2017年6月29日木曜日

☆Favorite Musician 全音源コレクティング第12回:THE CLASSICS IV(~1975)


クラシックスIVか、デニス・ヨスト&ザ・クラシックスIVと表記すべきか迷ったこの60年代後半に数多くの魅惑のヒットを放ったこのグループ。デニス・ヨストの魅惑のハスキー・ヴォイスを、後のアトランタ・リズム・セクションの中核となるグループのプロデューサーのバディ・ビューイとリード・ギターのジェームス・コッブが極上のメロディのバラードを書き、独特のアタックのギターでサウンドを締め、「Spooky」「Stormy」「Traces」「Midnight」という今でも色褪せない名曲を生み出した。しかしクラシックIVは都合5枚のアルバムをリリースしているのに、オリジナル・アルバムの形では1枚もリリースされていない。ベスト盤がCapitolRavenで組まれたが内容がダメなので、自分が東芝EMIでベスト盤をまかされた時は、収録時間の許す限りの名曲を全てぶち込んで高く評価してもらえた。その『The Very Best Of Classics IV』を入手してもらえばもうほぼ十分だ(「We Miss You」があと入れられれば完璧だった)。この下記のリストを見てもらえば分かるが、彼らの最盛期のImperial4枚のアルバムで未CD化の曲はカバーが大半で、内容のいいオリジナル曲は日本盤で網羅した。最後のアルバムは3年後にMGM Southからリリースされ、サウンドのクオリティも落ちた。Imperial時代の4枚は、東芝EMIから2in1だと2枚、またその頃はゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズのアルバムの多くもCD化されていなかったのでこちらはLibertyから9枚なので2in1だと5枚を、日本でリリースしないかと働きかけたが「1タイトル5000枚売れますか?」と言われ、この手のリイシューでそのイニシャル数は辛いので正直にそれは無理と言ったら、どちらもじゃあということでベスト盤を好きに作っていいことでまとまった。どちらも満足な出来なのだが、やはりオリジナル盤のCD化は実現したかったなあ…特にクラシックスIVは残念な状態が続いているし。日本のレコード会社は塩漬けが得意で、出るタイトルは呆れるほど何度もリリースされる。しかしワーナーの『Soft Rock Nuggets』の時など、合体で膨らんだ巨大レコード会社はは少しもオファーをOKにしない。まあこんなじゃ、Cherry Redや、Collector’s ChoiceReal Gone MusicBear FamilyBGORepertoireSequelなど、これらはライセンス生産だけど、こういう良質なリイシューメーカーは日本には現れないね。自分の所で出さないのならライセンス出せばいいのに、減点方式の日本じゃそれが売れたらマイナスだから許可は出ない。大昔に下北沢のCalifornia Musicというレコード屋がBruce & Terryとかライセンス申請したけどソニーは玄関払いで、仕方なく東芝からSuper StocksLPの許可をもらって出していた。自分がVivid Soundに勧めたHeaven Bound with Tony ScottiThe BugaloosCDはよく許可が出たもの。未だに他の国からは出ていないし。そういえばこれも東芝。世間の言われようでは「東芝は役所」と言われて融通が利かない代表のように言われてきたけど、実は「岩盤規制」の会社は別なのだ。

 

THE CLASSICS IV(1975)

☆オリジナル・アルバム(単品のCD化無し)

1968 『Spooky(Imperial)※収録曲中「Bus Stop」「By The Time I Get To Phoenix」「Daydream Believer」「You Are My Sunshine」「Goin’ Out Of My Head」「Just Between You And Me」「The Letter」の7曲未CD化。US140

1968 『Mamas And Papas/Soul Train(Imperial)※「The Girl From Ipanema」「It Ain’t Necessarily So」「Ladies Man」の3曲未CD化。US196

1969 『Traces(Imperial)※「Mr.Blue」「Sunny」「Our Day Will Come」「Sentimental Lady」の4曲未CD化。US45

1970 『Song(Imperial)※「We Miss You1曲未CD化。

1973 『What Am I Crying For?(MGM South)※「Help Me Help Yourself」「It Never Rains In Southern California」「One Man Show」「Make Me Believe」「Save The Sunlight」の5曲未CD化。

 

☆必要なコンピレーション(この3枚のCDは全て必要。Imperial以前のCapitol時代の曲も含み互いに重複しない曲がある)

2003 『The Best Of Dennis Yost & The Classics IVLegendary Masters Series)』(Capitol

Capitol時代のシングル等「Pollyanna」「Cry Baby」「Dancing By Myself」「Laugh It Off」「Little Darlin'」「Nothing To Lose」とImperialのアルバムから「Poor People」「Just Between You And Me」「Book A Trip」「Mary, Mary Row Your Boat」「Strange Changes」「Mama's And Papa's」「Pity The Fool」「It's Time For Love」を収録。

2003 『Atomspherics1966-1975』(Raven

Bed Of Roses」「Most Of All」「Ain't It The Truth」「What Am I Crying For」「Rosanna」「All In Your Mind」「The Days Of Our Lives」「Sweet Surrender」「My First Day Without Her」収録。

2004 『The Very Best Of Classics IV』(東芝EMI(日本のみ)

Spooky」「Soul Train」「Waves」「Stormy」「24 Hours Of Lonelines」「Traces」「Traffic Jam」「Everyday With You Girl」「Change Of Heart」「Rainy Day」「Midnight」「The Funniest Thing」「Where Did All The Good Times Go」「Free」「Something I'll Remember」「Nobody Loves You But Me」「The Comic」「Cherryhill Park」「Pick Up The Pieces」「God Know I Love Her」が全曲。CDの中で文句なしのベストの内容。

 

☆必要なシングル

1973 「Love Me Or Leave Me Alone/I Knew It Would Happen」(MGM South)※未CD化。

1974 「It’s Now Winter’s Day/Losing My Mind」(MGM South)※未CD化。

1975  Lovin’ Each Other」(MGM)※未CD化。A面は「My First Day Without Her

 

オマケ〇シングルチャート

67 Spooky-US368 Soul Train-US90Stormy-US569 Traces-US2Everyday With You Girl-US19Change Of My Heart-US49Midnight-US5870 The Funniest Things-US59Where Did All The Good Times Go-US6972 What Am I Crying For-US3975 My First Day Without Her-US94

 

(作成:佐野邦彦)

☆Favorite Musician 全音源コレクティング第11回:SIMON & GARFUNKEL(~1970)



1970年までのサイモン&ガーファンクルは本当にいい。曲作りのクオリティがアルバムの度に加速度的に進化、『Parsley,Sage,Rosemary & Thyme』『Bookends』『Bridge Over Troubled Water』の3枚の優れた楽曲にはため息が出るほどだ。ポール・サイモンは、「Bridge Over Troubled Water」は自分が作った曲なのに、アート・ガーファンクルがその天使の声で万雷の拍手を浴びているのを、雑な気持ちでいたと語っていたが、そういう思いの長い蓄積が、全米・全英で1位を獲得したS&Gの活動の頂点でユニットに終止符を打たせてしまったのだろう。でもポールの曲を一番表現できたのはアートの声であり、個人的にはサイモン&ガーファンクル、それもポールの才能が頂点に達する1970年までの楽曲で自分は十分である。彼らによって学んだことも多く、ロックのグルーヴ感はエレキギターの有無は無関係、「Mrs.Robinson」でのポールのアコースティック・ギターのカッティングのカッコよさは、まさにロックだった。同じ1968年にはロック史上の最高作である「Jumpin’ Jack Flash」がリリースされているが「Mrs.Robinson」も一歩も劣らない。ただ、リアルタイムに1970年に中学生になった我々は「ビートルズ派」「ストーンズ派」とおおまかに区分されていたがその中に「S&G派」の友人がいたがそう言えない雰囲気があった。ポップ寄りのものは…という時代がまだ残っていたのだ。そんなものはグループである事も自由なCSN&Yの出現などで垣根は消え去っていくのだが…。なお1957年から1963年までのTom & Jerry時代の音源は、オールディーズで内容が違いすぎるため、下記に別掲載した。

 

SIMON & GARFUNKEL1964-1970

☆オリジナル・アルバム

1964 『Wednesday Morning,3 A.M.(Extra Track)2001 Reissue(Sony)※未発表の「Bleecker Street [Demo Version]」「He Was My Brother [Alternate Take 1]」「Sun Is Burning [Alternate Take 2]」の3曲追加。(1曲は『Old Friends(Box Set)』のもの。)US34-UK24

1965 『The Paul Simon Songbook(Extra Track)2004 Reissue(Sony)※この盤では未発表の「I Am A Rock [Alternate Version]」「A Church Is Burning [Alternate Version]」の2曲追加。Paul SimonのソロでS&Gの録音ではないが、ボーナスを含めた全14曲中13曲をS&Gで録音しているため、含める。USは当時未発売。

1966 『Sound Of Silence(Extra Track)2001 Reissue(Sony)※未発表曲「Blues Run The Game (Outtake)」「Barbriallen (Demo)」「Rose Of Aberdeen (Demo)」「Roving Gambler (Demo)」の4曲追加。(1曲は『Old Friends(Box Set)』のもの。)US21-UK13

1966Parsley,Sage,Rosemary & Thyme(Extra Track)2001 Reissue(Sony)※「Patterns(Demo)」「A Poem On The Underground Wall(Demo)」の未発表デモ2曲追加。US4-UK13

1968 『Bookends(Extra Track)2001 Reissue(Sony)※未発表の「Old Friends(Demo)」とシングルB面曲「You Don’t Know Where Your Interest Lies」追加。US1-UK1

1968 『GraduateSoundtrack)』(Sony)※同名映画のサウンドトラック。8曲収録され、「Mrs. Robinson(Hamming)」「Scarborough Fair/Canticle (Interlude)」「Scarborough Fair/Canticle(OST)」「The Big Bright Green Pleasure Machine(Alternate)」「Mrs. Robinson(Alternate)」「The Sound Of Silence(Alternate)」の6曲はこの盤でしか聴けない別テイク。US1-UK3

1970 『Bridge Over Troubled Water(Extra Track)2001 Reissue(Sony)※「Feuilles-O」「Bridge Over Troubled Water (Demo Take 6)」の2曲追加。(1曲は『Old Friends(Box Set)』のもの)US1-UK1

2002 『Live From New York City,1967(Columbia)1967年のライブ19曲。(『Old FriendsBox Set)』のライブ4曲も収録された。)US165

2008 『Live 1969(Columbia)1969年の様々な場所でのライブ17曲。『Simon & Garfunkel’s Greatest Hits』のライブ2曲も収録された。US33

 

☆必要なコンピレーション(ライブ参加含む)

1972 『Simon & Garfunkel’s Greatest Hits(Columbia)※「The 59th Street Bridge Song」「Homeward Bound」のライブはこの盤のみ。ただし『Live 1969』に収録された「For Emily, Whenever I May Find Her」「Kathy's Song」はエコーが減ってドライな感じになので、本盤の方がいい出来だ。US5-UK2

1997 『Old Friends(Box Set)』(Columbia)※未発表デモとライブがリリース当時は15曲入った。後にリリースされたオリジナル盤とライブ盤に7曲が収録されたが、67年のライブの「Red Rubber Ball」や68年のライブ「Overs」「A Most Peculiar Man」「Bye Bye Love」、69年のライブの「Hey Schoolgirl/Black Slacks」「That Silver Haired Daddy Of Mine(Live 1969』より尺が長い)と、1967年のColumbia Special Productsのコンピ『A Very Merry Christmas』に収録されていた「Star Carol」とその時の未収録曲「Comfort And Joy」はこのボックスでしか聴けない。また67年のシングル「Fakin’ It」のB面のみの「You Don’t Know Where Your Interest Lies」はこのボックスが初CD化だった。なお似たタイトルの2003年の再結成ライブ『Old FriendsLive On Stage)』はまったくの別物なので要注意。UK170

2007 『Monterey International Pop Festival(Live)(Razor & Tie)※同名のボックス・セットに入りきらなかった未収録曲を集めたものだが、「Homeward Bound」「Sound Of Silence」が収録された。1967年のライブ。

 

☆必要なシングル

1963 「Carlos Dominguez」(Tribute)※1963年にPaul Kane名義で出し、1964年にはPaul Simon名義で再リリースされた。メロディ、歌詞、サウンドともポール・サイモンそのものでTom & Jerry時代と決別している傑作だが未CD化のまま。カップリングは「He Was My Brother」でこちらは後に『The Paul Simon Songbook』に収録された。「Carlos Dominguez」はかつて日本のReal Musicから『In The Beginning』のCDに収録されていた。

 

オマケ〇シングルチャート

65 The Sound Of Silence(Electric Version)-US1-UK966 Homeward Bound-US5-UK9I Am A Rock-US3-UK17The Dangling Conversation-US25A Hazy Shade Of Winter-US1367 At The Zoo-US16Fakin’ It-US2368 Scarborough Fair/Canticle-US11Mrs.Robinson-US1-UK469 The Boxer-US7-UK670 Bridge Over Troubled Water-US1-UK1Cecilia-US4El Condor Pasa-US1872 America-US97For Emily Whenever I May Find Her(Live)-US53 ※リリースは72年だが68年、69年の録音。

 

(作成:佐野邦彦)

 

Tom & Jerry時代の音源は、オールディーズで内容が違いすぎるため、下記に別掲載した。

Tom & Jerry時代の音源(1957-1963)◎

☆必要なコンピレーション(トップのディスクは著作隣接権切れ音源を集めたもので、この会社はビートルズも1963年までの音源は、保護対象から外れたので、合法的にリリースした。レーベルが関係ないので、音源のコンディションが良ければ網羅できたので文句なしだ。この盤を基本として、他はそこに収録されなかった1963年以降の音源(リリース年)などが収録されたものを記載した。)

2013 『Simon & Garfunkel The Early Years 1957-1962(Rock Melon)1957年から1962年にリリースされたTom & JerrySimon & Garfunkel)のシングル611曲、True TaylorSimon)のシングル12曲、Jerry LandisSimon)のシングル611曲、Tico & The TriumphsSimon)のシングル48曲、The MysticsSimon参加。「All Through The Night」はPaulの作曲・アレンジ)のシングル12曲、Artie GarrGarfunkel)のシングル24曲のほか、Jerry Landis名義のセッション10曲が収録され、ほぼワークスを網羅している。以下のアルバムはこのCDには未収録の曲が入ったCDである。

2009 『Early Simon & Garfunkel』(Deejay)※59年のThe CosinesPaul Simon Carol King)の録音「Ask Me Why」収録。ただしこのシングルは1992年になってChanceよりJerry Landis名義で、アナログでリリースされた。

2000 『Two Can Dream Alone』(Burning Airlines)※58年の録音だが66年のPickwickTom & Jerry時代の廉価盤LPSimon & Garfunkel』で発表された「Simon Says」「Tia-Juana Blues」と、59年のArtie GarrGarfunkel)のシングル「I Love You(Oh Yes I Do)」「A Soldier And A Song」、63年のJerry LandisSimon)の音源「Flame」、他にArtie Garrのシングル「Beat Love」のハーモニー入りヴァージョン収録。

1993 『Tom And Jerry Their Greatest Hits Vol.1』(Domino)※64年のJerry Landisの未発表曲「Forever And After」「Aeroplane Of Silver Steel」収録。-

1993 『Tom And Jerry Their Greatest Hits Vol.2』(Domino)※64年のJerry LandisSimon)の未発表曲「Bingo」収録。

 

Tom & Jerry時代の必要なシングル

1962 The Mystics(Paul Simon参加):Don’t Tell The Stars/Let Me Steel Your Heart Away」(Laurie)※A面はPaulがリード・ヴォーカル。

1992 Jerry Landis: Just To Be With You」※B面は「Ask Me Why」。1959年に The Cosines(Paul Simon & Carol King)で録音されたもの。

※なお、1961 Tom & Jerry(Simon & Garfunkel);I’ll Drown In My Tears/The French Twist(Mercury)もディスコグラフィーに記載されているが、どちらもソウルフルなインストで、作曲がA面GloverBJ.Kennedy-B.Tubert-B.Bisney-M.Singleton、プロデュースはShelby Singletonとクレジットされていたので、同名異グループで無関係。

 

オマケ〇シングルチャート

57 Hey Schoolgirl-US49

 

(作成:佐野邦彦)



2017年6月28日水曜日

☆Favorite Musician 全音源コレクティング第10回:THE RONETTES(Philles及び60's)


自分のコレクティングはUS/UK問わず60年代から70年代半ばまでの男性ミュージシャンに集中し、女性ヴォーカルはコンポーザーとプロデューサー関連で入るだけで、その比率は驚くほど少ない。女性グループ単品で集めているのは、ロネッツしかないと言っていいだろう。好きなのはフィル・スペクターのプロデュースでのPhilles時代である。スペクターは間違いなく自分のサウンドの美学は自分の妻になったヴェロニカがいるロネッツに傾注していて、Wall Of Soundはロネッツで完成させようとしたと思う。Philles時代のロネッツの未発表曲のクオリティは圧倒的で、他を寄せ付けないことで明らかだ。ロネッツはスペクターに出会う前のガールグループ時代の曲の魅力的なのでそれも加えてある。そしてこだわったのはPhilles時代のステレオ音源である。スペクターの「Back To MONO」のイメージ戦略、ブライアン・ウィルソンの片耳の聴力が悪いことから、ブライアンの才能が最も輝いた同時期の『Today!』『Summer Days』『Pet Sounds』がモノで作られたことから、「モノ至上主義」のようなリスナーがいるが、自分はステレオが好き。ビーチ・ボーイズのトゥルー・ステレオ化は最高の楽しみだったし、スペクターのステレオはとてもいいのに封印してしまっていることに納得がいかない。70年代にはLPでステレオ盤が普通に売っていたのだ。「ステレオは横の広がりだが、モノは縦の広がり」というスペクターの言葉は、未だに自分の心に響かない。シングルはモノ盤のほうのカッティングが良く迫力あるサウンドで楽しめることがある事は分かる。ただしAlternate Versionとしての比較でモノの勝ちといった印象。昔、お茶の水にあった半地下のレコード屋でシングルを買った時にオヤジに「家ではモノ針を使ってる?スピーカーもモノだよね?違うの?まだまだだね」と言われた時に非常に不快だった。ベストコンディションで聴いた方がいいのは分かるが、好き嫌いはこっちで決めるし、人には指図されなくない。ロネッツに話を戻すと、ヴェロニカは歌い方にクセがあり、70年代以降は興味がない。1990年代に六本木のSweet Basil139に来日した時に行ったが、あのパンパンに張ったダイナマイトボディ(?)には相当ひいた。見ない方が良かったな。

 

THE RONETTESPhilles及び60's

☆オリジナル・アルバム

1964 『Presenting The Fabulous Featuring Veronica2011 Reissue (Sony Legacy)※『Phil Spector Presents The Philles Album Collection(Box Set)』にモノラル盤が収録。なお1990年に日本のM&MからリリースされたCDのみステレオ盤。ステレオ盤はかなり違っているので、CD化しないのはもったいない。「Walking In The Rain」のステレオは6秒長くウォーオオーと上昇していくヴェロニカの声が聴こえる。「Do I Love You」と「(The Best Part Of) Breakin' Up」のステレオは5秒短い。「I Wonder」のステレオも10秒短いがバックのストリングスが大きくミックスされている。「Be My Baby」のステレオは5秒短いが間奏のストリングスの音圧が強くステレオは壁から飛び出してくるように聴こえるので個人的には内容は上。「You Baby」のステレオは6秒短いため、モノの最後のブレイク前にフェイドアウトしてしまう。「Baby I Love You」のステレオはフェイドアウトが15秒も短いが、間奏で飛び出すストリングスの音圧、歌が始まってからのリズム隊が迫力満点で、ステレオの方が「Be My Baby」以上に魅力がある。「How Does It Feel」は22秒、151秒、222秒で演奏がブレイクする時のコーラスがモノには歌詞があり、ステレオはウーウーウーウーウーで歌詞がない。そしてステレオは5秒短い。「Chapel Of Love」のステレオは3秒短くフェイドアウト時のアドリブヴォーカルが聴こえない。US96

 

☆必要なコンピレーション(ライブ参加含む)

1963  VariousA Christmas Gift For You From Philles Records』※単品でもモノラル盤が毎年リイシューされるクリスマス・スタンダードである。1991ReissurePhil Spector:Back To MonoBox Set)』(Abkco)にも単品収録されていて本作でRonettes3曲が単独作品。このクリスマスモノCD以外に本BOXだと他にPhilles時代の未発表曲「Keep On Dancing」「Soldier Baby Of Mine」「Woman In Love」、Crystals名義で後日発表されたがRonettesが歌っていた「Girl Can Tell」も収録されているので必要。これらの曲は1975年にPhil SpectorPhilles時代の未発表トラックを集めたVariousRare Masters Vol.1』(Phil Spector International)にロネッツの64年録音の「Girl Can Tell」、65年録音の「Paradise」「Soldier Baby Of Mine」「Woman In Love」と、VariousRare Masters Vol.2』(同)に64年録音の「Keep On Dancing」、65年録音の「Everything Under The Sun」「I Wish I Never Saw The Sunshine」「Here I Sit」が初登場し、そのクオリティの高さにみな驚愕したもの。なお、本クリスマス盤にはステレオ盤があり、1974年にWarner-Spectorから『Phil Spector’s Christmas Album』のタイトルで、ステレオで数年間リリースされた。しかしステレオはCD化されていないまま。ステレオの広がりも個人的には大好きで、ステレオのCD化を強く希望するが、フェイドアウトしないアレンジが多いので尺などの違いはない。

1963 CrystalsThe Crystals Sing The Greatest Hits Volume 1』※2011 ReissueSony Legacy)※VariousThe Philles Album Collection(Box Set)(Sony Legacyの中にオリジナルのタイトルで収録されているが、ここにはRonettesが歌った「The Twist」「Mashed Potato Time」「Hot Pastrami」とVeronicaではなくNedra Talleyがリードを取った「Wah Watusi」が収録されている。

1963 Murray The K.’s Holiday Revue:Live From The Brooklyn Fox1996 Reissue(Magrum)※「Be My Baby」の1963年のライブ収録。

1963 『KYA’s Memories Of The Cow Palace(Autumn)1963928日の「What’d I Say」のライブ収録。83年にRhinoからリイシュー。未CD化。

1965 『The Ronettes Featuring Veronica』※1992 Reissue The Complete Colpix & Buddah Yeas(Sequel)※オリジナルのLPは『The Ronettes Featuring Veronica』(Colpix)で、1961年から62年にPhil SpectorがプロデュースをしていないPhilles以前のColpixMayでリリースされたシングル9曲に未発表の2曲を足した11曲仕様。このCDはさらにコーラスなどが入った「Silhouettes」(Overdub Session)がプラスされている。なおこのリストの対象外だが本CDには70年代のBuddah時代の曲も4曲収録さてお徳用。Buddahはオマケなので重要ではなく、それ以外の11曲は『The Ronettes Featuring Veronica』(EMI Gold)『The Ronettes The Early Years ’61-‘62』(Rhino)など色々な会社でリリースされている。

1981 VariousThe Wall Of Sound』(Phil Spector International)。※Philles及び以降のDionの作品をLP9枚組にしたがその中の『The Ronettes Sing Their Greatest Hits Vol.2』にPhilles時代のさらなる未発表曲で65年録音の「Loves」収録。M&MVariousRare Masters』でCDになったが、未CD化。なお本BOXの『The Ronettes Greatest Hits』(= Presenting The Fabulous…のこと)と『Phil Spector’s Christmas Album』(=A Christmas Gift…のこと)はステレオで収録されている。

1992 『The Best Of The Ronettes(Abkco)※シングルのみのPhilles時代のA面曲「Born To Be Together」「Is This What I Get For Loving You」「Why Don't They Let Us Fall In Love」「You Came,You Saw,You Conquered(この曲のみA&M)Philles時代の未発表曲「Paradise」「Here I Sit」「I Wish I Never Saw The Sunshine」「Everything Under The Sun」さらにPhil SpectorがプロデュースしていないPhilles時代の「I Can Hear Music」も収録。2011年リリースの『Be My Baby:The Very Best Of The Ronettes(Sony Legacy)と同内容。

1995 『All The Hits』(Charly)※「Blues For Baby」(「Born To Be Together」のB面)、「Oh I Love You」(「Is This What I Get For Loving You」等のB面)収録。

2001 VariousWhere The Girls Are Volume4(Ace)62年にActoからリリースしたThe Heartbreakers名義のシングル「The Willow Wept/You Had Time」収録。Phil Spector以前の録音。

 

☆シングルのみ(未CD化)

1962 「You Bet I Would(May)Phil Spector以前のシングルだが、アルバム収録のものとはイントロのドラムの叩き方が違う。このシングルはロールの連続だけで最後にシンバルを叩かない。なおカップリングは「Silhouettes」。

 

オマケ〇シングル

63 Be My Baby-US2-UK4Baby I Love You-US24-UK1164 (The Best Part OfBreakinUp-US39-UK43Do I Love You-US34-UK35Walking In The Rain-US2365 Born To Be Together-US52Is This What I Get For Loving You-US7566 I Can Hear Music-US10069 You Saw You Came You Conqured-US100

 

(作成:佐野邦彦)




2017年6月27日火曜日

☆Favorite Musician 全音源コレクティング第9回:THE LOVIN’ SPOONFUL 


アメリカの60年代中期を代表するバンドがラヴィン・スプーンフルで、知らない人などいないはず。コレクティングも容易でExtra Track入りのオリジナル・アルバムとコンピ1枚を集めればほぼ終了で、こんな簡単に集められるバンドは他に無いが、外すわけにもいかないので例外的に同日に2グループ掲載しておこう。ラヴィン・スプーンフルは音楽的にはジョン・セバスチャンのワンマンバンドと言っても過言ではなく、ロック、フォーク、R&BC&W、ジャグバンドなどを融合した軽快な曲作りでヒットを飛ばし、ライブではギターのザル・ヤノフスキーの楽しいパフォーマンスなどで人気を集めていた。自分が最初に聞いたのは小5の時のベンチャーズEPに入っていたカバーの「Summer In The City」で、中1でラヴィン・スプーンフルのシングルを買った。こんなスリリングでカッコいい展開をする曲は他にないと惚れ込んだが、この曲がグループのベストナンバーで、これ以上の曲はなく、類似した曲もないため、奇跡のように生まれた1曲だったといえよう。その曲に最初に出会ってしまったのだから運命だ。しかし順風の時期は長く続かず、1967年にザルが麻薬で逮捕されグループを脱退、翌1968年にはジョン・セバスチャンもグループを脱退し、ラスト・アルバムはジョン抜きで作られたものだが、ここで解散している。

 

THE LOVIN’ SPOONFUL

☆オリジナル・アルバム

1965 『Do You Believe In Magic(Extra Track)2002 Reissue(Kama Sutra)※「Alley Oop」「Younger Girl Demo Version)」「Blues in the Bottle [Alternate Vocal Version]」「Wild About My Lovin' [Alternate Vocal Version]」「Other Side Of This Life [Instrumental]」の5曲追加。US32

1966 『Daydream(Extra Track)2002 Reissue(Kama Sutra)※「Fishin' Blues [Alternate Instrumental Version]」「Didn't Want To Have To Do It [Demo Version]」「Jug Band Music [Alternate Instrumental Version]」「Daydream [Demo Version]」「Night Owl Blues [Complete Version]」の5曲追加。US10-UK8

1966 『What’s Up,Tiger Lily(Soundtrack)(Kama Sutra)US126

1966 『Hums Of The Lovin’ Spoonful(Extra Track)2003 Reissue(Kama Sutra)※「Darlin' Companion-John Sebastian Solo」「Rain On The Roof(Instrumental)」「4 Eyes(Alternate Version)」「Full Measure(Instrumental)」「Voodoo In My Basement(Instrumental)」「Darlin' Companion(Alternate Version)」の6曲追加。US14

1967 『You’re A Big Boy Now(Soundtrack)(Kama Sutra)US160

1967 『Everything Playing(Extra Track)2003 Reissue(Kama Sutra)※「She Is Still a Mystery (alternate version)」「Only Pretty, What a Pity (alternate version)」「Try a Little Bit (alternate version)」の3曲追加。US118

1969 『Revelation:Revolution ‘69(Extra Track)2003 Reissue(BMG Japan)(日本のみ)※「Me About You [Single Version]」「Revelation: Revolution '69 [Single Version (Alternate Mix)]」「Revelation: Revolution '69 [Single Version (Alternate Vocal)]」の3曲追加

 

☆必要なコンピレーション(ライブ参加含む)

1966 『What’s Shakin’』(Elektra)※5アーティストのオムニバス。「Good Time Music」「Almost Grown」「Don't Bank On It Baby」「Searchin’」の4曲収録

1991 『The Ed Sullivan YearsHappy Together -Sixties Rock(TVT)1967年にエド・サリヴァン・ショーに出演時の「Do You Believe In Magic」「Daydream」「Darling Be Home Soon3曲収録。

1965 Sonny & Cher:But You’re Mine」(Atco)※この曲はバッキングがLovin’ Spoonful。現在でもSonny & Cherの『Collection』とか色々なCDに入っている。

 

オマケ〇シングルチャート

65 Do You Believe In Magic-US9You Didn’t Have To Be So Nice-US1066 Dardream-US2-UK2Did You Ever Have To Make Up Your Mind-US2Summer In The City-US1-UK8Rain On The Roof-US10Nashville Cats-US8-UK26Full Measure-US8767 Darling Be Home Soon-US15-UK44Six O’Clock-US18She Is Still A Mystery-US2768 Money-US48Never Goin’ Back-US7369 Me About You-US91

 

(作成:佐野邦彦)

2017年6月26日月曜日

☆Favorite Musician 全音源コレクティング第8回:THE HAPPENINGS(B.T.Puppy時代のみ)


THE HAPPENINGSB.T.Puppy時代のみ)

ハプニングスはアメリカのポップ・ミュージック・シーンで華麗なハーモニーと軽快なサウンドで一世を風靡し、多くのファンを生んだ。実質的なオーナーはトーケンズ。トーケンズが「The Lion Sleeps Tonight」の一発屋でなかったことは今はようやく知られたが、作詞作曲そしてプロデュースもできるトーケンズは、ボブ・ミランダ率いるハプニングスを、自ら作ったレーベルのB.T.Puppyから全面的なバックアップでデビューさせた。シングル曲はカバー曲をハプニングスのコーラスで見事に蘇らせヒットを連発、アルバムにはトーケンズの自作のハイクオリティな曲を多く送り込み、すぐにトーケンズ以上の成功を収めるようになる。しかしそれから2年後、ハプニングス自体がサウンドをロックサイドに変えようと、トーケンズの元を離れJubileeに移籍するが、小ヒット1枚のみで内容は散々と見事な失敗で終わる。トーケンズは同時期の67年に「Portrait Of My Love」「It’s A Happening World」という傑作シングル2枚を発表、チャートはハプニングスより下でもその実力が健在であることを見せていた。ハプニングスがJubileeでサウンドを変えて失速したのに関わらず、トーケンズはさらに洗練した形で1971年に『Intercourse』という意欲作を残している。ただトーケンズもショウビズ寄りのスタンスがあり、この時期のアルバム2枚に「The Lion Sleeps Tonight」をモチーフにした曲を入れるのだからいやはや…。そういう意味で、最後に玉砕したハプニングスの方がロック的なのかも。どちらにしてもこのB.T.Puppy時代のハプニングスは、トーケンズのバックアップで最良のポップ・ミュージックを作り出してくれたことは間違いない。

 

☆オリジナル・アルバム

1966 『The Happenings(B.T.Puppy)2003年に『Psycle』と2イン1CollectableよりCD化。

1967 『Back To Back(B.T.Puppy)※片面はThe TokensThe Happenings6曲。本5曲は『I Got Rhythm』、1曲は『The Best Of The Happenings』の両CDで全て聴ける。

1967 『Psycle(B.T.Puppy)2003年に『The Happenings』と2イン1CollectableよりCD化。

 

☆必要なコンピレーション(この3枚のCDは全て必要)

1994 『The Best Of The Happenings』(Sequel)※シングルA面「Goodnight My Love」「Randy」「Crazy Rhythm」、1968年のベスト『The Happenings Golden Hits』の未収録の「Tea For Two」収録。

1994 『The Happenings 1963-1967』(A-Side Record)※1966年のデビューシングル「Girls On The Go」のB面「Go-Go」収録。その他Happenings以前のFour Graduates時代(1963)のシングル24曲中3曲「Lovely Way To Spend An Evening」「Picture Of An Angel」「Candy Queen」収録。

2002 『I Got Rhythm』(Magic)※シングルB面のみの「You're In A Bad Way」「Anyway」イタリア語シングルの「Quado Verdo」、シングルA面の「Music Music Music」「Breaking Up Is Hard To Do」収録。

 

☆必要なシングル(未CD化)

1967 「Have Yourself A Merry Little Christmas(B.T.Puppy)※プロモのみのクリスマス・シングル

1967 「Aria Di Settembre」(DCP)※イタリア語シングル。A面の「Quand Verdo」は上記の『I Got Rhythm』に収録されたが、B面のこの「See In September」のイタリア語カバーは未CD化。

1968 「The Love Song Of Mommy And Dad(B.T.Puppy)※「Randy」と「Crazy Rhythm」のどちらのB面に使われた。

1969  That’s All I Want From You」(B.T.Puppy)※シングルA面。B.T.Puppyラストのレコード。

(参考※Four Graduatesの未CD化シングル。A-Side RecordsCDに唯一入らなかった。

1963 「A Boy In Love」(Liberty)※「Candy Queen」のB面。オールディーズ)

 

オマケ〇シングルチャート

66 See You In September-US3Go Away Little Girl-US12Goodnight My Love-US5167 I Got Rhythm-US3My Mammy-US13Why Do Fools Fall In Love-US4168 Music Music Music-US96Randy-US118Breaking Up Is Hard To Do-US67

 

(作成:佐野邦彦)


☆Favorite Musician 全音源コレクティング第7回:GARY LEWIS & THE PLAYBOYS(~1968)



さて、大物が続いた中、中堅のヒットメイカー、ゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズを紹介しよう。アメリカを代表するコメディアン・ジェリー・ルイスの息子のゲイリー・ルイスをリード・ヴォーカルに据えたグループで、その他のメンバーはタダのオマケでレコーディングの参加もほとんどない。しかし1964年の「This Diamond Ring」から7枚連続で全米トップ10入り、9曲連続のトップ20入りという実績はあまりに凄い。この実績は、プロデューサーのスナッフ・ギャレット、アレンジャーのレオン・ラッセルの2人で作り出したサウンド、起用したコンポーザーの人選が見事な証だ。ギャレットは4枚目からはプロデューサーはデイヴ・ぺルに変わり、実質的なレコーディングのボスはレオン・ラッセルだったという。レオン・ラッセルはその後ソロで大活躍するため『New Directions』からはスタッフが変わりプロデュースはゲイリー・クレインなど3人、アレンジャーはジャック・ニッチェ、ニック・デカロらが付き内容はいいがもうグループの「旬」が過ぎていてチャートは振るわない。その後の『Listen』はゲイリー・ルイスのソロ名義にして、ジャック・ニッチェが全部のアレンジを担当した、彼らのアルバムで唯一、誇れる内容だったが、ノン・チャートだったため、昔、私がゲイリー・ルイスにインタビューした時に「金ばかりかかってまったくヒットしなかった」と忌々しそうに吐き捨てており、スナッフ・ギャレットとレオン・ラッセルがいれば…と恨み節のように話していたのを聴き、この人は「ショー・ビジネス」の世界にいる人だと思った。その後の『Now!』では久々スナッフ・ギャレットが復帰、アレンジャーにはアル・キャップスという実力者が付き、内容は良かったが大きなヒットは生まれなかった。ゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズは、モンキーズよりも早い、アメリカのプロ・ミュージシャン達のブリティッシュ・インベンションへの返答だったという位置づけだ。なお1969年以降は2枚のアルバムをLibertyからリリース、かつてのスタッフからも離れロック色が強くなったが内容的にパスした。

 

GARY LEWIS & THE PLAYBOYS1964-1968

☆オリジナル・アルバム

1965 『This Diamond Ring1999 ReissueTaragon)※『A Session With Gary Lewis & The Playboys』との2イン1+2曲だが『The Complete Liberty Singles』で聴ける。US26

1965 『A Session With Gary Lewis & The Playboys1999 ReissueTaragon)※『This Diamond Ring』との2イン1。上記参照。US18

1965 『Everybody Loves A Clown1992 ReissueCapitol)※『She’s Just My Style』との2イン1+3曲だが他CDで聴ける。US44

1966 『She’s Just My Style1992 ReissueCapitol)※『Everybody Loves A Clown』との2イン1。上記参照。US71

1966 『Hits Again!』(Liberty)※未CD化。そのためヒットシングル以外の「Look Through Any Window」「It’s Too Late」「Face In The Crowd」「A Well Respected Man」「Rubber Ball」「Autumn」「One Track Mind」「You Baby」「Daydream」が未CD化のまま。US47

1967 『You Don’t Have To Paint Me A Picture2012 ReissueBGO)※『New Directions』『Gary Lewis Now!』との3イン1US79

1967 『New Directions2012 ReissueBGO)※『You Don’t Have To Paint Me A Picture』『Gary Lewis Now!』との3イン1US185

1967 『Listen!2010 ReissueNow Sounds)※ステレオ&モノラル仕様。+モノシングル2曲。Gary Lewisのソロ名義のリリース。

1968 『Gary Lewis Now!2012 ReissueBGO)※『You Don’t Have To Paint Me A Picture』『New Directions』との3イン1US150

 

☆必要なコンピレーション

1990 『Legendary Masters Series:Gary Lewis & The Playboys』(Capitol)※「My Heart’s Symphony」の頭にスティックのカウントを含むスタジオチャット入り。

1996 『Great Coke Commercials 1』(Vox Records)※1966年のCoca ColaCMThings Go Better With Coke」2テイク収録。

2004 『The Very Best Of Gary Lewis & The Playboys』(東芝EMI(日本のみ)※バッキングに木琴が加わりホーンが欠落、ビートが増して華やかになった「Sure Gonna Miss HerAlternate Version)」のはこの盤のみ。シングルよりはるかに出来がいいこのヴァージョンはアルバム『Hits Again!』のステレオで登場した。後に『Golden Greats』にも入っていたという幻のヴァージョン。

2010 『The Complete Liberty Singles: :Gary Lewis & The Playboys』(Collector’s Choice)※プロモのみの「Doin’ The Flake」「Way Way Out」やシングルのみの「Has She Got The Nicest Eyes」、シングルB面曲の「Hard To Find」「Tijuana Wedding」「I Don't Wanna Say Goodnight」「May The Best Man Win」「Ice Melts In The Sun」などアルバム未収録を含む19651970年のシングル45曲全収録。『Hit Again!』がCD化されていないので「I Can Read Between The Lines」もCDはこれのみとなっている。

 

オマケ〇シングルチャート

64 This Diamond Ring-US165 Count Me In-US2Save Your Heart For Me-US265 Everybody Loves A Clown-US4She’s Just My Style-US366 Sure Gonna Miss Her-US9Green Grass-US8My Heart’s Symphony-US13、(You Don’t Have ToPaint Me A Picture-US15Where Will The Words Come From-US2167 The Loser-US43Girls In Love-US39Jill-US5268 Sealed With A Kiss-US19

 

(作成:佐野邦彦)



2017年6月25日日曜日

☆Favorite Musician 全音源コレクティング第6回:FRANKIE VALLI & THE FOUR SEASONS


フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズは、アメリカでビーチ・ボーイズと匹敵する膨大なヒットを残したまさに超大物中の超大物である。フランキー・ヴァリのソロを含めると1962年から全米17曲、トップ1012曲、トップ206曲、トップ4012曲、トップ100までは18曲(重複無し)もあり、そのヒット曲の数はビーチ・ボーイズも上回る。完璧なハーモニー、美しくポップなメロディ、そして軽快でパワフルなサウンド。その多くが自作とビーチ・ボーイズとほぼ同じなのに、ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンが持てる才能をフルに使って一気に1966年にロック・ミュージックの頂点に君臨する『Pet Sounds』まで駆け上がったものの、その後は心に病んで長期のセミリタイア状態に陥ったにも関わらず、コンスタントとにヒットを飛ばし、時代に合わせてサウンドを変えていったフォー・シーズンズの方はあまり評価されないのは納得がいかない。ビーチ・ボーイズの凄さを最も人気が無かった70年代からその凄さを説いて文章を書いていた山下達郎さん、大滝詠一さんは、同じ熱量でフォー・シーズンズを絶賛していたことを覚えておいてほしい。そのレコードコレクターズ19923月号は、山下・大滝対談ながら、知名度のなさでフォー・シーズンズはエアロスミスのサブ特集で、復刻もされないのはどういうことかなあ…。超大物はこれからまとまり次第掲載。

 

FRANKIE VALLI & THE FOUR SEASONS

☆オリジナル・アルバム

1962 『Sherry & 11 Others2014 ReissueRhino)※CD18枚組の『The Classic Albums Box』収録。US6-UK20

1962 『The 4 Seasons Greetings1995 ReissueAce)※『Born To Wander』との2イン1。現在は単独の廉価版がリリースされている。

1963 『Big Girls Don’t Cry & Twelve Others2014 ReissueRhino)※CD18枚組の『The Classic Albums Box』収録。US8

1963 『Ain’t That A Shame & 11 Others2014 ReissueRhino)※CD18枚組の『The Classic Albums Box』収録。U47

1964  Folk-Nanny2014 ReissueRhino)※CD18枚組の『The Classic Albums Box』収録。Phillips移籍後のVee-Jayがリリースしたコンピで、62年のシングル「Connie-O」と、63年の『Golden Hits Of The 4 Seasons』収録の「Silver Wings」「Star Maker」が収録されている。オリジナル盤ではないのでAce盤ではリリースされなかった。

1964 『Born To Wander2014 ReissueRhino)※CD18枚組の『The Classic Albums Box』収録。US84

1964 『Dawn(Go Away) & 11 Others Great Songs2014 ReissueRhino)※CD18枚組の『The Classic Albums Box』収録。US6

1964 『Rag Doll2014 ReissueRhino)※CD18枚組の『The Classic Albums Box』収録。US7

1965 『The 4 Seasons Entertain You2014 ReissueRhino)※CD18枚組の『The Classic Albums Box』収録。ただし「A Sunday Kind Of Love」が「Toy Soldier」に差し替えられた2ndプレス。US77

1965 『The 4 Seasons Sing Big Hits By Burt BacharachHal DavidBob Dylan2014 ReissueRhino)※CD18枚組の『The Classic Albums Box』収録。「Tell In To The Rain」は、中間のブレイクのヴァリのヴォーカルがyeah yeah yeahでフラットなまま。US106

1965 『All New Recorded Live On Stage With The Four Seasons2014 ReissueRhino)※CD18枚組の『The Classic Albums Box』収録。スタジオ録音に歓声を被せた疑似ライブ。Vee-Jay時代の音源で62年の録音。

1966 『Working My Way Back To You And More Great New Hits2014 ReissueRhino)※CD18枚組の『The Classic Albums Box』収録。US50

1967 『New Gold Hits2014 ReissueRhino)※CD18枚組の『The Classic Albums Box』収録。US37

1969 『The Genuine Imitation Life Gazette2014 ReissueRhino)※CD18枚組の『The Classic Albums Box』収録。US85

1970 『Half & Half2014 ReissueRhino)※CD18枚組の『The Classic Albums Box』収録。アルバムはFrankie Valliソロ名義と半々。Ace盤にはアルバム未収録のボーナス・トラック6曲があり、そちらは必要なコンピレーションにも掲載している。US190

1972 『Chameleon2008ReissueHip-O-Select) ※『The Motown Years』のタイトルで、同アルバムと75年になってから遅れてリリースされたFrankie Valliソロ名義のアルバム『Inside You』の全曲にシングル曲など9曲で全てのMotown時代の曲を収録したのでその盤で聴くこと。ただし「Listen To Yesterday」は別テイクだったので、僅かな違いだが、コンプリートを目指す人は「その他のシングル」を参照のこと。

1975 『Who Loves You2014 ReissueRhino)※CD18枚組の『The Classic Albums Box』収録。US38-UK12

1977 『Helicon2014 ReissueRhino)※CD18枚組の『The Classic Albums Box』収録。US168

1985 『Street Fighter2014 ReissueRhino)※CD18枚組の『The Classic Albums Box』収録。

1990 『20 Greatest Hits Live』(Curb)※1981年のリユニオン・ライブ。

1992 『Hope + Glory2014 ReissueRhino)※CD18枚組の『The Classic Albums Box』収録。

2013 『Live In Chicago 1982』(Immortal)※1982年のシカゴでのライブ。

 

Frankie Valliソロのオリジナル・アルバム

Philips Motownはボブ・ゴーディオ、ボブ・クリュー、チャーリー・カレロなどFour Seasonsのスタッフとほぼ同一だが、Private Stock以降はこの3人がいない『Our Say Will Come』で別スタッフを起用するなど、同一の流れに入れられないため。)

1967 『The 4 Seasons Presents Frankie Valli Solo』※1995 ReissueAce盤『The 4 Seasons Presents Frankie Valli Solo/Timeless』のみに、「The Sun Ain’t Gonna ShineAnymore)」B面の「This Is Goodbye」、「You’re Ready NowB面の「Cry For Me」、アルバム未収録シングルA面の「I Make A Fool Of Myself」の3曲を追加収録してある。CD8枚組の『Selected Solo Works』はボーナス3曲が無くダメ。US34

1968 『Timeless』※1995ReissueAce盤『The 4 Seasons Presents Frankie Valli Solo/Timeless』以外不可。理由は上記のとおり。US176

1975 『Close Up2014 ReissueRhino)※CD8枚組の『Selected Solo Works Box』収録。US51

1975 『Inside You2008ReissueHip-O-Select) ※『The Motown Years』のタイトルで、フォー・シーズンズの『Chameleon』と録音済みながら75年になってから遅れてリリースされたFrankie Valliソロ名義のアルバム『Inside You』の全曲にシングル曲など9曲で全てのMotown時代の曲を収録したのでその盤で聴くこと。ただし「Listen To Yesterday」は別テイクだったので、僅かな違いだが、コンプリートを目指す人は「その他のシングル」を参照のこと。

1975 『Our Day Will Come2014 ReissueRhino)※CD8枚組の『Selected Solo Works Box』収録。US107

1976 『Valli2014 ReissueRhino)※CD8枚組の『Selected Solo Works Box』収録。

1977 『Lady Put The Light Out2014 ReissueRhino)※CD8枚組の『Selected Solo Works Box』収録。

1978 『Frankie ValliIs The Word2014 ReissueRhino)※CD8枚組の『Selected Solo Works Box』収録。US160

1980 『Heaven Above Me2014 ReissueRhino)※CD8枚組の『Selected Solo Works Box』収録。

2007 『Romancing The 60’s』(Motown

2016 『‘Tis The Seasons』(Rhino)※クリスマス・アルバム

 

☆必要なコンピレーション

1968 『Edizione ’Oro』(Philips)※LPCDより「Tell It To The Rain」「Watch The Flowers Grow」「Will You Love Me Tomorrow」の3曲が多い上に、疑似ステレオの「Ronnie」以外全てステレオで、モノ中心のCDとは全く違っていた。初ステレオ化なのに下記CDにはモノで収録されたのが「Rag Doll」「Silence Is Golden」。ただし後のRhinoAceCD化でステレオ収録されている。まだ未CD化の別ミックスステレオが「Big Man In Town」だが、日本の『US Softpop Rarities』(Real Music)でのみCD化されていた。US37-UK11

1968 『Edizione ’Oro1997 ReissueAce)※基本的にモノ収録だが、LPと同じステレオで、かつ初登場のテイクが、イントロがなくコーラスから始まる「Dawn」と新たなコーラスパートが付いた「Girl Come Running」。ステレオ初登場の「Ain’t That A Shame」の他、これも新しく作られた「Let’s Hang On」はシングルのスローの導入部がなかったためその部分はモノだがつないでほぼステレオにしてある。また別ステレオミックスの「Save It For Me」まで5曲はステレオで収録した。ちなみに本CDの「I’ve Got You Under My Skin」はLPに比べ8秒長いLong Version

1970 『Half & Half1996 ReissueAce)※アルバムはFrankie Valliソロ名義と半々。ボーナス・トラックで6曲追加されているが、内シングル曲で「The Singles Game(69年。『Rarities Volume2』にも収録)と、Valliのソロ名義のシングル「A Face Without A Name(69)You’ve Got A TroublesPhilips Version)」「The Dream Of Kings」(70年)「Where Are My Dreams(70年。この曲は『Rarities Volume2』にも収録)が入っている。そしてここに収録された「Lay Me DownLong Version)」は68秒とシングル(レーベルクレジットは323秒とあるが実際は338秒)より2分以上長く『Jersey Beat:The Music Of Frankie Valli & The Four Seasons』収録のものはシングルヴァージョンで334秒とフェイドアウトが僅かに短い。『Rarities2』も同じLong Version

1976 『All This And World War 22007 ReissueHip-O Select)※Frankie Valli名義(Four Seasons参加)の「A Day In The Life」と、「We Can Work It Out」収録。

1990 『Rarities Volume 1』(Rhino)※1963年のボウリングのCMBrunswick Bowling Spot」、Wonder Who?名義の66年のシングル「On The Good Ship Lollipop」「You’re Nobody Till Somebody Loves You」収録。Ace盤『Entertain You/Working My Way Back To You』の2イン1収録には収録され、LP1stプレスには入っていた「A Sunday Kind Of Love」(『Entertain You』の2ndプレスでは「Toy Soldier」に差し替え)や65年のラジオプロモ「Cousin Brucie Go Go」は、今では他で聴けるがここに収録されていた。

1990 『Rarities Volume 2』(Rhino)※71年のUKシングルのみの「Whatever You Say」はこの盤のみ。他に「Lay Me DownLong Version)」(70年)は『Half And Half』のAce盤と同じく68秒とシングルより2分以上長く、そのB面「Heartaches And RaindropsLong Version)」もフェイドアウトが12秒長くレア。他で今は聴けるがシングルのみの「The Single Game」「Where Are My Dreams」「Sleeping Man」も収録されていた。

1995 The Fantastic First Years(Sparkletone)1965年のCoca ColaCMThings Go Better With Coke」収録。ただしリリースの会社は怪しげ。

1995 『Christmas Album/Born To Wonder』(Ace)※この2イン1の「Silence Is Golden」のステレオは10秒長く、違うメロディのコーラスまで聴ける。

2007 『Jersey Beat:The Music Of Frankie Valli & The Four Seasons』(Wea)※CD3+DVD映像1枚のヒストリー。ビーチ・ボーイズと共演した84年の「East Meets West」は初CD化。あと他でも聴けるが「Tell In To The RainSingle Version)」は、中間のブレイクのヴァリのヴォーカルはyeah yeah yeahで上昇する。加えて、他のコンピで数多く聴けるがオリジナルアルバムには入っていなかったシングル曲の「Girl Come Running」「Let’s Hang On」(65年)「Opus 17」「I’ve Got You Under My Skin」(66年)「Watch The Flowers Grow」「Raven」(67年)「Electric Stories」「Will You Love Me Tomorrow」(68年)「The Single Game」(69年)「Lay Me Down」(『Half & Half』のボーナス・トラックより2分以上短い332秒クレジットのSingle Version)「Where Are My Dreams」「Heartaches And Raindrops(70)Sleeping Man(71年。UKのみ)65年のラジオプロモ「Cousin Brucie Go Go」も収録してある。

2008 『The Motown Years』(Hip-O-Select)※72年の『Chameleon』と、75年になってからリリースされたFrankie Valliソロ名義のアルバム『Inside You』の全曲にシングル曲など9曲で全てのMotown時代の音源を収録した。「The Night」は『Inside You』収録のValliのソロ・ヴァージョンも収録され、「Charisma」の1分以上長い完全ヴァージョンが収録された。ただし「Listen To Yesterday」は、シングルの女性のバックコーラスが加わったヴァージョンではなく、当時イタリアのシングルのみの女性コーラスのないヴァージョンが入った。

2013 『Frankie Valli & The Four Seasons Anthology 1956-1962』(One Day)※Four LovesからFour Seasonに名前を変え、Vee-Jay契約前のGoneでリリースした唯一のシングル「Bermuda/Spanish Lace(61)と、「Sherry」のシングルB面「I’ve Cried Before(62)収録。

(※1999年リリースの『The Gone Story 1957-1964』(West Side)に収録の「Spanish Lace(Take1)」はPreviously Unreleased Alternate Takeとあるが、フランキー・ヴァリの歌が登場した時にヴァリの声がコーラスに少し押されてミックスされていること、その後の間奏のスパニッシュ・ギターのソロも抑え気味程度。ミックス程度レベルであり、別テイクとして購入する必要はない)

 

☆必要なシングル※注:Frankie Valliのソロは1973年まで。

1964 「Save It For Me(Single Version)」(Philips)…オルガンの間奏の前のドラムの音量が大きくミックスが異なる。

1965 「The Sun Ain’t Gonna Shine Anymore(Single Version)」(Smash)※Frankie Valli1stソロ。エンディングのオーオーオーオーというメロディ2回はシングルでしか聴けない。イントロも違う別ヴァージョン。

1966 「Night Hawk」(Smash)※Frankie Valliの「Hurt Yourself」のB面のインスト。

1966 「You’re Nobody ‘Til Somebody Loves You(Single Version)…※Wonder Who?名義の「On The Good Ship Lollipop」のB面で、フェイドアウトしないで完奏する。

1966 「Joey Reynolds’  Theme」…ラジオテーマのプロモ盤で「Big Girls Don’t Cry」がベース。(WXYZ)と(Wibbege)でプレスされていた。

1967 「Sassy」(Philips)※Wonder Who名義で65年にリリースしたシングル「Don’t Think Twice」のB面のインスト曲。『US Softpop Rarities』(Real Music)にかつて収録されていた。

1969 「Circles In The Sand(Single Version)」(Philips)※アルバムより25秒短いが、最後がアカペラになって完奏するので、アカペラがなく演奏が続くアルバム・ヴァージョンとまったく違う。

1973 「Listen To Yesterday(Single Version)」(Motown)※Frankie Valli名義のシングル「You’ve Got Your Troubles(新録)」もしくは「The Scalawag Song」のB面だが、CDThe Motown Years』のものは未発表のFour Seasonsのバックコーラスのヴァージョンで、このシングルは女性コーラスのバッキングと違うが判別はつきにくい。

1985 「Deep Inside Your Love(MCA)7inchStreetfighter」のB面でアルバム未収録。

1985 「Streetfighter(Club Version)/Streetfighter(Instrumental)」(MCA)※12inch収録

 

オマケ〇シングルチャート※(*)はレーベルがPhilips移籍後に、前のレーベルのVee-Jayが過去音源をCDで出したもの。

62 Sherry-US1-UK8Big Girls Don’t Cry-US1-UK13Santa Claus Is Coming To Town-US2363 Walk Like A Man-US1-UK12Ain’t That A Shame-US22-UK38Soon-US77Candy Girl-US3Marlene-US36New Mexican Rose-US36That’s The Only Way-US8864 Dawn-US3Ronnie-US6Rag Doll-US1-UK2Save It For Me-US10Big Man In Town-US20Stay*-US16Alone*-US28Sincerely*-US7565 Bye Bye Baby-US12Toy Soldier-US64Girl Come Running-US30The Sun Ain’t Gonna Shine(Anymore)Frankie Valli-US128Let’s Hang On-US3-UK4Don’t Think Twice=Wonder Who名義)-US12Little Boy*-US6066 (You’re GonnaHurt YourselfFrankie Valli-US39Working My Way Back To You-US9-UK50You’re Ready NowFrankie Valli-US112-UK11Opus17-US13-UK20I’ve Got You Under My Skin-US9-UK12The Proud OneFrankie Valli-US68Tell It To The Rain-US10-UK3767 Beggin’-US16Can’t Take My Eyes Off YouFrankie Valli-US2C’mon Marianne-US9Lonesome Road(=Wonder Who名義)-US89I Make A Fool Of MyselfFrankie Valli-US18Watch The Flowers Grow-US30To Give(The Reason I Live)Frankie Valli-US2968 Will You Love Me Tomorrow-US24Electric Stories-US6169 Idaho-US95Something’s On Her Mind-US98The Girl I’ll Never KnowFrankie Valli-US52And That Reminds Me-US4570 Patch The Blue-US9474 The Night-UK7My Eyes Adored YouFrankie Valli-US1-UK575 Swearin’ To GodFrankie Valli-US6-UK31Who Loves You-US3-UK6Our Day Will ComeFrankie Valli-US11December 1963-US1-UK176 Fallen AngelFrankie Valli-US36Silver Star-US38-UK3We’re All AloneFrankie Valli-US78We Can Work It OutUK3477 Down The Hall-US65-UK3478 GreaseFrankie Valli-US1-UK3Fancy DanceFrankie Valli-US7780 Where Did We Go Wrong(Live) Frankie Valli-US90Spend The Night In Love(Live) Frankie Valli-US91

 

(制作:佐野邦彦)※参考:『フランキー・ヴァリ&ザ・フォーシーズンズのすべて』斉藤充正著