キンクスのデイブ・デービスの、キンクスとして発表(発表予定だった曲も含む)した作品集がリリースされた。1曲を除き1960年代の録音で、デイブのソロといって敬遠する人も、これは60年代のキンクスのアーカイブ、事実、itunesのCDDBでも表示したのはDave DaviesではなくてThe Kinksだった。
音的にも馴染みの曲が大半ということもあるが、やはりキンクスである。全27曲だが、大ヒットとなった「Death Of A Clown」をはじめ、キンクスのアルバムやボーナストラックに収められたシングル曲、当時の未発表曲は、既発ということで内容については省略する。Web VANDAをご覧になるようなコアなファンなら「Love Me Till The Sun Shines」などについて紹介しても常識の範囲なので意味がないだろう。よってこのCDで初登場の音源のみ紹介する。「Do You Wish To Be A Man」はミディアム・テンポのフォークタッチのナンバー、おして「Are You Ready」はアコースティックギター中心のゆったりとしたカントリーナンバーだ。「Crying」はデイブのギターは光るロック・ナンバー。この3曲ではレイ先生はキーボードを弾いている。「Mr.Reporter」の初登場の別テイクはホーン・セクションがかなり大きくミックスされたため印象がかなり違う。またエンディングが30秒近く長い。この時代のデイブはルックスが良かったので、初期にはメインでカメラが当たる場合もあり、一番いい時代だった。最後にひとつ。このCD、アマゾンで890円と、異常に安い。(佐野)
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