1999年8月27日金曜日

☆Sunshine Company: The Sunshine Company (Rev-Ola/061)

 同時に発売されたのが、このサンシャイン・カンパニー。カリフォルニア出身の女1人、男4人のフォーク系のグループで、67~68年の間に『Happy Is』、『The Sunshine Company』、『Sunshine And Shadows』の3枚のアルバムと「Happy」(50位)、「Back On The Street Again」(36位)、「Look Here Comes The Sun」(56位)と3曲のスマッシュ・ヒットがあり、本来ならソフト・ロックの代表的なグループになっても不思議はなかったが、いかんせんプロデューサーのジョー・サラセーノのセンスがあか抜けなかったので、爽やかではあるが「抜けた」雰囲気がなく、洗練されていなかった。それまでの古いフォークのスタイルから脱却できなかったのだ。この中に収録されたカート・ベッチャー作の「If You Only Knew」、「I Just Want To Be Your Friend」やロジャー・ニコルスの「Just Beyond Your Smile」といった比較しやすい曲は他に比べ出来はよくない。ただヒット曲や、レス・バクスターの「It's Sunday」と美しいボサ・ノヴァ・スタイルの「Way &Means」は十分に聴く価値がある。CDは23曲入りで、ファーストから8曲、セカンドから7曲、サードから8曲選曲されている。ロジャー・ニコルスの「To Put Up With You」が入らないなど残念なところもあるが、サンシャシン・カンパニーはこのCD1枚だけあれば十分だ。(佐野/Special thanks to Joe Foster & Creation Records)
The Sunshine Company

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