ABCネットワークで1969年から1970年にかけて放送された音楽TV番組「ミュージック・シーン」が DVD 化された。
この DVD も「フラバルー」と同じく4時間も収録されていて超お買い得、2枚合わせて送料込みで約$53ドルなので、他の日本盤音楽 DVD より安い。というか日本盤が高すぎるのだが。
どちらにせよ、この DVD はアメリカ盤でしか見ることができない。もちろんリージョン1だが、いつも書いているとおり日本マランツのDV4200で見られる。今まで Web VANDAを通じて数多くの音楽ファンがDV4200でリージョン1もPALもフリーにして DVD を楽しんでいて、ショップでもすぐに動く人気商品になっているとか。リージョン・フリーの設定方法は分からなければメールでお知らせします。リージョン・フリーは合法、マクロ・フリーは違法なのでお間違いのないように。(ただマクロビジョンはBetaや8ミリビデオ(後期のものを除く)には無効。関係ないけど)
話を DVD の内容に戻そう。例によって全部はとても紹介できないので、こちらが選んだポイントだけ。ジェームス・ブラウン、スティーヴィー・ワンダー、テンプテーションズ、スライ&ザ・ファミリーストーン、ジェリー・バトラーなどのソウル勢、ジャニス・ジョプリン、チャック・ベリー、ジェリー・リー・ルイス、スリー・ドッグ・ナイト、TYAからニール・ダイアモンド、イーディー・ゴーメ、ポール・アンカなどのロック&ポップス勢、バック・オーウェンス、ジョニー・キャッシュ、パット・ウィリアムス、フレンキー・レインなどのカントリー勢、ピート・シガーなどのフォーク勢など、出演者はバラエティに富んでいる。
まず Volume1 ではCSN&Yの "Down By The River" が涙もの。CS&NのLD『Long Time Comin'』に既に収録されていたものだが、リアル・ライブでニール・ヤングとスティーブ・スティルスが見つめ合いながら歌っているシーンを見たらもうメロメロだ。
そして同じく涙ものがラスカルズの "People Got To Be Free" と "Carry Me Back" のリアル・ライブ。フェリックス・キャバリエとエディ・ブリガティのソウルフルなヴォーカルが炸裂し、ファンなら即死の映像だ。いやーラスカルズのライブは素晴らしい。こんなソウルフルなロック・バンドは他にはない。
そしてソフト・ロック・ファンの即死の映像が、スティーヴ・ローレンスの "The Drifter" である。そう、あのロジャー・ニコルス永遠の名曲の当時のスタジオライブ映像が存在していたのだ。ハーパース・ビザールのヴァージョンと違ってきちんとBメロがあり、アレンジもサークル・オブ・フレンズとほぼ同じなのでGood。映像ではアニメのようなセットをバックに歌い、歌の内容のように去っていった。
他では風船をバックにしたのがトミー・ロウの "Dizzy" 。 ボビー・シャーマンは "Little Woman" など3曲も収録されていたが、ボビー・シャーマンは当時は大人気のアイドルだったのだ。私が中一の時だが、友人の妹がボビー・シャーマンの大ファンで、 "Hey Mister Sun" のシングルを一緒に買いに行った事を思い出していた。当時は小学生の女の子まで洋楽を聴いていたのに、今や洋楽を聴く子供はごく少数しかいないのだから残念無念。
さて話を戻そう。グラスルーツは "Heaven Knows" 。69年から71年のグラスルーツは名曲ばかりだ。
変わったところではアーチーズの "Sugar Sugar" 、ロン・ダンテが出る訳がなくやはり映像はアニメ。初めて動くアニメの映像を見たがいかにもアメリカ製のヘタクソなアニメで、日本のアニメとの差はこの当時から歴然だった。
1、2にまたがって何度も登場するエヴァリー・ブラザースは、 "Rock And Roll Music" からビートルズの "The End" 、フィフス・ディメンションの "Aquarius" などへ繋がっていく絶妙のメドレーが面白い。
Volume2の目玉はCCRだ。『Willy And The Poor Boys』のスタイルで登場する口パクの "Down On The Corner" 、そしてバンドで "The Night Time Is The Right Time" を熱唱する。いつ聴いてもCCRは清々しい。
そしてママ・キャス・エリオットの "New World Coming" が素晴らしい。伸びやかでポップで、キャス・エリオットはソロになってからの方が魅力的だが、この曲がベスト。
セルジオ・メンデス&ブラジル'66は "Ye-Me-Le" と "Wichita Lineman" の2曲。特に "Wichita Lineman" は数あるジム・ウェッブの曲の中でも3本の指に入るほど好きな名曲中の名曲、セルメンのアレンジでも雄大な曲の良さは生き続けていた。
あとカウシルズの "Silver Thread & Golden Needles" が珍しい。ただ母親のアップが出ると、いかにも企画ものという雰囲気がしてしまって苦しい。けっこうがんばっているんだけど。
あと両者のボーナス映像で、ローリング・ストーンズの出演映像が収められている。メンバーがみんなおばあさんのメイクでロッキング・チェアで談笑していたり、キースが宇宙服で登場したりと、初めて見るものばかりだ。ただし権利の関係か歌はひとつもなかったので、是非何かの機会でストーンズの映像も出してもらいたいものである。(佐野)
この DVD も「フラバルー」と同じく4時間も収録されていて超お買い得、2枚合わせて送料込みで約$53ドルなので、他の日本盤音楽 DVD より安い。というか日本盤が高すぎるのだが。
どちらにせよ、この DVD はアメリカ盤でしか見ることができない。もちろんリージョン1だが、いつも書いているとおり日本マランツのDV4200で見られる。今まで Web VANDAを通じて数多くの音楽ファンがDV4200でリージョン1もPALもフリーにして DVD を楽しんでいて、ショップでもすぐに動く人気商品になっているとか。リージョン・フリーの設定方法は分からなければメールでお知らせします。リージョン・フリーは合法、マクロ・フリーは違法なのでお間違いのないように。(ただマクロビジョンはBetaや8ミリビデオ(後期のものを除く)には無効。関係ないけど)
話を DVD の内容に戻そう。例によって全部はとても紹介できないので、こちらが選んだポイントだけ。ジェームス・ブラウン、スティーヴィー・ワンダー、テンプテーションズ、スライ&ザ・ファミリーストーン、ジェリー・バトラーなどのソウル勢、ジャニス・ジョプリン、チャック・ベリー、ジェリー・リー・ルイス、スリー・ドッグ・ナイト、TYAからニール・ダイアモンド、イーディー・ゴーメ、ポール・アンカなどのロック&ポップス勢、バック・オーウェンス、ジョニー・キャッシュ、パット・ウィリアムス、フレンキー・レインなどのカントリー勢、ピート・シガーなどのフォーク勢など、出演者はバラエティに富んでいる。
まず Volume1 ではCSN&Yの "Down By The River" が涙もの。CS&NのLD『Long Time Comin'』に既に収録されていたものだが、リアル・ライブでニール・ヤングとスティーブ・スティルスが見つめ合いながら歌っているシーンを見たらもうメロメロだ。
そして同じく涙ものがラスカルズの "People Got To Be Free" と "Carry Me Back" のリアル・ライブ。フェリックス・キャバリエとエディ・ブリガティのソウルフルなヴォーカルが炸裂し、ファンなら即死の映像だ。いやーラスカルズのライブは素晴らしい。こんなソウルフルなロック・バンドは他にはない。
そしてソフト・ロック・ファンの即死の映像が、スティーヴ・ローレンスの "The Drifter" である。そう、あのロジャー・ニコルス永遠の名曲の当時のスタジオライブ映像が存在していたのだ。ハーパース・ビザールのヴァージョンと違ってきちんとBメロがあり、アレンジもサークル・オブ・フレンズとほぼ同じなのでGood。映像ではアニメのようなセットをバックに歌い、歌の内容のように去っていった。
他では風船をバックにしたのがトミー・ロウの "Dizzy" 。 ボビー・シャーマンは "Little Woman" など3曲も収録されていたが、ボビー・シャーマンは当時は大人気のアイドルだったのだ。私が中一の時だが、友人の妹がボビー・シャーマンの大ファンで、 "Hey Mister Sun" のシングルを一緒に買いに行った事を思い出していた。当時は小学生の女の子まで洋楽を聴いていたのに、今や洋楽を聴く子供はごく少数しかいないのだから残念無念。
さて話を戻そう。グラスルーツは "Heaven Knows" 。69年から71年のグラスルーツは名曲ばかりだ。
変わったところではアーチーズの "Sugar Sugar" 、ロン・ダンテが出る訳がなくやはり映像はアニメ。初めて動くアニメの映像を見たがいかにもアメリカ製のヘタクソなアニメで、日本のアニメとの差はこの当時から歴然だった。
1、2にまたがって何度も登場するエヴァリー・ブラザースは、 "Rock And Roll Music" からビートルズの "The End" 、フィフス・ディメンションの "Aquarius" などへ繋がっていく絶妙のメドレーが面白い。
Volume2の目玉はCCRだ。『Willy And The Poor Boys』のスタイルで登場する口パクの "Down On The Corner" 、そしてバンドで "The Night Time Is The Right Time" を熱唱する。いつ聴いてもCCRは清々しい。
そしてママ・キャス・エリオットの "New World Coming" が素晴らしい。伸びやかでポップで、キャス・エリオットはソロになってからの方が魅力的だが、この曲がベスト。
セルジオ・メンデス&ブラジル'66は "Ye-Me-Le" と "Wichita Lineman" の2曲。特に "Wichita Lineman" は数あるジム・ウェッブの曲の中でも3本の指に入るほど好きな名曲中の名曲、セルメンのアレンジでも雄大な曲の良さは生き続けていた。
あとカウシルズの "Silver Thread & Golden Needles" が珍しい。ただ母親のアップが出ると、いかにも企画ものという雰囲気がしてしまって苦しい。けっこうがんばっているんだけど。
あと両者のボーナス映像で、ローリング・ストーンズの出演映像が収められている。メンバーがみんなおばあさんのメイクでロッキング・チェアで談笑していたり、キースが宇宙服で登場したりと、初めて見るものばかりだ。ただし権利の関係か歌はひとつもなかったので、是非何かの機会でストーンズの映像も出してもらいたいものである。(佐野)
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