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2011年1月27日木曜日

Radio VANDA 第125回放送リスト(2011/2/03)

Radio VANDA は、VANDA で紹介している素敵なポップ・ミュージックを実際にオンエアーするラジオ番組です。

Radio VANDA は、Sky PerfecTV! (スカパー) STAR digio の総合放送400ch.でオンエアーしています。

日時ですが 木曜夜 22:00-23:00 1時間が本放送。
再放送は その後の日曜朝 10:00-11:00 (変更・特番で休止の可能性あり) です。

佐野が DJ をしながら、毎回他では聴けない貴重なレア音源を交えてお届けします。


特集:George Harrison Part.1

 

1. Don't Let Me Wait Too Long

2. My Sweet Lord

3. What Is Life

4. Beware Of Darkness

5. Awaiting On You All

6. Bangla Desh

7. Give Me Love

8. The Light That Has Lighted The World

9. That Is All

10. Ding Dong,Ding Dong

11. You

12. Mo

 

 




2011年1月25日火曜日

GROOVE UNCHANT:『NOTRE MUSIQUE』(ORANGE RECORDS/ORGR-036)


 昨年末DJ兼プロデューサーのグルーヴあんちゃん(GROOVE UNCHANT)のファースト・アルバムがリリースされた。
 人気DJとして活躍中の彼ならではの審美眼が貫かれたスタイリッシュで、センス溢れる作品となっている。

 紹介が遅れてしまったが、本作は昨年12月1日にあんちゃん自身も運営に参画しているORANGE RECORDSよりリリースされ、これまでアナログ7インチのみで発表されていた「黄金の七人」(アルマンド・トロヴァヨーリ)や同レーベル・コンピレーションに収められていた「鏡の中の十月」(小池玉緒)のカバーを収録している。
 また特筆すべきは複数のゲスト・ヴォーカリストが参加しており、元コーザノストラの鈴木桃子を筆頭に、小西康陽氏のレディメイド・インターナショナルでお馴染みの野本かりあ、以前WebVANDAで紹介したコーラス・グループのPecombo(ペコンボ)やアーバンギャルドの浜崎容子など、あんちゃんの幅広い交流関係が垣間見られて興味深い。

 クラブ・ミュージック的手法でクリエイトされながら歌モノ・アルバムとしても聴けるのは、ノーマン・クックがハウス・マーティンズ解散後結成していたビーツ・インターナショナルにも通じ、ポップス・ファンも楽しめる内容となっている。
 「Family Affair」のイントロ・パターンを引用した「Runnin' Away」(スライ&ザ・ファミリーストーン)や、嘗てその「Runnin' Away」をカバーしていた小池玉緒の「鏡の中の十月」など選曲にも強い拘りを感じさせる。この曲83年当時YMOの三氏がフランスのmikadoに影響されてソングライティング&アレンジした隠れた名曲で、今回は仏語ヴァージョンでカバーされているが、独特な美意識を感じさせるいい仕上がりになっている。
 フリーソウル・ファンには鈴木桃子がフューチャーリングされたオリジナルの「Do It Again」がお勧めだ。マナサスにも通じるグルーヴィーでアーシーなロック・サウンドが楽しめる。
 なお初回プレスのみ「黄金の七人」と「Do It Again」のリミックス・ヴァージョンのボーナストラックが収録されるので気になった人は早期に入手しよう。
(ウチタカヒデ)