1967年6月に行われたモンタレー・ポップ・フェスティヴァル。20万人を集めたこのイヴェントは翌年に映画になり、かつてはLDでも発売されていたロック・フェスティヴァルの草分け的存在である。
この3枚組のDVDボックスの内2枚は、当時上映された映画『Monterey Pop』(フーの "My Generation" で、ピートがギターをネックだけ残して木っ端みじんにしてしまうもの凄いライブが見られる。私は大学の時、学祭でこのフィルムを見て興奮したもの) と、ジミ・ヘンドリックスとオーティス・レディングの出演シーンだけ集めた『Jimi Plays Monterey/Shake Otis At Monterey』で、これは既にリリースされていたもの。
残る1枚が目玉で『Monterey Pop The Outtake Performances』には初めて見る貴重なライブがギッシリと123分も収められていた。
まずはアソシエイションが登場。メンバーがロボットのような動きをするメンバー紹介ナンバー "The Machine" からメドレーで "Along Comes Mary" へ移る。エド・サリヴァンのスタジオ・ライブとは一味違う、迫力満点のスリリングなライブが堪能できる。まさにロック・バンドだ。日本調のメロディが出て "Made In Japan" のナレーションには苦笑い。
続いて『Bookend』のジャケットのように若々しいサイモン&ガーファンクルが登場する。ポールのギターのみで "Homeward Bound" と "Sound Of Silence" を歌うが、二人の美しいハーモニーにただただうっとり。20万人の観客を、エレクトリックの楽器を頼らずに引き付けてしまう彼らの力は素晴らしい。ライトで真っ赤だった "The 59th Street Bridge Song" と違って普通のライトなのも◎。
その後、アル・クーパーなどを挟んでバーズが登場、 "Chimes Of Freedom" , "He Was Friend Of Mine" , "HeyJoe" の3曲を披露する。デビッド・クロスビーがMCをやり、グループの中心という存在感を見せていた。ライブの実力もさすが。
ローラ・ニーロが "Wedding Bell Blues" と "Poverty Train" を歌い、いくつか挟んで本盤のハイライトのひとつ、バッファロー・スプリングフィールドが登場する。この貴重なリアル・ライブ、 "For What It's Worth" を見ると、おやニール・ヤングがいない。そしてこの姿はデビッド・クロスビー?そう、この時はヤングはグループから離れてしまっていて、代わりにクロスビーが代役を努めていたのだ。
そしてフーだ。フーは "Substitute" , "Summertime Blues" , "A Quick One" の3曲をプレイ、圧倒的なライブを見せてくれる。なんといってもキース・ムーンのドラミングが凄い。目にも見えないほどのスティックさばき、何度もスティックが折れて宙を飛ぶシーンは圧巻だ。この頃のフーのエネルギーは他の全てを圧倒してしまう。
そしてママス&パパスがスコット・マッケンジーとの共演を含んで "Straight Shooter" , "Somebody Groovy" ,"San Francisco" , "I Call Your Name" , "Monday Monday" , "Dancing In The Street" の6曲を披露、このフェスティヴァルの顔だったことを示していた。
amazon.comで送料を含めて$60、これは是非入手して欲しいボックスだ。(佐野)
この3枚組のDVDボックスの内2枚は、当時上映された映画『Monterey Pop』(フーの "My Generation" で、ピートがギターをネックだけ残して木っ端みじんにしてしまうもの凄いライブが見られる。私は大学の時、学祭でこのフィルムを見て興奮したもの) と、ジミ・ヘンドリックスとオーティス・レディングの出演シーンだけ集めた『Jimi Plays Monterey/Shake Otis At Monterey』で、これは既にリリースされていたもの。
残る1枚が目玉で『Monterey Pop The Outtake Performances』には初めて見る貴重なライブがギッシリと123分も収められていた。
まずはアソシエイションが登場。メンバーがロボットのような動きをするメンバー紹介ナンバー "The Machine" からメドレーで "Along Comes Mary" へ移る。エド・サリヴァンのスタジオ・ライブとは一味違う、迫力満点のスリリングなライブが堪能できる。まさにロック・バンドだ。日本調のメロディが出て "Made In Japan" のナレーションには苦笑い。
続いて『Bookend』のジャケットのように若々しいサイモン&ガーファンクルが登場する。ポールのギターのみで "Homeward Bound" と "Sound Of Silence" を歌うが、二人の美しいハーモニーにただただうっとり。20万人の観客を、エレクトリックの楽器を頼らずに引き付けてしまう彼らの力は素晴らしい。ライトで真っ赤だった "The 59th Street Bridge Song" と違って普通のライトなのも◎。
その後、アル・クーパーなどを挟んでバーズが登場、 "Chimes Of Freedom" , "He Was Friend Of Mine" , "HeyJoe" の3曲を披露する。デビッド・クロスビーがMCをやり、グループの中心という存在感を見せていた。ライブの実力もさすが。
ローラ・ニーロが "Wedding Bell Blues" と "Poverty Train" を歌い、いくつか挟んで本盤のハイライトのひとつ、バッファロー・スプリングフィールドが登場する。この貴重なリアル・ライブ、 "For What It's Worth" を見ると、おやニール・ヤングがいない。そしてこの姿はデビッド・クロスビー?そう、この時はヤングはグループから離れてしまっていて、代わりにクロスビーが代役を努めていたのだ。
そしてフーだ。フーは "Substitute" , "Summertime Blues" , "A Quick One" の3曲をプレイ、圧倒的なライブを見せてくれる。なんといってもキース・ムーンのドラミングが凄い。目にも見えないほどのスティックさばき、何度もスティックが折れて宙を飛ぶシーンは圧巻だ。この頃のフーのエネルギーは他の全てを圧倒してしまう。
そしてママス&パパスがスコット・マッケンジーとの共演を含んで "Straight Shooter" , "Somebody Groovy" ,"San Francisco" , "I Call Your Name" , "Monday Monday" , "Dancing In The Street" の6曲を披露、このフェスティヴァルの顔だったことを示していた。
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