てないのだが、このあたりはナイアガラ・ファンには好きな人が多いようで、だからといって共通認識を持つ気はまったくない。ともかく大滝詠一は大好き。ナイアガラ時代やはっぴいえんど時代も好きな曲は多くあるのだが、このようにコンプリートを目指してコレクティングしてきた結果、「ロンバケ」以降の方が圧倒的に好きというだけだ。山下さんにインタビューした時に大滝の話は、褒め言葉になるだけなので話題にしなかったが、当時、飛ぶ鳥を落とす人気だった坂本龍一に興味が持てない自分はつい、どうですか?って聞いてしまったが、山下さんが「アレンジとかいいんだけど、曲がつまらない」と言ってくれた時には、思わず膝を叩きたくなってしまったほど。やっぱりねって感じで。それでは話がそれたので大滝詠一のコレクティングのガイドを紹介しよう。
★大滝 詠一
☆オリジナル・アルバム
※リストは、最初の1枚のアルバムの年代で管理し、その後に20周年版、30周年版、40周年版などと並べていく形式なので、実際のリリース年別ではない。<br />
1972 『大滝詠一(Special Edition)』1997 Reissue(ソニー)※+10曲。ボーナストラックは「恋の汽車ポッポ [Single Version]」「それはぼくぢゃないよ [Single Version]」「空飛ぶくじら [Single Version]」「五月雨 [Single Version]」「空飛ぶくじら [Piano Intro
Version]」「それはぼくぢゃないよ [Album Mix]」「びんぼう [Himadarake Version]」「ウララカ [Intro Drums
Version]」「おもい [UNDUBBED VERSION: TAKE1&2]」「いかすぜ! この恋 [Casette Version]」。75位。ちなみに「恋の汽車ポッポ第1部」とはシングルのこと。
1975 『Niagara Moon(20th Anniversary Edition)』1995 Reissue(ソニー)※ボーナストラックはスタジオライブの「福生ストラット(PartⅡ)」「あの娘に御用心」「楽しい夜更かし」「ハンド・クラッピング・ルンバ」「恋はメレンゲ」を収録。他『Debut』の「Niagara Moon」。77位。
1975 『Niagara Moon(30th Anniversary Edition)』2005 Reissue(ソニー)※ボーナストラックは未発表ヴァージョンの「三文ソング
(1st Version)」「三文ソング (2nd Version)」「論寒牛男」「ロックン・ロール・マーチ (Take 1) (Take 2)」「ハンド・クラッピング・ルンバ」「恋はメレンゲ」「福生ストラット (パートII)」「シャックリ・ママさん」「楽しい夜更し」「いつも夢中」「朝からゴキゲン」「ジダンダ (Unissued)」「夜の散歩道」「NIAGARA MOON」収録。
1975 『Niagara Moon(40th Anniversary Edition)』2015 Reissue(ソニー)※アルバム自体が1995年に大滝がリミックスして曲順から大幅に編集し直したもののボツにした1995年リミックス『Niagara Moon ’95 Mix Version』が初登場。冒頭の「Niagara Moon」がない、「サイダー」が「Cider '75」だけ、「ロックン・ロール・マーチ」「恋はメレンゲ」「ハンド・クラッピング・ルンバ」「ナイアガラ・ムーンがまた輝けば」が別テイク、歌詞も一部違う「楽しい夜更かし」など別物だ。ディスク2には1977年6月20日の「ナイアガラ・ファースト・ツアー」からライブの「ナイアガラ・ムーンがまた輝けば [Live]」「三文ソング [Live]」「論寒牛男 [Live]」「いつも夢中 [Live]」「楽しい夜更し [Live]」「シャックリ・ママさん [Live]」「ハンド・クラッピング・ルンバ [Live]」「福生ストラット (パートII) [Live]」の8曲、に加えこれも初登場の当時のアーリーミックスに大滝の軽い歌が入ったDemonstration Rough Mix Versionで「恋はメレンゲ <Demonstration
Rough Mix version>」「三文ソング <Demonstration Rough
Mix version>」「楽しい夜更し <Demonstration Rough Mix
version>」「ハンド・クラッピング・ルンバ <Demonstration Rough Mix
version>」「ジダンダ <Demonstration Rough Mix version>」「ロックン・ロール・マーチ <Demonstration Rough Mix version>」「シャックリ・ママさん <Demonstration Rough Mix version>」「夜の散歩道 <Demonstration Rough Mix version>」「福生ストラット (パートII) <Demonstration Rough Mix version>」「論寒牛男
<Demonstration Rough Mix version>」「お先にどうぞ <Demonstration Rough Mix version>」と「Niagara
Moon Strings <Demonstration Rough Mix version>」「Niagara
Moon Strings Again <Demonstration Rough Mix version>」を収録。ストリングスは76年2月24日に録音され坂本龍一初のストリングスアレンジ。かまやつひろしのために書いた「お先にどうぞ」のデモは初。
1976 大滝詠一:山下達郎:伊藤銀次『Niagara Triangle Vol.1(30th Anniversary Edition)』2006 Reissue(ソニー)※ボーナス・トラックは3人が交互にリード・ヴォーカルを取る「幸せにさよなら(Single Version)(Mono)」も収録。「ドリーミング・デイ(Single Version)(Mono)」、カラオケの「あなたが歌うナイアガラ音頭(Single Version)(Mono)」に、伊藤の「ココナッツホリデイ’76」はオリジナルと同じフェイド・アウトしない7分と長尺の伊藤の「ココナッツホリデイ’76」の長尺と、この曲のお囃子をほぼ収録したボーナスの「ココナッツホリデイ3日目」も収録。キーマンの大滝詠一だが、彼自身の歌は「夜明け前の浜辺」だけでインストの「Fussa Strut Part.2」+布施の「ナイアガラ音頭」3曲が担当。ボーナスの「幸せにさよなら(Single Version)(Mono)」はリードが交互なので大滝のパートも聴こえる。(オリジナルだと伊藤の歌)。29位。
1976 『Go! Go! Niagara (20th Anniversary Edition)』1996 Reissue(ソニー)※。2006年版に収録されたオリジナルの1976年版、1986年版、そして1996年版との違いは下記の1986年版を参照のこと。96年版はボーナス・トラック4曲追加。「土曜の夜の恋人に(MONO~STEREO)」、「ニコニコ笑って(LIVE)」、「あの娘にご用心’78」「Cobra
Twist( ’81 Mix)」。76位
1976 『Go! Go! Niagara (1986 Remix)』1986 Reissue(ソニー)※1986年リリースの『Niagara Black BookⅠ(Box Set)』のみ収録のものは、大滝の意向で大きく編集が違う。「Go!Go!Niagaraのテーマ~Dr.Kaplan’s Office」の86年版は冒頭の球場のSEをカット。「こんな時あの娘がいてくれたらなあ」の76年版は最後に「あのーサイドワン終わったんですけど」のナレーションが入るが曲は3分58秒までだった。96年版は短いのみ。86年版のみ4分10秒まで曲が続く。「ジングル:ベースボール」は86年版のみギターソロが続くため76年版・96年版より12秒長い。「ジングル:土曜の夜の恋人に」の86年版は最後の大滝の語りをカットしたので76年版・96年版より14秒短い。「針切り男」は96年版は76年版より23秒長く、86年版は逆に9秒長い。「Cobra Twist」の86年版のみ12秒長く続いてコーラスで終止する。「再びGo!Go!Niagaraのテーマ」は、96年版は76年版に比べ演奏が短く1分54秒短い。86年版も1分13秒短いが、最後に「あのー終わったんですけど」のナレーションが入っている。
1976 『Go! Go! Niagara (30th Anniversary Edition)』2006 Reissue(ソニー)※オリジナルマスターの『'76オリジナルマスター(76年版)』丸ごとと、『'96リミックス(96年版)』を1枚にして、最後に「土曜の夜の恋人に(スペシャル・リミックス・ヴァージョン)」を加えたもの。
1977 『Niagara CM Special Vol.1』(コロムビア)※2011年の『Niagara CD BookⅠ(Box Set)』(ソニー)で丸ごとリイシュー。「Cider’73 B Type~C Type」「ジーガム(Audition)」「土曜の夜の恋人は(Mono Mix.Single Vocal)」「土曜の夜の恋人は(Version 2.Backing Track Stereo Mix Double Vocal)」はこれのみ。34トラック。31位。
1981 『Niagara CM Special Vol.1 2nd Issue』(CBSソニー)※1986年の『Niagara CD Book Ⅰ(Box Set)』(CBSソニー)で丸ごとリイシュー。前述の3トラック落としてMonoの「タマゴ」「スメランド」「MG5」「レモンのキッス」「ハウスプリン」「出前一丁」とStereoの「オシャレさん」「大関」「Big John A Type 15-30」「Big John B Type 15-30」を追加、当時は初登場だった。
1983 『NIAGARA CM SPECIAL
Special Issue』(ソニー)※1と2から抜粋して、さらにその後の音源をプラスしたもの。抜粋でも別テイクに差しかえられているものもある。他でも聴けるが、ロンバケサウンドの「Cider ‘83」「出前一丁」「オシャレさん」、「CM Special Vol.2」などが聴きもの。
1995 『Niagara CM Special』(ソニー)※『NIAGARA CM
SPECIAL Special Issue』とほぼ同じだが『Vol.1 2nd
Issue』の「ドレッサーⅢ」が入るなど若干内容・曲順が違う。<br
/>
2007 『Niagara CM Special Vol.1 3rd Issue(30th
Anniversary Edition)』(ソニー)※「Vol.1」の3rdということで「Vol.2」の1979年以降の作品は意識的に外して、「Vol.1」時代の未発表トラックを多く発掘して入れた。大滝が歌ったもののボツになった別テイクの「ハウスプリン(Demo)」、本CDの個人的なハイライトの「サイダー79(サンシャインガール)」はParadeの「Sunshine Girl」をアレンジしたものでなかなか爽やか。「ドレッサーⅢ」にはアン・ルイスのヴォーカル入りが収録できた。特に注目はFussa Demoとカテゴライズされたホームデモで「Cider 73 (A TYPE)」「Cider 73 (NO.1)」「Cider 73 (You & Me)」「Cider 73 (B TYPE)」「Cider 74 (ON DEMO)」「Cider 74 (FUSSA DEMO)」「サントリー・オールド」「スパイス・ソング」は十分楽しめ70トラック収録。
1983 『Niagara CM Special Vol.2』(CBSソニー)※2015年の『Niagara CD Book Ⅱ(Box Set)』で丸ごとCD化された。曲名はクレジットされていないが冒頭の9秒「NIAGARA CM Special Theme」と、「A面で恋をして」の3ヴァージョン「(Narration)」「(A Cappella)」「(Track Only)」、さらに『A Long Vacation』のCM用の「Spot Special」「Instrumental Special」の6トラックが初。
1977 『多羅尾伴内楽團Vol.1』※2011年の『Niagara
CD BookⅠ(Box Set)』(ソニー)収録。全編エレキ・インストで多羅尾伴内楽団名義。
1978 『多羅尾伴内楽團Vol.2』※2011年の『Niagara
CD Book Ⅰ(Box Set)』(ソニー)収録。オリジナルは波の音入り。ただし『Niagara Black Vox(Box Set)』のLPのみ波の音をカット。
2007 『多羅尾伴内楽團Vol.1&Vol.2(30th Anniversary Edition)』(ソニー)※2イン1で、1987年の『Niagara
Black Book(Box Set)』の中のCD『Tarao Bannai Special』で登場した「サーフ・ライダー」と「霧の乙女号」に、「ブラック・サンド・ビーチ(Kayama Tribute Mix)」「霧の彼方へ(Speed-Up Version)」を追加した。
1977 シリア・ポール『夢で逢えたら』(ソニー)1997 Reissue ※オリジナル盤と同じミックスで、ボーナス・トラックに「夢で逢えたら(Single Version)「恋はメレンゲ(Single Version)」「夢で逢えたら(Mono Version)」「夢で逢えたら(Mono Instrumental Version)」に加え1986年の『Niagara Black Book(Box Set)』収録のミックスが違う「Walk With Me('87 Mix)」(※86の誤植?)とここのイントロのドラムが違っていた「The Very Thought Of You」の6曲を追加した。大滝はプロデュースと作曲を担当し、山下達郎もストリングス・アレンジ多数受け持った。なお前述の1986年の『Niagara Black Book(Box Set)』は、大滝の意向と、吉田保のリミックスによりエコーが多めにかかり、曲順も変えたが、同じスタッフで作ったのに『Niagara Black Vox(Box Set)』のLPに入っていた「夢で逢えたら、もう一度」は何故かCD版ではカットされた。
1977 『Niagara Calendar(’78 Edition)』2015 Reissue(ソニー)※2011年の『Niagara CD Book Ⅰ(Box Set)』がベスト。
1981 『Niagara Calendar(’81 Edition)』2015 Reissue(ソニー)※2011年の『Niagara CD Book Ⅰ(Box Set)』がベスト。この81年版を96年にCD化した時のチャートが60位。<
このアルバムは1978年版(リリースが77年12月25日なので78年版としているようだ)と1981年版でまったく違うアレンジがされているので比較しながらまとめて記述する。『Niagara Calendar(30th Anniversary Edition)』は’78 Edition+81 Editionの2イン1だが、収録時間の限界で’81 Editionのラストが短縮版になっているのでお勧めできない。まず「Blue
Valentine’s Day」は、78年版はシングル・ヴァージョンに近く大滝の声がほぼノン・エコーで入るが81年版はエコーたっぷりで個人的にはこちらが好み。「五月雨」は78年版では雨音が入っているが81年版ではカット。ライチャス・ブラザースの「Just Once In My Life」を狙っただけあって81年版ではバックのリフが大きく強調されすぐに違いが分かる。最も異なるのは「青空のように」だ。78年版では冒頭に導入部のインスト部分があるが、81年版はすぐにサビからスタートする。バックも78年版はスチール・ギターが大きく入ったアレンジだが、81年版ではほとんど聴こえなくアレンジを変更、カスタネットを強調して「Wall Of Sound」ヴァージョンに変貌した。後半にはドラムのタム・ロールが登場する凝りよう。シングル・ヴァージョンに近いアレンジの81年版の方が正解。導入部がないのに全体は10秒長い。「泳げカナヅチ君」も78年版の波音を81年版では全面カットしているので波音分の尺が短い。続く「真夏の昼の夢」も78年版には波の音が入ってしまっているが、81年版では全面カット、そしてヴォーカルやサウンドに十分なエコーをかけて、これも81年版が正解だ。「座 読書」も78年版と81年版はイントロのドラムがまったく異なる。サウンドも81年版はヴォーカルがオン。「想い出は霧の中」は78年版ではバックのオルガンの音が目立つが、81年版ではヴォーカルをオンにしてオルガンはバッキングに埋め込んでいる。「クリスマス音頭」は81年版でより日本的な雰囲気を出すために三味線や合いの手を大きくミックスし、後のビギンの『オモトタケオ』サウンドの先駆けになっている。
1981 『Niagara Calendar(’86 Edition)』1986 Reissue(CBSソニー)※86年の『Niagara
CD Book Ⅰ(Box Set)』(CBSソニー)ものは吉田保が81年版を元にリミックスし、全面的にエコーがかかり、特に「Blue Valentine’s
Day」はドリーミーで全てのヴァージョンでこれがベストだ。うっとりとしてしまう。「五月雨」の深いエコーは最も「Wall
Of Sound」になっていた。「青空のように」「真夏の昼の夢」はよりソフトなサウンディングに。「想い出は霧の中」は歌の2番からバッキングにマンドリンがよく聴こえるようにミックスされ、より哀愁サウンドに。なお「お正月」のエンディングに78年版、81年版のどちらにも入っていた「クリスマス音頭」と「お正月」のつなぎの除夜の鐘のような音2回はカットされていた。
1978 『Debut』(CBSソニー)※読者リクエストで選ばれた12曲を全曲新録、未発表トラック、ライブで作り直したもの。2011年『Niagara CD BookⅠ(Box Set)』で丸ごとリイシュー。
1987 『Debut Special』(CBSソニー)※『Debut』から曲を8曲削除、代わりに「空色のくれよん」「田舎道」「うららか~ハイカラ~ロンロン~サイダー」「Sheila~シャックリママさん~Love’s Made A Fool Of You」「指切り」のライブが追加され、「空飛ぶクジラ」(フェードインが長い)「水彩画の町」「乱れ髪」「外はいい天気だよ」はリミックスされたので『Debut』とはまったくの別物。1987年の『Niagara Black Book(Box Set)』のみでリリース。
1978 『Let’s Ondo Again』(CBSソニー)※多羅尾伴内楽團の「峠の早駕籠」「337秒間世界一周」や宿霧十軒名義の「空飛ぶカナヅチくん」、Each Ohtaki名義の「烏賊酢是! 此乃鯉」の大滝4曲、残りは他アーティスト。2011年『Niagara CD BookⅠ(Box Set)』に収録。
1987 『Let’s Ondo Again Special』(CBSソニー)※『Let’s Ondo Again』から「峠の早駕籠」など6曲を別ミックスで入れ、加えて9曲を追加したので、もはや別物。『Niagara Black Book(Box Set)』に収録。「ナイアガラ音頭(Alternate)-布谷文夫」「スリラー音頭 ~ ビート・イット音頭-片岡鶴太郎」「ビックリハウス音頭-デーボ」「Let's Ondo Again~クリスマス音頭-アミーゴ布谷 & 横田基地Guys」など初。
1981 『Niagara Fall Stars』(CBSソニー)※レア・トラック集で、「心のときめき」は別テイクで自然終止、「霧の彼方に」はテンポアップした軽いミックス、「いつも通り」はオーバーダブ前のVersion2など既存も曲も少しずつ違う。『Niagara CD BookⅡ(Box Set)』で聴けるがこのオリジナル盤の曲目では未CD化。(BOXのものは曲目の違う2nd Issue)
1981 『A Long Vacation(20th Anniversary Edition)』2001 Reissue(ソニー)※ボーナストラックに1981年にリリースされた『Sing Along V.A.C.A.T.I.O.N』(「さらばシベリア鉄道」無し)(CBSソニー)もカップリング。インストだがリード・メロディが入っているのでカラオケではない企画もの。『Niagara CD BookⅡ(Box Set)』にも収録済み。2位。
1981 『A Long Vacation(30th Anniversary Edition)』2011 Reissue(ソニー)※20thの『Sing Along V.A.C.A.T.I.O.N』は楽器のリード・メロディが入っていて興ざめだったが、30thでは『A Long Vacation Tracks』として「さらばシベリア鉄道」も入った完全カラオケがカップリングされた。さらに「君は天然色(Original Basic Track)」もプラスされこれのみ。
1981 『Sing Along V.A.C.A.T.I.O.N』(CBSソニー)※リード・メロディ入りのカラオケで「さらばシベリア鉄道」はなし。『Niagara CD BookⅡ(Box Set)』などに丸ごと収録。52位。
1981 『Niagara Vox(Box Set)』(CBSソニー)※LP9枚組。前述の『Niagara Fall Stars』から3曲外れ4曲足した2nd Issue。そして、本ボックスのみの『More Niagara Fall Stars』『More More Niagara
Fall Stars』に10曲を超える未発表ヴァージョンを収録したが、2015 の『Niagara CD BookⅡ(Box Set)』(ソニー)でCD化された。『Niagara Calendar』は81年版を採用。
1982 大滝詠一:佐野元春:杉真理『Niagara Triangle Vol.2(20th Anniversary Edition)』2002 Reissue(ソニー)※オリジナル盤での大滝の曲は「オリーブの午后」「A面で恋をして」「白い港」「Water Color」「ハートじかけのオレンジ」の5曲。アルバムは『Niagara CD Book Ⅱ(Box Set)』、ボーナス・トラックのエンディングSE無しの「ハートじかけのオレンジ(Single Version)」と、「Rock'n'Roll 退屈男」は『Best Always』に含まれているが、「A面で恋をして(CM Version)」の最後にシンセ・ドラムのマシンガン音を一回入れた。2位。
1982 大滝詠一:佐野元春:杉真理『Niagara Triangle Vol.2(30th Anniversary Edition)』2012 Reissue(ソニー)※ボーナス・トラックはオリジナル盤プラス『Niagara
Triangle Vol.2 Tracks』として全曲のカラオケと、「A面で恋をして」(カラオケ)に関してはコーラスあり、コーラスなしの2ヴァージョンが収録された。
1982 『Niagara Song Book』(CBSソニー)※大滝詠一プロデュース、井上鑑アレンジで作られたストリングス・インスト・アルバム。Niagara
Fall Of Sound Orchestra名義。1989年リリースのCD(ソニー/27DH5302)の「夢で逢えたら」のみLong Version(サビの後のAメロが1回多い。よって26秒長い)だった。以降は使われていないが、これは1985年の『B-each Time L-ong』のラストのオーケストラだけの「夢で逢えたら」がイントロに32秒のオリジナルのメロディの導入部が付いて、以降は前述のLong Versionとなるので、『B-each Time L-ong』があれば足りるということになる。11位。
1982 『Niagara Song Book 30th Edition』2013
Reissue(ソニー)※『Niagara Song Book』にプラスして「幸せな結末」と「恋するふたり」のストリングス・ヴァージョンが収められた。なお、後者は新たにイントロにストリングスが加えられたヴァージョンでここでしか聴けない。Niagara Fall Of Sound Orchestra名義
1984 『Each Time』(CBSソニー)
オリジナルは9曲仕様。「魔法の瞳」は後のリイシューは30th Anniversary Version以外3分30語のサビ以降歌詞が加筆された5分21秒ヴァージョンだが、オリジナルはこの4分53秒ヴァージョン。「木の葉のスケッチ」はフェイド・アウトするヴァージョン(※『Snow
Time』ではアコーディオンのイントロがプラスされたヴァージョンも登場した)。「夏のペーパーバック」も後にイントロのベースのないヴァージョンが使われたが、イントロの楽器が多いこの盤がオリジナル。最も違うのは「レイクサイド・ストーリー」で2回のリフレインでフェイド・アウト気味に絞った後またフェードインして完奏する、俗称「大エンディング・ヴァージョン」であり、オリジナル盤と同じものは『Niagara CD Book Ⅱ(Box Set)』で聴くことができる。その前は最も初期の品番35DH78だけこのヴァージョンが収録され、それ以外のCDは4回のリフレイン後にフェイド・アウトするロング・ヴァージョンに差し替えられている。このヴァージョンは5分37秒まであり、長さ的には最長ヴァージョンである。1位。
1986 『Complete Each Time』(ソニー)※『Each Time』に「Bachelor Girl」と「フィヨルドの少女」が追加され11曲仕様になった。「魔法の瞳」は歌詞が加筆されたロング・ヴァージョン、「木の葉のスケッチ」はフェイド・アウトしない完奏ヴァージョン、「夏のペーパーバック」はイントロにベースがなく違い楽器の少ないヴァージョン(このヴァージョンは『B-each Time L-ong』にも収録)、「恋のナックルボール」は最後にSEが再度現れ大滝の呟きがかすかに入るヴァージョンでこのアルバムのみ、「1969年のドラッグレース」はエンディングの強弱の回数が少なくギター音が少し長く入ったヴァージョンに変更された。これらは1984年の33cm45回転シングル6枚のボックス『Each Time Single Vox(Single Box Set)』(CBSソニー)で披露されていたものだった。そして「レイクサイド・ストーリー」は、3回のリフレインで5分22秒にフェイド・アウトする本盤のみのヴァージョンに差し替えられた。これらは『Niagara CD Book Ⅱ(Box Set)』の『Complete Each Time Single Vox』にまとめられている。14位。
1984 『Each Time(20th Anniversary Edition)』2004 Reissue(ソニー)※基本的に「Bachelor Girl」と「フィヨルドの少女」が追加された1986年リリースの『Complete Each Time』(ソニー)の11曲に、ボーナス・トラックとして初登場の「恋のナックルボール(1st
Recording Version)」が入り、「マルチスコープ(=ゆらりろ)」「Cider’83」もプラスされた。この4曲は『Niagara Song Book Ⅱ(Box Set)』にも収録されているが、「マルチスコープ」の冒頭に子供の声が入るのはこの盤のみ。「魔法の瞳」は『Complete Each Time』に収録された歌詞が加筆されたロング・ヴァージョンだが、「木の葉のスケッチ」「夏のペーパーバック」「恋のナックルボール」は1984年版『Each Time』に戻る。しかし「レイクサイド・ストーリー」はここでもフェイド・アウトするヴァージョンだが、2回のリフレイン後の5分7秒で終わってしまう後述の『Snow Time』収録のものと同じ最短ヴァージョンになってしまった。
1984 『Each Time(30th Anniversary Edition)』2014 Reissue(ソニー)※11曲仕様で、前述の11曲盤と全て曲順が違うが、これがFinalと題されたので決定盤と言える。ディスク2には全曲の完全カラオケが収録されたが、歌入りとカラオケでは別ヴァージョンを使っている場合がある。「夏のペーパーバック」は『Complete Each Time』のイントロにベースのないヴァージョンを採用、ただしカラオケはベース入りのヴァージョンとなる。「木の葉のスケッチ」はオリジナルのフェイド・アウトするヴァージョンだが、カラオケは『Complete Each Time』の完奏するヴァージョンが使われた。「魔法の鏡」は、オリジナルのサビの挿入がない4分53秒に戻った。「1969年のドラッグレース」はエンディングのギターが長い『Complete Each Time』以降のヴァージョン。「恋のナックルボール」は通常ヴァージョン。「レイクサイド・ストーリー」は『Each Time』CDの4回のリフレイン後でフェイド・アウトする5分37秒の最長ヴァージョンが再び採用された。しかしカラオケは『Each Time』のオリジナルの2回のリフレインの後にエンディングが現れ完奏する「大エンディングヴァージョン」が復活する。さらにこのヴァージョンだがオリジナルは2回目のリフレインがフェイド・アウト気味に音を絞るがここでは絞らずエンディングへ持っていく初登場のミックスである。
1984 『Niagara Song Book 2』(CBSソニー)※大滝詠一プロデュース、井上鑑アレンジで作られたストリングス・インスト・アルバム第2弾。Niagara Fall Of Sound Orchestra名義。この1984年のCD(35DH111)での『レイクサイド・ストーリー』はファイド・アウトしないで大エンディング・ヴァージョン仕様になっていて20秒長く、「魔法の瞳」のサビの後に木管のAメロとブリッジパートが多く入り58秒も長かったが、以降のCDではこの2ヴァージョンは登場していない。20位。
1984 『Niagara Song Book 2』 1989 Reissue(ソニー)の盤のみ、「ガラス壜の中の船」「夏のペーパーバック(Reprise)」が外され、「Bachelor Girl」「白い港」に差し替えられた。ただこの2曲や、変更されたフェイド・アウトする「レイクサイド・ストーリー」や短い「魔法の瞳」など全て『Niagara CD Book Ⅱ』内に収録された。
1984 『Niagara Black Vox(Box Set)』(CBSソニー)※シリア・ポール『夢で逢えたら』、『多羅尾伴内楽團Vol.1』『多羅尾伴内楽團Vol.2』『Debut』『Let’s
Ondo Again』のLP5枚のボックス。エコーが多めにかけられている。『多羅尾伴内楽團Vol.2』に波の音が入っていない。『Niagara Black Book(Box
Set)』にもセレクトされて入ったが『多羅尾伴内楽團Vol.2』の★「In The Still Of The Night」★「ジャワの夜は更けて(Java)」★「魅惑の宵(Some Enchanted Evening) 」★「Paradise Lost」の波無しは本ボックスのLPのみ。また『夢で逢えたら』も曲順を変え全曲は入っているが、『Niagara CD
Book(Box Set)』のものはストリングスのみの★「夢で逢えたら、もう一度」(吉田保リミックス版)がカットされた。★未CD化
1985 『B-each Time L-ong』(CBSソニー)※『A Long Vacation』『Each Time』から抜粋した曲を、Niagara Fall Of Sound Orchestraでつないだ企画もの。『Niagara
CD Book Ⅱ(Box Set)』に収録された。2位。
1985 『Snow Time』1996 Reissue(ソニー)※大滝がプライベートで作ったアルバムだが、評判となり1996年に正式リリースされた。半分大滝、半分インストだったが、大滝では森進一に書いた曲の英語カバー「夏のリビエラ」が何といっても目玉。またオフィシャル化の際、「木の葉のスケッチ」がアコーディオンのイントロから始まる未発表ヴァージョンになった。そして元はインスト曲が不足していたため『Niagara Song Book 2』の「レイクサイド・ストーリー」が収められていたが、「Yokan(渡辺満里奈に書いた「うれしい予感」)」のインストに差し替えられた。なお、インストサイドの「Siberia」は『Sing Along Vacation』に入らなかった代わりに録音されていたフィヨルド7名義で81年にリリースされた「哀愁のさらばシベリア鉄道(ギター・バージョン)」とは編集が違い、エンディングの高音のギターパートをそっくりカットして、その後のアドリブ・ギターを多く入れたもので別ヴァージョン。『Niagara CD Book Ⅱ(Box Set)』には「Yokan」を「レイクサイド・ストーリー」に戻したプロモと同じ選曲に変更され収録された。
1986 『Niagara CD BookⅠ(Box Set)』(CBSソニー)※吉田保の別ミックスが貴重なシュガー・ベイブの『Songs』から『Niagara Calendar』までの6枚に、『Niagara Fall Stars 2nd Issue』(Version2は「霧の彼方に」、Version3は「ドリーミング・デイ」(いきなりピアノから始まり10秒短い別ミックス)「心のときめき」収録。他2曲は前述の『Niagara Vox(Box Set)』(CBSソニー)参照)と『Dawn In Niagara』(ココナツバンクのライブや布谷文夫の未発表ヴァージョンなど収録。目玉はSugar Babeのデモ4曲だったが、『Songs』30周年記念盤に収録された)の8枚組。
1987 『Niagara Black Book(Box Set)』(CBSソニー)※『Debut Special』、シリア・ポール『夢で逢えたら』、『Tarao Bannai Special』『Let’s Ondo Again
Special』のCD4枚組。全体的にエコーを多く加えたリミックス。『Tarao Bannai Special』は『多羅尾伴内楽團Vol.1』『多羅尾伴内楽團Vol.2』の抜粋+ボーナス2曲(30th Editionでも聴ける)の構成で、『Niagara
Black Vox(Box Set)』の『多羅尾伴内楽團Vol.2』は波のSE抜きだったので、「Ride The Wild Surf」「Beach Bound」「Black Sand Beach」「Moon Dawg」「Cruel Surf」「Surf Party」「Ajoen Ajoen心のときめきを」「The Surfer Moon」は波のSE無しである。また『夢で逢えたら』は曲順を変えたが、このCD版のみなぜかストリングスの「夢で逢えたら、もう一度」のみカットされた。『Debut
Special』と『Let’s Ondo Again Special』は選曲がまったく違う。(前述)
1991 『大瀧詠一Song Book1/大瀧詠一作品集(1980-1985)』(CBSソニー)※大滝の書き下ろした曲を歌う太田裕美、山口百恵、松田聖子、ラッツ&スター、西田敏行などのナンバーに、大滝はこの盤のみ収録の「A面で恋をして(Instrumental)」(バンドの録音で、カラオケではない)など全17曲収録
2010 『大瀧詠一Song Book1/大瀧詠一作品集(1980-1998)』(ソニー)※大滝の最高作である松田聖子「風立ちぬ」渡辺満里奈の「しあわせの予感」や97年の大滝のシングル「幸せな結末」など21曲収録されたが、肝心な1991年版の「A面で恋をして(Instrumental)」が外されている。
1995 『大瀧詠一Song Book2/大瀧詠一作品集(1971-1988)』(ビクター)※大滝の曲を歌う沢田研二、森進一、小林旭、アン・ルイス、かまやつひろし、薬師丸ひろ子の曲などに大滝本人の「ゆらりろ=(マルチスコープ)」が入っている。その他17曲収録。<br
/>
2002 小泉今日子『KYON3』(ビクター)※大滝が小泉のために1988年に書いた「怪盗ルビィ(小泉今日子&大滝詠一デュエット・ヴァージョン)」収録。<br />
2011 『Niagara CD BookⅠ(Box Set)』(ソニー)※『Debut』や多羅尾伴内楽團の2枚、シリア・ポール、シュガー・ベイブ、『Let’s Ondo Again』まで含めNiagara時代のアルバム12枚をオリジナル・ミックスでリイシュー。『Niagara Calendar』は78年版と81年版で分けて収録してある。
2014 『Best Always』(ソニー)※ベスト盤で初登場の大滝詠一本人が歌う「夢で逢えたら」、大滝が歌い始め、歌う順番が違う初登場のナイアガラ・トライアングルの「幸せにさよなら(Alternate Single Version)」、初登場の「ナイアガラ・ムーン(イン・ザ・プールMix)」、バックにピアノを前面に出した「烏賊酢是!此之鯉」のニューミックス、歌とカラオケをつないだ1分の「Cider ‘83」は初登場。フェイド・アウトではなくドラムで終わる「A面で恋をして(Single Version)」にはアナログ時代の最後の溝に入っていたシンセ・ドラムのマシンガン音まで1フレーズ入れたのは初。Single Version初登場は、『Niagara Calendar』81年版と大きく違わないが分離が良くカスタネットとコーラスがよく聴こえる「青空のように」と、78年版とほぼ同じでエコーが少ない「Blue Valentine’s Day」の2曲も初CD化だ。シングルのみの「幸せな結末」「Happy Endで始めよう」「恋するふたり」と竹内まりやの2003年のアルバム『Longtime Favorites』に入っていた竹内まりや&大滝詠一のデュオ「Something
Stupid」も収録、あと目立った違いは無いが「君は天然色」(冒頭の音合わせ無し)「さらばシベリア鉄道」(早くフェイド・アウト)「恋するカレン」(ヴォーカルが若干オフ気味)のSingle Versionが収録された。その他カラオケで「ナイアガラ・ムーン」「幸せにさよなら」「夢で逢えたら」「ROCK’N’ROLL退屈男」「CM Special Vol.2」「Cider ‘83」「夏のリビエラ」「幸せな結末」「Happy Endで始めよう」「恋するふたり」が収録され貴重。2位。
2015 鈴木雅之『All The Best-Martini Dictionary-(初回限定盤)』※1979年12月のシャネルズのライブに飛び入りした大滝がシャネルズをバックに「クリスマス音頭」「Who Put The Bomb(In The Bomp Bomp Bomp)」を歌う。
2015 『Niagara CD BookⅡ(Box Set)』(ソニー)※CD12枚組。1981年の『A Long Vacation』は幻に終わった12インチシングル5枚組仕様の『A
Long Vacation Single Vox』で。同年のリード・メロディが入ったカラオケ『Sing
Along V.A.C.A.T.I.O.N』、1982年の『Niagara
Triangle Vol.2』はそのまま。1984年の『Each
Time』は当初のCDとオリジナルの形でリリースされ、「レイクサイド・ストーリー」はフェイド・アウトの後にエンディング部分が入って完奏する「大エンディングヴァージョン」で復活した。同年にリリースされた12インチシングル5枚組はプラス4曲加えて『Complete Each Time Single Vox』として登場。「魔法の瞳」は3分30秒後に新たにサビ(「ブルーの夜明けまで…」以降の30秒)が加わったロング・ヴァージョン、「夏のペーパーバック」はイントロにベースの入らないシンプルなヴァージョン、「木の葉のスケッチ」はエンディングまで入った長いヴァージョンになった。「1969年のドラッグレース」はエンディングのギター音が長く伸びるヴァージョン、「恋のナックルボール」は曲が終わった後小さくSEと大滝の会話が入ると僅かに違い、「レイクサイド・ストーリー」はフェイド・アウトされたヴァージョン(その他の曲は1986年の『Complete Each Time』のCDと同じだが、このヴァージョンは30thで登場したファイド・アウトが最も長く最長)である。加えられた「Bachelor Girl」と「フィヨルドの少女」は通常のヴァージョン、Niagara
Fall Of Sound Orchestraの「Bachelor Girl(Instrumental
Version)」は1989年仕様の『Niagara Song
Book 2』のみ収録されていたもの。「哀愁のフィヨルドの少女」は『Snow Time』で登場したインストの「Fiord」。その1986年にプロモのみでリリースされた『Snow Time』は、1996年にCD選書でリリースされたものではB面部分に1曲エレキ・インストが無かったので、Niagara Fall Of Sound Orchestraの「レイクサイド・ストーリー」(1989年以降のフェイド・アウトするもの)を外し、渡辺満里奈のシングルに書いた「うれしい予感」をインストにした「Yokan」を入れたが、本ボックスでは元に戻った。ただし本ボックスの『Snow Time』はCD選書ヴァージョンでしか聴けないアコーディオンが冒頭に加わった「木の葉のスケッチ」をそのまま残してくれた。そして外された「Yokan」は本ボックスの『Niagara Rarities Special』に収録されている。初CD化のディスクは1982年リリースの『Niagara
CM Special Vol.2』で、曲名はクレジットされていないが冒頭の9秒だけの「NIAGARA CM Special Theme」と、「A面で恋をして」の3ヴァージョン「A面で恋をして(Narration)」「A面で恋をして(A Cappella)」「A面で恋をして(Track Only)」、さらに『A Long Vacation』のCM用の「Spot Special」「Instrumental Special」の6トラックが初CD化。1989年の『B-each Time Lon-g』はオリジナル仕様。Niagara Fall Of
Sound Orchestra による1982年の『Niagara
Song Book』と1984年の『Niagara Song
Book 2』だが、曲名はオリジナルの形になったが、前者は1989年の仕様の「夢で逢えたら」のロング・ヴァージョンは元に戻され、後者は1984年仕様の『レイクサイド・ストーリー』の大エンディング・ヴァージョン仕様や、別ヴァージョンの「魔法の瞳」は使われなかった。ただし、後者の1989年版の2曲の差し替えについては先に紹介した「Bachelor Girl」に加え、もう1曲の「白い港」も『Niagara Rarities Special』に収められた。本ボックスの目玉「『Niagara
Rarities Special』のレア・トラックは、初登場の「恋するふたり(Title Back
Version)」で、ドラマの中で使われた約半分の長さのまったく異なるヴァージョン。2007年の「恋するふたり(7inch Version)」は、CDと違ってフェイド・アウトのあとにダンドビドゥのスキャットが入って完奏する別ヴァージョンだ。「幸せな結末(7inch Version)」の違いは不明。最もレアなのは1984年のプロモシングル収録の「ペパーミント・ブルー(Promotion Version)」と、同じ年の12インチシングルのみのプロモ収録の「夏のペーパーバック(Promotion Version)」と「真夏の昼の夢(Promotion
Version)」の3曲。「ペパーミント・ブルー(Promotion
Version)」のイントロは『Niagara Song Book 2』のイントロのストリングスに一見似ているが、歌が始まる30秒の直前までリズムまったく入らずストリングスのみで演奏も違う。その後は通常の「ペパーミント・ブルー」。「夏のペーパーバック(Promotion Version)」はNiagara Fall Of Sound
Orchestraのヴァージョンの2分53秒から3分8秒までの間に大滝の歌うヴァージョンを入れ込んだもの。「真夏の昼の夢(Promotion Version)」はもっと凝っていてNiagara Fall Of
Sound Orchestraのヴァージョンの後の2分42秒から、はじめはア・カペラで、その後にストリングスに合わせて歌っていて、倍の長さになっている。その他では1981年にFiord7名義でシングルリリースされた「哀愁のさらばシベリア鉄道(Organ Version)」も収録され初CD化。ただしこのシングルのもう片方の「哀愁のさらばシベリア鉄道(Guitar Version)」は、『Snow Time』の「Siberia」の訳だが、「Siberia」は最後の高音でのギターパートをそっくりカットしてその後のアドリブ・ギターを入れている編集なので、9秒短い。なお「恋するふたり(Strings Version)」はイントロ・エレピ・ヴァージョンの方で、2013年にリリースされたNiagara Fall Of Sound Orchestraの『Niagara Song Book 30th Edition』収録の「恋する二人」はイントロにストリングス被せた新ヴァージョンは入らなかったので手離さぬよう。(「幸せな結末」の方は収録された)そしてNiagara時代のコンピ集『Niagara Fall Stars’ 81 Remix Special』には1981年にリリースされたLP Box『Niagara Vox』の『Niagara Fall Stars 2nd Issue』『More
Niagara Fall Stars』『More More Niagara Fall Star』からVersion2の「すてきなメロディ」(7秒長い)「Yuki Ya Kon-Kon」*「Fussa
Strut Part2」(最後まで歌が入っていて全くの別テイク。10秒長い)「あの娘に御用心」(アップテンポのラテンアレンジでまったくの別テイク。ドゥワップのアルバムのものより1分半短い)「恋はメレンゲ」(ドラムのパターンから違いアップテンポでアコーディオンを大きくミックスした軽快な完全別テイク。10秒長い) 「Mandshurian
Beat」(バックを抑えめにギター音をよく響かせ哀調サウンドになっている)「霧の乙女号」*「Ride The
Wild Surf」*やVersion3の「いつも通り」(Version2よりバックのミックスが僅かに大きい)「Cobra Twist」(エンディングに笛の音が入る)「Down Town」(ヴォーカルが若干オフ気味)「The Surfer Moon」*が収録されていた。なお*マークの多羅尾伴内楽團のテイクに顕著な差はない。
2015 『佐橋佳幸の仕事』(GT Music)※1997年に13年ぶりのシングルの為行われた幻の「ナイアガラ・リハビリ・セッション」からエルヴィスのカバーの「陽気に行こうぜ~恋にしびれて」を収録。『Debut Again』収録のものより冒頭のスタジオのやり取りが30秒多い。
2016 『DEBUT AGAIN(初回限定盤)』(ソニー)※大滝詠一が他アーティストに提供した曲のデモ等を集めたセルフ・カバー集に、オマケとして1997年の再活動開始期にソニーでのリハビリ・セッションを初回限定でプラスしたアルバムだ。冒頭の1985年に小林旭のために書いた「熱き心に」がまずこの盤のハイライトの1曲。1994年に渡辺満里奈が歌った「うれしい予感」は、キーがオリジナルなので非常に低い。ミニアルバムでは2分22秒から35秒に登場する大サビの入っていない、シングル・ヴァージョンを使っている。1998年の「怪盗ルビイ」は2002年リリースの『Kyon3』に、小泉今日子と大滝の細かいつなぎ合わせのデュエット・ヴァージョンが収録されていたが、こちらは初登場の大滝のソロ・ヴァージョン。ラッツ&スターに提供した「星空のサーカス」と「Tシャツと口紅」はさすが男性用、キーが合うのでバックコーラスも完璧、自家薬篭中の出来。薬師丸ひろ子に提供した1983年の「探偵物語」「すこしだけやさしく」は、大滝が同年7月24日に西武球場で行ったコンサート「オールナイトニッポン・スーパーフェス’83」用に作ったオケで録音したソロで、アレンジから全く違う。前者は、ほぼオーケストラをバックにした薬師丸に比べ大滝はピアノのイントロからオーケストラが入りビートも感じられるアレンジで仕上げている。ただ大滝のソロ作品として見ると歌謡曲っぽさが強い曲想だ。後者の大滝ヴァージョンはカスタネットが加わりより大滝らしいサウンドになっていた。次は『Snow Time』で既に披露済みの「夏のリビエラ」。そして曲の魅力度ではこのアルバムの目玉である「風立ちぬ」の大滝ヴァージョンが登場する。使用したのは松田聖子に提供した1981年の12月3日に渋谷公会堂で行われた「ヘッドフォンコンサート」のライブ音源だった。キーを変えバッキングは新しく作られたが、基本的なアレンジは松田聖子ヴァージョンで、「探偵物語」ほどの違いはない。この音源にはブートで一部に出回っている松田聖子と同じキーで歌うデモヴァージョンがあり、そちらが収録されると思っていたが、よりキーが低く、歌声が地味だったので使われなかったのか。このブートには大滝本人が歌う「冬の妖精」のデモも入っていたがこれも収録されていない。最後は特典でしか聴けなかった「夢で逢えたら(Strings Mix)」が収録された。ハープシコードからスタート、その後はストリングスのバッキングなのでドリーミーな仕上がりでラストに相応しい。そしてオマケのディスク2。1997年に大滝がソロ活動再開をするためにソニーのスタジオで2ヶ月に渡って続いた「リハビリ・セッション」からの音源が続く。1928年のジミー・オースティンのカバー“My Blue Heaven”のカバー「私の天竺」で、中間に“Home On The Range”を入れるセンス、まさにナイアガラだ。続く「陽気に行こうぜ~恋にしびれて」(2015松村2世登場!version)は、ご存じエルヴィス・プレスリーのカバー・メドレーで、昨年リリースされた『佐橋佳幸の仕事1983-2015』に収録されたものから冒頭の30秒のスタジオでのやり取りをカットしたものだ。その後はカントリーのロジャー・ミラーとジョージ・ジョーンズのカバーのメドレー「Tall Tall Trees~Nothing Can Stop Me」と軽快なカバーが続いた。「うれしい予感」のB面(扱い)で、植木等が歌った「針切じいさんのロケン・ロール」の大滝によるセルフ・カバー。このディスク2に回されたのは、オリジナルが1958年のノヴェルティ曲でそこにさくらももこが歌詞を付けたものだからで。大滝が歌うとまさにナイアガラ。3位。
2017 『Niagara 45rpm Vox』(ソニー)※大滝詠一のアナログシングル9枚+音源CD1枚の『Niagara 45rpm Vox』がリリースされて、大滝の音源リイシューがほぼ完成した。特に素晴らしいのはアナログだけで組まずにその音源のCDを付けた事。さてまず貴重なプロモ4枚の違いから。大滝詠一楽団名義の「ブルー・バレンタイン・デイ (インストゥルメンタル)」は、イントロにわざとスクラッチノイズが2回入り、「今日は」の歌いだしの部分のギターがリード用に入っている。A面は「ブルー・バレンタイン・デイ」のシングル・ヴァージョンで、モノはこれだけ。ただし大きな違いはない。同じく大滝詠一楽団名義の「青空のように (インストゥルメンタル)」はシングル・ヴァージョンのカラオケだが、カスタネットが『Niagara Calendar』81年版並みに大きく入っている。エンディングはシングルより5秒短く「ランララララー」にからむ大滝のコーラスがあまり聴こえない。A面は「青空のように」のシングル・ヴァージョンで、モノはこれだけ。これも大きな違いはない多羅尾伴内楽團名義の「サーファー・ムーン (The Surfer Moon)Promo Version」はイントロのベースの音が大きくミックスされ印象が大きく違う。オリジナルの『多羅尾伴内楽團 Vol.2』の波の音はない。A面の「心のときめき (Ajoen Ajoen)Promo Version」もオリジナルの『多羅尾伴内楽團
Vol.2』の波の音が無く、頭に一瞬入るドラムではなく、イントロに5秒のドラムのソロが入る。このイントロのドラムは『Niagara Black Vox』『NIAGARA FALL STARS』などと同じだが、エンディングは1秒ちょっとでフェイドアウト、ほとんど聴こえない『Niagara Black Vox』、11秒ドラムが続く『NIAGARA FALL STARS』とエンディングが違う。なお『Niagara Black Vox』収録のものに波の音はない。最後はモンスター名義の「ピンク・レディ(Promo Version)」だが、『LET'S ONDO AGAIN』は頭に15秒の「Oh my darling…」のイントロがあり2分40秒で曲が終わる。最後にワウのような声が被り2分56秒から3分4秒まで小さく駕籠かきの掛け声が聞こえる。そして『Let's Ondo Again
Special』にはさらにイントロの25~26秒のブレイクにピーポーのような声が入っているが、このプロモには15秒までのイントロをカット、前述のイントロのブレイクはシングルでは10~11秒になるがピーポーの声がなく、エンディングのあとのワウのような声もない。カップリングの多羅尾伴内楽團名義の「峠の早駕籠(Promo Version)」シングルの駕籠かきの掛け声が4秒で演奏が始まるが、『LET'S ONDO AGAIN』は掛け声が17秒、『Let's Ondo Again Special』は20秒から始まる。ちなみに『Let's Ondo Again Special』は演奏が始まって3秒後の掛け声のようなSEが大きく、15秒後の「ピッ」という声がこちらでは「ピピッ」と2回になっていた。続いてレギュラー盤。「お花見メレンゲ(Single Version)」が決定的にアルバムと違うのは大滝のヴォーカルがシングル・トラックであること。そしてヴォーカルは『NIAGARA CALENDAR '78』よりオンであり聴きやすく『NIAGARA
CALENDAR '81』の演奏のオーバーダブは無い。加えてモノである。A面は「ブルー・バレンタイン・デイ」のシングル・ヴァージョン。「Cobra twist(Single Version) 」は、『GO! GO! NIAGARA』よりヴォーカルが若干オン気味で、時に最後の「Hey
Little Cobra,Don’t You Know You’re Gonna Shut’em Down」のコーラスが大きくはっきりミックスされている所が違う。そのあとのリフレインは11回ではなく10回でフェイドアウトする。加えてこれもモノ。なお『NIAGARA FALL STARS '81 Remix Special』は最後のリフレインに変なオルガンのような音がオーバーダブされ30秒以上長く無駄に完奏している。他でも81年のミックスはフェイドアウトするものでも変なオルガン入り。A面は「青空のように」のシングル・ヴァージョン。多羅尾伴内楽團のシングル「霧の彼方へ
(Mr. Moto)」は『NIAGARA FALL STARS Vol.1 2nd Issue』のテイクよりキーもピッチも低く、イントロのギターのエフェクトもなく堂々とした仕上がり。(エフェクトは『NIAGARA FALL STARS '81 Remix Special』の方がもっと大きい)このシングル・ヴァージョンは『多羅尾伴内楽團Vol.1』にB面の「悲しき北風
(The Last Leaf)」と一緒に収録されている。あと残りの2枚、「幸せにさよなら」と「ナイアガラ音頭」シングル・ヴァージョンAB面は『NIAGARA TRIANGLE Vol. 1 30th
Anniversary Edition』に収録済み。
☆シングルのみ
1981 「哀愁のさらばシベリア鉄道(Guitar Version)」フィヨルド7(ソニー)※大滝変名のインスト。エンディングが違い9秒短い。カップリングは「哀愁のさらばシベリア鉄道(Organ Version)」。Guitar Versionのみ★未CD化。
1981 「A面で恋をして(Single Version)」(ソニー)※最後の無音溝にマシンガンの音が入っているので、オート・ピック・アップでないとエンドレスでシンセドラムのマシンガン音を繰り替えすようになっている。『Best Always』のCD収録のものは1回分、マシンガン音を入れるようになった。そのため未CD化とは言えない。
(◎はっぴいえんど時代の音源)
☆オリジナル・アルバム
2004 『はっぴいえんどBOX』(エイベックス・イオ)※3枚のスタジオ録音アルバム『はっぴいえんど』(70年)『風街ろまん』(71年)、『HAPPY END』(72年)にアルバム未収録音源(未発表多数)12曲、そして数多くのライブ・アルバムに分散して収録されていたものに未発表をプラスした70年~73年のライブ音源47曲(はっぴえんどの前身のヴァレンタイン・ブルーの70年1月13日の「Bluebird」ライブ含む)、同時期のバックで演奏した14曲も収録された。さらに85年6月15日の「All Together Now」のイベントで再結成された時のライブ4曲「12月の雨の日」「風をあつめて」「花いちもんめ」「さよならアメリカさよならニッポン」も収録された究極のボックス・セット
☆『はっぴいえんどBOX』未収録ライブ<
1999 松本隆『風街図鑑』(ソニー)※72年8月25日名古屋勤労会館での「ちぎれ雲」のライブ収録。
2009 『はっぴいえんどLive On Stage(エレック/URC復刻プロジェクト2009』(ポニーキャニオン)※71年4月14日「加橋かつみコンサート」での「いらいら」「しんしんしん」「12月の雨の日」「抱きしめたい」「はいからはくち」5曲、同8月21日「ロック・アウト・ロック・コンサート」での「春らんまん」「空いろのくれよん」「ももんが」「かくれんぼ」「はいからはくち」5曲収録。
2014 『岡林信康ロック・コンサート』(FUJI)※70年10月9日のライブ「12月の雨の日」「かくれんぼ」2曲収録。他、岡林のバック8曲担当。
2014 『岡林信康コンサート』(FUJI)※70年12月1日のライブ「かくれんぼ」「はいからはくち」2曲収録。
◎参考チャート・イン・シングル
81 君は天然色…36位、恋するカレン…66位、A面で恋をして…14位、85 フィヨルドの少女…31位、87 幸せな結末…2位、03 恋するふたり…7位
(作成:佐野邦彦)
0 件のコメント:
コメントを投稿