2002年4月5日金曜日

☆Bugaloos:『The Complete Bogaloos Episodes 1 to 17』(Rhino Handmade/RHM3-8702)VHS

待望のバガルーズの全話、17話が4本のビデオセットになってライノ・ハンドメイドより発売された。
発売日が昨年の12月、品切れで向こうから発送通知があったのが2月15日、そして届いたのがなんと4月2日なのだから5カ月も待った訳だ。いやー長かったなあ…。しかし大好きなバガルーズが最良の画質で見られるのだからもう何も言うまい。
もう何度もバガルーズについては書いているので詳しくは紹介しないが、この番組は1970年9月12日より1971年1月2日に渡ってNBCネットワークで毎週土曜日に放送された子供番組である。Tranquility Forest という森に暮らしている、背中に羽を付けた男の子3人と女の子1人の "バガルーズ" と、バガルーズと友達のスパンキーを目の敵にして森から追い出そうとしている Benita Bizzarreという魔女とのドタバタコメディで、登場人物はバガルーズと Benita 以外はすべて縫いぐるみだった。
当時キャピトルからリリースされ、現在はVivid Soundからリリースされているアルバム『The Bugaloos』を聴かれた方も多いと思うが、音楽はプロデューサーのHal Yoeglerが半数以上を作曲し、他にチャールズ・フォックスとアル・カーシャが2曲づつ提供しただけあり、音楽的にも好ナンバーが並んでいた。
番組ではほぼ毎回バガルーズの面々が歌を披露、楽器を持っていても実際に弾いている訳ではないが、その大半はレコードとは違う放送用の別ヴァージョンなのだ。そして4曲は番組だけのオリジナル曲で、キャッチーで気品がある「I'm As Happy As Can Be」は、アルバム収録曲よりも出来がいい。そう、バガルーズは毎回挿入歌の楽しみもあった。
しかし何と言ってもバガルーズの魅力は、バガルーズの紅一点、ジョイことキャロライン・エリスの可愛らしさだ。ピンクのチュチュのような服を着て、顔は日本人好みの童顔、いつも笑顔を絶やさないジョイを追うことが、大半のバガルーズ・ファンの本音だ。事実、アメリカのバガルーズのホームページもジョイのファンばかり。
聴いて楽しく、見てさらに楽しく、この約80ドルのこのビデオボックス、送料を入れると96ドルで13000円くらいかかるが、絶対に払っただけの価値がある。3000セット限定なのでお早めに。ちなみに私のシリアルナンバーは186 だったので、まだまだ無くなることはないだろうけど。
注文は
http://www.rhinohandmade.com/まで。
(佐野)

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