かつて LD でリリースされたまま、長い間廃盤だったビーチ・ボーイズの映像の最高峰、『An American Band』が、ブライアンの『I Just Wasn't Made For These Time』(こちらもかつて LD 化、後にアメリカのみで DVD 化)と2イン1で DVD 化された。
当時 LD で購入された方は、同じものなので不要とも言えるが、 DVD の方が画質がいいし (特に当時の『An American Band』の LD は、ポニーキャニオン製なので劣化が早く、スノーノイズが多い。 LD の接着面が甘いのが原因でプレス工場がよくないと言われる)、なにしろ日本のamazonで消費税込みで1929円(送料はかからない)と非常に安いので、購入しておくべき1枚である。 LD を持っていない人は、必ず購入しないといけない究極の1枚。
これはファンの義務です。内容について『The Beach Boys Complete 2001』などで何度も書いているので詳しくは書かないが、ストーリー構成も、映像の貴重さも『Endless Harmony』を遥かに凌駕する内容である。
ここでしか見られない映像として主要なものは、インサイド・ポップでの伝説のブライアンの "Surf's Up" の弾き語り(66年!)を始め、アンディ・ウィリアムス・ショーでの "Their Hearts Were Full Of Spring" のアカペラと "Help Me Rhonda" 、ジャック・ベニー・ショウでの "California Girls" 、シンディグでの "Fun Fun Fun" と "Please Let Me Wonder" 、映画『Girls On The Beach』から "Little Honda" と "Girls On The Beach" 、『TAMI Show』から "Surfin' USA" と "Surfer Girl" 、3つのライブを巧みに組み合わせた "Dance Dance Dance" 、『Pet Sounds』からは "That's Not Me" の別ヴァージョンがかかったプロモや "Wouldn't It Be Nice" のプロモ、67年のハワイ公演での "God Only Knows" 、バッファロー・スプリングフィールドの "Rock'n'Roll Woman" をカバーした68年のイギリス公演、旧ソ連の「プラハの春」の弾圧直後に行われた68年のチェコ公演から "Break Away" 、ブライアンのホームスタジオから69年の "Time To Get Alone" 、そして驚くべき映像として『Smile』から "Do You Like Worms" と "Mrs.O'leary's Cow" のプロモと、初めて見る人には目もくらむ貴重映像のオンパレード。
改めて見て、この映画を始めた見たときの衝撃をまざまざと思い出してしまった。
もうひとつの『I Just Wasn't Made For These Time』は、モノクロの映像が素晴らしい効果を出したブライアンのスタジオライブ。セルフカバー集だが、アンプラグドに近いサウンドが素晴らしく、10曲が披露される。カールや、カーニー&ウェンディも参加し、感動的だ。
デビッド・クロスビー、グラハム・ナッシュなど多くのミュージシャンによるブライアンの才能を称えるコメントが挿入されるが、誇らしく思うのはファンなら誰でも共通だろう。(佐野)
当時 LD で購入された方は、同じものなので不要とも言えるが、 DVD の方が画質がいいし (特に当時の『An American Band』の LD は、ポニーキャニオン製なので劣化が早く、スノーノイズが多い。 LD の接着面が甘いのが原因でプレス工場がよくないと言われる)、なにしろ日本のamazonで消費税込みで1929円(送料はかからない)と非常に安いので、購入しておくべき1枚である。 LD を持っていない人は、必ず購入しないといけない究極の1枚。
これはファンの義務です。内容について『The Beach Boys Complete 2001』などで何度も書いているので詳しくは書かないが、ストーリー構成も、映像の貴重さも『Endless Harmony』を遥かに凌駕する内容である。
ここでしか見られない映像として主要なものは、インサイド・ポップでの伝説のブライアンの "Surf's Up" の弾き語り(66年!)を始め、アンディ・ウィリアムス・ショーでの "Their Hearts Were Full Of Spring" のアカペラと "Help Me Rhonda" 、ジャック・ベニー・ショウでの "California Girls" 、シンディグでの "Fun Fun Fun" と "Please Let Me Wonder" 、映画『Girls On The Beach』から "Little Honda" と "Girls On The Beach" 、『TAMI Show』から "Surfin' USA" と "Surfer Girl" 、3つのライブを巧みに組み合わせた "Dance Dance Dance" 、『Pet Sounds』からは "That's Not Me" の別ヴァージョンがかかったプロモや "Wouldn't It Be Nice" のプロモ、67年のハワイ公演での "God Only Knows" 、バッファロー・スプリングフィールドの "Rock'n'Roll Woman" をカバーした68年のイギリス公演、旧ソ連の「プラハの春」の弾圧直後に行われた68年のチェコ公演から "Break Away" 、ブライアンのホームスタジオから69年の "Time To Get Alone" 、そして驚くべき映像として『Smile』から "Do You Like Worms" と "Mrs.O'leary's Cow" のプロモと、初めて見る人には目もくらむ貴重映像のオンパレード。
改めて見て、この映画を始めた見たときの衝撃をまざまざと思い出してしまった。
もうひとつの『I Just Wasn't Made For These Time』は、モノクロの映像が素晴らしい効果を出したブライアンのスタジオライブ。セルフカバー集だが、アンプラグドに近いサウンドが素晴らしく、10曲が披露される。カールや、カーニー&ウェンディも参加し、感動的だ。
デビッド・クロスビー、グラハム・ナッシュなど多くのミュージシャンによるブライアンの才能を称えるコメントが挿入されるが、誇らしく思うのはファンなら誰でも共通だろう。(佐野)