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1999年7月20日火曜日

☆Various: Girls Will Be Girls Volume 1(West Side/600)





最近は、Rev-Ola、Sequelと並びUSのリイシュー・レーベルを圧倒するクオリティのコンピレーションを作っているのがこのWest Side。Colpix、Roulette、Jubilee、DimensionなどEMI系のレーベルから女性シンガー、グループの曲を選び抜いたものだが、この選曲が素晴らしい。全31曲のうち19曲が64年から66年の作品で、未発表のデモも8曲ある。ビートルズがアメリカに上陸した64年以降は、オールディーズ色が急速になくなり、私のようなソフト・ロック系のサウンド、メロディが好きな人間も楽しめる曲が増えてくる。その中でも注目はテディ・ランダッツォ作・プロデュースのAnnabelle Foxの“Lonely Girl”だ。“Hurt So Bad”を思い起こさせる曲だが、起伏のあるドラマティックな曲想はさすが。なにしろ66年の作品といえば期待がますます持てるはず。ボブ・クリュー作のDiane Renayの“The Company You Keep”、ボブ・ゴーディオ作のJessica James & The Outlawsの“Give Her Up”、バリー・マン作のCinderellasの“Good Good Lovin'”(未発表)、ニール・セダカ作のBarry Sistersの“I Must Be Dreaming”など有名作家の曲もいいし、それ以外の中堅・無名作家の曲もいい。このコンピは本当におすすめだ。(佐野)
Girls Will Be Girls 1

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