2001年8月5日日曜日

山下達郎RVC 時代の7タイトル、 LP , CD それぞれ別のボーナストラック付きでリイシュー!




山下達郎の RVC 時代の全アルバムが、デジタルリマスターでリイシューされた。
CD
7 枚単発で、 LP はボーナスディスクも入れた9枚が限定ボックス、 CD LP でそれぞれボーナストラックの曲目が違うという、何ともファンにとって嬉しい(反面金銭的には辛い)リリースになった。
これは『On The Street Corner3枚のリイシューと同じパターンであり、限定の LP の方は買っておかないと後でまったく入手できない状況になってしまうのでお早めに。事実『On The Street Corner O』の LP 版ボーナスディスクはヤフーオークションでとんでもない高値が付いているそうだ。
アルバムの内容に付いては何も語る必要がないだろうから、ボーラストラックのみ記述する。またカラオケに関してはコメントしない。
『サーカス・タウン』(BMGファンハウス 17013) "Circus Town" "Windy Lady" のカラオケ。
Spacy(17014) "Love Space" のカラオケと "Solid Slider" のショート・ヴァージョンに加え、 "アンブレラ" のリズムパターンの違う別ヴァージョンが収められた。こちらはまだコーラスや SE もないシンプルなテイクで、ドラムがしっくり来ていない。録音しなおして正解だが、好きな曲なので嬉しい収録。
『ゴー・アヘッド!(17015) には英語の仮歌が付いた "潮騒" と、 "2000トンの雨" "潮騒" のカラオケ。
『ムーングロウ』(17016) "夜の翼" のカラオケはアカペラなのでリードヴォーカル抜き、つまり「オンスト」が出来てしまうのでこ特筆しておこう。 "永遠のFull Moon" はライブ、 "Funky Flushin'" は『Greatest Hits』で再録した別ヴァージョンで、イントロのパーカッションの入り方からはっきり違う。
『ライド・オン・タイム』(17017) "Ride On Time" のシングルヴァージョンがまず入り、このアルバムでは使用されずに終わった曲と曲の間に挟む短いインスト "Interlude I" "Interlude II" 、一回聴いただけでは何の曲か気づかないほどフュージョンっぽくアレンジされた "My Sugar Babe" (TV 用インストヴァージョン) が入った。
『フォー・ユー』(17018) はまず「あまく危険な香り」、さらにTV用インストヴァージョンが2ヴァージョン入る。特に "Version2" の方はマーヴィン・ゲイ風と本人が語っているが、かなり深くアレンジされていた。そして最後はアラン・オデイの英語詞による未発表曲 "Every Night" で終わる。この曲は無難な出来。
そして『イッツ・ア・ポッピン・タイム』(18025/6)。ここには78年の六本木ピットインでのライブでの未収録の2曲が加えられた。まず個人的に大好きな "Love Space" だが、やはりライブでは地声で歌い切るのは無理だったということが判明。そしてラスカルズの "You Better Run" のカバーはなんと20分を超える熱演で、ベースソロに注目だ。
この7枚の表に張ってあるシールを全部集めて400円切手と共に送ると『Come Along』のデジタルリマスター盤がもらえるというのが CD の特典。 さてこれからはいよいよ LP Special Bonus Disc (17009) だ。 CD と重複している曲もあるので、 LP のみの曲を紹介しよう。
まずは "言えなかった言葉を(ニューヨークヴァージョン)" だ。これは『サーカス・タウン』用にニューヨークで録音されたヴァージョンで、まったく印象の異なるシャッフルビートのアレンジが新鮮だ。歌のキーが高すぎたというのがボツの理由だが、これはこれで出来がいい。
そして "My Sugar Babe(TVタイトルバック)" は勝新太郎監督・主演のTVドラマ「警視-K」のテーマソングに使われたショート・ヴァージョン。シンプルなだけに逆に味わい深い仕上がりになっている。
さらに "Ride On Time(詞・曲違い別ヴァージョンデモ)" 。これは CM のプレゼン用に提出を義務づけられていた 2 タイプ目のヴァージョンで、我々が知っている "Ride On Time" とはまったく別の曲。アップテンポのビートナンバーで、これもデモとは思えない出来。この曲は後に別の歌詞が付けられ "ワン・モア・タイム" のタイトルで近藤真彦の "永遠に秘密さ" のシングル B 面になったそうだ。
B面に移って "Sunshine・愛は金色(ライブ)" 8053日の中野サンプラザでのライブ。同録テープとは言え、サウンドのクオリティに問題はない。
"
夜のシルエット(仮題)" は、竹内まりやに書き下ろした "ブルー・ホライズン" のメロディに大貫妙子が違う歌詞を付けたもの。こういうまったく初めて聴く曲は貴重。80年に録音されたもので、あっさりと歌っている。
最後は "愛を描いて-Let's Kiss The Sun" (ライブ)8082日に土砂降りの雨の中で行われた葉山マリーナでの録音だ。音質は少し悪いが、最後はシャウト気味になるほどの熱唱が楽しめる。
これだけ違うのだから、これは LP ボックスも買うしかないね。
(
佐野)




 


 
 



0 件のコメント:

コメントを投稿