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2005年5月26日木曜日
2005年5月24日火曜日
Radio VANDA 第 62 回選曲リスト(2005/06/02)
Radio VANDA は、VANDA で紹介している素敵なポップ・ミュージックを実際にオンエアーするラジオ番組です。
Radio VANDA は、Sky PerfecTV! (スカパー)の STAR digio の総合放送400ch.でオンエアーしています。
日時ですが 毎月第一木曜夜 22:00-23:00 の1時間が本放送。
再放送は その後の日曜朝 10:00-11:00 (変更・特番で休止の可能性あり) です。
佐野が DJ をしながら、毎回他では聴けない貴重なレア音源を交えてお届けします。
Radio VANDA は、Sky PerfecTV! (スカパー)の STAR digio の総合放送400ch.でオンエアーしています。
日時ですが 毎月第一木曜夜 22:00-23:00 の1時間が本放送。
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佐野が DJ をしながら、毎回他では聴けない貴重なレア音源を交えてお届けします。
特集: Tony Macaulay Song Book
1.I
Won't Try To Change Your Mind ('66) Sandra Barry
2.Just 'Til Tomorrow ('68) Alexander Butterfield
3.Just For Tonight ('67) David Essex
4.Rainbow ('68) David Garrick
5.Heaven Knows I'm Missing Him Now ('69) Sandie Shaw
6.The Last Trace Of Loving Has Come ('70) Red Birds(赤い鳥)
7.Make Believe World ('72) Lulu
8.I Know He Is My Brother Now ('72) Ben Thomas
9.Mama Was Right All Along ('72) Springfield Revival
10.Dreamin' ('72) Bright Winter
11.Sad Eyed Romany Woman ('73) James Darren
12.I'll Be Your Music ('75) Sweet Dreams
13.If Only For The Good Times ('75) Guys'n'Dolls
14.Get A Little Sand Between Your Toes ('77) New Edition
15.Baby Now That I've Found You ('70) The London Pops Orchestra
2.Just 'Til Tomorrow ('68) Alexander Butterfield
3.Just For Tonight ('67) David Essex
4.Rainbow ('68) David Garrick
5.Heaven Knows I'm Missing Him Now ('69) Sandie Shaw
6.The Last Trace Of Loving Has Come ('70) Red Birds(赤い鳥)
7.Make Believe World ('72) Lulu
8.I Know He Is My Brother Now ('72) Ben Thomas
9.Mama Was Right All Along ('72) Springfield Revival
10.Dreamin' ('72) Bright Winter
11.Sad Eyed Romany Woman ('73) James Darren
12.I'll Be Your Music ('75) Sweet Dreams
13.If Only For The Good Times ('75) Guys'n'Dolls
14.Get A Little Sand Between Your Toes ('77) New Edition
15.Baby Now That I've Found You ('70) The London Pops Orchestra
2005年5月23日月曜日
☆Spanky & Our Gang:『The Complete Mercury Recordings』 (Hip-O-Select/B0003620-02)
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2005年5月22日日曜日
『My Charm 』Vol.9(ブイツーソリューション/星雲社/ダイキサウンドmco-3)
“小さなときめきを集めた小冊子”というこのCD付きブックは、作詞家の磯谷佳江が監修した自主出版のガール・ファッション&カルチャー誌で、フリーペパーから出発して体裁を変えながら今回の9号まで発行されている。
10代~20代前半の所謂ガーリー系といわれるシーンを背景にした読者に向けた誌面は自主出版と思えない全カラー・ページを誇り、その完成度の高さには驚くばかりである。
詳しい本の内容は割愛するが、ここで紹介したいのはCDの方である。全13組が参加しているのだがWEB VANDA読者にもお馴染みのグループであるthe Sweet Onionsの別ユニットであるSnow sheepとmelting holidays の新曲が聴けるのだ。
Snow sheepはthe Sweet Onionsの近藤と高口に、本CDにソロでも参加している元Harmony hatchの小林しのからなる。今回は「frozen heaven」を提供しているが、女性ヴォーカリストが参加している事もあり、Onionsに比べて柔らかい80s風アーコーステック・サウンドが印象的だ。相変わらず日本人離れした近藤のヴォーカルは美声を誇っており上手くサウンドに溶け込んでいる。コーラス部での小林との対比も面白く聴ける。
小林のソロ作である「赤い目のジル」も同様のメンバーにバッキング・プレイヤーをプラスして制作されているのだが、こちらはイントロからして60年代サイケデリックの色合いを感じさせる。ややヴォーカルの線が細いきらいもあるがイメージはよく掴んでいるだろう。ここでは「frozen heaven」でもマルチ・プレイヤーとして活躍している、高口のドラミングとフィルのセンスがとにかく素晴らしく一級のドラマー振りを発揮している。
一方melting holidaysの「morning star lily」は、新加入したギタリストの存在もありサウンド的に幅が出ている。シンプルなコード進行にアクセントをつけるドラム・フィルや音数を整理して空間を活かしたアレンジはかなり聴き易くなっている。ギターの音色等も含め10cc(ゴドレイ&クレーム脱退後)等70代風サウンドになっているのも面白い。
(テキスト:ウチタカヒデ)
2005年5月21日土曜日
Lamp:『木洩陽通りにて』 (MOTEL BLUE/MBR-009) クノシンジ対談レビュー
前作『恋人へ』から1年3ヶ月振りにLampの新作アルバム『木洩陽通りにて』が届いた。
本作で3枚目になるが、枚数を重ねる毎に深みのあるソングライティングとそれを活かした丁重なアレンジと演奏にはただ耳を奪われるばかりだ。
妥協を許さない音作りが彼らの第一の信条であるのだが、多くの聴き手には良質なポップスとして響いているのみで多くの試行錯誤を知るよしもないだろう。拘り抜いたポップスをこうしてコンスタントに作り続けられるは希有な事だ。
ここでは彼らをリスペクトしてやまない若手アーティストのクノシンジ氏と、本作について対談してみた。
ウチタカヒデ(以下 U):「先ずは本作について、クノ君のファースト・インプレッションはどんな感じでしたか?」
クノシンジ(以下 K):「僕のファースト・インプレッションは"ん?"という感じでしたね。
前作の印象からもう少し分かりやすいものを想像していたんだと思います。正直、ピンと来ませんでした。ところがその翌日にもう一度聴いてみようと思って聴いてみた訳です。そしたら「もの凄いアルバムだ!歴史的名盤だ!」って事に気づいて。もうそれからは聴くのが恐ろしい。完全に打ちのめされています」
U:「一回聴いただけはその深さが直ぐに理解出来ないのかも知れないのは同感です。個人的には最初に永井君の「抱きよせたい」が凄く良いと思ったんだけど、何度も聴いて後から込み上げてくる感じなんだよね。前作の「ひろがるなみだ」に匹敵する位。とにかく作り手の心情が強く伝わるというかね。
それと今までのLampからはイメージ出来なかった染谷君の「紙魚だらけの唄」もアレンジの発想がブライアン・ウィルソンしていて微笑ましかった。とにかく『恋人へ』より更に彼らの真骨頂が見えてきたと思います」
K:「僕も個人的に「抱きよせたい」が一番好きです。聴く度に鳥肌が立ちます。やっぱりメロディと歌詞がぐっときます。Lampの作品の中で一番好きかも知れません。
永井さんはきっといい恋をしていますよ(笑)。じゃなきゃこんな感情のこもった曲書けませんよ。感情とテクニックのバランスが素晴らしい。この曲聴いて、永井さんは日本の音楽シーンに名を残すであろう作曲家だと思いました。歴史的名曲ですよ、間違いなく。
「紙魚だらけの唄」はたしかにマリンバ、アコーディオンの使い方やフレージングがブライアンですね。染谷さんの曲では「木洩陽の季節」が一番よかったです。イントロの切れ味。というか曲全体に切れ味があって、才能の光をビンビン感じますね。
どんなアーティストの作品でも、いい曲は才能がほとばしっている感じがするんですよ。緊張感というか、なにか越えている感じですね。アルバム全体的が格段に完成度を増していますね。とにかく本当に」
U:「「抱きよせたい」の素晴らしさはメロディの起伏とコード進行の転回が激しいのにバラードとして自然に聴けるというのがあるよね。完全にポール・マッカートニー派だよ。その点ではクノ君と通じるものがあります。確かにいい恋をしてないとこんな曲は書けないね(笑)。
Lampのリーダーたる染谷君は自分がシンガーでない分、作家的な技巧性で曲を作っている感じですね。今回のアルバムでも同一人物とは思えないタイプを書き分けていると感じます。相変わらず凄い才能ですよ」
K:「「抱きよせたい」、そうですね。ポール・マッカートニー派。もう一日に何度も口ずさんでしまう。
染谷さんは完全にテクニック派ですよね。それがテクニック派という言葉で片付けられないほどの完成度で。とくにコードワークに関してはため息物です。凝っているだけのテクニックじゃなく、メロディと絡めて美しさが抜群。
これほどの才能を持った作曲家が二人もいるなんて羨ましいです。いずれは世界も見えるんじゃないでしょうか?」
U:「最後に漠然過ぎるかも知れないけど、クノ君の視点でLampの魅力とは何でしょうか?」
K:「"高度な楽曲とアレンジなのに聴き易い" "洋楽をベースにしているにも関わらず、あくまで日本的"といったところですか。
僕はこういう高度なサウンドが好きで、でも聴き易いものが好きで。そのバランスが凄く気持ちいいですね。そして日本的情緒が溢れていて自然に入ってくる感じがしますね。
うまく言葉に出来ません。つまりは才能をビンビン感じられるところです」
U:「クノ君の様に同業のアーティストやミュージシャンに受けがいいのはLampが本物のグループである証拠かな。やはりクノ君もそれを見抜いているし、それでいて一般的にも聴き易く受け入れ易いという。
このシーンが長く停滞していると、もう聴き手側も真に良いものを聴き分ける聴覚を身に付けなくてはならないし、結局音楽に求められるものの真価が問われる時期にきたんだと思う。そんな中でLampやクノ君の若い世代に頑張ってもらいたい訳です(笑)」
K:「良いものを聴き分ける聴覚を身に付けたリスナーが、逆に停滞したシーンから生まれるっていうのは面白いですね。
"いい音楽がどんな形であれ評価される" それを証明することで音楽シーン自体を変えていきたい、といった様なお話を染谷さんから伺いまして。僕もすごく共感しました。
僕らの世代のポップス・シーン。今の状況をしっかり把握している訳ではないですが、"しっかりとしたポップス"を確実に次世代に残していくには頑張りが必要だと思っています。出来ることならば、それをまたシーンのトップに持っていきたいですね」
今回の対談で彼らのミュージシャンズ・ミュージシャンとしての位置づけを更に感じさせたと思う。
また対談では触れなかったが、コンピレーション・アルバム『found in fairground』にて発表済みで、染谷の最高傑作だと思う「今夜も君にテレフォンコール」のニュー・ヴァージョンや「木洩陽の季節」、永井の「君を待つ間に」でのLamp特有のシティ・ポップス感覚は健在であるし、話題にした「抱きよせたい」の繊細なバッキングの中にデヴィッド・T・ウォーカーを思わせるギター・ソロやリチャード・ティー的なピアノ・リフ、「紙魚だらけの唄」でのブライアン・ウィルソン的なアレンジとコーラス(ビートルズ的要素も多々ある)を耳に出来る等、彼ら自身のリスナーとしての聴覚力や探求肌に関しても細かく聴いて欲しいと思う。
本作では2曲の作詞を担当するヴォーカリスト兼フルーティストの榊原の事も触れないといけないだろう。彼女のスウィートなヴォーカルやコーラスこそ彼らのLampたる存在に大きく貢献しているのは間違いない。「木洩陽の季節」や前作の「日曜日のお別れ」の流れにある「夜風」で切なく愛らしい歌声を聴けるのだ。
以上本年度の上半期中最もお薦め出来る新譜ポップス・アルバムである事を感じてもらえたら筆者としても嬉しい限りである。
(テキスト&設問作成:ウチタカヒデ)
2005年5月16日月曜日
東京ローカル・ホンク:『東京ローカル・ホンク』 (mona records/MONA-008)
94年より"うずまき"というバンド名で活動していた東京ローカル・ホンクが6年振りに新作をリリースした。 プロデュースを手掛けたのは夕焼け楽団~サンディー&ザ・サンセッツを率いた久保田麻琴氏。シンガポールでの録音を含め4年もの期間を注いで完成させたのが納得出来る濃厚なサウンドといえるだろう。 ここではバンドのベーシストである新井健太氏に、東京ローカル・ホンクの歩みやスタンス、今回のレコーディングの様子を聞いてみた。
(新井健太:以下括弧内同じ)「最初うずまきの母体となるバンドは、バンマスである木下弦二、ドラムの田中邦雄そして『ヒコーキのうた』(うずまき1st)でベースを弾いている迫田敬也で、10年以上前には活動が始められていて、後にギターの井上文貴が加わりうずまきに発展しました。 僕は別でバンドをやっていたんだけど仲は良かったので、一緒に遊ばせてもらったりもしながら外からうずまきを観ていました。とにかく常に先を行っていて凄く実験的な事をやっている集まりだったです。当時ロックをやっているヤツで民族音楽をあんなに沢山聴いているのはあまりいなかったし、それぞれの声をひとつの楽器として最大限に使うというのも新鮮だった。 『ヒコーキのうた』のリリース後に迫田が脱退し、代わりに新しいベーシストとして僕が加入しました。丁度僕のバンドが解散したばかりだったのもあって誘ってくれたんですね。そしていよいよ僕が加入して最初のライブというときに、何と!メンバーがかねてから敬愛していた久保田麻琴氏が見に来て下さったんですね。 ライブを観た久保田さんはその日の内に木下のところに電話をくれて、一緒にCDを作ろうという事になったみたいです」
成る程元々異なるバンドで活動していた彼ならではの視点でバンドの在り方が見えて面白い。 即ちうずまき当時に既に他のバンド連中から一目置かれていた存在だった訳だ。 そんな存在だったからこそ、久保田氏の眼鏡に叶ったのは当然といえるかも知れない。実際彼らのライヴ・レパートリーで本作にも収録されている「遠い願い」を、いち早く久保田氏自身のアルバム『ON THE BORDER』で取り上げている。 また今回のレコーディングでは、お互いの拘りを象徴する異例的な期間が費やされていたらしい。
「何だって1枚のCDを作るのに4年も掛かったのかというと、あの世界の久保田麻琴がプロデュースしてくれて、しかもシンガポールでレコーディングさせてもらって、普通だったらもうそれだけで十分良いものが出来ると思いますもんね。 よく解らないですけど簡単に言っちゃえば、メンバーの4人だけでも意見をグチャグチャにぶつけあってまとめるのが大変なのに、それに久保田麻琴という強力な人物が加わった訳ですから更に半端じゃなくなっちゃったという事じゃないでしょうか。4人と久保田さんのそれぞれがイメージする音の理想を合致させるというか近づけるのにすごくこだわって時間を掛けた、という事なのだと思います。 そういった紆余曲折を経て出来上がった最終的な久保田さんのミックスの凄まじさにはメンバーもビックリしました。「ウワ~こう来たかぁ~」的な」
アルバムの中でも特に「ブラック里帰り」のミックスは、白眉の出来といえるボーダーレスなダブ感覚がこの作品のスケールを更に大きなものにしているし、「すんだこと」での得体の知れないテックス・メックス感覚は、ロス・ロボスの『コロッサル・ヘッド』におけるミッチェル・フルームとチャド・ ブレークの仕事にも通じる。
即ち本作は、ウッドストックやニューオリンズから環太平洋を舞台に活躍する名プロデューサーと、型破りなバンドとの出会いがもたらした傑作というべきだろう。
(ウチタカヒデ)
☆Sandy Salisbury:『Sandy』 (Rev-Ola/CRREV111)
またサンディ・サルスベリーの新譜かと少々、食傷気味の方も多いと思う。
それもそのはず、日米英で様々なコンピレーション盤が重複してリリースされ、大半の曲がダブッているもののそれぞれ少しづつその盤でしか聴けない曲があり、結局揃えなくてはいけないというつらい状況が続いているからだ。
ご多分に漏れず、この盤も全25曲中23曲は既発表曲。
しかし2 曲の初登場がある。
「Love Is A Place」はサンディらしいキャッチーなメロディを持つ佳曲で、サビをもう少し練ればベスト・トラックの1曲になったかも知れない。
「If Roses Are Blue」はワルツのリズムの異色作で、どんどん上昇しているサビが印象に残る。
あと本作には「Once I Knew A Little Dog (Instrumental)」が収録されているが、これは以前 Poptonesからリリースされていた『Sandy Salisbury』のみ収録されていたテイクなので要注意。
そしてこの盤の11曲目までは日本の TYO の『Sandy』と曲順もまったく同じ、Rev-Ola の『Falling To Pieces』を持っていればこの TYO 盤も不要となる。
都合 2 枚は整理できるね。
なおリイシュー済みの曲だが、このアルバムには Together での3枚に、Our Phonograph の1枚という当時リリースされた全てのソロ・シングルがはじめてひとつの盤に収められていた。
それもそのはず、日米英で様々なコンピレーション盤が重複してリリースされ、大半の曲がダブッているもののそれぞれ少しづつその盤でしか聴けない曲があり、結局揃えなくてはいけないというつらい状況が続いているからだ。
ご多分に漏れず、この盤も全25曲中23曲は既発表曲。
しかし2 曲の初登場がある。
「Love Is A Place」はサンディらしいキャッチーなメロディを持つ佳曲で、サビをもう少し練ればベスト・トラックの1曲になったかも知れない。
「If Roses Are Blue」はワルツのリズムの異色作で、どんどん上昇しているサビが印象に残る。
あと本作には「Once I Knew A Little Dog (Instrumental)」が収録されているが、これは以前 Poptonesからリリースされていた『Sandy Salisbury』のみ収録されていたテイクなので要注意。
そしてこの盤の11曲目までは日本の TYO の『Sandy』と曲順もまったく同じ、Rev-Ola の『Falling To Pieces』を持っていればこの TYO 盤も不要となる。
都合 2 枚は整理できるね。
なおリイシュー済みの曲だが、このアルバムには Together での3枚に、Our Phonograph の1枚という当時リリースされた全てのソロ・シングルがはじめてひとつの盤に収められていた。
(佐野)
2005年5月6日金曜日
☆Eternity's Children:『Eternity's Children』 (Ultra-Vybe/CDSOL7112)☆『Timeless』(Ultra-Vybe/CDSOL7113)
ついにエタニティーズ・チルドレンの2枚のアルバムが、オリジナルの形でリイシューされた。
それもファースト・アルバムの方はステレオとモノの2イン1というコレクター泣かせの仕様になっているからたまらない。
おまけにレーベルがファーストの方はオリジナルのレーベルであるタワー、セカンドの方はキャピトルになっているのだから心憎い。
それもファースト・アルバムの方はステレオとモノの2イン1というコレクター泣かせの仕様になっているからたまらない。
おまけにレーベルがファーストの方はオリジナルのレーベルであるタワー、セカンドの方はキャピトルになっているのだから心憎い。
カート・ベッチャー&キース・オルセンがバックアップしたファーストの内容はポップ・サイケ。
エタニティのメンバーがその持てる才能を発揮したセカンドが極上のソフト・ロック。単純に言えばそういう図式である。
ファーストはキース・オルセンが担当したステレオ・ミックスとゲイリー・パクストンが担当したモノ・ミックスとで若干差があり、基本的にモノでは聴こえづらいリフやハーモニーが鮮明に聴こえるステレオの方が聴きやすいが、分離のバランスがモノの方がいい曲があったりと、比較しながら聴くとより楽しめるはず。
エタニティのメンバーがその持てる才能を発揮したセカンドが極上のソフト・ロック。単純に言えばそういう図式である。
ファーストはキース・オルセンが担当したステレオ・ミックスとゲイリー・パクストンが担当したモノ・ミックスとで若干差があり、基本的にモノでは聴こえづらいリフやハーモニーが鮮明に聴こえるステレオの方が聴きやすいが、分離のバランスがモノの方がいい曲があったりと、比較しながら聴くとより楽しめるはず。
セカンドはステレオのみだが、このアルバムはカナダのみのリリースでほとんど出回らずに終わり、メンバー全員持っているどころか見たこともないというウルトラ・レア盤だったという事実を知るとこのオリジナル仕様は価値がある。
さらにクラレンス・ホワイトとジーン・パーソンズが参加し、曲も書いていたという事実も価値を高めている。
この2枚と、Rev-Olaの『From You Unto Us』を買えばパーフェクト、ブルース・ブラックマン時代のデモまで手を延ばせばGear Fabの『The Lost Sessions』で完全制覇になる。
なんと便利ないい時代になったものかノしかしCDのリイシューのこと、廃盤も早いのでまずは入手しておこう。(佐野)
さらにクラレンス・ホワイトとジーン・パーソンズが参加し、曲も書いていたという事実も価値を高めている。
この2枚と、Rev-Olaの『From You Unto Us』を買えばパーフェクト、ブルース・ブラックマン時代のデモまで手を延ばせばGear Fabの『The Lost Sessions』で完全制覇になる。
なんと便利ないい時代になったものかノしかしCDのリイシューのこと、廃盤も早いのでまずは入手しておこう。(佐野)