ピート・タウンゼンドにとって宿願は未完の『Lifehouse』だった。1971年に計画されたこのプロジェクトは完成に至らず、その為の用意した曲の幾つかは『Who's Next』となり、それはフーの最高傑作になった。かけらを集めてもこのクオリティ、ピートの才能の頂点でうみだされた未完の作品は、ロック史上の最高の作品にもなり得るはずだった。
それから約30年、ピートはまずラジオドラマに仕上げ1999年12月に BBC でオンエアー、翌2000年には当時のデモを集めラジオドラマをプラスして6枚組の CD ボックス『Lifehouse Chronicles』としてリリース、2000年の2月25、26日にロンドンの Sadler's Wells で行われた「Lifehouse」のライブは2001年に『Live Sadler's Wells2000』のタイトルで同じくeel pieよりリリースされていた。そして2002年には遂にそのライブが DVD として我々の前に届けられた。
映像で見ながら聴く「Lifehouse」は格別だ。ピートのアコースティックギターとLondon Chamber Orchestraのストリングスは実に美しく溶け合う。ピートのリリカルで時に熱いヴォーカル、そしてしばしばリードを取るChyna,Cledeland Walkiss、そしてビリー・ニコルスの3人のアンサンブルの見事さ。ビリー・ニコルスの姿を見られたのも嬉しいが、脇を固める黒人ヴォーカリストの声が素晴らしい。ライブからセレクトされた18曲のクオリティは余りにも高く、うっとりと、とろとろと100分の時間は過ぎてしまった。(佐野)
それから約30年、ピートはまずラジオドラマに仕上げ1999年12月に BBC でオンエアー、翌2000年には当時のデモを集めラジオドラマをプラスして6枚組の CD ボックス『Lifehouse Chronicles』としてリリース、2000年の2月25、26日にロンドンの Sadler's Wells で行われた「Lifehouse」のライブは2001年に『Live Sadler's Wells2000』のタイトルで同じくeel pieよりリリースされていた。そして2002年には遂にそのライブが DVD として我々の前に届けられた。
映像で見ながら聴く「Lifehouse」は格別だ。ピートのアコースティックギターとLondon Chamber Orchestraのストリングスは実に美しく溶け合う。ピートのリリカルで時に熱いヴォーカル、そしてしばしばリードを取るChyna,Cledeland Walkiss、そしてビリー・ニコルスの3人のアンサンブルの見事さ。ビリー・ニコルスの姿を見られたのも嬉しいが、脇を固める黒人ヴォーカリストの声が素晴らしい。ライブからセレクトされた18曲のクオリティは余りにも高く、うっとりと、とろとろと100分の時間は過ぎてしまった。(佐野)
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