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2015年11月26日木曜日

☆Four Seasons:『The 4 Seasons Greetings』(Real Gone Music/RGM0399)

天国と地獄。最有望治療を2年半待って金沢へ行ったらその場で中止、翌日に東京女子医大に入院後、一気に悪化、病状は大変で、全科の会議にかけないと非常に困難な手術ということで、1週間かけた今週末にも結論がでないかもとも。手術中にサヨナラかもしらないから。無理なら放射線になるためそちらのマーキングは完了。でもこれだと腫瘍の圧迫がそのままで今の下半身麻痺が治らない可能性あり。今年は病院にずっといるのだろうな。クリスマスも。ということでやっと写真のお題。何と今年Real Gone Musicからリリースされたこのフォー・シーズンズのクリスマスの名盤は、なんと初のモノラルCDである。3大クリスマス・アルバムとして名高いのがPhil Spector PresentsA Christmas Gift For You』と『The Beach Boys' Christmas Album』、そして『The Ventures' Christmas Album』この3枚だが、ベンチャーズは日本での人気なので、世界的にはこのフォー・シーズンズの1962年のクリスマス・アルバム『The 4 Seasons Greetings』になる。このアルバムは古くからAceで『Born To Wander』との2イン1でCD化されていて、ステレオ盤は入手可能だ。ただモノラルのCD化は初。Real Gone Musicからのリリースで、ちゃんとf紙ジャケで作られていた。あのフォー・シーズンズの廉価盤ボックスには入っていないので、季節的なものと合わせて単発リリースしたのだろう。Vee-Jay時代の初期サウンドなので好き好きあるだろうが、レコードのA面の前半のスタンダード・クリスマス・メドレー集と、B面で交互に現れる「Christmas Tears」「The Christmas Song」「White Christmas」は、基本的にオーケストラをバックに歌う心地よいサウンディングだ。ステレオとモノを比べてみると、オーケストラの音の広がりや細やかなアレンジがどう聴いてもステレオの方が良い。ただし、ハンドクラップを交えた「フォー・シーズンズ・サウンド」で作られた「Santa Claus Is Coming To Town」「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」「Jungle Bells」の3曲は、モノの方がシングル風で快調に聴ける。フォー・シーズンズはステレオとモノでミックスを変えないバンドだったが、この3曲は、サウンディングがモノの方が向いていたようだ。なお「Jungle Bells」はタイトルからお分かりになるように、この当時は意欲的なアレンジだった。(佐野邦彦)


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