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2013年6月15日土曜日

☆Beach Boys:『The Beach Boys Live The 50th Anniversary Tour』(Capitol/06025740130)

ブライアンが23年ぶりにビーチ・ボーイズに復帰し、残るオリジナル・メンバーが揃って昨年、感動の来日コンサートを披露してくれたのはまだ記憶に新しいだろう。ほどなくブライアンそしてアルも離れてしまい今はマイク&ブルースのビーチ・ボーイズに戻ったので、これが最後の再結成だったのだろう。そのライブが41曲、2枚組のCDでリリースされた。千葉では33曲、名古屋では38曲だったので、このCDで初めて聴くことができるライブが嬉しい。ただしオーストラリアでは56曲演奏しているのでこのCDも抜粋版にあたる。全てを見たい人はYou Tubeでチェック。本来このCDWeb VANDAではすぐ紹介しないといけない代物だったのに、5月の後半に3月の手術の影響か、突如イレウスになりまた開腹手術、24日入院してようやく退院できたのでやっと紹介できることになった。昨年9月の入院以来4度目の入院、3度目の手術で体重は激減、20代初期の体重まで落ちてガリガリである。そしてまた入院中に新たなやっかいな病気が見つかり、しばらくすると再入院必至なので、しばらく佐野の更新が空いたらまた入院したと思って欲しい。皆さん待っててね。
このライブの詳細は『The Beach Boys Complete Revised Edition』に詳しくレビューしたので、千葉で披露した曲は省略する。何しろブライアン・バンドのメンバーがバックを高めているのでハーモニーも演奏も完璧、数あるビーチ・ボーイズのライブの中でも最高の出来と断言する。「The Little Girl I Once Knew」はコアなファンの間で人気の高い曲のライブで再現されるのは嬉しい。「Wendy」は大好きな曲で、メロウなメロディにいつも心を奪われる。蛇足だが、27年前の私の結婚式ではとり・みきさんがバッキングを作ってくれて私ともう一人の3人でこの曲を歌った。もちろん失恋の曲なのだが、もう一人の方が中音域が取れないので一番簡単なこの曲しかなかったという訳。「Getcha Back」はバッキングが打ち込みでないので新鮮でいい。「Marcella」はライブで生えるロックナンバーだと実感。そして待ち望んでいたのに聴けなかった一番惜しまれた「Disney Girls」の登場だ。ブルースは声が出なくなったとか言われていたが、多少ハスキーになったがまだまだ甘いヴォーカルだ。「Be True To Your School」はマイクの独壇場といったところ。中間部を除いてアルバム・ヴァージョンのアレンジだ。ディスク2の「Pet Sounds」は頑張っていたデビッド・マークスのソロ・ギターを中心にしたデビッドの見せ場。「Add Some Music To Your Day」はブライアンのピアノの前にメンバーが集まって歌うファンならたまらない1曲。ハーモニーもいい。「California Saga:California」はアルが歌う快調なカントリー・ナンバー。この曲もハーモニーがしっかりしているので映える。「In My Room」はハーモニー命の曲だが自家薬篭中といったところ。その他の日本で披露した曲もリード・ヴォーカルの音程の確かなものを選んでいるのでみな出来がいい。必ず買っておくべき1枚である。(佐野)商品の詳細

 

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