Various:『Ready Steady Go! Volume One』(In Performance 009) DVD
Various:『Ready Steady Go! Volume Two』(In Performance 010) DVD
イギリスBBCの伝説的音楽番組『Ready Steady Go!』がビデオ化され、次いでLD化されたのが1983年、今から27年も前のことになる。当時の音楽番組の映像なんてほとんど見られない時代に、この『Ready Steady Go!』の登場は衝撃で、みな狂喜乱舞したもの。
それから『Ed Sullivan Show』『Shindig』『Hullaballoo』『This Is Tom Jones』『The Andy Williams Show』など、夢に見ていた当時のテレビ番組が次々、DVDなどで見られるようになった。まったくいい時代になったものだが、なぜか『Ready Steady Go!』はほどなく廃盤になってそのままになってしまっていた。長くそう思っていたらイギリスのアマゾンでこのDVDが売っているではないか。さっそく取り寄せてみた。内容は凄い。当時、20曲近く入ったLDが3枚、ビートルズの出演シーンばかり集めたものが1枚、モータウンとオーティス・レディングのスペシャルが各1枚の計6枚のリリースだったものが、各7曲で1エピソードになっている当時の放送形態と思われる11エピソードに加え、前述のビートルズだけ集めた『The Special-Beatles Live』とダイアナ・ロス&ザ・スプリームス、テンプテーションズ、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ、スティービー・ワンダー、マーサ&ザ・バンデラスというモータウンの夢のアーティストのスペシャルショー『The Sound Of Motown』、オーティス・レディングをフィーチャーした『Otis Redding Live Special』に加え、初めて見るローリング・ストーンズの登場シーンばかり集めた『The Special-The Rolling Stones』が加わって、3割くらい見たことのないライブが入った貴重な映像集になった。
ただ惜しむらくは画質が悪い。ブートレベルといっても過言ではない。LDのものと見比べてみたが、悲しいばかりの画質である。
このDVDのハイライトは口パクのビートルズではなく、リアル・ライブのビーチ・ボーイズとローリング・ストーンズだが、そのビーチ・ボーイズの「When I Grow Up」「I Get Around」とローリング・ストーンズの「Satisfaction」は名演なので、いい画質で収録して欲しかった。その荒っぽさが最高にカッコよかったストーンズの「Satisfaction」だが、このDVDで初めて知ったがその前に「Oh! Baby We Got A Good Thing Going」「That's How Strong My Love Is」の2曲をやはりリアル・ライブで演奏しており、女の子がミックやキースに抱きついてキスしたり、女の子にもみくちゃにされたり、当時の熱狂をたっぷりと味わうことができた。その他でも「I Am Waiting」「Around Around」がこのDVDが初登場だった。完璧と思われたビートルズもヘレン・シャピロの「Look Who It Is」で、ジョン、リンゴ、ジョージが順番で歌の相手として(歌わないが)登場し、これも貴重なシーンだった。画質はともかくとして必ず購入すべきDVDであることは間違いない。(佐野)
Various:『Ready Steady Go! Volume Two』(In Performance 010) DVD
イギリスBBCの伝説的音楽番組『Ready Steady Go!』がビデオ化され、次いでLD化されたのが1983年、今から27年も前のことになる。当時の音楽番組の映像なんてほとんど見られない時代に、この『Ready Steady Go!』の登場は衝撃で、みな狂喜乱舞したもの。
それから『Ed Sullivan Show』『Shindig』『Hullaballoo』『This Is Tom Jones』『The Andy Williams Show』など、夢に見ていた当時のテレビ番組が次々、DVDなどで見られるようになった。まったくいい時代になったものだが、なぜか『Ready Steady Go!』はほどなく廃盤になってそのままになってしまっていた。長くそう思っていたらイギリスのアマゾンでこのDVDが売っているではないか。さっそく取り寄せてみた。内容は凄い。当時、20曲近く入ったLDが3枚、ビートルズの出演シーンばかり集めたものが1枚、モータウンとオーティス・レディングのスペシャルが各1枚の計6枚のリリースだったものが、各7曲で1エピソードになっている当時の放送形態と思われる11エピソードに加え、前述のビートルズだけ集めた『The Special-Beatles Live』とダイアナ・ロス&ザ・スプリームス、テンプテーションズ、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ、スティービー・ワンダー、マーサ&ザ・バンデラスというモータウンの夢のアーティストのスペシャルショー『The Sound Of Motown』、オーティス・レディングをフィーチャーした『Otis Redding Live Special』に加え、初めて見るローリング・ストーンズの登場シーンばかり集めた『The Special-The Rolling Stones』が加わって、3割くらい見たことのないライブが入った貴重な映像集になった。
ただ惜しむらくは画質が悪い。ブートレベルといっても過言ではない。LDのものと見比べてみたが、悲しいばかりの画質である。
このDVDのハイライトは口パクのビートルズではなく、リアル・ライブのビーチ・ボーイズとローリング・ストーンズだが、そのビーチ・ボーイズの「When I Grow Up」「I Get Around」とローリング・ストーンズの「Satisfaction」は名演なので、いい画質で収録して欲しかった。その荒っぽさが最高にカッコよかったストーンズの「Satisfaction」だが、このDVDで初めて知ったがその前に「Oh! Baby We Got A Good Thing Going」「That's How Strong My Love Is」の2曲をやはりリアル・ライブで演奏しており、女の子がミックやキースに抱きついてキスしたり、女の子にもみくちゃにされたり、当時の熱狂をたっぷりと味わうことができた。その他でも「I Am Waiting」「Around Around」がこのDVDが初登場だった。完璧と思われたビートルズもヘレン・シャピロの「Look Who It Is」で、ジョン、リンゴ、ジョージが順番で歌の相手として(歌わないが)登場し、これも貴重なシーンだった。画質はともかくとして必ず購入すべきDVDであることは間違いない。(佐野)
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