◎SMALL FACES ◎MOODY BLUES ◎HOLLIES ◎ZOMBIES
COLLECTING GUIDE
BeatlesとBeach BoysそしてRolling Stonesは単独で、Kinks & Who,Brian Wilson &
Paul McCartney & John Lennonは複数で、などこのCollecting Guideのコーナーは表示の点数の規模に合わせて作成してきたが、ここのコーナーの全面的な見直しをかけてより詳細なリストにしたところ、24アーティストは詰め込み過ぎで新しいサイトでは表示の限界を超えてしまった。よって分割して紹介させていただきたい。まずはブリティッシュ系でSmall Faces・Moody Blues・Hollies・Zombiesでまとめさせていただいた。ただしBeatles、Kinks、Who、Rolling Stonesとは違い、Small FacesはFaces以降、Moody Bluesは1972年のレコーディング休止以降、HolliesはGraham Nash脱退以降、Zombiesは再結成以降、興味がないので、リストから外していることを予めお断りしておく。ここからしばらくめくるとKinksとWhoが出てくるのでそこまで是非ご覧いただきたい。一番最初に作ったので、一番古いのである。
※(2016年3月現在)
★THE SMALL FACES(60's)
◎Decca Years
☆オリジナル・アルバム
1966 『Small Faces』2015 Reissue『The Decca Years』(Universal)
1967 『From The Beginning』2015 Reissue『The Decca Years』(Universal)
☆必要なコンピレーション
2015 『The Decca Years』(Universal)内に上記オリジナル盤『Small Faces』『From The Beginning』の内容全てと、『Greatest Hits』として1965年~1967年のDeccaでの8枚のシングルとFrench EP別テイク2曲(「Don't Stop What You're Doing(Alternate Version)」(歌い方からまったく違う)、「Come On
Children(Original French EP Version)」)(後述のフランス盤LPのAlternate Versionに似ているが、2分50秒以降のオルガンのアレンジから、ブレイク時のア・カペラの歌詞など明らかに違っている。そもそもどちらもアルバム・ヴァージョンより50秒短い。)『Rarities & Outtakes』として1970年代の仏盤LPで登場したDecca時代の別テイク13曲や、ステレオ・ヴァージョン2曲、「My Mind’s Eye」の英シングル初期Matrixのみの初期テイク、『From The Beginning(Deluxe Edition)』で登場した初期テイク1曲、バックトラック5曲が収録された。冒頭の「Come On Children(Alternate Version)」は当初French EP Versionとしてボーナス・トラックに収録されていたヴァージョン。続く「Shake(Alternate
Version)と合わせて初期の一発録りの演奏も歌もラフなヴァージョンで、SFファンならお馴染みのテイク。続く「You Better Believe You (Alternate Version)」は、演奏は同じだがマリオットの歌が別でエンディングが30秒ほど長い。「Own Up Time(Alternate Version)」は演奏が40秒長く「E Too D(Alternate Version)」は16秒長くこちらは完奏する。ディスク1にも入っていた「Don't Stop What
You're Doing(Alternate Version)」を挟んで、次はマリオットの歌い方が少し違う「What's A Matter
Baby(Alternate Version)」のあとは別テイクのハイライト「What'cha Gonna Do
About It(Alternate Version)」で、これらはみな70年代リリースのフランス盤LP『The Small Faces』で登場したもの。「What'cha Gonna Do About It(Alternate Version)」はフィードバックのイントロからまったく違う演奏で最も荒々しく、シングルよりも魅力的。「Sha La La La
Lee(Stereo)」初期で唯一のステレオ・ヴァージョン、「Runaway(Alternate Mix)」は『From The Beginning (Deluxe Edition)』で登場したこれもステレオ・ヴァージョン(モノは5秒長い)だ。この他は『From The Beginning (Deluxe Edition)』のディスク2で登場した「That Man(Alternate Mix)」(エンディングに叫び声なし)、「Yesterday,Today And Tomorrow(Alternate Mix)」(完奏する『From The Beginning』と違って効果音で終わる)、「Picaninny(Backing Track)」、「Hey Girl(Alternate
Version)」(シングルのエンディングにあるshake your handなどの歌詞を歌っていない)、「Take This Hurt Off Me(Alternate
Version)」(エンディングの歌い方が違う)、「Baby Don't You Do It(Alternate Version)」と続く。みな大きな違いではなく、ステレオ・ヴァージョンの2曲以外は前述のフランス盤LP『The Small Faces』収録曲。そして「My Mind's Eye(Early
Version)」だ。このヴァージョンはイギリス盤シングル初期マトリックス等で間違えて収録されたヴァージョンで、エンディングのin my mind's eyeの後のコーラスの人数が落ちてしまっていて2人だけのハモリで薄い。(『From The
Beginning(Deluxe Edition)』にはAlternateと書いていながら通常ヴァージョンを間違えて収録していた。)そのディスクの残り6曲は『From The
Beginning(Deluxe Edition)』で初登場になったテイクで、内訳は5曲のBack Track「Talk To You(Take5)」「All Our Yesterday(Take11)」「Show Me The
Way(Take3)」「I Can't Make It(Take11)」「Things Are Going To Get Better(Take14)」と、リード・ヴォーカルがシングル・トラックなのは『From The Beginning』と同じだがオルガンが大きく入りアレンジが良くなった「(Tell Me)Have You Ever Seen Me(Alternate Mix Take2)」だった。ディスク5は『BBC Session』として1965年-1966年のBBCのスタジオ・ライブ16曲収録。既発の『The BBC Sessions』からImmediate時代の1968年のライブ3曲は外し、1965年9月4日の3曲、1966年3月19日の3曲、1966年5月3日の3曲、1966年8月3日の3曲を収録し、本ボックスの目玉である初登場音源である1966年1月16日放送のJoe Ross Pop Showでの4曲を紹介する。「Sha La La La Lee」はこの後の収録のテイクよりもテンポアップしていて勢い溢れるライブだ。続いて「What'cha Gonna Do
About It」。オルガンが効いているので、シングルの近い仕上がりだ。驚いたのはインストの「Comin' Home Baby」、イアン・マクレガンのオルガンがクールで、ジャジーな仕上がりでこれは驚き。最後は「You Need Loving」で、3月19日の演奏よりオルガンが全面で鳴っていてこれも良い。本ボックスでUniversalの『Small Faces(Deluxe Edition)』『From The Beginning(Deluxe Edition)』で未収録なのは不要の疑似ステレオだけなので、この2枚はもういらない。なお「Just Passing」「Picanniny」のステレオはImmediate側で聴ける。
1997 『The Definitive Anthology Of The
Small Faces』(Repertoire)※スモール・フェイセス前リリースの63年のスティーブ・マリオットのソロ・シングル「Give Her My Regards/Imaginary Love」、マリオットがいた64年のモーメンツのシングル「You Really Got Me/Money.Money」、スモール・フェイセス脱退後にジミー・ウィンストンが作った67年のシングル「Sorry She's Mine/ It's Not What
You Do」…Jimmy
Winston & His Reflectionと、「Real Crazy Apartment/Snow White」…Winston's Fumbというレアトラックを含むヒストリー・コンピレーション。
2004 『Nice』(Pilot)※1966年の「Beat Beat Beat」出演時の「Hey Girl」「All Or Nothing」「What’cha Gonna Do About It」「Sha-La-La-La-Lee」4曲と、1967~68年の「Beat Club」出演時の6曲収録。Decca時代の前者はリアル・ライブ。後者は口パク。前者全部と後者から1曲を入れたQuick Timeで再生するライブ映像のCDもプラスされているが、全て後にDVD化されている。よって音源的にはCDであるという点以外、レアなものはない。
☆必要なEP
2010 Steve Marriott:『Moments EP』(Acid Jazz)※スモール・フェイセス結成以前のモーメンツの未発表曲「Good Morning Blues」「You’ll Never Get Away From Me」を収録。既にCD化されたシングル曲「You Really Got Me」「Money Money」も合わせて収録。収録は1964年。UKの限定アナログEP。未CD化。
◎Immediate Years
☆オリジナル・アルバム
1967 『Small Faces(Immediate)(Deluxe Edition)』2012 Reissue(Sanctuary)※オリジナル盤14曲のモノラル&ステレオ(ほぼ収録時間に差が無く、「Get Yourself Together」のモノが3秒、「All Our Yesterday」のステレオが3秒長い程度)+別テイクや「(If You Think You're) Groovy」のバックトラック(P.P.アーノルドの歌抜きでスティーブ・マリオットのコーラスあり)、「Don’t Burst My Bubble」(Stereo)等など17曲を追加。ボーナス側では「I’m Only Dreaming」「I Feel Much Better」のStereoは収録されず。特に別テイクが多く「Green Circles」のように8テイク(厳密には10テイク)もあるものは4テイク(最後がつっかかるような編集のモノと、そのつっかかる編集は外したステレオLP収録のステレオ、後半の歌い方が違うAlternateTake2 Mono、および中間からハミングのコーラスが最も厚く重なってくるAlternate Take1 Mix3)が本盤に収録されている。
1968 『Ogden’s Nut Gone Flake(Deluxe Edition)』2012 Reissue(Sanctuary)※モノラル&ステレオ盤+US盤の別ミックス、未発表曲「Kamikhazi」、初期ミックス14曲を追加。モノとステレオでは、モノの「Happydaystoytown」が7秒、「Rollin’ Over」が16秒長く、ステレオは「The Journey」が7秒、「Rene」が25秒長い。この中でしか聴けないのはClassicsIVの「Spooky」のような未使用インスト「Kamikhazi」と、初めて聴くストリングスが入った「Ogdens' Nut Gone Flake (Early
Session Version - Mono)」、同じく聴けないストリングスが入った「Happiness Stan (Backing Track -
Mono)」、アップテンポでピアノやギターが中心に位置し聴きやすい「Lazy Sunday (Alternate USA Mix - Stereo)」、後の「Rollin’ Over」の「Bun in the Oven (Early Session Mix
- Mono)」はテンポが遅く歌も一部違う。後の「Hungry Intruder」の「The Fly (Take 4 - Instrumental Version -
Stereo)」はフルート、ストリングスの代わりがメロトロン。テンポが相当に遅いデモが「Mad John (Take 7 - Early Session Version -
Stereo)」で、USAMixは1曲のみ。というのもUSA Mixは意図的に左右をずらしてダブルトラックのように見せたものだからだった。
☆必要なコンピレーション
1967 『There Are But Four Small Faces+15』2009 Reissue(ビクター)※USのみのコンピ盤。これにエンディングでキーを下げないで終わる貴重な「Here Comes The Nice(US Single」や、Immediate時代の「Take My Time」「The Pigs Trotters」「The War Of The World」のインストや「Don’t Burst My Bubble」(Mono)などのレアトラックなどP.P.アーノルドとの共演「Groovy」など15曲追加。
1967 『There Are But Four Small Faces(Deluxe Edition)』2014 Reissue(Charly)※上記とはまったくの別コンセプトで、この編集盤のステレオとモノ(Promotional DJ Versionと題され、ステレオを無理矢理モノ化したものもある)が基本で、他レアトラックをプラスしたもの。ここのみで聴けるハミングコーラス入りの「Green Circles(Alternate Take1
Mix2)」は『Small
Faces(Immediate)(Deluxe Edition)』のMix3で2分15秒くらいに聴こえる笑い声の入ったコーラスのオーダーダブがないので聴こえない。BoxのMix1はハミングしか入っていない。そしてこれまた別テイクの宝庫の「(Tell Me)Have You Ever Seen Me」では、ステレオでシングル・トラックだがすぐにコーラスが付き50秒のwords out of placeはユニゾンで1分12秒からメロトロンが入る初出のVersion3(Stereo)がこの盤で登場した。この曲は初出が『From The Beginning』なのでモノのみでヴォーカルがシングル・トラック、メロトロンもないVersion1(Mono)、『The Decca Years』などにはヴォーカルがシングル・トラックながら1分後のhave you ever seen meの後にアドリブのシャウト・ヴォーカルが入り1分10数秒にメロトロンも入るAlternate Take2(Mono)があった。このTake2が以降のヴァージョンでも使用されているのではないか。この2つがDecca音源だが、『Here Comes The Nice』BoxのTake2 Alt.Mix1-Stereoはまったく同じもので,monoの間違いである。前述の『Small Faces(Immediate)(Deluxe Edition)』にはヴォーカルがダブル・トラックのVersion2(Mono)と、ステレオ盤にはダブル・トラックのVersion2(Stereo)があり、さらにヴォーカルがシングルながら50秒のwords out of placeがハモり1分12秒のメロトロンが入るVersion3(Mono)があった。その他、『There Are But Four Small Faces
(Deluxe Edition) 』のDJモノの方のAlt Monoは加工品なのでちょっと除外したい。テイクの声が入る「Eddie's Dreaming (Take 4, Mix 1)」、カウント入りで歌がソロの「Show Me The Way (Take 5, Alternate
Mix)」、そしてテレビ出演した時のオケなので基本はインストだが時々コーラスが入る「Tin Soldier (TV Backing Track)」が登場した。洋盤で「Here Comes The Nice(US Single」も初収録。
1969 『In Memoriam+15』2009 Reissue(ビクター)※ドイツ先行でリリースされた編集盤に、Immediate時代のシングルや「Wham Bam Thank You Mam」(Stereo)「Don’t Burst My Bubble」(Stereo)「Me You And Us Too」(Mono)など気合の入ったヴァージョン15曲追加。「I’m Only Dreaming」「I Feel Much Better」もStereo。なおLPのA面は1968年のライブ5曲である。
1969 『The Autumn Stone+1』2009 Reissue(ビクター)※『In
Memoriam』の内容を含むImmediate時代のコンピレーション。「The Autumn Stone」のバックに笛が入った別ミックス収録。
1997 『The BBC Sessions 1965-68』(Strange Fruit)※BBC関係のスタジオ・ライブ15曲収録。Decca時代の12曲は+4曲で『The Decca Years』の『BBC Sessions』に入ったが、Immediate時代の3曲「If I Were a Carpenter」「Every Little Bit Hurts」「Lazy Sunday」は外されてこの盤でしか聴けないので重要。
2006 Steve Marriott『Tin Soldier:Steve Marriott
Anthology』(Castle)※「Green
Circles」(Italian
Version)収録。『Here
Come The Nice The Immediate Years Box Set 1967-1969』の「Green Circles (Take 1 Italian
Version)」に比べ9秒会話とカウントが頭に入るが、フェイドアウトはBoxが9秒長い。
2014 『Here Come The Nice The Immediate
Years Box Set 1967-1969』(Charly)※CD4枚+アナログEP4枚のボックス・セット。CD全85曲中、41曲が初登場のテイクで、初期デモや練習風景、完成ヴァージョンもエンディングが長く自然終止している部分まで聴ける曲が多い。ディスク1は『Small Faces Singles Worldwide As,Bs and EPs』と題されたImmediate時代のシングル、EPを集めたもので、全てオリジナルのモノ・シングル・ヴァージョン。よってエディットされているものはエディットしたものが入っている。目玉はディスク2と3の『Small Faces In The
Studio,Olympic,IBC and Trident Sessions』で全て初登場のヴァージョンである。まずは短いがラフな「Green Circles」の原型インストの「Shades Of Green」。(99年のCastleのアルバム『The Darlings Of Wapping Wharf
Launderette』収録の「Wham Bam, Thank You Man (Alternate Stereo Mix)」のシークレットトラックがこれ)続いて途中で終わる「Green Circles(Take1)」と、中間にハミングが入る「Green Circles(Take 1 Alt Mix 1)」。この3曲はモノ。続いて後の「Tin Soldier」となるバッキング・セッション風景の「Anything(Tracking Sessions)」と、バッキング・トラックの「Anything (Backing
Track)」。ステレオで既発の「Tin Soldier(Instrumental)」と少し違う。「Show Me The Way(Stripped Down Mix)」はバッキングを出来るだけ小さくミックスした生のヴォーカルが聴けるヴァージョン。他に「Donkey Rides,A Penny
A Glass」「Things Are Going To Get Better」「Red Balloon」のステレオのStripped Down Mixが聴ける。後の「I Can't Make It」となるセッション風景の「Wit Art Yer(Tracking
Sessions)」とバッキング・トラックの「Wit Art Yer(Backing Track)」はベースがブンブン唸ってカッコいい。そして歌の入った「I Can't Make It(Alt Mix)」はヴォーカルが違うだけでなく、エンディングがフェイドアウトではなく自然終止するまで入っている。これらもステレオ。後の「Things Are Going To
Get Better」のバッキング・セッション風景が「Doolally(Tracking Session)」。「Call It Something Nice」の短いラフなセッション「What's It Called?」。これはモノ。そして「Call It Something Nice(Take 9)」はリード・ヴォーカルをオフ気味にしたテイク。リード・ギターもオフ気味でこちらの方が自然だ。こちらはステレオ。途中で終わる「Wide Eyed Girl」のあとは「Wide Eyed Girl On The Wall(Alt Mix)」で、アコースティック・ギターがオンになっていて、エンディングが30秒以上長く自然終止するまで入っている。どちらもステレオ。アコースティック・ギターが入らない初期インストの「Red Balloon With A
Blue Surprise」と、「Red Balloon(Alternate Mix)」よりさらにヴォーカルがオンの「Red Balloon(Alt Mix)」。これもステレオ。そしてギターのリフを小さく演奏、2テイクのあと、ア・カペラでリード・ヴォーカルだけが入った後の「Wham Bam Thank You
Mam」の「Saieide Mamoon」でディスク2が終わる。ステレオ。ディスク3は「Wham Bam Thank You
Mam(Alt Mix)」からスタート、ギターのリフよりもオルガンを大きくフィーチャーし、ヴォーカルも生っぽいステレオ・ミックスだ。後の「Just Passing」で、時折強くかかるエコーが入らない「This Feeling Of Spring(Take 1)」。「All Our Yesterdays(Backing Track)」はブラスが入ったバッキング・トラックで既発の「All Our
Yesterdays(Take 7 Backing Track)」と違う。モノで完奏する。「Talk To You(Alt Mix)」は20秒近く長く自然終止するまで入ったステレオ。キーボードを大きめにバランスよくミックスしている。「Mind The Door Please」は初登場のモノのインストで、ロニー・レーンのベースとケニー・ジョーンズのドラムのみ。ケニーのドラムが縦横無尽でカッコよく、フーではキース・ムーンとは違ってリズムを正確にキープするだけでつまらないと思っていたが、見直した。非常にサイケデリックでまるでピンク・フロイド。「Mad John(Tracking
Session)」はスティーブ・マリオットとロニー・レーンだけの練習風景。ステレオ。「A Collibosher(Take
4)」はギターとブラスを中心にしたインストで、16秒長いため。自然終止まで聴くことができる。ステレオ。「Lazy Sunday
Afternoon(Early Mix)」は「Lazy Sunday」のヴォーカルをオーバーダブする前のテイク。モノ。「Jack(Backing Track)」は「The War Of The Worlds」のことで、25秒長いので自然終始まで聴ける。そして「Fred(Backing Track)」は「The Pig Trotters」のことで、オルガンが大きくミックスされている。どちらもBacking Trackとあるが曲自体がインスト。ステレオで収録されている。「Kolomodelomo(Take 1)」は後の「Donkey Rides,A Penny
A Glass」で、ラフなステレオの初期インスト。「Jenny's Song(Take 2)」は「The Autumn Stone」のことだが、シタールが大きくミックスされている。ステレオ。ディスク4は『Alternate Small Faces Out-Takes
And In Concert』で別テイクとライブで構成されている。その中で初登場のテイクだけ紹介するとまず「Green Circles(Take 1
Italian Version)」。スティーブ・マリオットの『Tin Soldier』で初めて聴くことができたイタリア語ヴァージョンだが、ミックスが違い最初のサビはベースだけのバッキングに聴こえるテイクだ。モノ。「Yesterday,Today And
Tomorrow(Alt Mix)」は既発のAlternate Mixと同じくエンディングにノイズのようなエフェクトが入るテイクだがエコーが全体的にやや薄い。ステレオ。「Get Yourself
Together(Alt Mix)」は従来ヴォーカルが片チャンネルに極端に寄ったステレオだが、真ん中からさらにオンに出てくるステレオで、ステレオでカットされていた1分10秒と1分50秒に入っていないコーラスが入った。「Eddie's Dreaming(Take 2 Alt Mix)」はエンディングにアドリブ・ヴォーカルが入ったAlternate Mixの方でステレオ。「Up The Wooden Hills To Bedfordshire(US Alt Mix)」はエンディングのオルガンが小さめにミックスされたモノ。「Afterglow Of Your Love(Alt
Single Version)」はキーが低いのでテンポも遅く少しロング・ヴァージョンとなっている。モノ。「Picanniny (Alt Mix)
[Stereo]は99年のCastleのアルバム『The Darlings Of Wapping Wharf Launderette [Disc 2]でしか聴けなかった「Picanniny(Stereo)」の事で貴重。ライブは『In Memoriam』と同じものだが、「All Or Nothing(Live)」は、曲ではないがエンディングのナレーションが多く入っていて20秒長い収録である。その他の曲は同じ。続いてアナログの紹介へ移ろう。「Mystery...」と題されたアセテートは「Something I Want To Tell You」で、従来のテイクと違ってエコーがかかっており、最初の間奏でロニーのため息がカウンターのように入ってくるのが決定的に違う。モノ。なお、「(Tell Me)Have You Ever Seen Me(Take2 Alt.Mix1-Stereo)」はモノであり、『The Decca Years』のAlternate Take2とまったく同じものだった。
☆必要なアルバム
1968 Billy Nicholls:『Wound You Believe』1998 Reissue(テイチク)※スモール・フェイセスがバックを担当、後半にスティーブ・マリオットのシャウトのコーラスが堪能できる「Would You Believe」が収録された。Immediateでアンドリュー・オールダムのプロデュースで1968年に制作されたが財政難で100枚作られただけで終わる。1998年になってビリー・二コルス本人のレーベルSouth Westからリイシューされ、以降、幻の名盤としてずっとカタログ化されているが、世界初のリイシューはテイチクだった。私がダメもとでテイチクにオファーをかけてもらったらOKが出て、リイシュー出来た時は心から感激した。その後South Westで限定リイシューが始まり、以降、爆発的に世界中でリイシューされていくことになる。
★THE MOODY BLUES(1967-1972)※Justine Hayward加入後。活動休止前。
☆オリジナル・アルバム
1967 『Days Of Future Passed(Deluxe
Edition)』2006
Reissue(Threshold)※4曲の未発表ヴァージョン「Tuesday Afternoon (Alternate Mix)」「Dawn Is A Feeling (Alternate
Version)」「The
Sun Set (Alternate Version Without Orchestra)」「Dawn Is A Feeling (Alternate
Version)」「」と、ジャスティン・ヘイワードとジョン・ロッジが加入してからのアルバム未収録シングル「Cities」など6曲+BBCなど7曲追加。
1968 『In Search Of The Lost Chord(Deluxe
Edition)』2006
Reissue(Threshold)※8曲の未発表ヴァージョン「Departure (alternate mix)」「The Best Way To Travel (additional
vocal mix)」「Legend
of a Mind (alternate mix)」「Visions of Paradise (Instrumental version)」「What Am I Doing Here? (Original
Version)」「The
Word (Mellotron mix)」「Om (Extended version)」「A Simple Game (Justin Hayward
vocal mix)」と、アルバム未収録シングル「A Simple Game」+BBC5曲追加。
1969 『On The Threshold Of A
Dream(Expanded Edition)』2006 Reissue(Threshold)※5曲の未発表ヴァージョン「In The Beginning (Full Version)」「So Deep Within You (Extended
Version)」「Dear
Diary (Alternate Vocal Mix)」「Have You Heard (Original Take)」「The Voyage (Original Take)」+BBC4曲追加。
1969 『To Our Children’s Children’s
Children(Deluxe Edition)』2006 Reissue(Threshold)※3曲の未発表ヴァージョン「Gypsy (alternate version)」「Candle of Life (alternate version)」「Sun is Still Shining (extended
version)」+BBC8曲追加。
1970 『A Question Of Balance(Expanded
Edition)』2006
Reissue(Threshold)※1曲の未発表曲「Mike's Number One」+5曲の未発表ヴァージョン「Question (Alternate Version)」「Minstrel's Song (Original Mix)」「It's Up to You (Original Mix)」「Don't You Feel Small (Original
Mix)」「Dawning
Is the Day (Full Original Mix)」追加。
1971 『Every Good Boy Deserves Favour(Expanded
Edition)』2007
Reissue(Threshold)※未発表曲の「The Dreamer」+未発表ヴァージョンの「The Story In Your Eyes (Original
Version)」追加。
1972 『Seventh Sojourn(Expanded Edition)』2007 Reissue(Threshold)※未発表曲の「Island」+未発表ヴァージョンの「Isn't Life Strange(Original Version)」「You And Me(Beckthorns Backing Track)」「Lost In A Lost World(Instrumental Demo)」追加
1977 『Caught Live+5』(Polydor)※1969年12月12日のライブ14曲+1967-68年の未発表「Gimme A Little Somethin'」「Please Think About It」「Long Summer Day」「King And Queen」「What Am I Doing Here? 」5曲をプラス。
2007 『Live At The BBC:1967-1970』(Decca)※BBC関係のスタジオライブ等41曲収録。
2008 『Live At The Isle Of Wight Festival
1970』(Eagle)※1970年8月30日のワイト島のライブ等16曲収録。
☆必要なコンピレーション
1996 『Great Coke Commercials 1』(Vox Records)※Coca
ColaのCM「Things Go Better With Coke」で1967年1テイク、1969年2テイク収録。(※1967年はJustin,John加入前?)
2013 『Timeless Flight(Box Set)』(UMe)※CD11枚+DVD6枚のヒストリーボックス。この時期のムーディー・ブルースでのレア音源はないが、ジャスティン・ヘイワードとジョン・ロッジという最強コンビが1975年のみ組んだBlue Jaysの75年12月ランカスター大学のライブ13曲が初収録されたので記入した。13曲中8曲がムーディー・ブルースの曲。なおDVDには68年から72年のテレビショーでの映像10曲が初登場。70年のパリでのテレビ主演時のライブ映像12曲も収められた。
☆必要なシングル(Moody Blues加入前のJustine Haywardのソロ・シングル。曲はオリジナル)
1966 「London Is Behind Me」/「Day Must Come」(Pye)※1991年のVarious『Footsteps To Fame Vol.1』(Repertoire)のCDに収録。
1966 「I Can't Face the World Without You」/「I'll Be Here Tomorrow」(Parlophone)※未CD化。A面はポップ。
★THE HOLLIES (Graham Nash Years)
※ホリーズにグラハム・ナッシュが在籍した黄金時代の作品は『Clarke,Hicks & Nash Years:The
Complete Hollies April 1963-October 1968』(EMI)で一気にほぼ全部聴けることになった。残るはBBCライブなどごく一部の音源のみである。
☆オリジナル・アルバム
1964 『Stay With The Hollies』2011 Reissue(ワーナー)※ステレオ&モノラル仕様。「Talkin' 'Bout You」のモノのイントロと間奏にファルセットが入る。ボーナストラックに入ったオーストラリアの1stLP収録の1分長くギターの間奏もある「Poison Ivy(Take 9)を初CD化。
1964 『In The Hollies Style』2011 Reissue(ワーナー)※同上。「It's In Her Kiss」のモノは3秒、「Come On Home」のモノは6秒長い。ボーナストラックには「We’re Through(Alternative
Arrangement)」(シングルB面。モノでアコギが小さ目でハンドクラップなし)収録。
1965 『The Hollies』2011 Reissue(ワーナー) ※同上。ステレオの「Fortune Teller」で大きく鳴り続けるカウベルがモノでは非常に小さい。あとボーナストラックに後半からウーというコーラスが入り、手拍子が大きく入る「Look Through Any Window(Alternate
Version)」収録。68年の『Hollies’ Greatest』(Parlophone)が初出。
1966 『Would You Believe』2011 Reissue(ワーナー) ※同上。ステレオの「I've Got A Way Of My Own」は4秒長い。あとボーナストラックの「A Taste Of Honey」のモノは初CD化。
1966 『For Certain Because』2011 Reissue(ワーナー) ※同上。モノの「It’s You」「Don't Ever Think About Changing」5秒長い。ボーナストラックに「Non Prego Per Me (Mono Version)」「Devi Aver Fiducia In Me (Mono Version)」…イタリアのみのシングルが入りこの2曲もステレオ&モノ仕様。
1967 『Evolution』2011 Reissue(ワーナー) ※同上。ステレオの「Ye Olde Toffee Shoppe」の右に鳴り続けるチャイムがモノには入っていない。ボーナストラックの「Kill Me Quick (Mono Version)」「We're Alive (Mono Version)」…イタリアのみのシングルが入りこの2曲もステレオ&モノ仕様。モノは初CD化。
1967 『Butterfly』2011 Reissue(ワーナー) ※同上。モノは「Away Away Away」が3秒、「Maker」が19秒、「Would You Believe」が13秒、「Step Inside」で2秒長い。そしてモノの「Pegasus」ではthe flying horseの歌のカウンターにホーンが入るが、ステレオではほとんど聴こえない。また「Wishyouawish」のモノの冒頭5秒は小鳥のさえずり、ステレオの冒頭5秒は小川のせせらぎで、モノの2分から8秒までも再び小鳥のさえずりが入るが、ステレオは2分で終わる。さらにボーナストラックに「Try It (U.S. Mono Single Version)」(冒頭や最後のSEなど入らず20秒以上短い。USの「Jennifer Eccles」のB面)は初CD化。
☆必要なコンピレーション
1988 『The Hollies』(EMI Compacts For Pleasure)※リード・ヴォーカルが粘っこくコーラスが少ない「Searchin’(Alternate Version)」収録。下記のボックス未収録。
1993 『Rarities』(東芝EMI)※「Like Every Time Before(Complete Version)」はリード・ギターが入っている。そのため冒頭のサビの部分から的確なコードのギターがジャラーンと入り、間奏でも派手ではないがリード・ギター入りとなる。ということは今まで他に入っているこの曲はリード・ギター欠落ヴァージョンを聴いていたということだ。モノ。
1993 『30th Anniversary
Collection』(EMI)※「(Ain’t That)Just Like Me 」は2回のやり直しが入り47秒、「Now's The Time」は6秒、「I Understand」は13秒、「Keep Off That Friend Of Mine」は5秒、「Yes I Will」は32秒(『The Hollies At Abbey Road
1963-1966』の「Come
On Back」の終わりに同じものが入っている)、「I've Got A Way Of My Own」は3秒、「Kill Me Quick」は8秒、「Carrie Anne」は8秒、そしてナッシュ脱退直後だがトニー・マコウレイ作の傑作「Sorry Suzanne」の前に19秒のスタジオチャットが入っていた。
1997 『The Hollies At Abbey Road
1963-1966』(EMI)※「Poison
Ivy(Take10-12)」(前の曲「Whole World Over」の後半の50秒で、イントロのみの失敗のTake10とTake11が入っていた。そのままカウントで完成品のTake12につながる)。
2005 『For Certain Because』(Magic)仏 ※『Clarke,Hicks
& Nash Years』のボックス未収録の67年Swedenでの放送用ライブ「Reach Out I'll Be There」「Too Much Monkey Business」「Stop Stop Stop」収録。2003年のボックス・セット『Long Road Home(Box Set)』(EMI)にも入っている。
2008
『Les
Hollies Featuring Graham Nash』(Magic)仏※下記ボックス未収録の1966年の「Just One Look」「On A Carousel」のライブ収録。
2011 『Clarke,Hicks & Nash Years:The
Complete Hollies April 1963-October 1968(Box Set)』(EMI)※1964-67年のアルバムに、アルバム未収録シングル「(Ain’t That)Just Like Me」「Hey What’s
Wrong With Me」「Searchin’」「Whole World Over」「Now’s The Time」「Just One Look」「Keep Off That Friend Of Mine」「Here I Go Again」「Baby That’s All」「We’re Through」「Come On Back」「Yes I Will」「Nobody」「I’m Alive」「You Know He Did」「Look Through Any Window」「If I Needed
Someone」「Running Through The Night」「Bus Stop」「Don’t Run And Hide」「After The Fox」「It’s You」「Non Prego Per Me」「Devi Avere
Fiducia In Me」「On A Carousel」「All The World Is Love」「We’re Alive」「Kill Me Quick」「Carrie Ann」「Signs That Will Never Change」「King Mindas In Reverse」「Everything Is Sunshine」「Jennifer
Eccles」「Open Up Your Eye」「Listen To Me」「Do The Best
You Can」「Like Every Time Before」「Blowin’ In The Wind(Nash Version)」、アルバム未収録EP「What Kind Of Love」「When I’m Not There」「Honey And Wine」、60年代のコンピレーションLPで発表された曲で66年「A Taste Of Honey」68年「Look Through Any
Window(Alternate Version)」「Yes I
Will(Alternate Version)」「Wings」、さらに『30th Anniversary
Collection』『Long
Road Home』などのコンピレーションBOXでまとめられた70年代以降のリリースされた未発表曲63年「Zip A Dee Do Dah」「I Understand」「Poison Ivy」64年「We’re Through(Alternative Arrangement」「She Said Yeah」65年Listen Here To Me(Demo) 「So Lonely(Demo) 」「Bring Back Your Love To Me(Demo) 」「Little Bitty Pretty One」66年「She Gives Me Everything I Want」「I Can’t Get Nowhere
With You」「You In My Arms「Look Through Any Window(French Lyric Version)」「Stewball(French Lyric Version)」 「You Know He
Did(French Lyric Version)」「We’re
Through(French Lyric Version)」67年「Schoolgirl」68年「Tomorrow When It Comes」「Relax」「Man With No Expression」「A Taste Of
Honey(1968 Version)」そして未発表ライブは 68年5月の Lewisham Odeonでのライブの「Stop!Stop!Stop!」「Look Through Any Window」「The Times They're A Changin'」「On A Carousel」「King Mindas In Revese」「Butterfly」「Jennifer Eccles」「Carrie Anne」など152曲収録の究極のボックス・セット。基本的にこの1枚で、ホリーズのコレクティングはほぼ完了と言っても過言ではない。
2012 『Radio Fun』(EMI)Graham Nash在籍時のBBCなどのスタジオ・ライブ
1964年9月~1968年3月までの32曲収録。
2014 『Hollies Greatest+Singles Vol.1』『Hollies Greatest+Singles Vol.2』(ワーナー)1963年~1968年のGraham Nash時代のシングルをステレオ&モノで網羅。Vol.1では「(Ain't That) Just Like Me」のステレオは10秒、「Stop!Stop!Stop!」のステレオは間奏が10秒長いので全長も10秒、「All The World Is Love」のステレオは3秒、「Signs That Will Never Change」のステレオは4秒長い。アルバムとの重複表記になるが「I've Got A Way Of My Own」のモノは4秒、「It’s You」のモノは5秒長い。Vol.2では「Jennifer Eccles」のモノは10秒、「Do The Best You Can」のステレオは10秒長い。
★THE ZOMBIES
☆必ず必要なアルバム
1997 『Zombie Heaven(Box Set)』(Big Beat)※アルバム、アルバム未収録シングル、未収録EP、サントラのみ収録、未発表アルバム『R.I.P』用の曲、1864-1968年BBC出演時のスタジオ・ライブ『Live On The BBC』、その他未発表曲、別テイクなど網羅した究極のボックス・セット。この1枚でゾンビーズのコレクティングは終了と言っても過言ではない。以下『ボックス』と呼ぶ。
☆オリジナル・アルバム
1965 『Begin Here The Complete Decca Mono
Recordings 1964-1967』2010 Reissue(Repertoire)※同名のLPと1964年から1967年のシングルとEP、『Zombie Heaven(Box Set)』はモノラルで収録。ステレオは下記の『The Decca Stereo Anthology』収録。
1968 『Odessey And Oracle:30th
Anniversary Edition』(Big Beat)※1999 Reissue。ステレオ&モノ仕様。(『ボックス』はステレオ。「Time Of The Season(Alternate Mix)」(コーラス部分にドラムが入る)「Prison Song」(「Care Of Cell 44」のBacking Track)「A Rose For Emily (Alternate
Version2)」(チェロだけでなく目立たないがメロトロンも入る)収録。「Changes(Mono)」は4秒短い。上記ボックス未収録。
☆必要なコンピレーション
1993 『Time Of The Season Complete Studio Recordings The Zombies』(Century)
※CD3枚組。ごく小さい「3,4」のカウントが「She’s Not There」が入り、「Imagine The Swan」の最後に僅かにスタジオチャットが聴こえる。
1999 『Begin Here』(Big Beat)※アルバムと唯一のEPのモノ音源に下記の4曲を追加した。「Sticks And Stones(Alternate Take) 」(冒頭10秒にスタジオ練習あり) 「It’s Alright With Me(Alternate
Take)」(1分10秒後のシャウトがOn No!など他と違う)「I Know She Will(Demo)」(間奏がギターでピアノ無し)「I’ll Keep Trying(Demo)」(間奏でギターとエレピが被る)収録。上記ボックス未収録。
2000
『The
Single Collection As & Bs 1964-1969』(Big Beat)※前述の『Begin
Here The Complete Decca Mono Recordings 1964-1967』は、時期が2年中途だったのでこのコレクションで完璧にした。「Don’t Go Away」(曲が終わったあと30秒間デタラメなピアノの後スタジオトークあり)収録。さらに「Leave Me Be(UK Single Version)」は2003年の『The Zombies Featuring She’s Not
There Tell Her No』(Varese Sarabande)収録の「同(US Single Version)」と同じテイクで、上記ボックスや『Begin Here』のエンディングに大きくシンバルが入るミックスと違い、ほとんどシンバルが聴こえない。なお同じミックスは下記の『The Decca Stereo Anthology』でも聴ける。(なお「I Must Move(UK Single Version)」は、前述の『The Zombies Featuring She’s Not
There Tell Her No』(Varese Sarabande)収録の「I Must Move(US Single Version)」ともどもボックスの音源と同じもの。)9曲増えた曲の中、「Conversation Off Floral Street」のモノはエンディングのオルガンの余韻が6秒長く上記ボックス未収録。
2000
『Best
Of The 60’s』(Disky)※「Whenever
You’re Ready」(冒頭に3秒ピアノとトーク入り)収録。「She’s Not There(Alternate Mix)」(ドラムがオーバーダブされていない)も収録。上記ボックス未収録。
2002
『The
Decca Stereo Anthology』(Big Beat)※前述のとおり「Leave
Me Be」はエンディングのシンバルがほとんど聴こえないミックス。「Sometimes」はエンディングのドラムが他の音源が「ドコドンと」連打なのに比べ「ドン」だけで終わる。「Walk ‘N Pay」はモノに比べ3秒短い。「She’s Not There」のあと20秒、次の「You Make Me Feel Good」用のイントロ1回失敗のあと2回目につながる風景が入っていた。「Walking In The Sun」のあとは18秒、次の「I Don't Want To Know」につながるキーボードが聴こえる。「She’s Coming Home」のあとは62秒にわたって次の「I Must Move」のイントロ部分の長い失敗1回と2回目の短い失敗が入ってつながる。「Indication」のあと36秒、次の「I’ll Call Your Mine」のイントロ部分が失敗するまでが収録されている。さらにボーナストラックに「Leave Me Be(Backing Track」「Work ’N’ Play(Take 2 False
Start/Take3)」「Just
Out Of Reach(Backing Track Take4)」「Whenever You’re Ready(Backing Track Take1)」を収録。これらは上記ボックス未収録。
2004
『Odessey
& Oracle』(Fuel)※「Imagine
The Swan(Stereo
Mix1」)は最後のキーボードがキーンと大きくなっていく。「同(Stereo Mix2)」と「I’ll Call You Mine(Stereo Mix1)」は通常ヴァージョン。上記ボックス未収録。
2007 『Into The Afterlife』(Big Beat)※「Going
To A Go Go」(67年にフランスのテレビ番組出演時のライブ)収録。その他、『R.I.P.』ものではオーケストラと歌だけという印象の「Walking In The Sun(Orchestral Mix)」「I Know She Will(Orchestral Mix)」とオーケストラを強調したミックスの「If It Don't Work Out(Orchestral
Mix)」があり上記ボックス未収録。
2013 『The Zombies In Stereo』(Repertoire)※ここでの目玉はHey
Hey Heyのカウンター・コーラスが無い「Is This The Dream」が収録されたこと。66年のフランスのEP『Is This The Dream』に収録されていたヴァージョンだ。「She’s Not There(Alternate Mix)」(ドラムがオーバーダブされていない)も収録。「Summertime」はほとんどヴォーカルがオンでほとんどドラムが聴こえないミックス。上記ボックス未収録。
2014 『R.I.P.』(Varese Sarabande)※未発表で終わったこのアルバムの基本ステレオミックスは上記ボックスのもの。冒頭に会話と曲のカウントが10秒入る「Smokey Day(Mono Mix)」は初登場。
(作成:佐野邦彦)
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