2002年6月14日金曜日

☆Murry Wilson:『The Many Moods Of Murry Wilson』(東芝EMI/66037)

67年にリリースされたウィルソン三兄弟の父、マリー・ウィルソンの唯一のアルバムが、日本のみで初CD化された。
曲は全てインストで、マリーは4曲を提供、どれもラウンジそのもののナンバーばかり。
この中に息子ブライアンの "The Warmth Of The Sun" が入ってくるが、その美しいメロディと驚異的なコード進行で、マリーとブライアンの音楽的な才能を差を決定的に浮かび上がらせた。本人も感じていたのだろうなあ。親としては本当は嬉しいはず。私も親だから分かる。
他で注目はアル・ジャーディンが唯一他アーティストに提供したナンバーとなる "Italia" 。アコーディオンも入って地中海を思わせる陽気なナンバーだ。
あと個人的に大好きなリック・ヘンが書き下ろした "Islands In The Sky" も嬉しい。トロピカルなタッチがジョイの "So Lovely" をちょっと思い起こさせる。
(佐野)

メニー・ムーズ・オブ・マリー・ウィルソン

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