ここで出会ったのはパイに採用されたばかりのトニー・マコウレイ。マコウレイは得意なキャッチーなフックを持つ "Let The Heartaches Begin" を書き、いきなり全英1位を獲得した。マコウレイはこの後に "Mexico" "It's Too Late" のヒット曲や "Long And Lonely Night" "Better By Far" "Wise To The Ways Of The World" "Since I Lost You Baby" "Hold Back The Daybreak" "When Brigadier McKenzie Comes To Town" "Lights Of Cincinnatti" という10曲を提供、バラード・タイプの歌い上がるものが多いが、いずれも心引かれるメロディが潜んでいて、才気溢れる若きマコウレイの素晴らしい曲作りが堪能できる。そのすべてがこの CD に( "Mexico" はSpanish Versionも収録)収録された。同じく本 CD にはトニー・ハッチの書いた曲も4曲含まれこれにも注目。ロング・ジョン・ボートレーのコクのあるヴォーカルで、彼らポップスの職人の優れたナンバーはさらに輝きを増した。
(佐野)
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