2002年8月2日金曜日

☆Various:『Party At The Palace』(BBC 0857) DVD☆Various:『Party At The Palace』(EMI 724381283325) CD

先日行われたエリザベス女王即位50年記念でバッキンガム宮殿で行われたライブが DVD , そして CD 化された。
DVD はノー・リージョンなので輸入盤が山ほど入っている。 CD は1 DVD の2/5しか入っていない短縮版なので、コレクター以外買う必要はないだろう。
 さて内容だが、まずはアメリカからのゲスト、ブライアン・ウィルソンだ。
"California Girls" 、 "The Warmth Of The Sun" 、 "God Only Knows" 、 "Good Vibrations" の4曲と、1曲だけが多い他のアーティストと比べ破格の扱い。
そしてブライアンはなんとネクタイ着用だ。 "The Warmth Of The Sun" はエリック・クラプトンとデュオで、クラプトンギターもフィーチャーされている。 "God Only Knows" はコーズと交互に歌う。しかし何と言っても "Good Vibrations" 、レコードの緊張感、高いテンションが完璧に再現されている。今のブライアンのバンドだけしか到達できていない。よく見るとクリフ・リチャードが一緒に歌っているが、クリフは若いなあ。
 続いて個人的にとても嬉しいレイ・デービス。ユニオン・ジャックのジャケットで登場し "Lola" を歌う。しかしレイ様、髪の毛が薄くなった気が…。でもイカしたオヤジだ。カッコよく年をとっている。
ポール・マッカートニーの登場は3曲だ。髪の毛を黒く染めたポール、いつもより若く見える。
まずはエリック・クラプトンがリード・ヴォーカルをとる "While My Guitar Gently Weeps" だ。今は亡きジョージの親友のクラプトンがこの曲を歌うのは感動的だ。そしてクラプトンのギターは…泣いている。本当に泣いている、さすがクラプトンだ。
続く "All You Need Is Love" のイントロは "ラ・マルセイエーズ" かと思ったら3音で "ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン" になったのは最高だった。 "She Loves You" を大きく歌うエンディングも、いかにもこのコンサートに合わせていて洒落ている。センスがいいよなあ。
最後は "Hey Jude" 。 "Good Vibrations" 、 "Lola" での観客の合唱も "Hey Jude" も大合唱にはとてもかなわなかった。名曲の中の名曲である。
 なお CD ではブライアンの初めの2曲、 "While My Guitar Gently Weeps" がカットされ、レイ・デービスは1曲だけなのに全面カットされてしまった。まったく最低である。(佐野)


0 件のコメント:

コメントを投稿