2001年4月9日月曜日

☆Various.:『Where The Girls Are Vol.4』(Ace/802)

 ガール・グループのコンピというのはスタッフに好きな作曲家/プロデューサーがいると手を出すのだが、このコンピは注目すべきトラックがあるのでそこだけを紹介したい。個々にはPatty LaBelle & The BluebelleやGoldie & The Gingerbreadsのように好きな曲もあるが、ここでは割愛。まずなんといっても目玉がロネッツの変名シングルと言われ、唯一リイシューされていなかったHeartbreakersの62年のシングル"The Willow Wept/You Had Time"が両面とも収められたことだ。この声はどう聴いてもヴェロニカの声だなあ。他ではボブ・クリューがプロデュースそして作曲もしたShirley Matthews & The Big Town Girlsの"Big Town Boys""Wise Guys""Private Property"があるが、フォー・シーズンズのような雰囲気は感じられない乾いたもの。バリー=グリーンウィッチ作/プロデュースのMeantimeの"Friday Kind Of Monday"はそこそこの出来。色っぽいApril Stevensの65年シングル"Lovin' Valentine"と"Teach Me Tiger'65"も興味深い。ニノ・テンポ作曲/プロデュースの前者は洒落たメロディと編集が心地よい。(佐野)
WHERE THE GIRLS ARE VOL4

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