ドイツでイミディエイトの権利を持っているRepertoireが、このベスト盤のトップにUKプロモ盤とイタリア盤のシングルにしか入っていなかった "Wham Bam Thank You Mum" の完全別ヴァージョンを収録、遂に念願の初 CD 化が実現した。
このテイクはテンポがかなり早く、歌はマリオットのソロではなくデュオでハモっているし、歌詞が違う上にアレンジも大きく異なり、エンディングのピアノはまるで "Street Fighting Man" 。このテイクも非常に魅力的で、ヘヴィさでは既存のヴァージョンだが、こちらの方がダンサブルでどちらもいい。Repertoireはこのテイクの価値に気づいていて、歌詞の中で印象的に繰り返される
"Me You And Us Too" を曲名にし、それをアルバムタイトルにも持ってきていた。(佐野)