前号で紹介し、ソフト・ロック・ファンから大きな支持を受けたスプリングスだが、初代ヴォーカルのCindyとのデュオ時代の全音源のミニ・アルバム「Springs」と、コンピに収録されていたあの "The Drifter" のカバーと未発表の4曲をプラスしたのがこのアルバムだ。
「Springs」収録の "Journey To My Love" はこれぞソフト・ロックというメロディ・ラインとポジティブな上昇感が気持ち良い。巧みな転調が聴かせどころのボサ・ナンバー "Monday" も素晴らしい。
そして唯一のカバーが、ニール・セダカの "Workin' On A Groovy Thing" なんて泣けるではないか。未発表の4曲もそれぞれクオリティが高く、楽しめる。オリジナルの6曲を作曲した渡辺博之の卓抜した作曲センスには改めて脱帽、またCindyのヴォーカルと英語のうまさも特筆しておきたい。
(佐野)
「Springs」収録の "Journey To My Love" はこれぞソフト・ロックというメロディ・ラインとポジティブな上昇感が気持ち良い。巧みな転調が聴かせどころのボサ・ナンバー "Monday" も素晴らしい。
そして唯一のカバーが、ニール・セダカの "Workin' On A Groovy Thing" なんて泣けるではないか。未発表の4曲もそれぞれクオリティが高く、楽しめる。オリジナルの6曲を作曲した渡辺博之の卓抜した作曲センスには改めて脱帽、またCindyのヴォーカルと英語のうまさも特筆しておきたい。
(佐野)