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2006年6月1日木曜日

☆Beatles The Capitol Albums Vol.2のCD2枚無償交換開始!

以前このコーナーでも紹介し、ネット上でも大きな問題になったUS盤『Rubber Soul』のモノラルがステレオからのモノ落としを使っていたという「偽モノ」事件だが、遂に東芝EMICDの無償交換が開始された。東芝EMIは輸入盤のディストリビューターもしているので、もちろん輸入盤を交換してくれる。対象はその『Rubber Soul』と『Beatles 』の2枚。『Beatles 』も違っていたのね...気づかなかったなあ。まずは『Rubber Soul』だがモノのハイライトは「I'm Looking Through You」。エンディングが3秒長いので、フェイドアウト時に聴いたことのないポールのアドリブヴォーカルを聴くことが出来る。「Norwegian Wood」は最初のサビの部分でバックにけっこう大きな咳払いが入っているのが聴こえる。またUS盤モノのみ「Michelle」のフェイドアウトがステレオより2秒ほど長い。US盤ステレオのみ収録のテイクは、以前にも書いた「I'm Looking Through You」で、イントロにギターを2回間違える部分が入っているので顕著に違いが分かるが、US盤ステレオの「The Words」もサビのジョンのヴォーカルが全てダブルトラックで、これも一発で違いが分かるので確認されたし。『For Sale』に『Help』を組みあわせたような『Beatles 』は、今では『For Sale』のステレオ版の方が聴きものになる。6秒ほど長い「Kansas City」、エンディングのリフレインが3回目まで完全に入っている「Every Little Thing」、イントロのリードギターがクリヤーに入っている「I Don't Want To Spoil The Party」があるが、これらはアナログ盤で山ほど聴いたテイクだからねえ...。このアルバムではステレオ、モノで「Yes It Is」と「Bad Boy」が楽しめる利点があるが、このUS盤ステレオの「Yes It Is」には、「Beatles '65」のステレオ盤での「I Feel Fine」と「She's A Woman」と同じく、けっこう強いエコーが全面にかけられていた。ステレオの分離が悪いので、「擬似ステレオ」隠しかな。なおこの2枚の交換は、ジャケットからディスク2枚を出して、ディスクのみ、自分の郵便番号、住所、名前、電話番号を明記した紙と共に

107-8510
東京都港区赤坂2-2-17

東芝EMI(株)CS
TEL03-5512-1729

まで、郵パックの着払いで送ること。東芝EMIは積極的にPRをしていないが、対応は早く、月曜に送ったら2日後の水曜にもう交換ディスクが届いた。早い!「偽モノ」はプレミアが付くのでは...と思っている人がいるかもしれないが、数が出回りすぎて希少価値はなく、プレミアは付かないと言われているので、とっとと交換しましょう。(佐野)
 
 

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