2002年1月23日水曜日

☆Who & Special Guest:『Live At Royal Albert Hall』(日本コロムビア 70062)DVD

2000年に6カ月に渡って行われたフーのチャリティ・ライブツアーの最終日、ロイヤル・アルバート・ホールで行われた11月27日のライブの DVD である。
144分に及ぶライブで1枚、もう1枚はゲストとのリハーサルや、7つものカメラによるマルチアングルの "Pinball Wizard" などが入ったボーナス・ディスクで、2枚組の豪華仕様となっていた。
このフーのライブはロックの魅力にひたすら酔わせてくれた。ピート・タウンゼンド、ジョン・エントウィッスルの実力はいささかも衰えていないし、ドラムで参加しているザック・スターキーがフーを蘇らせた。キース・ムーンを彷彿とさせるダイナミックで手数の多いドラミングは、ケニー・ジョーンズ違いとは大違い、黄金の70年代前半のライブをも思い起こさせる。ロジャー・ダルトリーのヴォーカルもまだまだ十分だ。フーのサウンドはダイナミックで、そして音が実に美しい。
途中からはゲストが加わり、ポール・ウェラーとピートの "So Sad About Us" を皮切りに、エディ・ヴェダー、ブライアン・アダムス、ノエル・ギャラガーなどの豪華ゲストが次々とステージに出て来てフーと共に歌う。 "Godfather Of The Punks" の面目躍如だ。
このライブを見ていて思いを強くしたのは未だ実現しない来日公演、ファンなら誰でも思う夢だろう。
本当に見たいのはフーのライブ、それ以外ない。
(佐野)


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