サンディ・サルスベリーの CD は基本的に 2 種類、日英で選曲が違うので計 4 枚、約 36 曲の音源がリリースされていた。
今回の CD は全 25 曲中 18 曲が初登場で、待望の「新発掘」作品集となった。
ミレニウムのメンバーで最もポップな曲を書くことが出来たサンディ。
しかしアルバムでの単独作は1曲のみで、これだけでは特筆できるものはなかったのだが、ミレニウムのメンバーのソロ作品を追っていて入手できた3枚のシングルがとてもキャッチーで気に入ったため、『ソフト・ロックA to Z』の単行本で、アルバムひとつないのに単独ミュージシャンとして紹介したのが96年のことだった。
その当時は、何でこんな無名の人を項目に入れるのと、いぶかしがられたものだが、ほどなくミレニウム、ボールルーム、サジタリアスの未発表音源が次々リリースされ、その中のサンディの作品が期待を裏切らない極上のポップ・ナンバーばかりで、不遜な言い方かもしれないが、目に狂いはなかったと、内心喜んだものだった。
そしてソロ CD までリリースされ、この中にはサンディならではの、一発でリスナーの心を引き付けてしまうポップメロディが詰まっていて、一気にファンが広がった。
たった4枚のソロ・シングルしか残さなかったミュージシャンが、当時のデモだけで 5 枚目のアルバムをリリースできたのだから、この 8 年はまさに隔絶の感がある。
今回の CD は全 25 曲中 18 曲が初登場で、待望の「新発掘」作品集となった。
ミレニウムのメンバーで最もポップな曲を書くことが出来たサンディ。
しかしアルバムでの単独作は1曲のみで、これだけでは特筆できるものはなかったのだが、ミレニウムのメンバーのソロ作品を追っていて入手できた3枚のシングルがとてもキャッチーで気に入ったため、『ソフト・ロックA to Z』の単行本で、アルバムひとつないのに単独ミュージシャンとして紹介したのが96年のことだった。
その当時は、何でこんな無名の人を項目に入れるのと、いぶかしがられたものだが、ほどなくミレニウム、ボールルーム、サジタリアスの未発表音源が次々リリースされ、その中のサンディの作品が期待を裏切らない極上のポップ・ナンバーばかりで、不遜な言い方かもしれないが、目に狂いはなかったと、内心喜んだものだった。
そしてソロ CD までリリースされ、この中にはサンディならではの、一発でリスナーの心を引き付けてしまうポップメロディが詰まっていて、一気にファンが広がった。
たった4枚のソロ・シングルしか残さなかったミュージシャンが、当時のデモだけで 5 枚目のアルバムをリリースできたのだから、この 8 年はまさに隔絶の感がある。
さて肝心な内容だが、未発表の18曲はハーモニーもリズム隊も入っているが、サウンドの軽さは明らかにデモだ。
サンディならではのキャッチーなメロディはそこここに散りばめられているが、サビの展開がいまひとつだったり、これからさらに検討を重ねていけば、ヒット・チューンになりえる原石だと言えよう。
だからとびきりの作品はない。しかしサンディが最もポップ・マインドを持ったミュージシャンであることは間違いなく、十分に楽しめることは保証しておこう。(佐野)
サンディならではのキャッチーなメロディはそこここに散りばめられているが、サビの展開がいまひとつだったり、これからさらに検討を重ねていけば、ヒット・チューンになりえる原石だと言えよう。
だからとびきりの作品はない。しかしサンディが最もポップ・マインドを持ったミュージシャンであることは間違いなく、十分に楽しめることは保証しておこう。(佐野)
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