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2007年3月21日水曜日

☆Cass Elliot:『The Complete Solo Collections 1968-1971』(Hip-O-Select/ 602498829875)




ママス&パパスを離れてからのソロのキャス・エリオットは、持ち前の伸びやかで声量のある声を生かした素晴らしい曲を次々生み出していた。このアルバムはソロ活動を前半というか華の時代のダンヒルから出した2枚のアルバム+シングルの完全版。この後はRCAに移籍して3枚アルバムを出すが1973年に夭折してしまっている。デビューアルバムはスローな曲が多くて魅力が出なかったが、セカンドの『BubbleGum Lemonade & Something For Mama』ではキャッチーでアップのナンバーが多くなり、魅力が一気に開花した。ハーモニーグラスでも知られるドラマティックな「Move In A Little Closer Baby」、サビの開放感が魅力の「Welcome To The World」、そしてバリー・マン作の流麗な「Make Your Own Kind Of Music」がその核。そしてシングルのみでバリー・マン作の「It’s Getting Better」と「New World Coming」をリリース、特に「New World Coming」はその陽光差し込むような伸びやかで開放感あふれる最高の曲で、個人的にもあらゆるアーティストの好きな曲で10本の指に選ぶ名曲中の名曲、このアルバムは必ず入手すべきマスト・バイ・アイテムだ。(佐野)
Solo Sessions 1969-1971

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