ドイツのユニヴァーサルが作った2枚組のソフト・ロックのコンピレーション。「ソフト・ロック」という言葉は海外では、「ソフト」に着目すると AOR になり、「ロック」に着目するとロック色が強くなるため、あまり使われず、この「サンシャイン・ポップ」という表現が使われている。
さてその選曲だが、この内容には苦笑してしまった。というのはこの CD で収録されているアーティスト、曲は、VANDAで今から7年前の96年に出した「Soft Rock A to Z」の多くをコピーしたものだからだ。
この本を出した後に日本では数社からこの本の内容に添ったコンピレーション CD がリリースされ、ほぼ似た本も出版されたが、それは日本の事で、まあそんなものだろうと思っていた。
しかしアメリカのVarese Sarabandeというレーベルから本の内容の完コピ状態の「Bubblegum Classics」、「Sunshine Days」というシリーズが次々出たのには驚かされた。正直、海外に波及したのは嬉しかったもの。
それから7年経ち、本の中で「名盤63選」と称して選んだお気に入りの CD はその当時大半が CD 化されていなかったが、現在は54枚も CD 化され、コンピ CD に入ったものも加えると61枚が CD 化された。
こういう本を作ってよかったな、同好の士が増えたので、もうこれ以上することはないなという所だったが、忘れたころにドイツからこんなコンピが届けられ、またちょっと驚かされた。さて前置きが長くなったのでいよいよ本題へ移ろう。
冒頭からSundowners "Always You" 、Cowsills "We Can Fly" 、Eternity's Children "Rumours" 、Critters "Mr.Dieingly Sad" 、Eighth Day "Brandy" なんて続いてしまうのだから、これは自分が友人に作ってあげた CD-R かと思ったほど。
Roger Nichols & The Small Circle Of Friends、Peppermint Rainbow、Keith、Orpheusなどの定番もあるし、Fun&Gamesは "Topanga Canyon Road" 、Spanky & Our Gangは "Like To Get To Know You" 、Strawberry Alarm Clockは "Barefoot In Baltimore" 、そして "Bitter Honey" はFour Fuller Brothersのものを引っ張ってくるなんていうなかなか分かっているねという選曲もある。
Twin ConnexionとChris & Peter Allenは初めての CD 化だろう。なにしろA&M、Uni, Mercury, Decca, Kapp, Verveなど数多くのレーベルを抱えてしまったユニヴァーサルだから、豪華な選曲が可能だ。
初心者にはとてもいいコンピ。
私個人としては目新しいものは何もなかったが、ロジャー・ニコルス作のインスト、Pete Jollyの "Seasons" が入っていたのでそれだけで買ってしまった。
珍しいレコードでも何でもないが、探す手間が省けてよかった。
また先の "Rumours" は『The Lost Sessions』のものよりはるかに音がいいので、これも要チェック。(佐野)
さてその選曲だが、この内容には苦笑してしまった。というのはこの CD で収録されているアーティスト、曲は、VANDAで今から7年前の96年に出した「Soft Rock A to Z」の多くをコピーしたものだからだ。
この本を出した後に日本では数社からこの本の内容に添ったコンピレーション CD がリリースされ、ほぼ似た本も出版されたが、それは日本の事で、まあそんなものだろうと思っていた。
しかしアメリカのVarese Sarabandeというレーベルから本の内容の完コピ状態の「Bubblegum Classics」、「Sunshine Days」というシリーズが次々出たのには驚かされた。正直、海外に波及したのは嬉しかったもの。
それから7年経ち、本の中で「名盤63選」と称して選んだお気に入りの CD はその当時大半が CD 化されていなかったが、現在は54枚も CD 化され、コンピ CD に入ったものも加えると61枚が CD 化された。
こういう本を作ってよかったな、同好の士が増えたので、もうこれ以上することはないなという所だったが、忘れたころにドイツからこんなコンピが届けられ、またちょっと驚かされた。さて前置きが長くなったのでいよいよ本題へ移ろう。
冒頭からSundowners "Always You" 、Cowsills "We Can Fly" 、Eternity's Children "Rumours" 、Critters "Mr.Dieingly Sad" 、Eighth Day "Brandy" なんて続いてしまうのだから、これは自分が友人に作ってあげた CD-R かと思ったほど。
Roger Nichols & The Small Circle Of Friends、Peppermint Rainbow、Keith、Orpheusなどの定番もあるし、Fun&Gamesは "Topanga Canyon Road" 、Spanky & Our Gangは "Like To Get To Know You" 、Strawberry Alarm Clockは "Barefoot In Baltimore" 、そして "Bitter Honey" はFour Fuller Brothersのものを引っ張ってくるなんていうなかなか分かっているねという選曲もある。
Twin ConnexionとChris & Peter Allenは初めての CD 化だろう。なにしろA&M、Uni, Mercury, Decca, Kapp, Verveなど数多くのレーベルを抱えてしまったユニヴァーサルだから、豪華な選曲が可能だ。
初心者にはとてもいいコンピ。
私個人としては目新しいものは何もなかったが、ロジャー・ニコルス作のインスト、Pete Jollyの "Seasons" が入っていたのでそれだけで買ってしまった。
珍しいレコードでも何でもないが、探す手間が省けてよかった。
また先の "Rumours" は『The Lost Sessions』のものよりはるかに音がいいので、これも要チェック。(佐野)
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