ソフトロックのコンポーザー、プロデューサーとして最高のクオリティを誇るのが1964年から1967年までのテディ・ランダッツォのワークスだ。この2枚のアルバムは、前者は65年で半数の6曲を書き、66年の後者では全ての全12曲を書いている。ヒット曲以外でも前者では開放感のある「Never Again」などを書いていたが、「Payin’ Our Due」では曲作りの才能が一気に加速し「Better Use Your Head」は収束しそうで収束せず巧みに転調していく神業を聴かせてくれた。マイナー調でそっと入ってくるかと思えば、極甘のバラードあり、リズムを聴かせた曲もありで、その多くがテディ独特のタメを作って一気に解放する彼にしかできない曲づくりで楽しめるので、これはたまらない。文句なしに購入すべき。(佐野)
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