☆Beach Boys:『Holland』(Analogue Productions/CAPP071SA)※SACD
☆Beach Boys:『Holland』(Analogue Productions/APP071)※LP2枚
当初予定では「Sail On Sailor」がなくA面終わりが「We Got Love」だった『Holland』。このテストプレスのマスターは、西ドイツで間違えて250枚だけプレスされ(レーベルは差替え済なので針を落とさないと分からない)超レア盤になっていた。まずは配信のみで「We Got Love」のLong Version(リフレインが4回多く50秒長い)がボーナストラックに入り、その後アメリカのみで上記レーベルでSACDと200gのLPの両方の仕様で発売するとアナウンスされたが、4か月発売が遅れようやく届いた。しかしCD、LPともに「We Got Love」のクレジットがなく、一瞬騙されたかと焦ったが、両方ともシークレット・トラックのような形でしっかり入っていた。Analogue ProductionsのHPでは「We Got Love」の存在や曲順まで載っているのにこのCDで$30、LPで$40という高額商品の最大の売りである「We Got Love」のクレジットを出さない理由はよく分からない。4か月の遅れはビーチ・ボーイズ側ともめて強硬で入れたのかもなど色々推測してしまう。ではまずCDから。歌詞カードからバックインレイまで「We Got Love」のクレジットはなかったが、CDをiTunesに入れるとCDのクレジットは15曲で終わりなのに、「16曲目」に「We Got Love」が出てきた!やっぱり入っていたんだ。続いてLP。昔のLP+EPの仕様が曲目を増やすためなのか、はじめからLP2枚仕様になっていた。やはりLPのクレジット、さらにレーベルにも「We Got Love」の名前はない。ディスク4は45回転の「Sail On Sailor」だが、尺かミックスに差があるかと思ったが目立った違いはない。いったいどこに?と探したらディスク3のEP部分の最後に隠されて入っていた。やはりここまで隠すのは何かあるとしか思えない。普通ならディスク3はEPのみにして、ボーナス部分であるディスク4に入れるはず。どちらにせよこのCDとLPの両方に「We Got Love」のLong Versionが入っていることは確認できたのでビーチ・ボーイズ・ファンにはマスト・バイ・アイテムになった。私の記憶違いかもしれないが、Analogue ProductionsのHPで予約発売当初には、LPの方には「Sail On Sailor」の45回転がボーナスで入っているとは書かれてなかった気がする。もともとこの曲は、当初予定の『Holland』では内容があまりに弱いとワーナーの上層部からリジェクトされ、急遽ブライアンらが書いた曲で、シングル用でもあったので45回転は既に存在している。シングルとアルバムが違うという指摘もないので、この曲を45回転で1曲だけディスク4に入れる必要などないのだ。当初はディスク4に「We Got Love」を入れるはずだったが、表にさせなくなったので、ディスク4がノンクレジットというのは無理があるので、「Sail On Sailor」をディスク4用に再登場させて、肝心な「We Got Love」はディスク3の終わりにノンクレジットでひそませた…というのはどうだろうか?ちなみに私は西ドイツで間違えて発売されてしまったファーストプレス盤を持っているが、レーベルは現行のものなので「Sail On Sailor」ではなく2曲目の「Steamboat」から登場、6曲目に「We Got Love」が入っていた。見分け方は曲の尺が長いので、オリジナルと並べてみると溝幅が長い。今回もディスク3の最後の溝幅が長く、もしや?と思ったらやはり「We Got Love」だった。(佐野邦彦)
☆Beach Boys:『Holland』(Analogue Productions/CAPP071SA)※SACD
☆Beach Boys:『Holland』(Analogue Productions/APP071)※LP2枚
当初予定では「Sail On Sailor」がなくA面終わりが「We Got Love」だった『Holland』。このテストプレスのマスターは、西ドイツで間違えて250枚だけプレスされ(レーベルは差替え済なので針を落とさないと分からない)超レア盤になっていた。まずは配信のみで「We Got Love」のLong Version(リフレインが4回多く50秒長い)がボーナストラックに入り、その後アメリカのみで上記レーベルでSACDと200gのLPの両方の仕様で発売するとアナウンスされたが、4か月発売が遅れようやく届いた。しかしCD、LPともに「We Got Love」のクレジットがなく、一瞬騙されたかと焦ったが、両方ともシークレット・トラックのような形でしっかり入っていた。Analogue ProductionsのHPでは「We Got Love」の存在や曲順まで載っているのにこのCDで$30、LPで$40という高額商品の最大の売りである「We Got Love」のクレジットを出さない理由はよく分からない。4か月の遅れはビーチ・ボーイズ側ともめて強硬で入れたのかもなど色々推測してしまう。ではまずCDから。歌詞カードからバックインレイまで「We Got Love」のクレジットはなかったが、CDをiTunesに入れるとCDのクレジットは15曲で終わりなのに、「16曲目」に「We Got Love」が出てきた!やっぱり入っていたんだ。続いてLP。昔のLP+EPの仕様が曲目を増やすためなのか、はじめからLP2枚仕様になっていた。やはりLPのクレジット、さらにレーベルにも「We Got Love」の名前はない。ディスク4は45回転の「Sail On Sailor」だが、尺かミックスに差があるかと思ったが目立った違いはない。いったいどこに?と探したらディスク3のEP部分の最後に隠されて入っていた。やはりここまで隠すのは何かあるとしか思えない。普通ならディスク3はEPのみにして、ボーナス部分であるディスク4に入れるはず。どちらにせよこのCDとLPの両方に「We Got Love」のLong Versionが入っていることは確認できたのでビーチ・ボーイズ・ファンにはマスト・バイ・アイテムになった。私の記憶違いかもしれないが、Analogue ProductionsのHPで予約発売当初には、LPの方には「Sail On Sailor」の45回転がボーナスで入っているとは書かれてなかった気がする。もともとこの曲は、当初予定の『Holland』では内容があまりに弱いとワーナーの上層部からリジェクトされ、急遽ブライアンらが書いた曲で、シングル用でもあったので45回転は既に存在している。シングルとアルバムが違うという指摘もないので、この曲を45回転で1曲だけディスク4に入れる必要などないのだ。当初はディスク4に「We Got Love」を入れるはずだったが、表にさせなくなったので、ディスク4がノンクレジットというのは無理があるので、「Sail On Sailor」をディスク4用に再登場させて、肝心な「We Got Love」はディスク3の終わりにノンクレジットでひそませた…というのはどうだろうか?ちなみに私は西ドイツで間違えて発売されてしまったファーストプレス盤を持っているが、レーベルは現行のものなので「Sail On Sailor」ではなく2曲目の「Steamboat」から登場、6曲目に「We Got Love」が入っていた。見分け方は曲の尺が長いので、オリジナルと並べてみると溝幅が長い。今回もディスク3の最後の溝幅が長く、もしや?と思ったらやはり「We Got Love」だった。(佐野邦彦)
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