トーケンズが洗練されたハーモニー・ポップのグループとして開花した、自身のレーベル、B.T.Puppy 時代の音源を集めた待望の作品集である。
アルバム、シングルどちらも網羅した内容ではなく、何が基準か分からない選曲だが、まずは入手しづらいこの時代のトーケンズの作品が聴けるだけ感謝しよう。
1964年は B 面のフォーク・タッチのバラード "Oh Kathy" 、1965年も同じく B 面の飛び切りキャッチーなポップ・ナンバー "Don't Cry,Sing Along With Music" 、1966年では緊張感と解放感が交錯する最高の B 面曲 "Breezy" とアルバム『I Hear Trumpets Blow』ではサビの展開が心地よいアルバム曲 "The Water Is Over My Head、1967年のアルバム『Back To Back』では気の利いたポップな小品 "Laugh" と、およそ目立たないところにいいナンバーを入れていて、これではヒットを多く生み出せなくて当然という気がした。
A 面ではヒットした "I Hear Trumpets Blow" という傑作があるが、A 面らしいキャッチーでパワフルなナンバーは少なく、個人的にこれは面白いと思ったのは1964年のラテンナンバー "Swing" と、1967年のポップ・サイケ・ナンバー "Green Plant" かな。
さらに未発表のままストックされ1970年から71年にかけてようやくアルバムに収められた力強いポップ・コーラス・ナンバー "I Could See Me Dancin' With You" があるように、まあ、トーケンズはミニア心をくすぐるグループだと言えよう。
アルバムでは4曲の CM ソングも収録されている。(佐野)
アルバム、シングルどちらも網羅した内容ではなく、何が基準か分からない選曲だが、まずは入手しづらいこの時代のトーケンズの作品が聴けるだけ感謝しよう。
1964年は B 面のフォーク・タッチのバラード "Oh Kathy" 、1965年も同じく B 面の飛び切りキャッチーなポップ・ナンバー "Don't Cry,Sing Along With Music" 、1966年では緊張感と解放感が交錯する最高の B 面曲 "Breezy" とアルバム『I Hear Trumpets Blow』ではサビの展開が心地よいアルバム曲 "The Water Is Over My Head、1967年のアルバム『Back To Back』では気の利いたポップな小品 "Laugh" と、およそ目立たないところにいいナンバーを入れていて、これではヒットを多く生み出せなくて当然という気がした。
A 面ではヒットした "I Hear Trumpets Blow" という傑作があるが、A 面らしいキャッチーでパワフルなナンバーは少なく、個人的にこれは面白いと思ったのは1964年のラテンナンバー "Swing" と、1967年のポップ・サイケ・ナンバー "Green Plant" かな。
さらに未発表のままストックされ1970年から71年にかけてようやくアルバムに収められた力強いポップ・コーラス・ナンバー "I Could See Me Dancin' With You" があるように、まあ、トーケンズはミニア心をくすぐるグループだと言えよう。
アルバムでは4曲の CM ソングも収録されている。(佐野)
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