まずボックスでアナログ・シングルとして収録されていた「Heroes And Villains :Part1」「Heroes And Villains :Part2」を、ここではディスク2に収録。CDヴァージョンはこちらでどうぞという訳だ。そして「Good Vibrations Session Highlights」は本CDのディスク2のみ収録だ。「Heroes And Villains」のPart1は『Smiley
Smile/Wild Honey』の2in1に収録されていた「Cantina Version」だが、ミックスが断然いいので別の曲のように聴こえるほど。Part2は「Gee」からスタートする4分19秒のセッション集のつなぎ合わせで、『Good Vibrations Box』の「Heroes And Villains(Sections)」に近いが、こちらは6分41秒もあり、Part2の方が「Sections」にはないパートを入れていたり編集は上。「Good Vibrations Session Highlights」も『Smiley Smile/Wild Honey』収録の「Good
Vibrations(Various Sessions)」に編集の内容が近いが、尺が8分19秒で、「Various
Sessions」の6分54秒に比べ1分ちょっと長い。もうひとつ、ディスク2の5分17秒の「Cabin Essence」は、ボックスのディスク3「Cabin Essence(Chorus)」に「Cabin Essence」のインストを通しにして編集したもの。このヴァージョンも本CDのみだ。ちなみにディスク1は今回のリリーズ3ヴァージョン全てに共通の仕様で、『Brian Wilson Presents SMiLE』のビーチ・ボーイズ版である。そして付け加えて言うと、本CDの輸入盤は無用に大きいボックスで邪魔なだけ、コンパクトに作られた日本盤を絶対に買うべきである。(佐野)
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