遂に待ち望んでいたエド・サリヴァン・ショウの全てのビートルズの出演シーンを集めた DVD がリリースされた。2枚の DVD に、ビートルズが出演した4回のショウの全てがノーカットで収録されている。
今までの日米のエド・サリヴァン・ショウの DVD ボックスではその1/3もビートルズの歌が収録されていなかったため、これは絶対買うべきアイテムである。
ただしamazon.comなどでは買うことができず、edsullivan.comで直接買わないといけない。送料が約$15と高めだが、送料込みで$55.85なのでそれでも日本の DVD より安い。
既にアメリカのエド・サリヴァン・ショウの DVD ボックスは販売していないので、この手は早めに買うに限る。
まずは視聴率が70%を超えたという第1回登場の1964年2月9日から。
これは放射状に伸びるセットがバックの回で、 "All My Loving" , "Till There Was You" , "She Loves You" , "I Saw Her Standing There" , "I Want To Hold Your Hand" の5曲が登場する。
ジョンのテロップに "Sorry Girls,He's Married" と出るだけあってか、独身のポールが3曲のリード・ヴォーカルを取り、カメラ・ワークもポール中心になっている。
残念なのはミキシングもポールのヴォーカルが大きすぎ、ハーモニーのバランスが悪い点だ。
めったに見れない "Till There Was You" が嬉しく、間奏のジョージのコード・ポジションに目を皿にしてしまった。
翌 2月16日はマイアミで録画された襟が黒いスーツの回で、 "She Loves You" , "This Boy" , "All My Loving" , "I Saw Her Standing There" , "From Me To You" , "I Want To Hold Your Hand" の6曲が楽しめる。
画質は最も良くないが、このセットは小さいのでメンバーが密集していて、ひとつのフレームに3人が入っているのが格別に嬉しい。
ひとつのマイクに3人が集まって歌う "This Boy" は涙もの。
後半の3曲は前回に比べてヴォーカルのバランスはいいが、日本公演のようにマイクが歌いながら回転していってしまうのがどうにも気になる。
そういう点で最も画質・内容ともに出来がいいのがさらに翌週の2月23日の回だ。
上下に模様(?)が伸びるバックの回で、 "Twist And Shout" , "Please Please Me" , "I Want To Hold Your Hand" の3曲しかないが、ジョンのリード・ヴォーカルが2曲聴けるし、ポジションもジョンが最も前に出ていて、ジョン中心に組んだと言えるだろう。
"Twist And Shout" がフルで入るなど、ジョンのヴォーカルも熱が入っていて、ベストの出来だ。
最後は65年9月12日で、メンバーは一気に長髪になっているので一見して分かる。
"I Feel Fine" , "I'm Down" , "ActNaturally" , "Ticket To Ride" , "Yesterday" , "Help" の6曲が登場するが、僅か1年半でこれだけ音楽的に進歩しているのには改めて驚かされるだろう。
その間にスーパースターの座に収まったビートルズはもう余裕のパフォーマンスで、前3回にはなかったジョンのおふざけが何度も出るし、ジョンお得意の歌詞の間違いもある。
その中で、ジョンとポールが1本のマイクで寄り添って歌う "Ticket To Ride" では、泣いている女性ファンの姿が写るが、女性でなくともこのシーンは涙もの。
ビートルズ・ファンにとって至福の瞬間だ。
小学校6年(1969年)の時にビートルズに出会って以来、34年経っても私の中でビートルズはずっとナンバー1だが、だからこそこのシーンでは幸せ一杯になってしまった。ビートルズはビジュアルも最高だよね。
なおこの回にはシラ・ブラックの "Goin' Out Of My Head" も入っているので、ここも注目。(佐野)
今までの日米のエド・サリヴァン・ショウの DVD ボックスではその1/3もビートルズの歌が収録されていなかったため、これは絶対買うべきアイテムである。
ただしamazon.comなどでは買うことができず、edsullivan.comで直接買わないといけない。送料が約$15と高めだが、送料込みで$55.85なのでそれでも日本の DVD より安い。
既にアメリカのエド・サリヴァン・ショウの DVD ボックスは販売していないので、この手は早めに買うに限る。
まずは視聴率が70%を超えたという第1回登場の1964年2月9日から。
これは放射状に伸びるセットがバックの回で、 "All My Loving" , "Till There Was You" , "She Loves You" , "I Saw Her Standing There" , "I Want To Hold Your Hand" の5曲が登場する。
ジョンのテロップに "Sorry Girls,He's Married" と出るだけあってか、独身のポールが3曲のリード・ヴォーカルを取り、カメラ・ワークもポール中心になっている。
残念なのはミキシングもポールのヴォーカルが大きすぎ、ハーモニーのバランスが悪い点だ。
めったに見れない "Till There Was You" が嬉しく、間奏のジョージのコード・ポジションに目を皿にしてしまった。
翌 2月16日はマイアミで録画された襟が黒いスーツの回で、 "She Loves You" , "This Boy" , "All My Loving" , "I Saw Her Standing There" , "From Me To You" , "I Want To Hold Your Hand" の6曲が楽しめる。
画質は最も良くないが、このセットは小さいのでメンバーが密集していて、ひとつのフレームに3人が入っているのが格別に嬉しい。
ひとつのマイクに3人が集まって歌う "This Boy" は涙もの。
後半の3曲は前回に比べてヴォーカルのバランスはいいが、日本公演のようにマイクが歌いながら回転していってしまうのがどうにも気になる。
そういう点で最も画質・内容ともに出来がいいのがさらに翌週の2月23日の回だ。
上下に模様(?)が伸びるバックの回で、 "Twist And Shout" , "Please Please Me" , "I Want To Hold Your Hand" の3曲しかないが、ジョンのリード・ヴォーカルが2曲聴けるし、ポジションもジョンが最も前に出ていて、ジョン中心に組んだと言えるだろう。
"Twist And Shout" がフルで入るなど、ジョンのヴォーカルも熱が入っていて、ベストの出来だ。
最後は65年9月12日で、メンバーは一気に長髪になっているので一見して分かる。
"I Feel Fine" , "I'm Down" , "ActNaturally" , "Ticket To Ride" , "Yesterday" , "Help" の6曲が登場するが、僅か1年半でこれだけ音楽的に進歩しているのには改めて驚かされるだろう。
その間にスーパースターの座に収まったビートルズはもう余裕のパフォーマンスで、前3回にはなかったジョンのおふざけが何度も出るし、ジョンお得意の歌詞の間違いもある。
その中で、ジョンとポールが1本のマイクで寄り添って歌う "Ticket To Ride" では、泣いている女性ファンの姿が写るが、女性でなくともこのシーンは涙もの。
ビートルズ・ファンにとって至福の瞬間だ。
小学校6年(1969年)の時にビートルズに出会って以来、34年経っても私の中でビートルズはずっとナンバー1だが、だからこそこのシーンでは幸せ一杯になってしまった。ビートルズはビジュアルも最高だよね。
なおこの回にはシラ・ブラックの "Goin' Out Of My Head" も入っているので、ここも注目。(佐野)
0 件のコメント:
コメントを投稿