ニール・ヤングが好きなので、CS&Nで録音したものは外してある。CSN&Yは『Deja VU』冒頭のスティルスの「Carry On」が鮮烈で、ヤングの「Ohio」で最も感動したのでその1970年で燃え尽きていて、ツアーだけ再結成の1974年はオマケ。さて写真の『Journey Through The Past』はCSN&Yの「Southern Man」のライブが目玉の一つ。茅ヶ崎で子供の頃から友達で、青学へ進学した桑田佳祐さんのバンドのライブポスターを当時、早稲田へ進学した宮治淳一さんが依頼されるがバンド名はなく「バンド名はまかせる」と言われたため、ニール・ヤングの「Southern Man」を聴きながら、新聞に「サルサの女王・ファニア・オールスターズ来日」とあったので、合体させて「サザン・オールスターズ」にしてポスターを完成させたら、桑田さんに「何だこれ?」と言われたが、未だにあいつ使っているよと宮治さんから聞いたことがある。そして宮治さん、桑田さん、そして宮治さんが早稲田で友人になる萩原健太さんという日本の音楽史を支える同時期の才能のエピソードに、同じ茅ヶ崎では中学生から手作りの船で烏帽子岩まで自分で漕いで渡り、夏休みはそこで遊んでいたという超ワイルドな大先輩、加山雄三さんのエピソードも入れた映画の「茅ヶ崎物語」が近々上映される。ポスターはなんと茅ヶ崎の海をバックにした宮治さんだったので驚いたが、きっと楽しいエピソード満載なので絶対楽しいはず。ここで紹介しておこう。最後にCS&Nも、スティルスやナッシュ、クロスビーのソロも初期は揃えているので、CSN&Yしか関心がないわけではないことを書き添えておこう。
★CROSBY STILLS NASH & YOUNG(1969-1974)
☆オリジナル・アルバム
1970 『Deja Vu』(Atlantic)US1-UK5※ヤング2曲、スティルス2曲、ナッシュ2曲、クロスビー2曲、ヤング&スティルス1曲、ジョニ・ミッチェルのカバー1曲。
1971
『4 Way Street(Limited Edition)』1992Reissue(ワーナー)※オリジナル盤未収録の「King Midas In
Reverse」「Laughing」「Black Queen」「The Loner-Cinnamon Girl-Down By The River」のライブ収録。全曲1970年のライブ。ヤング6曲、スティルス6曲、ナッシュ5曲(1曲はホリーズ時代)、クロスビー4曲。US1-UK5
2014 『CSNY1974』(ワーナー)※1974年の再結成ツアーのライブをCD3枚に初収録。全40曲で、ヤング14曲、スティルス9曲、ナッシュ9曲、クロスビー8曲で構成されている。ニール・ヤングの「Hawaiian Sunrise」「Love Art Blues」「Traces」「Pushed It Over The End 」「Goodbye Dick」はこのCDでしか聴くことができない。ライブDVDは8曲で、アメリカのCapital
CentreとイギリスのWembley Stadiumで収録されたものが4曲ずつ収録されていた。US17-UK37
2015 『Roosevelt
Raceway, Live 1974』(Air Cuts)※1974年の再結成ツアーの9月8日の模様はKing Biscuit
Flower Hourで放送されたが、それを収めたもの。上記のディスクに比べて16曲と少ないが「Walk On」「Southbound Train」「Another Sleep Song」のライブはこの盤のみ。Amazon購入だがブートの可能性あり。
☆必要なコンピレーション(ライブ参加含む)
1972 Neil Young:『Journey Through The Past』(Reprise)※1970年夏のツアーを映画用にライブ収録していた中から「Find The Cost Of
Freedom」「Ohio」「Southern Man」のライブ収録
2000 『CSN(Box Set)』(Atlantic)※CS&Nのボックスセットだが、CSN&Yで録音した曲のみ紹介する。69年「Helplessly Hoping」(S)(Alternate Version)、「Horse Through A
Rainstorm」(N)(Unreleased Song)、「4+20」(S)(Alternate
Mix)、Woodstock(Jonni Michelle)(Alternate Mix) 、「The Lee Shore」(C)(Unreleased Version)、70年「Almost Cut My Hair」(C)(Unedited Version)、「Man In The Mirror」(N)(Unreleased Live Version)、「Black Queen」(S)(Unreleased Live Version)、73年「See The Changes」(S)(Unreleased Version)、74年「Homeward Through The Haze」(C)(Unreleased Version)に、70年のシングル「Ohio」(N)「Find The Cost Of Freedom」(S)も収録。US109
2009 Neil Young『Neil Young Archives Vol.1 1963-1972(Box Set)』(Reprise)※70年のライブ「Only
Love Can Break Your Heart」「Tell Me Why」に加え、バックコーラスがたっぷり入った「Helpless」(Alternate Mix)収録、72年にNeil Young & Graham Nashでシングルのみでリリースされた「War Song」も収録。
2009 『Woodstock:40
Years On Back To Yasgur’s Farm(Box Set)』(Rhino)※1969年のライブ。1970年リリースのライブアルバム『Woodstock』に収録された「Sea Of Madness」(Y)「Wooden Ships」(C&S)収録。同盤は71年リリースの『Woodstock2』収録のCS&Nのライブも含みお得。
2009 Graham Nash:『Refllections(Box Set)』(Rhino)※「Teach Your Children」(Alternate Mix)収録。
2009 Crosby Stills
& Nash:『Demos』(Rhino)※1970年のCrosby Nash & YoungによるCrosbyの「Music Is Love」(Demo)収録。
2013
Stephen Stills:『Carry On(Box Set)』(Warner)※「Carry On/Questions」(Alternate Mix)、「Find The Cost Of Freedom」(1971/10/3のBostonのライブ)収録
オマケ〇シングル・チャート
70 Woodstock-US11、Teach Your Children-US16、Ohio-US14、Our House-US30
(作成:佐野邦彦)
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