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2001年3月26日月曜日

Radio VANDA 第 12 回選曲リスト (2001/4/7)

Radio VANDA は、VANDA で紹介している素敵なポップ・ミュージックを実際にオンエアーするラジオ番組です。

Radio VANDA は、Sky PerfecTV! (スカパー) STAR digio の総合放送400ch.でオンエアーしています。

日時ですが 毎月第一木曜夜 22:00-23:00 1時間が本放送。
再放送は その後の日曜朝 10:00-11:00 (変更・特番で休止の可能性あり) です。

佐野が DJ をしながら、毎回他では聴けない貴重なレア音源を交えてお届けします。


 
第一特集Curt Boettcher 特集

1. I Just Want To Be Your Friends...Millennium ('68)
2. I'm Gonna Marry You...Goldebriars ('65)
3. Moon Talk...Tommy Roe ('67)
4. Come On Train...Goodtime Singers ('67)
5. I Keep It Hid...Mark Richardson ('66) #
作曲Jim Webb
6. Oh. Don't Come Crying Back To Me...Something Young ('66)
7. If You Only Knew...Ballroom ('67)
8. Another Time...Sagittarius ('68)
9. Lonely Girl...Sagittarius ('68)
10. The Night We Fell In Love...Oracle ('68) #Radio VANDA
のテーマソング
11. Do Unto Others...Sandy Salisbury ('69)
12. Banana Boat Song(Alternate Version)...California ('77) #
豪快な別テイク


第二特集: Curt Boettcher Related

13. Canterbury Road...New Life ('69) #メロディはThere's Nothing More To Say
14. It's Now Winter's Day...Classics IV ('72) #
プロデュースはTommy Roe
15. The Best Thing...Sandy ('66) #
唯一の未 CD

 

 


2001年3月19日月曜日

☆Kinks:『BBC Sessions 1964-1977』(Sanctuary/10)

今までブートで聴くしかなかったキンクスのBBCでのライブが、遂にオフィシャルでリリースされた。それもブートでは聴くことの出来なかった60年代後期からRCA時代の曲がたっぷり入っており、このCDを買わずしてキンクス・ファンと名乗ることは出来ない。なんとディスク2枚の計35曲を、リアル・スタジオ・ライブで聴けるのは、ファンにとって最高の喜びだ。「You Really Got Me」などリフを効かせたビート・ナンバーはもちろんライブが一番カッコいいし、キンクスの音楽が深化していく60年代後半では「Waterloo Sunset」、「Days」、「Death Of A Clown」などの大ヒット曲が楽しめるだけでなく、なんと「Monica」や「Harry Rag」、「LoveMe 'Til The Sun Shines」といった隠れたアルバム収録曲の傑作が生で聴けるのだ。ディスク2のRCA時代の曲は、BBCでラジオ放送したライブの曲が多くあり、観客がいることが分かるライブ録音。ホーンや女性コーラスも入り、まさにRCAだ。そしてさらに注目は、このCDで初めて登場した曲だ。レイ・デービス作の哀愁漂う「This Strange Effect」、デイブ・デービス作のボードヴィル調の「Good Luck Charm」がようやくオフィシャルで登場した。そしてライブでは「Skin And Bone」が有名な「Dry Bones」へメドレーへつながっている。さらにBBCで放送したということで、アルバム『The Kink Kronikles』でしか聴くことができなかった「Did You See His Name」も収録されるというオマケも付いていた(佐野)
BBC Sessions 1964-1977

2001年3月8日木曜日

「THE BEACH BOYS COMPLETE 2001」 (VANDA編/シンコー・ミュージック刊)

97年に出版されて以来、ビーチ・ボーイズ最高の資料本として海外でも高い評価を受けた本書を全面改定・加筆した、ビーチ・ボーイズ本の決定版。97年以降の発表作を全てフォロー、ブライアンの来日・及びインタビューを初掲載。フォロワーを大幅加筆し、さらに600曲以上に及ぶカバー・リスト、イラン盤・東独盤など世界の珍盤・奇盤のコーナーを新設し計32P増。カラーは初めて従来の全日米シングル、EPに加え全ての日本盤LPをオリジナル帯付掲載、さらに貴重なプロモ盤が追加するなど大幅改訂を実施。さらに全てのシングルレーベル、LPジャケなど図版をぐっと大きくし文字まで読めるように改良、その数1000点以上とほぼコンプリート。全アルバムと全曲紹介、全レコーディング記録、全ソロ・ワークス、参加作品まで含む完全ディスコグラフィー、映像作品、レア盤・日本盤・プロモ盤の徹底紹介、過去の来日レポート、『PetSounds』と『Smile』などのコーナーはさらに充実。既にお持ちの方も買い直していただく価値が十分です[通算3版出来]















footter.html


2001年3月5日月曜日

☆Royalettes:『It's Gonna Take A Miracle』(Celeste/6142)☆Royalettes:『The Elegant Sound Of The Royalettes』(Celeste/6143)




テディ・ランダッツォが全面的に作曲・プロデュースを手掛けたロイヤレッツの2枚のアルバムが、世界に先駆けて日本のみでCD化された。リリースは前者が65年、後者が66年で、テディが“Hurt So Bad"などの傑作を生み出した後の乗りに乗っていた時期の作品なので、文句のつけようがないレベルの作品ばかり。このロイヤレッツの2枚と、BGOからリリースされているリトル・アンソニー&ジ・インペリアルズの『I'm On The Outside/Reflections』『Goin' Out Of My Head/Payin' Our Dues』の2枚は、テディ・ランダッツォ・ファンはもちろん。ソフト・ロック・ファンも必ず入手しなければいけない必須アイテムと言えよう。転調や巧みなコード展開を駆使した美しいメロディ、華麗なオーケストレーション、強弱を付けドラマティックなプロダクション、どれもテディ・ランダッツォでしか出来ないハイセンスなもので、今でもまったく錆び付いていない。まず前者のアルバムはスマッシュ・ヒットした“It's Gonna Take A Miracle"と“I Want To Meet Him"の2曲に注目が集まるが、同じくテディのオリジナルの“Poor Boy"“You Bring Me Down"“How You Can Face Me"のアルバム収録曲が光る。特にアップの“Never Again"を聴くといつでも浮き浮きしてしまう。後者のアルバムからはヒットは生まれなかったが、15曲中13曲をテディが書き、楽曲のレベルはこちらの方が上回る。特にAメロからの解放感がたまらない“Gettin' Through To Me"と“Don't Throw Me Away"は隠れた傑作だ。オリジナルではないがゴージャスの極致とも言える“Shangri-La"でA面が終わり、B面は6曲連続テディ作の華麗なバラード・ナンバーが並ぶ。ロイヤレッツに於けるテディ・ランダッツォ・ワールドを締めくくるにふさわしいフィナーレだ。そして前者にはテディが外れてからビル・メドレーが作曲・プロデュースしたシングル、後者にはアルバム未収録のテディ担当のラスト・シングルが収められている。なお、このCelesteというレーベルはVivid Sound内のレーベルで、担当はVividで価値あるリイシューを手掛けてきたミヤキさん。、VANDAのインフォメ・コーナーでもご存じでしょう(佐野/Special thanks to ミヤキ)