さて、この1964年~1968年にテディ・ランダッツォが作曲、そしてプロデュースまでした曲は、そのほとんどが他に例を見ない傑作である。もう1回聴いてこのテディ・ダンダッツォ・マジックにハマってしまうと、抜け出せない。自分のように徹底的に集めてしまう「同士」も多い。このテディは、バリー・マンの「The Way Of A Clown」を歌ってヒットさせた歌手である。そしてニール・セダカを筆頭に、バリー・マン、テディ・ランダッツォという才能あるシンガーは、自分で曲を書くシンガーソングライターになっていく。彼らはビートルズの出現により、今までのアメリカン・ポップスのぬるま湯が通用しなくなった時に、作風を変えて、転調を使い、新しいビートを取り入れ。特に持ち前の作曲センスをレベル・アップできた人間だけが生き延びた。先の3人は生き延びた3人で、ニール・セダカは自ら1970年にシンガーソングライターとして大ブレイク、バリー・マンは作曲家として膨大なヒットを生み出し、60年代から90年代になっても大作曲家として誰もが知る存在もなった。(シンガーソングライターとしても細々活動して素晴らしい作品を残したが、これは「Favorite Musician全音源コレクティング第19回」で紹介済み)トニー・マコウレイは初めから作曲兼プロデューサーで、デビューがビートルズ以降で、最初から時代に合わせ、そしてリードした曲を書けたので全英トップ20に38曲ものヒットを送り込めたのである。その中、テディ・ランダッツォはミニ・バリーマンとも言え、この5年間、ソロ・シングルも出しながら、主体は作曲家兼プロデューサーとして活躍した。ただしテディは1963年までの曲はアメリカン・ポップス臭の強いオールディーズであり、1969年になると、転調や緩急を駆使したテディ・ランダッツォ・ワールドが消えてしまって、ソウルに傾倒、個人的には興味を失ってしまう。だからこのリストのテディの作品リストの年代は極めて短い。よってまずはこの時代にリリースされた①7枚のソロ・シングル②メインライターで一定期間全てを受け持ちヒットを生んだ黒人グループのリトル・アンソニー&ジ・インペリアルズとロイヤレッツ③単発で受けた主に黒人ミュージシャンのシングルの作曲兼プロデュース④単発だが作曲だけ受けたもの(その分、テディらしさは失われる)で分けて紹介していこう。まずは①のソロ・シングル。テディ自身はバリー・マンほど力を注いでいないのは歴然。1964年の「Lost Without
You」は②のリトル・アンソニー…の方でも使っていて、ドラマティックな曲だがほぼ同じアレンジで2番手。タイトルの後ろに※を入れた曲はみなリトル・アンソニー…でも使っていて3曲もある。「You Don’t
Need A Heart」は派手ではないがサビ前の何度も重ねる転調がテディしかできない芸当だ。イタリアのみのシングルでYou Tubeで聴けた「Non E Come
Te」は、マイナー調のAメロがメジャーにまとまってサビへ一気に盛り上がるテディらしさ全開の傑作、レコードが欲しいが入手できない…。1966年の「You’re Not
That Girl Anymore」※はテディらしいサビでの転調の展開や上昇するオーケストレーションがあるが曲がアルバム収録曲レベル。最も出来のいいのは「Trick Or Treat」※。弾けるようなアップのメロディが何重にも重なってハモって行き、曲全体が浮き浮きしたサウンドに満ちた傑作だ。67年の「Just One More
Time」は気だるそうなロックを意識した曲想で失敗、1968年の「Girl On My Mind」はバブルガムタッチでこれも失敗だ。②続いてテディで最も成功したリトル・アンソニー&ジ・インペリアルズだ。最初は静かな美しさを湛えた「I'm On The Outside」が全米15位になって最初の成功をつかむ。そして同名のアルバムでは4曲担当、そこにもうひとつの名曲が。それが「Make It Easy On Yourself」で、山下達郎が『On The Street Corner2』でカバーした曲だが、同名でヒットしたバート・バカラックの曲があり、平気でみんな「ジェリー・バトラー、ウォーカー・ブラザースで大ヒットしたバート・バカラックのナンバー」と書いているが別の曲。山下達郎はバリー・マンと並んでテディ・ランダッツォのコレクターなのを知らないようだ。甘いな。そして1965年にはテディ独特の美しいメロディが収束しそうでそこで転調してサビで移っていきホーンで一気に盛り上げるという芸当が生み出され、その「Goin’ Out Of My Head」は6位という大ヒットとなる。続く「Hurt
So Bad」もやはり収束しそうで転調していく華麗な曲作りで10位にランキング。テディ作にしては極めてオーソドックスな作りの「Take Me Back」は16位とヒットが続く。なおシングルはAメロがハモる。同名のアルバムは5曲を担当、ロイヤレッツも歌ったサビから始まる開放感に満ちた傑作「Never Again」も収録されていた。ただし期せずして競作となったこの曲はロイヤレッツの女性コーラスの方がより華麗。1966年からはヒットは少なくなるが曲のクオリティはさらに上がる。アルバム『Payin’ Our Dues』の「Better Use
Your Head」は数あるこのグループの曲でも最高の出来だろう。テディ得意のAメロが、変わり目の度に転調していく曲作りが最高に決まった傑作中の傑作。ただしチャートは54位止まりに終わる。テディへの信頼度は上がり以降アルバム全体がテディの作品で統一されるようになる。シングルカットは92位止まりだがサビのホーンのコーラス、転調の盛り上がりがいい「It's Not The Same」や「Your Own Little World」は後半に力強く一音ずつ上昇して転調してサビとというテディマジックが快感だ。スプリームスの曲のようなハッピーな「Gonna Fix You Good」も新しいアプローチで、他にシングルからの2曲など名曲揃い。そして1967年には『Reflections』をリリース、グループ名からこの一時期「Little」が取れた。アルバムには夢を見ているように美しいメロディとハーモニー、サウンドで覆われた「My Love Is Rainbow」があまりに素晴らしいし、この路線で作られた「Lost In Love」も見事だ。キャッチーな力強いフックから始まる「Yesterday Has Gone」はトニー・マコウレイを少し意識したような意欲作。「Trick Or Treat」のカバーはあるし、次の③④で紹介したい曲があるので、ここで辞めておくがさらなる名曲の宝庫だ。次作1967年の『Movie
Grabbers』は全て映画主題曲のカバーでテディのオリジナルはないが、いかにテディのプロデュースのセンスが凄いが思い知らされる。華麗、ゴージャス、そして斬新、フランシス・レイの「A Man And A Woman」など聴くとため息が漏れる。なお②の中でこのアルバムのみ未CD化。今まで紹介した4枚のアルバムはBGOから2in1でCD化されている。この年のシングル「I’m Hypnotized」はテディのハーモニーのマジックを堪能させてくれる快作で、日本のReal MusicのCDで聴ける。1968年のシングルは作風が変わり特筆すべきものがなかったが、このタイトルの範疇外の1969年のアルバム『Out Of
Sight Out Of Mind』に4曲だけ収められたテディの曲の「I Look At You」はリフに載せて転調とコーラスで聴かせてくれる快作、同じく転調が決まった「You Bring
Me Down」もいいので、例外で紹介させてもらおう。続いてテディが作曲・プロデュースで全面的に担当したのが黒人女性4人組のロイヤレッツだ。ファースト・アルバムはヒットした「It’s Gonna Take A Miracle」は緩急をつけ、転調を駆使したテディらしい快作で41位にランクされた。続く同路線の「I
Want To Meet Him」も72位とスマッシュヒットしたため、ファースト・アルバム『It’s Gonna Take A
Miracle』はこの2曲にプラス4曲がテディで、静かな歌いだしからサビで弓をためてひいたように一気に盛り上がる「Poor Boy」や「How Can You
Face Me」がロイヤレッツらしいサウンドだ。1966年の次作『The Elegant Sound Of The Royalettes』は全曲テディの作曲・プロデュースで作られ、名曲の宝庫に仕上がった。アルバム内では③でも紹介するが、思い憂げなイントロからサビで転調、コーラス、ストリングスで一気に盛り上げるテディ・ランダッツォ・サウンドの美学が凝縮したのは「Getting Through To Me」だ。そしてピアノの印象的な「Don't Throw Me Away」も素晴らしい。不安定な感覚を持たせる歌いだしが、転調を重ねてドラマティックに仕上げていくのがテディの最も得意とするところ。「Lonely Girl」も転調でつないだあとにドラマティックなサビ、そして「Think Before You Act」のようにブリッジで単語ごとにスタッカートを付けたメロディに載せてサビへ持っていくなどテディの華麗なテクニックを集めた素晴らしい仕上がりのアルバムだった。2枚とも日本のCelesteでCD化されている。さていよいよ③である。ここでは作曲・プロデュースでテディ・ランダッツォの美学が結集した最高の名曲を堪能できる。まず1965年にはジョージア・ギブスのシングル「Let Me Dream」だ。不安定な感じのAメロが急にビートが早急なブリッジのあとにその前のビートに戻りハープのブレイクのあとに華麗なオーケストラを登場させるともかくセンス溢れる最高のナンバー。どうしたらこうした構成の曲を考え付くのか。未CD化のままだ。ただ他にテディの曲が2曲収録されたアルバム『Call Me』の方が入手しやすい。そしてジニー・アーネルの「I’m Getting Mad」は歌いだしのメロディから安定感がなく、転調からさらに不安定になるが、そのあとに開放されたメロディになる構成が上手い。『Meet Ginny Arnell』のCDに他のテディナンバーと共に収録されている。ロイヤレッツのカバーよりも出来がいいのがアナベラ・フォックスの「Getting Through To Me」。ブリッジの弓のように溜めて一気に開放するサビのパーカッションとコーラス、オーケストラのコラボレーションがメリハリがさらに付いていてこれは傑作。残念ながら未CD化。さらにテディ節を使わないで盛り上がったのがジョン・アンドレアの「Come On In」。後半のサビは転調につぐ転調を重ねるメロディのテクニックで心をつかむ。バックもアコーディオンとそれを支えるストリングスで盛り上げる・1966年になるとまずは黒人グループのPorgy
& The Monarchsの「If It’s For
Real」だ。ゆったりと重量感のあるビートでムードたっぷりのAメロが、ブリッジからはテディ独特の上昇をしていきホーンの音と共に一気に開放される最高の1曲。ソウルのコンピCD『Solid Soul 4 - Soul To Soul』に収録されている。オリジナルのシングルは非常に高額だ。同じく黒人の女性グループのパティ&ジ・エンブレムの「Let Him Go Little Heart」は、テディの最も得意とするブリッジをスタッカートで上昇させ、その後にストリングス・コーラスで一気に頂点へ持っていく快作だ。『Golden Classic』というCDに収録された。ロイヤレッツも歌っていた「Good For A Lifetime」はバリトン系の黒人歌手アル・ヒブラーのシングルが素晴らしい。テディ得意の一気に盛り上がるコーラスとストリングスの音圧が尋常ではない盛り上がり方で感動的だ。未CD化。同じくバリトン系のリッチー・アダムスの「Better Off Without You」もロイヤレッツより盛り上がりがあって出来がいい。これも未CD化。テディらしい曲作りではないがアップテンポのハワード・ガイトンの「I Watched You Slowly Slip Away」はメロディの快調な展開でひきつけられてしまう。このレコードも高額で未CD化。④ではテディのプロデュースをよく理解しているディフィニティブ・ロック・コーラルの「In The Mirror Of Your Mind」が華やかで、ロイヤレッツのヴァージョンより出来がいい。未CD化。こうやって書いていくとテディ・ランダッツォのこの時期の作品はみな紹介したくなる。まずはCD化されている②のCD4枚を聴けば、すぐにテディの虜になるだろう。
TEDDY RANDAZZO WORKS (1964-1968)
○Teddy Randazzo Production
R…Teddy Randazzo P…Victoria Pike B…B.Barberis W…B.Weinstein
S…L.Stallman H…Harshman
★Solo Singles(1964-1968)
1964 ○「Lost Without You(R-B)/Less Than Tomorrow(R-W)」(DCP/1108)※B面の「Less Than
Tomorrow」のみ『Journey To Love』(IJC)のCD収録
1965 ○「You Don’t Need A Heart(R-H)/As Long As I Live(R)」(DCP/1134)
1965 ○「Non A Come Te(R-Pace)/Non Sei Tu(R-Mogol)」(United
Artists/3094)※Italia Only
1966 ○「You’re Not That Girl Anymore(R-May)/Soul(R-W-B)」(DCP/1153)
1966 ○「Trick Or Treat(R-P)/I’m Losing You(R-P))(MGM/13648)
1967 ○「Just One More Time(R-P)/A World Without Love(R-P)」(Verve/5050)
1968○「Girl On My Mind(No Credit)/Maggie’s Theme」(No Credit)(Buddah/34)
★Little Anthony
& The Imperials(1964-1968)※一部1969年あり。
※Teddy Randazzo作曲&プロデュースのみ紹介する。1966年途中から一時Anthony & The Imperialsに改名
☆オリジナル・アルバム
1964 ○『I’m On The Outside』(DCP/6801)(I’m On The Outside (R-W)…15位/Make It Easy
On Yourself(R-W-Wilbur Mershel)/Please Go(R-W-B)/Our Song(R-W-B))※『Reflections』と2イン1でBGOからCD化。135位
1965 ○『Goin’ Out Of My Head』(DCP/6808)(Goin’ Out Of
My Head(R-W)…6位/Reputation(R-H)/Never Again(R-H)/Hurt So Bad(R-W-H)…10位/Take Me Back(Album Version)(R))※『Payin’ Our Dues』と2イン1でBGOからCD化。
1966 ○『Payin’ Our Dues』(Veep/16513)(Better
Use Your Head(R-P)/Call Me A Joker(R-Lambert)/Good For A Lifetime(R-W)/Cry My
Eyes Out(R-H)/You Better Take It Easy Baby(R-P)/Hungry Heart(R-P)/It’s Not The
Same(R-Kusik-Adams-P)/The Wonder Of It All(R-P)/Gonna Fix You Good(R-P)/Lost
Without You(R-B)/You’re Not That Girl Anymore(R-May)/Your Own Little
World(R-P-S))※『Goin’ Out Of
My Head』と2イン1でBGOからCD化。
1967 ○『Reflections』(Veep/16514)(Don’t
Tie Me Down(R-P-Adams)/My
Love Is Rainbow(R-P)/If I Remember To Forget(R)/Keep It Up(R-Adams)/Hold On To
Someone(R-P)/Yesterday Has Gone(R-P)/Trick Or Treat(R-P)/ Lost In
Love(R-P-Leka)/In The Mirrors Of Your Head(R-P)/I Love You(R-W)/Better Off
Without You(R-P-Adams)) ※『I’m On The
Outside』と2イン1でBGOからCD化。
1967 ○『Movie Grabbers』(Veep/16516)※全て映画の主題歌でTeddyの曲は無いが、アレンジが秀逸なので掲載。
1967 ○『The Best Of Anthony & The Imperials Volume2』(Veep/16519)
(「I’m
Hypnotized(R-P-Seymore…98位)…1967年のシングル
1969 『Out Of Sight Out Of Mind』(United Artists/6720)○(I Look At You(R)/You Bring Me Down(R-P-Richards)/Love That
Lies(R)/The Ride(R-P-Gartman))※4曲だけ担当。対象外の年だがこのアルバムの曲はTeddyらしさがあり例外的に紹介。
(シングルのみ)
1965 ○Take Me Back(Single Version)(R)…15位/(DCP/1136)※『The Best Of Little Anthony & The Imperials』(EMI)のCDに収録。
1966 ○Down On Love(R-P)/※It’s Not The SameのB面(Veep/1248)
1967 ○Where There’s A Will There’s A Way To Forget You(R-P-B.Hall)/※Don’t Tie Me DownのB面(Veep/1255)
1968 ○「What Greater Love(R-P-R.Adams)/In The Back Of My Heart(R-P)」(Veep/1283)
★The Royalettes(1965-1966) ※Teddy Randazzo作曲&プロデュースのみ紹介する。2枚ともCelesteで日本のみCD化
1965 ○『It’s Gonna Take A Miracle』(MGM/4332)(It’s Gonna
Take A Miracle(R-W-S)…41位/Poor Boy(R-W)/You Bring Me Down(R-W)/I Want To Meet Him(R-W-S)…72位/How Can You Face Me(R)/Never Again(R-H))
1966 ○『The Elegant Sound Of The Royalettes』)(MGM/90725)(Baby Are You
Putting Me On(R-H-Gentry)/Love Without An End(R-W)/Getting Through To
Me(R-W)/It’s Big Mistake(R-W-T.May)/Don’t Throw Me Away(R-W-S)/Lonely
Girl(R-W-S)/It’s Better Not To Know(R-P)/Think Before You Act(R-W-S)/Let Me
Know When It’s Over(R-W)/Forever More(R-Kusik)/The Rest Of My Life(R)/I Can’t
Stop Running Away(R-W))
★その他アーティストのSingles(1965-1968)※Teddy Randazzo作曲&プロデュースのみ紹介。一部1971年まであり。
1965 ○Ginny Arnell:I’m Getting Mad(R-B-S)(MGM/13403)※『Meet The Ginny Arnell』(Poker)のCDに収録
1965 ○Ginny Arnell:A Little Bit Of Love Can Hurt(R-S-W)/(MGM/13362)※同上CDに収録
1965○Georgia Gibbs:「Let Me
Dream(R-S-B.Wilding)/In Time(R-B-B.Wilding)」(Bell/635)
1965 ○ Rita Pavone:Right Now(R-Wilbur Mashel) (RCA-Victor/47-8612)
1965 ○Annabelle Fox:「Getting ’Through
To Me(R-W)/Too Good To Be Forgotten(R-Ruth Allison)」(Satin/400)
1965 ○Linda Carr:「Baby Are You
Putting Me On(R-Hart-Gentry)/ The Girl From One-A And The Boy From One(R-Meshel-W)」(DCP/1138)
1965○Derek Martin:「You Better
Go(R-W-S)/You Know(R-W)」(Roulette/4631)
1965 ○John Andrea:「Come On
In(R-W-S)/My Fool Of A Heart(R-Sol Meshel)」(MGM/13378)
1965 ○Tony Orlando:Think Before You Act(R-W-S)(Acto45-6376)
1966 ○The MGM Singing Strings:「The Old And The New(R-Lou Stallman)/Lara's Theme 」(MGM/13448)※オーケストラ
1966 ○Teddy Randazzo:Sweet And Sour(Alessandro Mentrasti)※The Mechanical Man…Bent Bolt And The Nuts名義のB面(MGM/13635)※オーケストラ
1966 ○Patty & The Emblems:Let Him Go Little Heart(R-P)(Kapp/791)※『Patty & The Emblems』(Collectable)のCD収録
1966 ○Joey Powers :I Love You(R-W)(MGM/13421)
1966 ○Annabelle Fox:「Lonely Girl(R-W-S)/Humor Me(R-P)」(Satin/402)※「Lonely
Girl」のみコンピの『Girls Will Be Girls』(West
Side)のCD収録
1966 ○Richie Adams:Better Off Without You(R-P-Adams)(MGM/13629)
1966 ○Al Hibbler:Good For A Lifetine(R-W)(Satin/401)
1966○Howard Guyton:「I Watched You
Slowly Slip Away(R-Pegues-Lambert)/I Got My Own Thing Going(R-Guyton-Martin)」(Verve/10386)
1966 ○Porgy And The Monarchs:「If It’s For Real(R-Kusik)/That Girl(R-Kusik)」(Musicor/1179)※「If It’s For Real」はコンピの『Solid Soul 4 - Soul To Soul』(Solid Soul)、「That Girl」はコンピの『Manhattan Soul Vulume2』(Kent)のCD収録
1966 ○Linda Carr:「A Heart Without
Love(R-W-Carr)/Should I Be Happy For You Baby(R-W)」(DCP/1151)
1966 ○John d'Andrea:This Morning(R-W-S)(MGM/13572)
1967 ○Teddy Randazzo & His Orch.:「Per Un Pugno Di Dollari(Morricone)/Take Me Back(R))(MGM/13682)※オーケストラ
1968 ○Steve Lawrence:「Runaround(R)/I’m
Falling Down(R-P)」(Calendar/63-1005)
1968 ○Chad Munro:「After All Is
Said And Done(R-P-Richie Adams)/I’ve Never Really Been In Love
Before(R-P-Richie Adams)」(Decca/32256)
196? ○The Impact:Could You Love Me(R-P)(MGM/13726)※あの「My World
Fell Down」のB面。A面もTeddyのプロデュースだがTeddyらしさはない。
1971 ○The Vogues:「Love Song(R-P)/We’re On Our Way(R-P)」(Bell/991)
1971 ○The Vogues:「I’ll Be With
You(R)/Take Time To Tell Her(R-P)」(Bell/45-127)
★Teddy Randazzo作曲のみのSingles(-1968)
1965 Gayle Harris:Ain’t Gonna Let It Get Me Down(R-W-Hart)(DCP/1144)※Produced by Don Costa
1965
4 Lads:I’m Not A Run Around(R-R.Joice)(United Artist/893) ※Pro.はTeddyではない
1967 The Definitive Rock Chorale:In The Mirrors Of Your
Mind(R-P)(Philips/40386) ※Produced by Ellie
Greenwich & Mike Rashhow
1967 Trini Lopez:Together(R-P)(Repeise/0618) ※Produced by Don Costa
1968
The Kane Triplets :Buttercup Days(R-P)(United Artists/50466)※Pro.はTeddyではない。
196? The Saints:I’ll Be With
You(T)」(Decca/732602) ※Pro.はTeddyではない
196? Sandi And Salli:I Can’t Stop Running Away(R-W)(Ranwood/832)※Pro.はTeddyではない196? The Skip Jacks :I’m Falling Down(R-P) (Sure2302) ※Pro.はTeddyではない
★その他アルバム ※Teddy Randazzo作曲&プロデュースのみ紹介(1965-1971)
1965 Georgia Gibbs:『Call Me』(Bell/6000))(○シングルのLet Me
Dream(R-S-B.Wilding)/In Time(R-B-B.Wilding)の他Big Wide World(R-W-B))※3曲担当
1966 ○OST:『The Girl From
U.N.C.L.E.』(MGM/4410)(Moving On(R)/The
Countess(R)…作曲は2曲)※Varese SarabandeからCD化されたが、オリジナルジャケットで大きくTeddy RandazzoのクレジットがあるのにCDではジャケットにない作曲者のJerry GoldsmithとDave Grusinの名に入れ替えたクズCD。
1969 Steve Lawrence:『I’ve Gotta Be Me』(RCA Victor/4167)(○As
Usual(R-P)/Rain In My Heart(R-P)/A World Wihout Love(R-P-Leka))※作曲は3曲、プロデュースは4曲担当
1971 Georgie Fame:『Going Home』○Happiness (R-P)(CBS/64350)※BGOでCD化
(作成:佐野邦彦)
◎オマケ:1973年にLittle Anthony & The Imperialsの『On A New Street』(Avco/11012-596)で6曲、1975年にChi-Litesの『Half Of Love』でタイトル曲、1977年にJoe Simonの『A Bad Case Of Love』(Spring1-6716)で10曲、1978年にManhattans『There’s No Good
In Goodbye』で2曲、1979年にStylistics『Love Spell』(Mercury/1-3753)で8曲を書き、プロデュースもしているが、1970年代のJimmy Webbと同じく作曲・プロデュース共に昔の冴えがなく、個人的には興味がない。また1963年より前のオールディーズ時代にはTeddy本人で22枚のシングルと3枚のアルバムもリリースされているが、単なるオールディーズでこれも興味がない。さらに下記のシングルは旬の時代だが、シンガーに合わせたのかテディらしさが感じられないので対象外とした。
1966 Derek Martin:「Bumper To Bumper(R-W)/Don’t Resist(R-W)」(Roulette/4670)
1967 Derek Martin:「Breakaway(R-P-L.McCorkle)/Take Me Like I Am(R- P-L.McCorkle))」(Roulette/4743)
1968 Derek Martin:「Sly Girl(R-L.McNeil)/Soul Power(R-P)」(Tuba/2010)
加えてAnthony &
The Imperialsになった1968年にはTeddyの曲ではないBeautiful People(Veep/1275)と「The Flash
Failur/The Gentle Rain」(Veep/1293)のシングルがあるがTeddyらしさは全く無しで対象外。ちなみに1969年のシングル「Anthem/Goodbye
Goodtimes」(Veep/1303)もA面はTeddyの曲なのに、Teddyらしさゼロ。
(作成:佐野邦彦)
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