サンディ・サルスベリーのこの Rev-Ola 盤は、先に紹介した同タイトル(こちらには Vol.1 と付いているが) の Sound City 盤と大幅に内容が違い、全20曲中初登場の曲が9曲もある、ソフト・ロック・ファンにとってのマスト・バイ・アイテムと言えるだろう。
はっきり言って、Sound City盤よりいい曲が多い。Sound CityはVol.2用に内容のいい曲を取っておいてあるのだろうが、Rev-Olaは先にいい曲を選んで入れてしまった。
では、その未発表のハイライト曲のみ紹介しよう。軽快で爽やかな "Let It Rain Let It Pour" , "Do I Miss You" はサビの展開が心地よく、特に後半のハイトーンのハーモニーが素晴らしい。
シンプルな "Invitation Forever" も巧みなハーモニーで十分聴ける曲になっていた。
その中でもジャジーで美しいバラード "Married To The Wind" は、このアルバムの最高傑作だ。シンプルなアレンジながらこれだけゴージャスなムードを湛える名曲が、オクラ入りのままだったとは…。
改めてサンディの曲を聴いて思うが、この人は誰もが心を奪われるキャッチーなメロディを書く才能に恵まれているなという事だ。きれいなメロディを書くことは出来ても、キャッチーなメロディは、天賦の才がなければ書けない。そんな才能に恵まれながら、チャンスがなくてメジャーな存在になれなかったサンディ。
日本で再評価が始まり、こうして30年以上も経って CD が5種類、7枚ものソロのデモ CD がリリースされたのは、まさに日本発の奇跡と言っていいだろう。(佐野)
はっきり言って、Sound City盤よりいい曲が多い。Sound CityはVol.2用に内容のいい曲を取っておいてあるのだろうが、Rev-Olaは先にいい曲を選んで入れてしまった。
では、その未発表のハイライト曲のみ紹介しよう。軽快で爽やかな "Let It Rain Let It Pour" , "Do I Miss You" はサビの展開が心地よく、特に後半のハイトーンのハーモニーが素晴らしい。
シンプルな "Invitation Forever" も巧みなハーモニーで十分聴ける曲になっていた。
その中でもジャジーで美しいバラード "Married To The Wind" は、このアルバムの最高傑作だ。シンプルなアレンジながらこれだけゴージャスなムードを湛える名曲が、オクラ入りのままだったとは…。
改めてサンディの曲を聴いて思うが、この人は誰もが心を奪われるキャッチーなメロディを書く才能に恵まれているなという事だ。きれいなメロディを書くことは出来ても、キャッチーなメロディは、天賦の才がなければ書けない。そんな才能に恵まれながら、チャンスがなくてメジャーな存在になれなかったサンディ。
日本で再評価が始まり、こうして30年以上も経って CD が5種類、7枚ものソロのデモ CD がリリースされたのは、まさに日本発の奇跡と言っていいだろう。(佐野)