ニール・ヤングで最高の時期のライブがリリースされた。1970年11月30日~12月2日のワシントンのセラー・ドアでのライブである。自分にとってニール・ヤングの最高作は同年の『After The Gold Rush』であるが、その最高作がリリースされたばかりなので、13曲中5曲が同作なのが嬉しい。
ニール一人の弾き語りによるワンマンライブなので、アコースティック・ギターのバックは「Tell Me Why」「Only Love Can Break Your Heart」「Don't Let It Bring You Down」、ピアノのバックは「Birds」「After The Gold Rush」。この楽器のチョイスはさすが出たばかりというか、レコード通りだ。自分が中一の時にリリースされたこのアルバム、中学生の時に好きになった音楽は一生好きになると誰かがいっていたが、素敵なメロディがぎっしりと詰まっていてなおかつ軽やかで押しつけがましくないニールの曲にハマりにハマった。ニールの曲はハーモニーも素晴らしいのだが、ソロライブなのでハーモニーがなく、大好きな「Tell Me Why」なんて聴いていてついつい自分でハモってしまう。その他の曲だが、前作『Everybody Knows This Is Nowhere』の「Cinnamon Girl」がピアノのバックにまず驚く。ニールの曲の中でも最もヘヴィでソリッドなエレキ・ギターのリフが魅力のこの曲をピアノのバックで、というのは目からウロコ。そしてアコースティック・ギターの「Down By The River」も、CSN&Yなどでのエレクトリック・セットのギター・バトルのライブが頭に叩き込まれていたので、より哀調が感じられて惹きつけられる。バッファロー・スプリングフィールド時代の曲は「I Am A Child」は馴染みのアコースティック・ギターだが、「Flying On The Ground Is Wrong」「Expecting To Fly」はピアノである。ええっという感じだが、違った魅力が味わえる。次作『Harvest』から先行披露の「Old Man」は馴染みのアコースティック・ギター、4年後の『On The Beach』に登場する「See The Sky About To Rain」はピアノという順当なバッキング。よく考えると『After The Gold Rush』の代表作「Southern Man」がないし、既に発表済みの「The Loner」「Cowgirl In The Sand」もない。それでもこのアルバムのように溢れるほどに名曲が出てくるこの頃のニールは本当の天才だ。もちろんボックス・セットに未収録なので、黙って買って聴こう。(佐野邦彦)
2013年12月27日金曜日
2013年12月16日月曜日
◎BRIAN WILSON ◎PAUL McCARTNEY ◎JOHN LENNON:COLLECTING GUIDE
長期入院中に取り組んだ、自分の好きなアーティストのコレクティング・ガイドも、ブライアン・ウィルソン、ポール・マッカートニー、ジョン・レノンの3大巨匠で終了となった。この一連の調査で、自分がまだ入手していなかった音源を知り、自分のコレクティングにも大いに参考になった。そして5か月に及んだ入院も今週末には遂に退院となる。家へ戻れば実際にこの目で、この耳でさらに詳しい調査が可能だ。まだ車椅子での移動なので、自分では場所的に取れないCDが多いが、家族に手伝ってもらってさらなる調査、行く行くはディスコグラフィーに挑戦していきたいと思っている。これから4週に1回の入院治療が続くが、職場復帰はまだ先で、数か月は自宅でのリハビリなので時間は十分にある。それでは、次ページをクリックして欲しい。まだ気づかなかった音源にきっと出会えるはずだ。
(2017年4月現在)
★BRIAN WILSON COLLECTING GUIDE
☆オリジナル・アルバム
※(2014年11月現在)
(2017年4月現在)
★BRIAN WILSON COLLECTING GUIDE
☆オリジナル・アルバム
1988 『Brian Wilson(Deluxe Edition)』2000 Reissue(Rhino/Atlantic.)※87年のシングル2曲、88年、89年のシングルB面2曲を含むデモ・別テイク・インスト、未発表曲7曲など7曲追加。
1995 『I Just Wasn't Made For These Times』(MCA)...ビーチ・ボーイズとソロ・ナンバーの新録。「Still I Dream Of It」のみ76年のデモ。
1995 『Orange Crate Art』(With Van Dyke Parks)(Warner Bros.)...ヴァン・ダイク・パークスの書いた曲をブライアンが歌ったアルバム。
1998 『Imagination(Extra Track)』(アリスタ・ジャパン)(日本のみ)※シングルB面の「Your Imagination(A Cappella)」を追加。
1998 『Imagination(Best Buy Only)』(Giant)※ベスト・バイで『Imagination』を購入するとカップリングで『Imagination Words+Music』というCDがプラスされていて、アコースティック・ギター1本でブライアンとブルースらがハモる「In My Room」が収録されていた。
1998 『Imagination(5.1 Music Disc)』(Giant)※dts用のディスク。ここの「She Says That She Needs Me」は、1分10秒から33秒に、サビの演奏だけの繰り返しのあとラストのAnd sorry baby it’s time we said goodbyeの歌が入る部分が追加されている。よって23秒長いLong Version。あと「Your Imagination」は2回目のYour Imagination running wildが3回ではなく4回入っていて2分19秒から28秒までの部分が多い。そして最後のリフレインが7回目の途中ではなく8回目の頭でフェイドアウトする。よって合計17秒長いLong Version。
2000 『Live At Roxy Theatre』2002 Reissue(ビクター)(日本のみ)※2000年4月のライブ。Oglioレコードのボーナストラック「Sloop John B.」「Barbara Ann」とUKのみのボーナストラック「Wouldn't It Be Nice」「Help Me Rhonda」に加え日本のみ「Fun Fun Fun」を入れ5曲多い収録になっている。
2000 『Live At Roxy Theatre』2002 Reissue(ビクター)(日本のみ)※2000年4月のライブ。Oglioレコードのボーナストラック「Sloop John B.」「Barbara Ann」とUKのみのボーナストラック「Wouldn't It Be Nice」「Help Me Rhonda」に加え日本のみ「Fun Fun Fun」を入れ5曲多い収録になっている。
2002 『Brian Wilson Presents Pet Sounds Live』(東芝EMI)(日本のみ)※2002年1月のロンドンのライブ。この盤のみ「Meant For You」「Friends」がボーナストラックで入っている。
2004 『Getting' In Over My Head』(Brimel-Rhino)
2004 『Brian Wilson Presents SMiLE』(ワーナー)(日本のみ)※日本盤は「Heroes And Villains(Instrumntal)」「Cabin Essence(Instrumental)」を追加。
2004 『Brian Wilson Presents SMiLE(LP)』(Nonesuch)※LPもリリースされたが、「Heroes And Villains(Instrumental)」「Cabin Essence(Instrumental)」の他、「On A Holiday(Instrumental)」「Wind Chimes(Instrumental)」も収録。
2005 『Brian Wilson Presents SMiLE(With Bonus CD)』(LSL)※LSLから通販で購入すると「Surf's Up(Instrumental)」の入ったボーナスCD付。
2005 『What I Really Want For Christmas』(Arista)...1997年のクリスマス・コンピ『Christmas Spirit』(UAV Entertainment)に収められていた「Joy To The World」収録。後述の「On A Christmas Day」はニューミックス。
2007 『The Lucky Old Sun(plus 3 Bonus Track)』(Brimel)Best Buy Only※Best Buyの通販で販売したアルバムには「Good Kind Of Love(Featuring Carol King)」「I'm Into Something Good(Featuring Carol King)」「Just Like Me And You」が追加されている。
2007 『That Lucky Old Sun(iTunes Only)』(iTunes)※iTunesでダウンロード販売しているアルバムには「Oh Mi Amor」「Message Man」の2曲が追加されている。
2010 『Reimagines Gershwin』2012 Reiisue(Avex)(日本のみ)※日本盤のみ「Let's Call The Whole Thing Off」を追加収録。
2010 『In The Key Of Disney』2012 Reissue(Avex)(日本のみ)※日本盤のみ「A Dream Is A Wish Your Heart Makes」「Peace On Earth」を追加。
2015 『No Pier Pressure』(ユニヴァーサル)※日本盤はDeluxe Editionよりもさらに2曲多く「In The Back Of My Mind」「Love And Mercy」が追加された18曲仕様。
2016 『Brian Wilson And Friends』(Salvo Sounds &Vision)※2014年12月14日にラスヴェガスで行われたライブDVDにCDもプラス。アル・ジャーディンに加えブロンディ・チャプリン、リッキー・ファターも参加。
☆必要な参加アルバム
1998 『Folkways』(Columbia)...「Goodnight Irene」収録。ウディ・ガスリーとレッドベリーのトリビュート・アルバム。
1989 Paul Shaffar『Coast To Coast』(Capitol)...基本的にインストの「Metal Beach」収録。ブライアンとの共作で、バックでの低いスキャットのようなハーモニーは明らかにブライアン。
1989 『She's Out Of Control』(MCA)...「Daddy's Little Girl」収録。サントラ。
1991 『For Our Children』(Disney)...小児エイズのための基金のチャリティ盤。「Country Feelin's」収録。
1995 『Till The Night Is Gone:A Tribute To Doc Pomus』(Rhino)...「Sweets For My Sweet」収録。ドク・ポーマスのトリビュート・アルバム。
1995 『For The Love Of Hurry:Everybody Sings Nilsson』(Music Masters)...「This Could Be The Night」収録。ニルソンのトリビュート・アルバム。
1995 『Pulp Surfin'』(Donna)...インストの「In My Moondreams」。Brian Wilson & Andy Palay名義。
1997 『Songs Without Words』(Windham Hill)...ピアノのインストの「This Isn't Love」収録。ピアノ・インスト集。
2001 『20 Christmas Stars Ⅲ』(Kid's Records)...大手スーパーWalmartで販売された豪華アーティストによるクリスマス・コンピ。「On A Christmas Day」は『What I Really Want For Christmas』収録のヴァージョンより、演奏やパーカッションのレベルが低い別ミックス。
2002 Jeff Barry & Friends:『Chapel Of Love』(Image)...ジェフ・バリーを囲んでのトリビュート・ライブ。「Be My Baby」のライブ収録。
2002 『Party At The Palace』(EMI)...「God Only Knows(Featuring The Corrs)」と「Good Vibrations(Featuring Emma Bunton,Atomic Kitten,Cliff Richard)」のライブ収録。2002年のエリザベス女王即位50年記念コンサートより。
2004 『Mayor Of The Sunset Strip』(Warner)...「Rodney On The ROQ」収録。Rodney Bingenheimerという伝説のDJの映画より。
2006 『The Bridge School Collection Vol.2』(iTunes Only)...ニール・ヤングが主催する障害児のための学校を支援するチャリティ・コンサートより。99年に参加した時の「Love And Mercy」のライブ収録。iTunesのダウンロードのみ。
2007 『Music From An Old Friends』(Target)...Targetの通販のみで販売されたブライアンやバート・バカラック、キャロル・キング、ポール・ウィリアムス、ケニー・ロギンスらそうそうたるポップ・ミュージックの巨人達による共演集。ブライアンはバート・バカラックと共作した「What Love Can Do」と、新録音の「God Only Knows」収録。
2007 『Arctic Tale』(Bulletproof)...映画のサントラ。「Live Let Live」(『That Lucky Old Sun』のものとは別ヴァージョン)収録。
2007 『Blue Moo』(Rounder)...「Speed Turtle」収録。絵本作家のSandra Boyntonが曲も書いていて、絵本付きのものも発売されている。
2010 『Curious George2:Follow That Monkey』(DENON)...「おさるのジョージ」のサントラ。「California Sun」収録。
2010 『Listen To Me Buddy Holly』(Verve Forecast)...「Listen To Me」収録。バディ・ホリーのトリビュート・アルバムに参加。
2010 『The Bridge School Concrts:25th Anniversary Edition』(Reprise)...前述のブリッジ・スクールのためのチャリティ・コンサートより。99年に参加した時の「Surfin' USA」のライブ収録
2014 『The Art Of McCartney』(Arctic Poppy)...ポール・マッカートニーの曲をブライアンやロジャー・ダルトリーなど多数アーティストがカバーしたアルバム。ブライアンは「Wanderlust」のカバーで参加した。
2015 『George Fest』(Sony)…ジョージ・ハリスン没後13年の2014年に、ジョージの息子のダニーが中心となって行われたトリビュートコンサートにブライアンが「My Sweet Lord」で参加した。アル・ジャーディンも一緒に歌っている。
2015 『George Fest』(Sony)…ジョージ・ハリスン没後13年の2014年に、ジョージの息子のダニーが中心となって行われたトリビュートコンサートにブライアンが「My Sweet Lord」で参加した。アル・ジャーディンも一緒に歌っている。
☆必要なシングル・プロモ・ファンジン
1995 「This Song Wants To Sleep With You Tonight」...3曲入りCDシングル『Do It Again』(MCA)...(もう1曲は「'Til I Die」)収録。Andy Palayセッションの佳曲。
1998 「South American(A Cappella)」(Giant)...UKの放送局のみに配られたア・カペラのプロモCD。
2004 「No Wrong Notes In Heaven」...ビーチ・ボーイズ最強のファンジン「Endless Summer Quarterly」の2004年4月号のオマケCD『One In A Million』に収録。ブライアンがスコット・ベネットと共作したこの曲で、ブライアンはバック・コーラスを担当、まさにブライアンそのものの曲に仕上がった。リードは取っていないが、特別に記しておく。
2004 「Wind Chimes」...「Wonderful」とのカップリングでリリースしたアナログ・シングル(Nonesuch)。アルバムではイントロに前の曲が被るが、シングルは被っていない。
2004 「Roll Plymouth Rock(Instrumental)」...「Endless Summer Quarterly」の2004年11月号のオマケCDで、この曲のインストはこれのみ。カップリングは「On A Holiday」でこれはアルバムと同じ。
2005 「Good Vibrations(Single Version)/In Blue Hawaii(Instrumental)」(Nonesuch)...CDシングルの「Good Vibrations」は頭に短い「Our Prayer」が入り、最後のキーがそのまま「Good Vibrations」につながる編集をしてある。そして「In Blue Hawaii」のインストはこれのみ。
2005 「Good Vibrations(Single Version)/Our Prayer(Live)/Good Vibrations(Live)」(Nonesuch)...アナログのこのシングルだが、「Our Prayer」「Good Vibrations」は2004年2月20日のロンドンでの『SMiLE』ツアーのこけら落としのライブが収録された。「Good Vibrations」は前述のCDシングルと同じシングル・ヴァージョン。
2005 「Mrs.O'Leary's Cow(Fire)」...1曲のみ収録の「Endless Summer Quarterly」の2005年春号のオマケCD。アルバムでは最後のドラムの音と次の「In Blue Hawaii」の頭のオルガンの音が被るが、本CDは被っていない。
2005 「Our Prayer(Freedom Reform)」(Nonesuch)...アナログの10インチ・シングルでリリースされたこのヴァージョンは、ブライアンではなく、Freedom Fiveがリミックスしたもの。オルガン、ドラムも含め全てAnuPillaiのシンセサイザーによるオーバーダブ。
2005 「Walking Down The Path Of Life/Love And Mercy」(Oglio)...ハリケーン・カトリーナ被害救済のためのチャリティ・シングル。前者はイントロのメロディ以外はテイラー・ミルズがリードを取る。そして一瞬のブレイクのあと、ピアノだけのシンプルなバッキングで後者が歌われる。後者は単独で同年のハイチ大地震のチャリティ盤『Hurricane Relief Come Together Now』(Habitat)にも収録。
2007 「Believe In Yourself」...「Endless Summer Quarterly」の2006年12月号のオマケは、亡くなったカールに捧げる追悼のアルバム『Carl Wilson Under God』だった。この中でブライアンは2004年2月に録音したこの未発表曲を提供した。
2008 「Heaven」...「Endless Summer Quarterly」の2008年夏号のオマケはデニスに捧げた『Only With You』と題されたアルバムだった。ブライアンはこの中でカールが書いた名曲「Heaven」をカバーし、収録した。ブライアンのホームページでダウンロードできた曲だったが、CDはこれのみ。
2009 『That Lucky Old Sun AOL Sessions(iTunes Only)』(iTunes)...iTunesのみダウンロード販売のAOLでのスタジオ・ライブ。「Morning Beat」「Forever She'll Be My Surfer Girl」「Can't Wait Too Long~Midnight's Another Day」「Going Home」「Southern California」収録。シンプルながら歯切れのいいライブだ。
☆必要な一部参加盤(一部ブライアンのリード・ヴォーカルが聴けるもの)
1989 「Spirit Of The Forest」1994 Reissue『Earthrise-Rainforest Album』(Rhino)...当初は12インチでリリースされた熱帯雨林の保護を訴えるチャリティ曲。後にアルバムに収録された。51秒くらいから3秒くらいリード・ヴォーカルを取っているが、曲がつまらない。
1997 Wilsons「Everything I Need」...『The Wilsons』(Polygram)収録のこの曲はブライアンの作で、サビを自ら歌っている。その他2曲で作曲とバック・コーラスを担当、さすが親子である。
1998 『Tammy Wynette Remembered』(Asylum)...タミー・ウィネットの追悼アルバムに、生前共演した「In My Room」収録。サビはブライアン。
1998 『MOM Ⅲ』(Surf Dog)...ブライアンとブライアン・セッツアーとのデュオの「Little Deuce Coupe」(Brian Wilson & Brian Setzer)収録。サーファーの自然保護を目的とする基金へのチャリティ盤。ブライアンのリードは最後のパート。
2000 Jeffrey Foskette「Everything I Need」...『Twelve And Twelve』(Dreamsville)収録。ブライアンはこちらではサビだけでなくeverything I needの部分も歌っていて、さらにエンディングもリードを取る。サウンドもいかにもブライアンだ。
2004 Wilson Phillips「In My Room」...再びよりを戻したウィルソン・フィリップスのアルバム『California』(Columbia)収録。サビをブライアンが歌う。
2005 One World Project「Grief Never Grows Old」(One World Records)...スマトラ島沖大地震のチャリティ盤だが、ブライアンは1分44秒くらいから10秒くらいリードを取っていた。これのみCDシングルだが、内容上、こちらのコーナーで紹介する。
2006 Carnie Wilson「You Are So Beautiful」...ブライアンの娘のカーニーが初めての子をもうけたため子守唄をイメージして作った『A Mother's Gift』(Big3)に収録。ブライアンとカーニーでリードを分け合い、コーラスはブライアンが受け持った。
2008 Bill Medley「In My Room」...ライチャス・ブラザースのビル・メドレーのソロ『Damn Near Righteous』(Westlake)収録のこの曲でブライアンはバック・コーラスだけでなく2回目のサビの2分45秒から10秒程度リードをとっていた。
2010 Monica Mancini「God Only Knows」...ヘンリー・マンシーニの娘モニカ・マンシーニのソロ『I've Loved These Days』(Concord)で、ブライアンはバック・コーラスだけでなく、エンディングのリフレインで、ブルースが歌っていた掛け合いのリードを担当した。
2014 Brian Wilson & Various Artists「God Only Knows」(RCA)...BBCがチャリティで作った多数ミュージシャンのよるトリビュート・シングル。Elton JohnやStevie Wonder、Brian MayからOne Directionに至るまで28アーティストが参加。ブライアンは2番の冒頭と最後のワンフレーズを歌っている。
2014 Peter Hollens「Our Special Love」...ピーター・ホランズのアルバム『Peter Hollens』(TPG)に収録。約半分のリード・ヴォーカルを担当、曲はブライアンとJoe Thomasの共作で、プロデュースもブライアンが担当している。『No Pier Pressure』収録のものは同じテイクだが、出だしのブライアンのリードがこちらはソロでハモっていない。
2015 Great Pretenders「Any Emotions」...グレート・プリテンダースのアルバム『Mini Mansions』(Hostess)収録。参加はコーラスと最後の圧倒的なコーラス部分でリード・ヴォーカルが少し聴ける。
☆ブライアンの公式ホームページのみダウンロードできた曲
2000 「On A Christmas Day」「On A Christmas Day(Track)」...前者はCD化された。後者はカラオケ。
2002 「White Christmas」
2007 「Forever She'll Be My Surfer Girl(Alternate Version)」(1分以上中間部が長い。)、「Midnight's Another Day(Alternate Version)」(ストリングスが入っていない)...『That Lucky Old Sun』リリース前に流されたアーリー・ミックス。なお、2008年にオーストラリアのシドニーで行われたフェスティバルのプロモCD『This Is Our City In Summer』(Iceberg)に後者が収録されている。
2007 「Heaven」...前述のとおり「Endless Summer Quarterly」に収録。
2008 「The Christmas Song」
(作成:佐野邦彦)
(2017年4月現在)
★PAUL McCARTNEY COLLECTING GUIDE
※ポールの声が聴こえないクラシックものや、歌のないサントラは割愛する。なおSuper Deluxe Editionとは日本盤の呼び方で、海外ではDeluxe Editionが標準的な呼び方。なお、12インチシングルに多く収録される外部ミュージシャンの手による様々なリミックス・ヴァージョンにも関心がないので、内容は言及しない。
☆オリジナル・アルバム
1970 『McCartney(Super
Deluxe Edition)』2011 Reissue(Hear Music)※ディスク2にアウトテイクの「Suicide」「Don’t Cry Baby」、デモの「Woman Kind」、79年のグラスゴーのライブ「Every
Night」「Hot As Sun」「Maybe I’m Amazed」、映画『One Hand Clapping』より「Maybe I’m Amazed」収録。他DVD1枚。
1971 『Ram(Super Deluxe
Edition)』2012 Reissue(Hear Music)※ディスク2にシングル曲の「Another Day」「Oh Woman,Oh Why」「Little Woman Love」と未発表の「A Love For You」「Hey Diddle」「Great Cock And Seagull Race」「Rode All Night」「Sunshine Sometime」収録。ディスク3に放送局用の『Ram』のモノ収録。フェイドアウトの長い「Too Many People」(5秒)、「Ram On」(最後の伸ばす声が聴こえる)などのテイクあり。ディスク4はポールが77年に作成した『Ram』のオーケストラヴァージョン『Thrillington』収録。他DVD1枚。
1971 『Brung To Ewe By』(Capitol)…『Ram』のプロモ用に作った片面LP。ポールが即興で、『Ram』の収録ナンバーを歌いながら次々紹介する。未CD化。
1971 『Wild Life(The Paul
McCartney Collection)』1993 Reissue(EMI)※ボーナス・トラックでシングルのみの「Give Ireland Back To The Irish」「Mary Had A Little
Lamb」と「Mama’s Little Girl」(90年の「Put It There」のB面)、「Little Woman Love」収録。
1973 『Red Rose
Speedway(The Paul McCartney Collection)』1993 Reissue(EMI)※ボーナス・トラックでシングルのみの「C Moon」「Hi Hi Hi」「The Mess(Live)」「I Lie Around」収録。
1973 『Band On The Run(Super
Deluxe Edition)』2010 Reissue(Hear Music)※ディスク2にシングルのみの「Helen Wheels」(当時US盤に収録)「Country Dreamer」「Zoo Gang」に『One Hand Clapping』の「Bluebird」「Jet」「Let Me Roll It」「Band On The Run」「Nineteen Hundred
And Eighty Five」「Country Dreamer」収録。ディスク3には『Band On The Run』のドキュメンタリーだが、「Band On
The Run」の89年のリハーサルや、「Bluebird」の75年のオーストラリアのライブ、「Jet」の93年のサウンドチェック、「Picasso’s Last Words」のアコースティック・ヴァージョンなどが聴ける。DVDは『One Hand Clapping』など収録。
1975 『Venus And Mars(Super
Deluxe Edition)』2014 Reissue(Universal)※ディスク2に未発表の「Rock Show(Old Version)」「Going To New Orleans (My Carnival)」「Hey Diddle [Ernie Winfrey Mix]」「Let's Love」「4th Of July」と『One Hand Clapping』から「Soily」「Baby Face」、シングルA面で未CD化だった「Letting
Go(Single Version)」、シングルB面の「Sally G」「Lunch Box/Odd Sox」「My Carnival」にThe Country Hams名義で出した「Walking In The Park With Eloise」「Bridge On The River
Suite」、シングルA面の「Junior's Farm」収録。他DVD1枚。
1976 『Wings At The Speed
Of Sound(Super Deluxe Edition)』2014
Reissue(Universal)※ディスク2に、デモの「Silly Love Song(Demo)」「She's My Baby(Demo)」「Must Do Something About It(Paul’s Version)」「Let ‘Em In(Demo)」「Warm And
Beaufiful(Instrumental)」とジョン・ボーナムがドラムを叩いた「Beware
My Love(John Bonham Version)」、プラス声をシンセサイザーに入れたお遊びの「Massage To Joe」収録。他DVD1枚。
1976 『Wings Over
America(Super Deluxe Edition)』2013 Reissue(Hear
Music)※76年5月~6月収録のライブ28曲。ディスク3に76年4月のサンフランシスコのカウパレスのライブ8曲収録。他DVD1枚。
1978 『London Town(The
Paul McCartney Collection)』1993 Reissue(EMI)※ボーナス・トラックで「Girls’ School」と「Mull Of Kintyre」収録。
1979 『Back To The Egg(The
Paul McCartney Collection)』1993 Reissue(EMI)※ボーナス・トラックで「Daytime Nighttime Suffering」「Wonderful
Christmastime」「Rudolf The Red-Nosed Reggae」収録。
1980 『McCartneyⅡ(Super Deluxe Edition)』2011 Reissue(Hear
Music)※ディスク2と3に、未発表の「Blue Sway」「Bovey Wobble」「Mr H Atom/You Know I’ll Get You Baby」「All You Horse Riders/Blue Sway」に「Check My Machine」のFullとEdit、「Secret Friend」、「Summers Day Song(Without Vocal)」、「Coming Up(Full
Live)」(シングルB面のライブとは別物)、「Wonderful Christmastime(Full)」他アルバムのFull Length4曲など収録。他DVD1枚。
1982 『Tug Of War(Super
Deluxe Edition)』2015 Reissue(Hear Music)※アルバムは2015 RemixとOriginal。ディスク3に未発表曲の「Stop, You Don't Know Where
She Came From [Demo]」「Something That Didn't Happen [Demo]」、未発表デモの「Wanderlust [Demo]」「Ballroom Dancing
[Demo]」「Take It Away [Demo]」「The Pound Is
Sinking [Demo]」「Ebony And Ivory [Demo]」「Dress Me Up As A Robber/Robber Riff [Demo]」が登場。加えて初7CD化の「Ebony And Ivory [Solo Version]」「Rainclouds」「I’ll Give You A Ring」が収録。他PV集のDVD1枚。
1983 『Pipes Of
Peace(Super Deluxe Edition)』2015 Reissue(Hear Music)※アルバムは2015Remaster1枚、ディスク2に未発表の「It's Not On [Demo]」「Christian Bop」と未発表デモの「Average Person [Demo]」「Keep Under Cover
[Demo]」「Sweetest Little Show [Demo]」「Simple As That
[Demo]」が入り、初CD化の「Ode To Koala Bear」が入り、「Say Say Say [2015 Remix]」は12インチミックスより1分20秒長く、初めて聴くマイケル・ジャクソンのスキャットも入り初登場テイク。あと1993年のCDより「Twice In A
Lifetime」が入った。他PV集のDVD1枚。
1983
『Pipes Of Peace(The Paul McCartney
Collection)』1993 Reissue(EMI)※ボーナス・トラックで「We All Stand Together」「Simple As That」収録。
1984 『Give My Regards To
Broad Street(The Paul McCartney Collection)』1993 Reissue(EMI)※ボーナス・トラックで「No More
Lonely Night(Extended Version)」「No More Lonely
Night(Special Dance Mix)」収録。
1986 『Press To Play(The
Paul McCartney Collection)』1993 Reissue(EMI)※まずCDのボーナス・トラックで「Write Away」「It's Not True」「Tough On A
Tightrope」、1993年版のボーナス・トラックで「Spies Like Us」「Once Upon A Long
Ago(Long Version)」収録。
1987 『Choba B CCCP』1991 Issue(Capitol)※LPは11曲入りだったがCDは14曲入り。オールド・ロックン・ロールのカバー・アルバム。
1989 『Flowers In The
Dirt(1990 Japanese Tour Edition)』1990 Reissue(東芝EMI)(日本のみ)※日本のみ2枚組でリリースされた。「The Long And Winding Road(『Figure Of Eight』の5インチ シングル収録の『Give My Regards To Broad Street』とは別のStudio Version)」、「Loveliest Thing」、「Rough Ride(『Figure Of Eight』3インチシングル収録のRehearsal Version)」「Ou Est Le Soleil(7
Inch Mix)」「Mama’s Little Girl」「Same Time Next Year」「Party Party」「P.S. Love Me Do(Studio Version)」…(「P.S. Love Me
Do(Studio Version)」は世界中でこのCD以外ではスタジオ・ヴァージョンは聴けない。2曲を掛け合いでつなげたお遊び風ナンバー)収録。なお当時のLP以外現行品はレギュラー盤の最後に「Ou Est Le Soleil」が入っている。
1989 『Flowers In The
Dirt(The Paul McCartney Collection)』1993 Reissue(EMI)※ボーナス・トラックで「Back On My Feet」「Flying To My Home」「Loveliest Thing」収録。
1989 『Flowers In The
Dirt(Deluxe Edition)』2017 Reissue(Universal)※CD3枚+DVD1枚。CD2枚はポールとエルヴィス・コステロのデモと1988年のバンドでのデモを9曲ずつ収録。4曲はアルバムの共作曲で「The Lovers That Never Were」「Tommy's Coming Home」「Twenty Fine Fingers」「So Like Candy」「Playboy To A Man」は未発表。ダウンロードのみでさらにカセットの共作デモ「I Don’t Want To Confess」「Mistress and Maid」「Shallow Grave」が聴ける。ダウンロードのみで未CD化及び現行品でCDで聴けないCDシングル、12インチシングルなどの曲は「The First Stone」「Good Sign」「Figure Of Eight(Single Version。=12 Bob
Clearmountain Mix)」「This One (Club Love Joy Mix)」「Ou Est Le Soleil(12inch Mix)」「Ou Est Le Soleil(Tub
Dub Mix)」「Ou Est Le Soleil(Instrumental Mix)」「Party Party (Bruce Forest Club Mix)」がある。
1990 『Tripping The Live
Fantastic』(Capitol)※89年~90年のワールド・ツアーのライブ。CD2枚組で37曲中6曲はリハーサル及びジャムナンバー。
1991 『Unplugged(The
Official Bootleg)』(EMI)※91年1月収録の「MTV Unplugged」でのスタジオ・ライブ。17曲収録。
1993 『Off The Ground:The
Complete Works』(東芝EMI)(日本とオランダのみ)※ディスク2にボーナス・トラックで「Long Leather Coat」「Keep Coming Back To
Love」「Sweet Sweet Memories」「Things We Said
Today」「Midnight Special」「Style Style」「I Can’t Imagine」「Cosmically
Conscious」「Kicked Around No More」「Big Boys Bickering」「Down To The River」「Soggy Noodle」収録。内10曲は3枚のCDシングルのカップリング曲で、「Things
We Said Today」「Midnight Special」は上記の『Unplugged(The Official Bootleg)』に未収録のスタジオ・ライブ。
1993 『Paul Is Live』(Capitol)※1993年のワールド・ツアーのライブ24曲。
1993 『Strawberries Oceans
Ship Forest』(Capitol)…Fireman名義。アンビエント・ミュージック。9曲同じ曲のリミックスで、歌もなくつまらない。
1997 『Flaming Pie』(Capitol)
1998 『Rushes』(Capitol)…Fireman名義。アンビエント・ミュージック。12インチで別ミックスが出ているが興味がないので掲載せず。
1999 『Run Devil Run』(Capitol)※オールド・ロックン・ロールのカバー・アルバム
2001 『Driving Rain』(Capitol)
2002 『Back In The U.S.』(Capitol)※2002年1月~5月のライブ35曲。後者と比べ「Vanilla Sky」「C Moon」「Freedom」はこの盤のみ。
2003 『Back In The World』(EMI)※2002年1~5月、11月のライブ36曲。
大阪の「Calico Skies」、東京の「Let 'Em In」、メキシコの「Michelle」「She's Leaving Home」、が入り、また「Hey Jude」もメキシコのライブに変更した。
2005 『Chaos And Creation
In The Backyard(Japan Extra Track)』(EMIミュージックジャパン)(日本のみ)※日本盤のみ「She Is So Beautiful」収録。憂いを帯びたきれいな曲なのにこの盤以外の収録はない。なお13曲目の「Anyway」のあとシークレット・トラックのインスト「I've Only Got Two Hands」が収録されている。
2005
『Twin Freaks』(Parlophone)…Twin Freaks名義※アナログLPのみのリリース。ポールの既存の曲のリミックス。サンプリング盤がいくつか出ているが興味がないので掲載せず。
2007 『Memory Almost
Full(Deluxe Edition)』(Hear Music)※ディスク2に「In Private」「Why So Blue」「222」収録。さらにDVD1枚収録。
2008 『Electric Arguments』(One Little) …Fireman名義。これは歌入りで、シャウトする曲もあり、まさにポール。Firemanなんてつける必要はなかった。Deluxe Editionも出てアルバムのリミックス7曲が追加されていた。
2009 『Good Evening New
York City(Deluxe Edition)』(Mercury)※2009年7月のライブ33曲。Deluxe EditionはライブDVDが1枚多く2枚収録。
2010 『Live In Los Angels』(The Mail On Sunday付属CD)※2007年6月のAmoeba’s Recordsのインストア・ライブ。『Amoeba’s Secret』のCDシングルや「Ever Present Past」のCDシングルで5曲が聴けたが、7曲プラスして12曲のインストア・ライブCDとなった。12曲入りなのでアルバム扱いとする。イギリスの新聞The Mail On Sundayの2010年1月17日の付録として付けられた。
2012 『Kisses On The
Bottom(UK Deluxe Edition)』(Hear Music)※イギリス盤のDeluxe Editionは「Baby's Request」(セルフカバー)と「My One And Only Love」追加。
2012 『Kisses On The
Bottom-Complete Kisses』(iTunes Only)※iTunesのみで上記の16曲に、このアルバムの『Live From Capitol Studios』の13曲、「My Valentine(Johnny Mandel Original Arrangement)」、そしてコンピ盤『Holidays Rule』にも収録された「The
Christmas Song」の計31曲をダウンロードできる。
2013 『NEW(Collector’s
Edition)』2014 Reissue(ユニヴァーサル)(日本のみ)※ディスク1にはDeluxe Editionに入っていた「Turned Out」「Get Me Out Of Here」とシークレット・トラックの「Scared」。ディスク2には日本盤Deluxe Editionのみの「Struggle」に、初登場のロックナンバー「Hell To Pay」「Demons Dance」が入り、さらに初登場の日本のOut
Thereツアーの「Save Us」「NEW」「Queenie Eye」「Everybody Out There」の東京ドームでのライブが収められた。PV4曲やメイキング3曲などが収録されたDVD1枚付き。
☆必要なベスト盤
2001 『Wingspan』(Parlophone)※2枚組ベスト。「Bip Bop/Hey Diddle」という71年の鼻歌程度の歌が入っている。他のコンピにも入っているが73年「Live And Let Die」、79年「Goodnight Tonight」があり、「Coming Up(Live At Glasgow)」もあるが、曲が終わったあとの観客の歌などはカットされていまった。
☆必要な参加盤
1981 『Concerts For The People
Of Kampuchea』(Atlantic)※79年12月のカンボジア難民救済コンサート。「Got
To Get You Into My Life」「Every Night」「Coming Up」+出演者総勢で作ったRockestraで「Lucille」「Let It Be」「Rockestra Theme」をライブ演奏。未CD化。
1982 Michael Jackson『Thriller』(Epic/Sony)※マイケル・ジャクソンとのデュエットで爽やかな「The Girl Is Mine」を交互に歌う。シングルカットされ全米2位まで上がっている。
1987 『The Prince's Trust
10th Anniversary Birthday Party』(A&M)※86年6月のコンサート。「Get Back」が収録されているが、イギリス盤初回LPには「Long Tall Sally」「I Saw Her Standing There」のライブを収めたシングル盤がプラスされていた。このシングルは未CD化。
1988 Johnny Cash『Water From The Wells Of Home』(Mercury)※ジョニー・ナッシュとのデュエットで「New Moon Over Jamaica」収録。カントリー・ナンバーで後半のサビの一部がポールのリード。
1990 『The Last Temptation
Of Elvis』(New Musical Express)※エルヴィス・プレスリーのトリビュート・アルバム。「It's Now Or Never」を得意のプレスリー風に歌う。
1990 『Knebworth』(Polygram)※90年6月ネブワースでのライブ。「Coming Up」「Hey Jude」のライブ収録。
1996 Carl Perkins『Go Cat Go』(Dinosaur)※カール・パーキンスとのデュエットで「My Old Friend」収録。ただしポールはハーモニーパートなので、ソロはエンディングで僅かに聴ける程度。
1997 Various『Music For Montserrat』(Eagle Vision)※VHSのライブに3曲入りCDが付けられこの時のPaulのライブの「Hey Jude」が入っていた。
1998 Linda McCartney『Wild Prairie』(Capitol)※亡くなったリンダの作品集。77年にLinda McCartney & The WingsがSuzy & The Red Stripes名義で出したシングル「Seaside
Woman/B-Side To Seaside」(Epic)を収録。ポールが全面的バックアップ。
1999 『Twentieth-Century
Blues:The Songs Of Noel Coward』(Ichiban)※ノエル・カワードのトリビュート・アルバム。「A Room Is A View」収録。この手のオールド・タイミーなナンバーはポールの自家薬篭中のものだ。
1999 『The Best Of Rock
And Roll Hall Of Fame+Museum Live』(Time Life)※99年の「Let It Be」のライブ収録。
2000 『Maybe Baby』(EMI)※サントラ。ジェフ・リンのプロデュースでバディ・ホリーの「Maybe Baby」をカバー。軽快なロックナンバーに仕上がっている。
2001 『Brand New Boots And
Panties:Tribute To Ian Dury』(East Central One)※イアン・デュリー追悼のトリビュート盤。「I’m Partial To Your Abracadabra」収録。ロックンローラーとしてのポールの面目躍如の快作。
2001 『The Concert For New
York City』(EMI)※2001年10月のポール主催のニューヨーク復興チャリティ・コンサートのライブ。「I’m Down」「Yesterday」「Let It Be」「Freedom」のライブ収録。
2001 『Good Rockin’
Tonight:The Legacy Of Sun Records』(Rhino)※サン・レコードのトリビュート・アルバムで「That's All Right」を再度カバーしている。『Choba B
CCCP』ものよりビートが効いていてプレスリースタイルで歌う。
2001 『Vanilla Sky』(Reprise)※サントラ。「Vanilla Sky」を提供。アコースティック・ギターをバックに歌う少し憂いを帯びたナンバー。
2002 『Party At The Palace』(Virgin)※2002年6月のエリザベス女王即位50周年記念コンサートのライブ。「All You Need Is Love」「Hey Jude」のライブ収録。
2002 Lulu『Together』(Mercury)※「Inside Thing(Let ‘Em In)」では、ポールの「Let ‘Em In」が鳴りながら、ルルがそのメロディで別の歌詞を歌っている。
2003 『Concert For George』(Warner Bros.)※2002年11月のジョージ・ハリソン追悼コンサートのライブ。「For You Blue」「Something」「All Things Must Pass」でリード・ヴォーカル。
2003 『Hope』(Warner Bros.)※イラクの子供達へのチャリティ盤。2003年3月ロンドンでの「Calico Skies」のリハーサル。『Fleming Pie』のものよりメリハリが効いていて魅力的だ。
2003 『The In-Laws』(Rhino)※サントラ盤。「A Love For You」…70年に録音。『Ram(Super Deluxe Edition)』収録のものはJon Kellyのリミックスで、こちらのミックスの方がパワフルでビートが効いている。また40秒長く完奏する。「Live And Let Die」…74年の『One Hand Clapping』収録のヴァージョン。
2004 Brian Wilson『Gettin’ In Over My Head』(Brimel/Rhino)※ブライアン・ウィルソンの「A Friend Like You」で、一部リード・ヴォーカルを取る。夢のコラボだが曲がイマイチ。
2005 『All Access』(Best Buy & HMV Only)…DVDの『The Space Within Us』をベスト・バイかヨーロッパのHMVで購入した人に限定で特典のこのCDが付けられた。2005年のツアーなどの音源とインタビューを交えたラジオ番組「All Access」から103分の放送を67分に短縮してCDにした。16曲収録。
2006 Tony Bennett『Duets-An American Classic』(Sony)…トニー・ベネットとのデュエットの「The Very Thought Of You」収録。アンディ・ウィリアムス・ショーでアンディとのデュエットが多かったトニー・ベネット。こういうムードたっぷりのスタンダード・ナンバーは最も得意なので、ポールは掛け合いでリードを取るが、アンディの域には達していない。
2006 George Michael『Twenty Five』(Sony)…ジョージ・マイケルとデュエットの「Heal The Pain」収録。この爽やかなミディアム・ナンバーでポールがリード・ヴォーカルを主導している。
2006 George Benson &
Al Jarreau『Givin’ It Up』(Universal)…ジョージ・ベンソン&アル・ジャロウとポールの3人で「Bring It On Home To Me」を歌う。冒頭の部分がポールのソロ。
2007 『iTunes Festival
London』(iTunes Only)…2007年6月のライブ6曲ダウンロード。未CD化。
2007 『Goin’ Home:A
Tribute To Fats Domino』(Vanguard Records)※ファッツ・ドミノのトリビュート・アルバム。アラン・トゥーサン(Allen Toussaint)と「I Want To Walk You
Home」を共演。このロッカバラード風の曲をポール主導で歌う。
2007 『The Cavern-The Most
Famous Club In The World』(EMI)※キャヴァーン・クラブ50周年を記念して作られたコンピ。1999年12月に演奏したライブの「All Shook Up」が入っている。ロックンローラーのポールの魅力満載だ。
2008 Nitin Sawhney『London Underground』(Cooking Vinyl)※ニティン・サウニーとの共作「My Soul」でリード・ヴォーカル他担当。きれいなバラード・チューンでポールにピッタリ。
2009 Voormann &
Friends『A Sideman's Journey』(Universal)※クラウス・ブアマンのファースト・ソロで「I’m In Love Again」のリード・ヴォーカル他担当。『Choba B CCCP』の時はシングル・トラックだったが、ここではダブル・トラックでよりビートを効かせている。
2010 Ringo Starr『Y Not』(Hip-O)※「Walk With You」でバック・コーラス。サビの高音のハーモニーでポールとはっきり分かる。
2011 『The Bridge School
Concerts 25th Anniversary Edition』(Reprise)※ニール・ヤング主催の障害児のための学校のためのチャリティ・コンサート。2004年10月に出演した時の「Get Back」のライブ収録。アコースティック・ギターのライブが聴ける。
2011 Billy Joel『Live At Shea Stadium』(Sony)※2008年7月のライブ。ビリー・ジョエルと共演で「I
Saw Her Standing There」を歌い、「Let It Be」にも参加した。
2011 『Rave On Buddy Holly』(Fantasy)※バディ・ホリーのトリビュート・アルバム。「It’s So Easy」をカバー。ビートを変えてよりロック風のアレンジ。
2011 Steve Martin &
The Steep Canyon Rangers『Rare Bird Alart』(Rounder)※スティーブ・マーチンの「Beat Love」でリード・ヴォーカル。カントリー・ナンバーだ。
2011 Matt Berry『Witchazel』(Acid Jazz)※「Rain Came Down」でバック・コーラス。後半でようやくポールらしいヴォーカルが分かる。
2012 Jimmy Fallon『Blow Your Pants Off』(Warner Bros.)※ジミー・ファロンと「Scrambled Egg」(「Yesterday」の替え歌)をライブで歌う。観客は爆笑。
2012 『Holidays Rule』(Hear Music)※クリスマスのコンピ。「The Christmas Song」をカバー。もともと『Kisses On The Bottom』の『Live From Capitol
Studios』で披露されたナンバーなのでジャズ風アレンジでムードたっぷりだ。
2013 『12-12-12 The
Concert For Sandy Relief』(Sony)※2012年12月のハリケーン・サンディ復興のためのチャリティ・ライブ。「Helter Skelter」収録。
2013 『Sound City:Real To
Real』(RCA)※サントラ盤。「Cut Me Some Slack」収録。
ニルヴァーナとの共演で、非常にヘヴィなロック。ポールらしいヴォーカルは感じられない。
2013 The Bloody
Beertroots『Hide』(Ultra Records)※ブラッディ・ビートルーツの「Out Of Sight」でヴォーカル。ポールが全面的にヴォーカルを取り、サウンドはヘヴィだが、メロディは哀調がある。
2013 Eric Clapton『Old Sock』(Mercury)※「All Of Me」でバック・コーラス。この手のオールド・タイミーな曲は得意とするところだが、あくまでもバッキング。
2015 Hollywood Vampires『Hollywood Vampires』※「Come And Get It」をポールが歌い、アリス・クーパーがバック・コーラスを付けている。
2016 OST『Ethel & Ernest』(Decca)※「In The Blink Of An Eye」収録。ピアノとオーケストラをバックに歌うきれいなチューン。
☆必要なシングル
1971 「Give Ireland Back
To The Irish(Instrumental)」(Capitol)※「Give Ireland Back To The Irish」のシングルのB面。奇妙なリードメロディを入れてインストが台無し。未CD化。
1975 「Love In Song」(Capitol)※「Listen To What The Man Said」のB面。イントロに前の曲が被らない。未CD化。
1979 「Goodnight
Tonight(Long Version)」(Parlophone)…(約3分長い7分17秒のロング・ヴァージョンで、7インチにはない歌詞のパートがある)※12インチシングル。未CD化。
1980 「Coming Up(Live At Glasgow)」(Parlophone)※「Coming Up」のB面。アルバム収録のものは歌が終わった後のMC以降が大幅カットされていて観客の「Paul McCartney」の熱狂的なコールが楽しめない。未CD化。
1983 「Say Say Say(Long
Version)」…(5分37秒と通常版より1分40秒長い。2015 Remixよりは1分20秒短いが、マイケルのスキャットが聴こえないなどミックスも違う)「Say Say Say(Instrumental)」 (Parlophone)※12インチシングル。「Say Say Say」はMichael Jacksonとの共演。未CD化。
1984 「We All Stand
Together(Humming Version)」(Parlophone)※「We All Stand Together」の7インチのB面。歌の部分がハミングになっている。未CD化。
1984 「No More Lonely
Night(Mole Mix)」(Parlophone)※12インチ1サイドのプロモ。8分37秒。未CD化。
1984 「No More Lonely
Night(Special Dance Mix)」(Parlophone)※12インチシングルの第2版にArthur Bakerのリミックス収録。6分55秒ヴァージョン。未CD化。
1985 「Spies Like Us(Party
Mix)」「Spies Like Us(Art Of Noise Mix)」「Spies Like Us(DJ
Mix)」「My Carnival(Party Mix)」(Parlophone)※12インチシングル。未CD化。
1986 「Press(10 Inch
Remix)」(Parlophone)※10インチシングル。未CD化。
1986 「Press(Dub Mix)」「Hanglide」…(インスト)(Parlophone)※12インチシングル。未CD化。
1986 「Pretty Little
Head(7 Inch Remix)」(Parlophone)※アルバムのものより約1分半短いが、長いイントロをやめたヴァージョンで聴きやすくなっている。
1986 「Pretty Little
Head(Long Version)」…(12インチシングルは6分45秒とアルバム・ヴァージョンより1分半長い)「Angry(12 Inch Remix)」…(ブラスが足されている)(Parlophone)※12インチシングル。未CD化。
1986 「Only Love Remains(Single Version)」…(7インチ、12インチともサックスが入ってムードたっぷり)「Tough On A
Tightrope(Long Version)」…(12インチは6分50秒と2分長い)「Talk More Talk(Long Version)」…(12インチは25秒長い)(Parlophone)…12インチシングル。未CD化。
1987 「Once Upon A Long
Ago(Extended Version)」(Parlophone)…2種類ある12インチシングルのひとつ。長いストリングスのイントロを付けるなどして6分9秒と最長。未CD化。
1989 「The First Stone」…(軽快なロックナンバー)/「I Wanna Cry」…(ブルースナンバー)(Parlophone)…「This One」の5インチCDシングルに収録。
1989 「Good Sign」…(一定のビートに乗せたテクノ風ダンスナンバー)(Parlophone)…「This One」の12インチシングル収録。未CD化。
1989 「Figure Of
Eight(Single Version)」(Parlophone)…CDシングル、12インチシングルなどシングル・ヴァージョンは5分11秒で、「Get Back Tour」のセッション時に録音仕直したもの。演奏も歌もビートがあり、短い上にパワーのないアルバム・ヴァージョンとはまったくの別物である。
1989 「This One(Club Love Joy Mix)」(Parlophone)…「Figure Of Eight」の12インチシングル収録。未CD化。
1989 「Party Party(Bruce
Forest Club Mix)」(Parlophone)…「Party Party」のプロモ12インチ収録。未CD化。
1989 「Ou Est Le Soleil(12
Inch Mix)」「Ou Est Le Soleil(Tub Dub Mix)」「Ou Est Le Soleil(Instrumental Mix)」(Capitol)…12インチシングル。未CD化。
1990 「Good Day
Sunshine(Live)」…(89年12月モントリオール)「P.S. Love Me Do(Live)」…(90年4月リオデジャネイロ)「Let 'Em In(Live)」…(90年3月東京)(東芝EMI)※「Birthday(Live)」(『Tripping The Live
Fantastic』より)のCDシングル収録。
1990 「All My Trials(Live)」…(89年10月ミラノ。90年リリースの『Tripping The Live Fantastic
Highlights』(Capitol))のみ収録が売りだったがこのCDシングルで聴ける。)「C Moon(Live)」…(89年10月ミラノのサウンドチェック)「Strawberry Fields Forever~Help~Give Peace A Chance(Live)」…(90年6月リバプール。「John Lennon Medley」とも言われ、観衆の熱狂度が凄い。感動的なライブ)(東芝EMI)※CDシングル
1990 「Mull Of Kintyre(Live)」…(90年6月グラスゴー)(東芝EMI)※CDシングル「The Long And
Winding Road(Live)」(『Tripping The Live Fantastic』より)に収録。
1993 「Mean Woman Blues」(EMI)…(プロモCDのみ。スウィングする軽快なブルースナンバー)。『Off The Ground』から「Biker Like An
Icon」と、91年1月収録の「MTV Unplugged」での「Things We Said Today」「Midnight Special」(どちらも後に『Off The Ground:The Complete Works』に収録)そして表記の曲でCDシングルを作る計画があったが、プロモのみでボツになった。
1993 「Deliverance」「Deliverance(Dub Mix)」(Parlophone)…「C'mon People」のCDシングルに収録。「Hope Of Deliverance」のリミックス。フュージョン風。
1997 「Looking For You」…(プリミティヴなロックナンバー)「Oobu Joobu Part.1」…(「I Love This House」収録。やや単調なロックナンバー)※『Fleming Pie』より「Young Boy CD1」
1997 「Broomstick」…(ポールのセンスだけで成り立つようなちょっと洒落た曲)「Oobu Joobu Part.2」…(「Atlantic Ocean」収録。テクノ風ダンスナンバー)※『Fleming Pie』より「Young Boy CD2」
1997 「Oobu Joobu Part.3」…(「Squid」収録。爽やかなインスト)※『Fleming Pie』より「The World Tonight CD1」
1997 「Oobu Joobu Part.4」…(「Don’t Break Me Promises」収録。美しいバラード・ナンバー。なぜ未発表?)※『Fleming Pie』より「The World Tonight CD2」
1997 「Love Come Tumbling
Down」…(キャッチーなメロディを持つ佳作)「Oobu Joobu Part.5」…(「Beautiful
Night(Original Version)」収録。断片的に3パターン聴ける)※『Fleming Pie』より「Beautiful Night CD1」
1997 「Same Love」…(きれいなバラードでコーラスもいいし、未発表なのが不思議)「Oobu Joobu Part.6」…(「Love Mix」収録。軽快でアルバム収録曲としては十分なレベル)※『Fleming Pie』より「Beautiful Night CD2」
1997 『Oobu Joobu Ecology』(Best Buy Only)※『Fleming Pie』をBest Buyの通販で買うともらえたCD。内容は93年ラスベガスでのサウンドチェックの「Looking For Changes」「Peace In The Neighborhood」「Wild Life」「Mother Nature's Son」「Off The Ground」88年のツアーリハーサル「Too Many People」、「We All Stand Together」のオリジナルデモ収録。タイトルは「Oobu
Joobe Part.6」(注:Part.1とPart.2を一緒にしてPart.1としているため、ひとつずつ繰り上がっている)
1999 「Fabulous」(Capitol)…『Run Devil Run』からの「No Other Baby」のCDシングル収録。この手のプレスリー・スタイルのロックンロールは本当に上手い。
2001 「From A Lover To A
Friend(David Kahne Remix1)」「From A Lover To A
Friend(David Kahne Remix2)」(Capitol)…CDシングル
2004 「Whole Life」(Coca Cola)…デイブ・スチュワート(Dave Stewart)との共演でマキシシングル『One Year On 46664』に収録。ネルソン・マンデラ主催のエイズ撲滅基金へのチャリティ。ソリッドなロックンロールでポールがリード・ヴォーカル。
2004 「Tropic Island Hum」(EMI)※曲は1995年。ポール制作のアニメーションDVDの販促用シングル。子供用の歌なので、わざと低い声で歌ったりしている。楽しげな曲。
2004 「Temporary
Secretary(Radioslave Mix)」(Uncut)※2004年7月の雑誌「Uncut」付属ののCDに収録。
2005 「Comfort Of Love」…(曲の展開がカッコいいロック・ナンバー)「Growing Up Falling Down」…(奇妙な展開とメロディを持つ不思議な曲)(EMI)…『Chaos And Creation In The Backyard』からの「Fine Line」のCDシングルに収録。
2005 「I Want You To Fly」…(マイナー調の奇妙なメロディの曲)「This Loving Game」…(アルバム収録曲レベルの可もなく不可もない曲)(EMI) …『Chaos And Creation In The Backyard』からの「Jenny Wren」のCDシングルに収録。
2005 「Summer Of ‘59」…(オールドタイミーな雰囲気のシンプルなナンバー)(Parlophone)…『Chaos And Creation
In The Backyard』からの「Jenny Wren」の7インチアナログシングルに収録。未CD化。
2007 「House Of Wax(Live)」(Mercury)…『Memory Almost Full』からの「Ever Present Past」の7インチアナログシングルに収録。2007年6月のAmoeba’s Recordsのインストア・ライブ。アルバム扱いにした『Live In Los Angels』未収録。未CD化。
2009 「(I Want To)Come Home」(iTunes)※米英のiTunesでダウンロードできる。映画「Everybody’s Fine」のサントラ。ピアノをバックに歌う穏やかで優しいメロディの小品。未CD化。
2009 「Meat Free Monday」(Meat Free Monday)※菜食主義者のポールが娘のステラと一緒に始めた肉食削減のキャンペーンソング。運動のHPからダウンロードできた。覚えやすいメロディを持つ佳曲で、キャンペーン向けの曲。未CD化。
2011 「It’s So
Easy(Faithful Cover)」(iTunes)※同年のアルバム『Rave On Buddy Holly』の同曲のアレンジがオリジナルと大分違うため、オリジナルに忠実なカバーをiTunesで配信した。未CD化。
2014 「Hope For The Future」(Hear Music)※12インチには5ヴァージョン収録。その中の基本ヴァージョンのみ2016年の『Pure McCartney』(MPL)に収録。
☆必要な参加シングル
1989 「Ferry 'Cross The
Mersey」(PWL)※サッカーのリバプールの「ヒルズボロの悲劇」のチャリティ盤。ポールが一部リードを取っている。ご存じジェリー&ザ・ペイスメイカーズの名曲。
1996 The Smokin' Mojo
Filters「Come Together」(Polydor)※ボスニアの子供達へのチャリティ盤。ポール・ウェラーらのコラボ。バック・コーラスなのでポールをあまり感じられない。
1999 Pete Kirtley Band「Little Children Part.1」(JUB)※ストリート・チルドレン救済のためのチャリティ盤。ポールが一部リードで参加しているというが目立たない。
2000 Heather Mills「Voice」(CODAR)※前妻が語りを入れる中、ポールがバックで歌を入れている。旧ユーゴの戦災のチャリティ盤。
2001 Lindsay Pagano『Love & Faith & Inspiration』(Warner Bros.)※「So Bad」で、一部リードを取るなど目一杯バック・コーラスをしている。
2012 The Justice
Collective「He Ain't Heavy He’s My Brother」(Ais)※1989年のサッカー「ヒルズボロの悲劇」の遺族支援のためのチャリティ盤。ヴォーカルで参加だが目立たない。
(作成:佐野邦彦)
★JOHN LENNON COLLECTING GUIDE
※初めにお断りしておくが、オリジナル盤とリマスター盤の違いは、他で徹底的に調査されているため、考慮していない。その曲が「聴ける」という観点で作成しているので、ご留意願います。なお68~69年のジョンとヨーコの実験作『Unfinished Music No.1:Two Virgins』『Unfinished Music No.2:Life With The Lions』『Wedding Album』は音楽ではないのでカットします。
☆オリジナル・アルバム
1969 『Live Peace In Toronto 1969』(Capitol)※Plastic Ono Bandでリリース。1969年トロントでのライブ。
1970 『John Lennon/Plastic Ono Band(2000 Reissue)』(EMI)※ボーナス・トラックで「Power To The People」と「Do The Oz」(ヨーコの声が小さめ)収録。「Do The Oz」は他で聴けるので、ミックス違いにこだわらなければ『John Lennon Signature Box(Box Set)』があれば不用。
1971 『Imagine』(Capitol)※『John Lennon Signature Box(Box Set)』があれば不用。
1972 『Some Time In New York City』(Capitol)※2005年のリイシューではディスク2のフランク・ザッパとの共演ライブ4曲を外して「Happy X'mas」など他でも聴ける曲を入れて1枚もので発売したので、間違えないよう注意。1枚目のスタジオ録音は10曲中7曲がジョン。『John Lennon Signature Box(Box Set)』があれば不用。
1973 『Mind Games(2002 Reissue)』(EMI)※ボーナス・トラックで「Aisumasen(Home Version)」「Bring On The Lucie(Home Version)」「Meat City(Home Version)」収録。
1974 『Walls And Bridges(2005 Reissue)』(EMI)※ボーナス・トラックで「Nobody Loves You(Home Version)」と既発のエルトン・ジョンとの共演ライブ「Whatever Gets You Thru The Night」収録。
1975 『Rock'n'Roll(2004 Reissue)』(EMI)※ボーナス・トラックで「Since My Baby Left Me」は『Menlove Ave.』収録のものとは別テイク。「Just Because(Reprise)」もアルバム未収録部分を入れたもの。「Angel Baby」「To Know Her Is To Love Her」は『Menlove Ave.』と同じ。
1980 『Double Fantasy(2000 Reissue)』(Capitol)※ボーナス・トラックで「Help Me To Help Myself」収録。もう1曲はヨーコ。オリジナル盤は14曲中7曲がジョン。
1980 『Double Fantasy/Stripped Down』2010 Reissue(Capitol)※オリジナル盤に、ヴォーカル中心のミックスの「Stripped Down Version」をプラスした2枚組。
1984 『Milk And Honey(2001 Reissue)』(Capitol)※ボーナス・トラックで「I'm Stepping Out(Home Version)」とジョンが歌う「Every Man Has A Woman Who Loves Him」(『Lennon(Box)』のものより9秒短い)収録。もう1曲はヨーコ。オリジナル盤は12曲中6曲がジョン。
1986 『Live In New York City』(Capitol)※72年のマジソン・スクウェア・ガーデンのライブ。
☆必要なコンピレーション盤
1975 『Shaved Fish』(Capitol)※ジョン初のベストだが、最後の「Happy X'mas」からつながる1分ほどの「Give Peace A Chance(Reprise)」は72年のOne To One Concertからのライブ音源。
1986 『Menlove Ave.』(Capitol)※未発表音源集。5曲は『Rock'n'Roll』の未収録曲(内2曲は『Rock'n'Roll(2004 Reissue)』に収録された)、残り5曲は『Walls And Bridges』のリハーサル集。
1988 『Imagine(Original Soundtrack)』(Capitol)※71年の「Imagine(Rehearsal)」と79年「Real Love(Demo)」収録。
1990 『Lennon(Box Set)』(Capitol)※4枚組ベストだが、74年11月のエルトン・ジョンとの共演ライブ「Whatever Gets You Thru The Night」「Lucy In The Sky With Diamonds」「I Saw Her Standing There」が3曲とも収められたジョンのCDはこのボックスのみ。またジョンが歌う「Every Man Has A Woman Who Loves Him」の最も長い(といっても9秒だが)収録はこのボックスのもの。
1998 『John Lennon Anthology(Box Set)』(Capitol)※79曲に及ぶジョンの未発表デモ、ライブ、レア音源集で、まさに究極のコレクターズ・アイテム集である。その中でも目を引くのは、残されたジョンのデモ・テープにジョージ・マーティンがストリングスを付けた「Grow Old With Me」で、まさに名曲であることを再確認させられる。ジョンがリンゴのために書いた「I'm The Greatest」と「Goodnight Vienna」のデモも素晴らしい。そしてジョン・レノンのコレクターが必死になって探し求めた75年にAdamⅧというレーベルが通販で『Rock'n'Roll』より2曲多い『Roots』というアルバムを出し、その後も未発表のままだった「Be My Baby」(もう1曲は「Angel Baby」)もめでたく収録された。この『Roots』はキャピトルに訴えられ、すぐに発売中止になっている。(注:海賊盤といってもいい『Roots』だが『Rock'n'Roll』収録のものより尺が長いなどの微妙な違いがある)71年のアポロ・シアターのライブ「Attica State」「Imagine」、同年のJohn Sinclair Benefit Concertから「Luck Of The Irish」「John Sinclair」、72年のOne To One Concertからは「Woman Is The Nigger Of The World」「It's So Hard」「Come Together」、そして71年にジョンが作曲とヴォーカルで参加したBill Elliot And The Elastic Oz Bandのシングル「God Save Oz/Do The Oz」も両面とも収録(「Do The Oz」は当時のシングルのままのミックス)された。
2003 『Lennon Legend:In His Own Words』(書籍)※Mike Douglas Showの「Imagine」のライブ(72年)収録のCDが付いていた。
2004 『Acoustic』(Capitol)※ただのアコースティック・ギターをバックにしたデモを集めただけで16曲中7曲が初登場のテイク。
2006 『The U.S. Vs. John Lennon』(Capitol)※71年のJohn Sinclair Benefit Concertから「Attica State」のライブと「How Do You Sleep(Instrumental)」収録。
2010 『John Lennon Signature Box(Box Set)』(Capitol)※CD11枚組。9枚は『John Lennon/Plastic Ono Band』から『Milk And Honey』のオリジナル・アルバムなので、ボーナス・トラックのない、または他で聴ける『John Lennon/Plastic Ono Band』『Imagine』『Some Time In New York City』はこのボックスがあれば不用となる。他はディスク10は未発表トラック13曲で、ホームデモ4曲や未発表曲3曲が含まれる。ディスク11はシングルでしか聴けない69年の「Give Peace A Chance」「Cold Turkey」、70年の「Instant Karma」、71年の「Power To The People」「Happy X'mas」、75年の「Move Over Ms.L」(「Stand By Me」のB面)である。なおディスク11の内容は1982年の『The John Lennon Single Collection』にも収録されていた。
☆必要な参加盤
1992 Frank Zappa & The Mothers『Playground Psychotics』(Zappa Records)※『Some Time In New York City』の4面に収録された71年4月フィルモアでのジョンとフランク・ザッパ&ザ・マザースのライブを、ザッパ自身が再編集した。「Diptheria Blues」の後半から「Well」「Say Please」「AAAWK」「Scumbag」「A Small Eternity With Yoko Ono」がそれで、「Well」のザッパのギターソロは長く、「Scumbag」はフランク・ザッパ&ザ・マザースのヴォーカルも聴ける。
1996 『Rock'n'Roll Circus』(Abkco)※ローリング・ストーンズが1969年に制作したものの、オクラ入りで終わった幻のライブが見られる(DVDも同時発売)ようになった。ジョンはエリック・クラプトン、キース・リチャードをバックに従えてThe Dirty Macの名前で「Yer Blues」を披露した。収録は68年12月。もう1曲演奏し、それはヨーコの曲。
2011 『The Old Grey Whistle Test 40th Anniversary』(Warner Bros)※BBCの「The Old Grey Whistle Test」に主演した時の75年3月の「Stand By Me」収録。
☆必要な12インチシングル
1980 「Starting Over(Long Version)」(Geffin)※通常ヴァージョンより27秒長いのでエンディングのアーアーのあともう一度starting overと繰り返していく歌う部分が聴ける。未CD化。
(作成:佐野邦彦)
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