ジョン・カーターとトニー・バロウズが生み出した名ユニットがこのファースト・クラス。注目は全20曲中9曲をしめる未発表で、これで幻のサード・アルバムもほぼ網羅という嬉しい選曲だ。未発表曲でおすすめは冒頭の "Coney Island"。72年の録音とファースト・クラスの作品としては早すぎるが、出来は文句なし。同じく72年のカーターの未発表作品 "Can't Believe My Eyes"も歯切れのいいリズムとハーモニーが見事にマッチしている。どちらもバロウズの参加はなく、カーターのソロだろう。また既発表曲でもファーストアルバムの名バラード "What Became Of Me"、高揚感のあるセカンドアルバムの "Life Is Whatever You Want It To
Be"もいいなあ。解説はカーター&バロウズ研究の第一人者、浅田洋さん。(佐野)
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