2005年10月1日土曜日

☆Harpers Bizarre:『As Time Goes By』(Muzak/MZCS1076)


ハーパース・ビザールの全ての5枚のアルバムが紙ジャケでリイシューされた。私は紙ジャケには興味がないので、内容が同じ60年代の4枚のアルバムは買わなかったが、76年にテッド・テンプルマン抜きで録音されたこのリユニオン・アルバムは購入した。ただしこのアルバムのCD化は今回が実は2回目。かつてやはり日本でリイシューされたが、担当者の下品な趣味の巨乳のヌード・ジャケに変更されていたため、あまりに頭に来て買わなかったのだ。今回はオリジナル・ジャケに戻されていた。グループの核のテッド・テンプルマンが抜け、レニー・ワロンカーがプロデュースしていなくても、あのキラ星のようなアレンジャー達がいなくても、サウンドはオールド・タイミーな香りのするあのハーパース・ビザールのサウンドだったので、安心して聴ける。ディック・スコバトーンのオリジナルもいいし、大健闘と言えるだろう。私は甘いがパンチに欠けるハーパース・ビザールにはあまり思い入れがないのだが、この手の再結成ものはほとんどが悲惨なものなるのが常なのに、ちょっと驚かされた次第。お洒落な「Speak Low」がいいね。(佐野)
商品の詳細

0 件のコメント:

コメントを投稿