2006年2月1日水曜日

Brian Wilsonが参加したCD(Web VANDA紹介漏れ分 ☆Richard Ashcroft:『Human Condition』(Virgin/CDHUT77)2002年 ☆Wondermints:『Mind If We Make Love To You』(Smile/ID2976WM)2002年 ☆Jeffrey Foskett:『Twelve And Twelve』(Dreamsville/0039)2000年






ブライアン・ウィルソンが参加したワークスは、実は密かに(有名なのもあるが)進行していて、3枚紹介漏れのCDを作ってしまった。ここで一挙に紹介しておこう。
Richard AshcroftのアルバムにはNature In The Lawという曲が収録されていて、バックコーラスとアレンジをブライアンが担当していた。曲はゆったりとしたカントリーナンバーで、ヴォーカルもバリトンの朗々としたものなので、ブライアンらしい高音域のハーモニーは登場してこない。続いてワンダーミンツはもう紹介するまでもないブライアン・ウィルソン・バンドの中核だが、このアルバムでは2曲のバックコーラスを担当した。まずRideはいかにもブライアンが書きそうなナンバーで、心引かれるAメロが素晴らしいのが、そこから展開するロックンロールのパートがいかにもブライアン、ここのハーモニーに特にブライアンの声を感じ取ることが出来る。もう1曲、So Niceは、哀調を帯びた実に洒落たナンバーで、全面にファルセットの素敵なハーモニーが入り、ブライアンらしさを堪能できるだろう。そしてブライアン・ウィルソン・バンドの主要ヴォーカリストであるジェフリー・フォスケットのこのアルバムには、ブライアンがウィルソンズのために書いたEverything I Needが収録されていて、ここではヴォーカルの全てをブライアンとジェフリーが受け持っただけあり、ブライアンのソロパートも多く、今回紹介した5枚のアルバムの中で最もブライアンを感じることができるだろう。でもこの曲が入ったアルバムに「Stars In The Sand」というアルバムがあり、そこには山下達郎の「踊ろよフィッシュ」英語ヴァージョンFishが入っているのだが、あまりの爽やかさに、もう何回聴いたか分からないほど惚れ込んでしまった。達郎の曲のクオリティの高さと、ジェフリーのヴォーカルの魅力に打ちのめされたのは、私だけではあるまい。(佐野)
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