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1997年11月1日土曜日

☆Small Faces:The Definitive Anthology Of The Small Faces(Repertoire/REP4429)



スモール・フェイセス・ファンにとってまさに究極のコレクションが登場した。ディスク1はシングルのAB面を順に集めて行ったもの。スモール・フェイセスはB面に気合の入ったR&B系ロックナンバーが集中、「It’s Too Late」「Understanding」「I Can't Dance With You」「E Too D」「Wham Bam Thank You Mom」なんて明らかにA面よりはるかにカッコ良く、ヘヴィ・ローテーションになってしまう。ディスク2は夢のコレクション。まずはスティーヴ・マリオットがソロとしてデビューした時のシングルでA面の「Give Her My Regards」はまさにバディ・ホリー。そしてついに聴くのを夢にみていたMomentsのシングル「You Really Got Me」の登場だ。あのキンクスの名曲をマリオットのヴォーカルなら…とワクワクして聴いたが、リフの後は粘着質の歌い回しでこれってマリオット?って感じ。間奏はハーモニカだし、期待したほどではなかった。B面の「Money Money」はシンプルなR&B。そして続いてスモール・フェイセスをクビになったジミー・ウィンストンが1996年にJimmy Winston & His ReflectionsWinston’s Fumbs名義で出したシングル24曲も収録された。このシングルもウルトラ・レアで嬉しい収録だが、スモール・フェイセスのナンバーである「Sorry She’s Mine」以外は、なんともパっとしないR&B系ナンバーでこりゃダメだとすぐ分かるだろう。それにしてもこのディスク2のシングル4枚は絶対入手しておくべきレア・ナンバーのため、そのためだけにも購入しておこう。(佐野)
Definitive Anthology




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